エブリィで車中泊!その魅力とおすすめのカスタマイズやアイテムを紹介
「軽自動車で車中泊に最適な車を探している」「価格が安くて、車中泊から普段使いまで対応している車が欲しい」そのようなご要望にお応えできる車が、エブリィです。軽車両ではトップクラスの車内サイズを誇るので、より多くのキャンプギアを詰め込めます。また、エブリィは5つのグレードに分かれているので、あなたの用途に応じて価格や性能を選べるのも魅力です。
この記事では、エブリィが車中泊に向いている理由や各グレードについて解説します。エブリィを車中泊仕様にするためのベッドキットも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
エブリィが車中泊に最適な5つの理由
宿泊地を決める必要がないので、自由な旅ができる車中泊。エブリィは車中泊に必要な条件を満たした最適な車と言えます。車中泊にエブリイをおすすめする理由は次の5つです。
①キャンプ用品を多く積み込める
長さ182cm・幅128cm・高さ124cmという荷室の広さを誇るので、キャンプ用品を多く積み込めます。車中泊では、車内で生活するための道具や重量のあるキャンプギアなど、荷物が多くなりがちです。
荷室が余れば生活スペースとしても活用できます。天井までの車高が高いので、圧迫感がなく、快適な車中泊が楽しめるのが大きな魅力です。
②カスタマイズ性に優れている
エブリィはカスタマイズ性にも優れています。シートと荷物スペースの塩梅を調整することで、あなた好みの空間に自由にアレンジ可能です。
また、エブリィには純正のアクセサリーが豊富に取り揃えられているので、車のDIY初心者でも簡単にカスタマイズできます。老舗アウトドアブランドである「ogawa」とのコラボ商品も多く販売されており、キャンプを意識した車であることが一目瞭然です。
③シートがフルフラットになる
エブリィは後席のみならず、全席がフルフラットになります。大人2人が寝ても十分な縦幅と横幅が確保できるのは、エブリィならではの魅力です。
フルフラットになることで、より快適な姿勢で寝ることができます。睡眠の質が向上し、旅の疲れをより軽減できるでしょう。また、体にかかる負担も少なくなるので、朝起きると体が痛いということもなくなります。
➃低価格で購入できる
エブリィは車中泊に人気の車種の中でも比較的安価で購入できます。人気車種と比較した価格表は次の通りです。
車種 |
新車購入価格 |
【スズキ】エブリィ PA |
991,100円 |
【トヨタ】ハイエースワゴン |
2,903,600円 |
【ホンダ】N-VAN |
1,387,000円 |
【日産】セレナ |
2,770,000円 |
【ホンダ】ステップワゴン |
2,998,600円 |
【ホンダ】フリード+ |
2,369,400円 |
【スズキ】ジムニー |
1,555,400円 |
また、エブリィは軽自動車なので、普通自動車と比べて高速料金・車検・保険・税金などが安いです。初心者が最初に選ぶ車中泊専用車にぴったりの車と言えるでしょう。
⑤小回りがきく
車中泊では、道があればいかなる場所でも行けることが魅力です。そのため、入り組んだ狭い道を通ることも多くなるでしょう。そんな時でもエブリィなら、最小回転半径4.1mと小回りがきくので心配いりません。
まさに、冒険のお供として十分な性能を備えた車と言えます。小さな駐車場での縦列駐車もお茶の子さいさいです。
車中泊に適しているエブリィのグレードは?5つのグレードごとの特徴とおすすめの用途
エブリィのグレードには5種類あります。これから紹介する各グレードの特徴とおすすめの用途から、あなたに合ったタイプを選んでみてください。
●最上級グレード「JOINターボ」
JOINの装備を備えつつ、ターボエンジンを搭載したことで走行性が向上したグレードです。高速道路を走る機会が多かったり、快適な走りを求める方に適しています。「JOINターボ」グレードの特徴は次の通りです。
-
・衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」搭載
-
・スズキセーフティサポート標準搭載
-
・ファブリックシート表皮を使用した快適な座り心地
●上級グレード「JOIN」
「JOINターボ」に比べると重量が軽くなり、燃費が良くなっています。その分、パワフルさは劣ります。乗用車としての使用も考えられた設計なので、車中泊だけでなく普段使いもしたいという方におすすめです。「JOIN」グレードの特徴は次の通りです。
-
・5MTと5AGSの設定がある
-
・スズキセーフティサポートが標準搭載
●中級グレード「PC」
エブリィの中間グレードにあたるのがPC。後部座席を収納すると、荷室がフルフラットになるので、車中泊のために布団を敷くことが可能になる他、キャンプギアを多く積み込めます。「PC」グレードの特徴は次の通りです。
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・「JOIN」「JOINターボ」と比較して荷室空間が長さ9cm、幅4cm広い
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・フロントシートはヘッドレスト一体型
-
・リヤシートはヘッドレストレスの一括可倒式
●PAの特別仕様「PAリミテッド」
「PA」グレードの特別仕様車である「PAリミテッド」。リアガラスがスモークガラスになっているので、プライバシーを守れて少人数の車中泊におすすめです。「PAリミテッド」グレードの特徴は次の通りです。
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・シートがビニールレザーシート表皮であるため、汚れに強い
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・トランスミッションを5AGSで選択可能
-
・PAにはないセキュリティアラームシステム、USB電源ソケットなどが搭載
●最廉価グレード「PA」
エアコンやエアバッグなどの最低限の装備は付いていますが、パワーウィンドウやUSB電源ソケットは装備されておらず、商用を想定されたグレードです。仕事用として使うのがよいでしょう。「PA」グレードの特徴は次の通りです。
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・キーレスエントリー、USB電源ソケット、パワーウィンドウが備わっていない
-
・リアシートは一体可倒式ベンチシート
エブリィを車中泊仕様にするベッドキット4選
車を車中泊仕様にカスタマイズする上で欠かせないのがベッドキット。車中で寝るためのベッドになり、フレームを荷室に取り付けてマットを敷くタイプが多いです。エブリィでの車中泊に最適なベッドキットを4つご紹介します。
①硬質マットタイプ
店舗などでも使用されている耐久性の高い硬質クッションフロアが使用されています。摩耗に強いので、仕事やアウトドアなど幅広い用途に対応しているのが特徴です。
約195kgの耐荷重を誇るので、大人2人が寝られます。床下の収納スペースもしっかり確保でき、元々荷室の広いエブリィなら十分な量のキャンプ用品を乗せられます。
②2段タイプ
2段仕様なので、ファミリーキャンプで子どもたちを上下に寝かせることが可能です。それぞれの段の高さは調整できるので、1段を荷物専用にして低くし、ベッドスペースを広めに設計することもできます。
車中泊で二段ベッドが作れる、まさに秘密基地のような子供心をくすぐられるベッドキットと言えるでしょう。
③パンチカーペットタイプ
耐久性が高く、イベントや展示会などで使われ、DIY用品としても人気が高いパンチカーペット。仕事使いやキャンプ用品を載せる用としても重宝します。
ウレタンフォームを使用していないので、レザータイプに比べると硬めの床になります。
➃ブラックレザータイプ
高級感のある光沢があり、車内に馴染みやすいのがブラックレザータイプです。自動車安全基準合格の内装用の合皮を使用しています。
クッション性を備えるウレタンを、レザーでカバーリングしています。通気性や吸湿性は劣りますので、汗をかきやすい夏場の使用は推奨できません。
エブリィ 車 中泊に欠かせない5つのアイテム
最後に、車中泊のためにエブリィを購入した方が揃えるべきマストアイテムをご紹介します。全て揃えると快適な車中泊が実現できますので、ぜひ検討してみてください。
①マット
車中泊の寝心地を左右するのがマットです。マットには次のような役割があります。
-
・快適な睡眠を提供
車のシートの隙間や段差を埋めてくれるので、床から伝わるゴツゴツ感がなくなり、睡眠の質が向上します。
-
・収納性の高さ
就寝時以外は、コンパクトに収納できるので車内スペースを邪魔しません。
-
・テント泊でも使用可能
車中泊からテント泊に切り替えるときも併用できます。
-
・床の保護
マットは車の床や座席を保護する役割も果たします。車中泊中に荷物を置いたり動き回ったりする際に、床や座席を傷つけることを防ぐのに役立ちます。
-
・保温効果
マットは床や座席との間に空気を閉じ込めることができ、体の熱を逃さない効果があります。特に寒い季節や寒冷地で車中泊をする場合に役立ちます。
②シェード・カーテン
外からの日光を遮断したり、プライバシーを保護するために必要なシェードやカーテン。
窓にスモークが貼られていたとしても、夜になると車内が外から見えてしまうので、防犯対策として必須です。また、窓から外気の影響を受けやすいので、熱気や冷気を遮断する役割もあります。
シェードとカーテンのどちらが良いのか、それぞれのメリットとデメリットはこちらです。車内をおしゃれにアレンジしたい方はカーテン、機能性を重視したい方はシェードがよいでしょう。
カーテン |
シェード |
|
メリット |
・開け閉めが簡単 ・窓の換気が簡単 ・カスタマイズ性に優れている |
・窓のサイズにフィットする ・断熱性が高い ・夜寝る時に取り付けるだけ |
デメリット |
・レールを取り付ける必要がある ・隙間があると熱が漏れる |
・取り付けに時間がかかる ・厚みがあり、収納に困る |
③ランタン
車中泊のキャンプムードを盛り上げてくれるアイテムがランタンです。懐中電灯では車内にぶら下げることができず、スマホのライトは充電切れの心配があります。
ランタンであれば、明るさを自在に調整でき、シガーソケットから充電可能です。また、外に出る際やキャンプ時にも重宝します。車中泊のランタンには「LEDランタン」がおすすめです。その理由は主に3つあります。
-
・長寿命
LEDランタンは寿命が非常に長く、通常の使用では数千時間から数万時間にも達することがあります。従って、頻繁に電球を交換する必要がありません。
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・省エネルギー
従来の白熱電球や蛍光灯と比較して非常に省エネルギーであり、長時間の使用でも電力消費が少ないため、バッテリーの持ちが良くなります。
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・安全に使える
火を使う燃料系ランタンとは異なり、安全です。車内でも安心して使うことができます。
➃車載冷蔵庫
車中泊では長旅が予想されるので、保冷剤を入れたクーラーボックスでは到底保ちません。そのため、冷却機能の付いた車載冷蔵庫がおすすめです。
飲み物やアイスを常に冷やしておけるので、暑さ対策が完璧になります。また、食材が温まり、食中毒になるリスクも避けられます。車中泊を伴うキャンプでは、大量の食材を買い込み、キャンプ料理を楽しむことが多くなるので、車載冷蔵庫は必需品と言えるでしょう。
⑤ポータブル電源
車中泊では車内の生活をいかに快適にできるかが重要。それを叶えてくれるアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄え、電源のないアウトドアでも家電や電子機器に給電できる持ち運び可能な機器のことを指します。
車中泊でポータブル電源があると、車載冷蔵庫が使えるので、旅の期間中も自宅のように食材や飲み物を保温しておけます。また、小型クーラーや電気毛布が使えるので、車内の気温は常に適温です。
これからエブリィを購入して本格的に車中泊を始めたい方には、「Jackery Solar Generator 2000 Plus」をおすすめします。
■Jackery Solar Generator 2000 Plus
Jackery Solar Generator 2000 Plusはポータブル電源 2000 Plusとソーラーパネル 200 Wのセットです。ポータブル電源 2000 Plusは、2042Whの超大容量と定格出力3000Wの高出力により、連泊での車中泊で給電し続けることができます。また、2時間の高速ソーラー充電が可能なので、車中泊をしながら電気を自給自足できるのです。
商品の特徴
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・バッテリーを追加すると最高24kWhまで容量を拡張できるので、大人数での車中泊や連泊キャンプで常に電気を給電できる
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・リン酸鉄リチウムイオン電池により、約10年以上のキャンプライフで活躍する
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・ソーラーパネルは、業界最高レベルの最大25%の変換効率により、大量の電気を生み出す
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・45℃の高い気温でも安全に動作するので、夏の暑い時期も活躍する
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・アプリを使うと遠隔でポータブル電源をコントロールできる
まとめ|エブリィで車中泊の旅に出よう
エブリィは車内が広く、カスタマイズ性に優れているので、車中泊にもってこいの車です。値段を抑えたいという方も、他の人気車種と比べると安価で購入でき、維持費も安いのでおすすめできます。また、エブリィには5つのグレードがあり、あなたの用途に合わせて車を選べるのも魅力です。ぜひ、あなたオリジナルのカスタマイズを施したエブリィで、車中泊ライフをスタートしてみてください。
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