Jackery、ポータブル電源とソーラーパネルの基準を発表

業界全体の品質・安全性に新たな指針

2024年11月8日(金)更新

ポータブル電源・ソーラーパネルの世界的リーディングカンパニーであるJackery(ジャクリ)は、創立12周年を迎え、炭素削減に貢献する製品(Solar Generator)の基準を新たに発表しました。

ポータブル電源製品テストイメージ

ソーラーパネル製品テストイメージ

本基準は、Jackery Solar Generator(ポータブル電源とソーラーパネルのセット製品)において、自社のサプライチェーン、製品性能、安全規定、環境適応性に関する基準と試験方法を定め、製品設計・開発から製造に至るすべてのプロセスで、国際水準の環境保護と安全規範を設定しています。これにより、ユーザーの多様なニーズに応える製品提供を実現しています。また、この基準はJackery製品だけでなく、ポータブル電源やソーラーパネル業界全体の基準としても参考となり、世界中の消費者がより信頼性の高いSolar Generator製品を選択するための指針となることを目指しています。

 Jackery自社実験室

近年、リチウムイオン蓄電池を搭載するポータブル電源は、災害時やアウトドアで使用されるなど一般消費者の間で広く浸透しています。MarketsandMarkets社の調査によると、世界のポータブル電源の市場規模は、2023年の5億米ドルから、2028年には11億米ドルに拡大すると予測されており、CAGR18.4%という高成長が見込まれています*¹。日本国内でも市場は直近5年間で倍増*²しており、多数のメーカーが参入する一方、製品品質にはばらつきが生じている現状があります。

日本ではポータブル電源が電気用品安全法の対象外であることから、火災などのリスクが指摘されています。2024年6月には経済産業省が「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)」*³を公表し、製造・輸入業者に対し、リスクアセスメントを含む安全対策の強化が求められました。

こうした背景を踏まえ、ポータブル電源とソーラーパネルの分野で世界をリードするJackeryは、設計から出荷に至る全プロセスで基準を設け、製品品質の向上に努めています。

*¹ MarketsandMarkets社「ポータブル電源の世界市場:技術の種類別 (リチウムイオン電池、密閉型鉛蓄電池)・容量別・用途別 (非常用発電、オフグリッド発電、自動車)・電源別・販売チャネル別・地域別の将来予測 (2028年まで)

*² 自社調べ

*³ 経済産業省「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)について


Jackery Solar Generator基準の概要

・高水準の製造品質

Jackeryは自社工場や実験室を有し、ポータブル電源やソーラーパネル製品の保管条件、製造設備、ポカヨケ検証、消耗品検証など、製造品質に関する厳格な基準を設定しています。業界最先端の製造工場、高度に構成された生産ライン、厳格な品質管理により、業界初のIPC-A-610 Class 3の認証を取得しました。これにより、電子組立製品の最高クラスの基準を達成していると評価されています。

・製品の環境適応性試験

製品の安全性と品質を確保するため、独自のテストを実施し、厳格な品質管理に取り組んでいます。ポータブル電源は衝撃、落下、劣化、耐高温・低温などのテストを、ソーラーパネルには防塵、防水、塩水噴霧試験などを含む国際規格に準拠したテストを実施し、さまざまな環境条件での適応性を検証しています。

・製品の安全性や環境保護

本基準ではポータブル電源やソーラーパネル製品が販売される各国・地域の安全認証要件を満たすことが義務付けられており、製品証明書や試験報告書の取得が必須となっています。アメリカ、カナダ、中国、日本を含む主要国の製品安全基準に準拠しており、世界中の消費者に安心してご利用いただける製品の提供に努めています。

Jackery Solar Generator 基準の詳細はこちら:https://bit.ly/3YYP21t

QRコードよりもダウンロードできます。

 

Jackeryは、Solar Generatorの新たな業界基準が市場に広がることで、業界全体で持続可能なエネルギーソリューションが拡がり、より多くの企業が製品品質の向上に取り組むことを期待しています。。Jackeryは今後も業界のリーダーとして、世界的なエネルギー課題への解決に貢献していきます。