車にサブバッテリーは積むべき!基礎知識から取り付け方・自作方法まで解説

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車にサブバッテリーは積むべき!基礎知識から取り付け方・自作方法まで解説

「車のサブバッテリーって何に使うの?取り付ける方法は?」とお悩みの方は多いでしょう。急なバッテリー上がりでエンジンがかからなくなると大変ですが、多くの人は車にサブバッテリーを積んでいません。 

万が一出先でバッテリーが上がってしまったら、家に帰れなくなる可能性も……。そこで本記事では、サブバッテリーの基礎知識から車に取り付ける・自作する方法まで解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

サブバッテリーは車内で家電を使うためのバッテリー


自動車にはもともとエンジンの始動やヘッドライトなどの基本的な電子機器を使用するための「メインバッテリー」が搭載されています。メインバッテリーはエンジン停止中に使いすぎてしまうと、エンジンを始動する電力が不足して「バッテリーが上がって車を動かせない…。」というトラブルを起こしかねません。 

そこでさまざまな電子機器を使用するために、あとから車内に積むバッテリーがサブバッテリーです。サブバッテリーは容量が大きいほど使用できる電力も増えますが、本体の値段が高くなるほか、重量やサイズが大きくなるデメリットもあります。 

そのため、利用目的に合った容量を選択することが重要です。適切な容量は目的によって異なるため、状況を確認した上でサブバッテリーを選びましょう。

サブバッテリーがあればできる4つのこと


サブバッテリーがあればできる4つのことを見ていきましょう。

緊急時の電源確保

令和6年元旦に発生した能登半島地震をはじめ、日本では大雪や地震などの自然災害が発生しています。大雪や地震で停電してしまうような緊急時には、非常用電源としてサブバッテリーがあると安心です。 

まず停電が起こると電力会社から供給される電力を使用できなくなります。この状況を未然に防ぐためにサブバッテリーを導入すると、自給自足の環境を整えることが可能。さまざまな電子機器に長時間の電力供給が可能になります。 

サブバッテリーは高出力を出す瞬発性はない代わりに、長時間の電源を確保できるのがポイントです。もしもの災害時に備えて、ぜひ車にサブバッテリーを導入しましょう。

参考:内閣府 防災情報のページ

バッテリー上がりの対策

メインバッテリーはエンジン始動時に大きな電力を消費します。キャンプや車中泊などでライトやエアコンをつけっぱなしにしていると、電力不足でエンジンがかからなくなる「バッテリー上がり」が発生するリスクがあります。最悪の場合は家に帰れなくなる可能性も…。 

そこでバッテリー上がりの対策にサブバッテリーを導入すると安心です。サブバッテリーは少量の電力を長時間供給するのに向いているため、メインバッテリーの電力切れを未然に防ぐことができます。キャンプや車中泊を楽しむためにも、サブバッテリーを積んでおきましょう。

アウトドアでの活用

夏や冬のアウトドアを楽しむためには、キャンピングカーとサブバッテリーは必須です。暑さ・寒さをしのぐためにエアコンを使う場合はエンジンをかけ続ける必要があるため、排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険性があります。場合によっては命にかかわるかもしれません。 

そこでサブバッテリーを導入すると、エンジンを切っても安全にエアコンを使用できます。さらにビールを冷蔵庫で冷やして自然の中で飲んだり、朝から電気ポットで沸かしたお湯で優雅にコーヒーブレイクをしたりと楽しみ方も広がるでしょう。

キッチンカーの開業

キッチンカーとは、移動して食品を販売する車です。食品を販売するためには、照明や調理器具などの電源を確保する必要があります。 

そこで電源を確保する手段の1つとして、サブバッテリーがあげられます。電力消費が大きいタイプのエアコンなどは連続で使用できませんが、食品を保存する冷蔵庫は長時間使用できるため、サブバッテリーがあればキッチンカーの開業が実現可能です。

容量100Ah(1,200Wh)のサブバッテリーはどのくらい使える?


一般的に採用される容量100Ah(1,200Wh)のサブバッテリーはどのくらい使えるのか、車中泊でよく使われる家電を例に紹介します。

※およそ20%(240Wh)はロスが発生すると仮定して計算しています。 

・ポータブル冷蔵庫(40W):約24時間

・電気毛布(50W):約19時間

・ポータブルテレビ(20W):約48時間

・車載LED(20W):約48時間

・スマホの充電(1回15W):約65回 

上記のように、スマホの充電は約65回できるため車中泊や長期旅行でも安心です。またエンジンをかけて走れば、追加充電して容量を長持ちさせることもできます。 

ただしサブバッテリーからの電力供給は必ず電力ロスが発生するため、実際に使用できるのは容量の7割〜8割分です。また同時に複数の電子機器を使うと、さらに稼働時間は短くなります。そのため、余裕をもって節約して使う必要がある点に注意しましょう。

サブバッテリーを車に積む2つの方法


サブバッテリーを車に積む方法は、下記の2つです。

・自作

・取付業者

それぞれの方法について詳しく解説します。

①サブバッテリーシステムを自作する

サブバッテリーシステムを自作すると安いです。またバッテリーが劣化した場合は、バッテリーの交換だけで終わるためランニングコストにも優れています。サブバッテリーの自作に必要なものや手順、注意点をあわせて解説します。

自作に必要なもの

サブバッテリーの自作に必要なものは下記の3つです。 

・アイソレーター(約15,000円)

・サブバッテリー本体(約15,000円~約50,000円)

・インバーター(約15,000円) 

合計費用は、約45,000円〜約80,000円です。ただし、主にサブバッテリー本体の性能や容量によって金額が変わります。

自作の手順

自作の手順は以下の5ステップです。 

1.メインバッテリーのプラス端子からオルタネーター(発電機)とアイソレーター(走行充電器)の2つを別のケーブルで繋ぐ

2.メインバッテリーとサブバッテリーのマイナス端子をケーブルで繋ぐ

3.アイソレーターとサブバッテリーのプラス端子をケーブルで繋ぐ

4.サブバッテリーのプラス・マイナス端子からのケーブル2つをインバーターに接続

5.インバーターとAC100V出力を繋げば電子機器が使える 

使用するインバーターやサブバッテリーのメーカーによっては手順が異なるので、それぞれの取り扱い説明書などを確認するようにしてください。

自作時の注意点

自作時に注意する点は、バッテリーのプラス端子からの配線が車のボディに当たらないようにすることです。仮に配線が車体に触れると、大きな電力が流れて発熱・発火の可能性があります。 

未然に火事などの事故を防ぐには、バッテリーの端子に電気を通さないゴムを取り付けるなどの対策を取ることが重要です。

②取付業者に依頼する

取り付け業者に依頼する方法でもサブバッテリーを車に積めます。ただし依頼件数が少ない上に利益が出ないため、サブバッテリーのを取付できる業者は全国的に少ない傾向です。 

またキャンピングカーには電気系統をコンピューターで管理している車両もあるため、ディーラー以外が手出しできない場合もあります。近くに対応可能な業者がない場合は、自作する方法が現実的でしょう。

サブバッテリーの代わりに「ポータブル電源」を積むのもおすすめ!


サブバッテリーの代わりに「ポータブル電源」を積むのもおすすめ

ポータブル電源とは、サブバッテリーのようにAC電源での出力が可能な大容量電源のことです。一度積んだら取り出しが難しいサブバッテリーと比べて持ち運びが簡単で、災害時や車中泊などさまざまな場面で活躍します。ポータブル電源についてくわしく見ていきましょう。

ポータブル電源は持ち運びできる小型の蓄電池

ポータブル電源は、大人一人で持ち運びできる小型の蓄電池で、野外でも使用可能です。発電機と異なり、騒音がなく危険性が低い「スマート発電機」とも呼ばれています。 

ポータブル電源があれば、電源が用意されていない屋外でも繰り返しスマホを充電できます。モバイルバッテリーよりもはるかに容量が大きいため、充電切れの心配はありません。出力の大きい炊飯器や電気圧力鍋などの調理家電を動かして、被災時の生活やキャンプを便利にすることも可能です。 

サブバッテリーも同じような使い方は可能ですが、配線がほぼ固定されているので車内からの持ち出しが面倒でしょう。持ち運べるポータブル電源なら、よりスタイリッシュで自由な使い方ができます。

サブバッテリーとポータブル電源のメリット・デメリット比較

サブバッテリーとポータブル電源のメリット・デメリットを比較しました。 

 

サブバッテリー

ポータブル電源

メリット

 車中泊に向いている

 費用は数万円と安い

 配線がない

 持ち運びが簡単

 幅広い場面で使える

デメリット

 配線が複雑

 ほぼ車でしか使えない

 費用はサブバッテリーより高め

サブバッテリーは配線が複雑で持ち運びが難しいため、ほぼ車でしか使えないのがデメリット。価格は安いので、車中泊だけ利用する方はサブバッテリーが良いでしょう。 

一方のポータブル電源なら面倒な配線やシステムを自作する必要がなく、誰でも簡単に使い始められます。用途もほとんどサブバッテリーと変わりません。それどころか持ち運びができて、好きな場所に電源を確保できる点がメリットです。車中泊だけでなく「キャンプ時のテントの中」「被災時の避難所」などさまざまなシーンで活躍します。「車中泊以外にも使いたい」人は、ポータブル電源を選ぶのが得策です。

サブバッテリーの代わりには「Jackery Solar Generator」がおすすめ


サブバッテリーの代わりには「Jackery Solar Generator」がおすすめ

サブバッテリーの代わりには、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった当社の「Jackery Solar Generator」がおすすめです。ソーラーパネルがセットになっているおかげで、走行充電以外の方法でも電源確保を実現します。 

当社Jackery は、11年間で300万台以上のソーラーパネル・ポータブル電源を販売しているメーカーです。小型ながら、ソーラーパネルのエネルギー変換効率は最高峰の最大25%で、屋根に取り付ける大型のタイプに引けを取りません。 

好きな場所に電源を作りたい・車中泊以外にもバッテリーを活用したいあなたに「Jackery Solar Generator」をおすすめする4つの理由と、サブバッテリー代わりにおすすめな機種を見ていきましょう。

おすすめポイント①:バッテリー容量が大きい

当社Jackery の「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は容量も2,042Wと大きく、電子レンジやケトルを1時間以上動かせます。たとえばスマホの充電なら約130回も可能。電気毛布や扇風機などの冷暖房も長時間動かせるため、大人数でのキャンプや車中泊でも安心です。 

また当社Jackery の最新モデル「Plus」シリーズは、バッテリーの拡張が可能です。「Jackery Solar Generator 2000 Plus」の場合、バッテリーを追加すれば最大12,000Whまで容量を増やせます。12,000Whの容量とソーラーパネルがあれば、1週間レベルの長期旅行も心配いりません。

おすすめポイント②:面倒な配線が不要

サブバッテリーは配線が複雑で面倒です。下記3つの機器のつなぎ方をしっかりと勉強しなければ、サブバッテリーは自作できません。 

・アイソレーター

・サブバッテリー本体

・インバーター 

また一般的なサブバッテリーは20kg以上と重く、車内にしっかりと配線されているため取り出して使うのも困難でしょう。 

当社の「Jackery Solar Generator」なら、配線要らずで好きな場所に電源を作ることが可能です。軽い上に取っ手付きで持ち運びに向いているため、キャンプや被災時の避難所でも活躍します。「サブバッテリーの自作できる地震がない…」と悩んでいる方は、面倒な配線いらずの「Jackery Solar Generator」を選びましょう。

おすすめポイント③:多彩な充電方法に対応

当社「Jackery Solar Generator」はAC出力以外にも、シガーソケットや太陽光まで幅広い方法での充電が可能です。ソーラーパネルが同梱されているので、AC電源のない環境でも繰り返し使えます。サブバッテリーと同じように走行充電も可能です。 

そして専用のケーブルを利用すれば、ポータブル電源で車のバッテリーを充電できます。バッテリーが上がった場合の万が一の備えとしても、しっかり活躍するのがポイントです。

おすすめポイント④:高速充電可能

太陽光発電に対応しており、ソーラーパネル6枚を接続すればわずか2時間でのフル充電が可能です。さらに充電しながら給電できる機能もあるため、アウトドアや災害時などでも活躍します。そのためサブバッテリーの代替として最適です。持ち運びをして充電を行いたい方は当社「Jackery Solar Generator」を選びましょう。

おすすめ機種は「Jackery Solar Generator 1000 Plus」

・定価約20万円の高コストパフォーマンス

・1,264Whの大容量/2,000Wの高出力

・リン酸鉄リチウムイオン電池内蔵で10年以上の長寿命

・耐久温度ー10℃〜45℃で車載向け 

当社の「Jackery Solar Generator 1000 Plus」なら、容量1,264Whのポータブル電源とソーラーパネルが定価20万円ほどで手に入ります。また定格出力は2,000Wあるため、家にあるほぼすべての家電が車内でも動かせるでしょう。もちろん自作サブバッテリーのように面倒な配線は必要なく、購入したらすぐに使い始められます。 

また一般的なポータブル電源の寿命は、約500〜約800サイクル(2〜3年)と短い傾向です。一方「Jackery Solar Generator 1000 Plus」は長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、毎日使っても10年(4,000サイクル)以上使えます。 

電気自動車にも採用されている最新テクノロジーにより耐久温度も「ー10℃〜45℃」と幅広く、真夏や真冬の厳しい環境でも安全に使えるのがポイントです。ぜひ「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を車に積んで、サブバッテリーの代わりにしましょう。

サブバッテリーに関するよくある質問


サブバッテリーのよくある質問に回答します。

サブバッテリーの充電方法は?

サブバッテリーを充電する方法は3つです。 

・走行充電

・外部充電

・ソーラーパネル充電 

走行充電は基本装備されている充電方法で、メインバッテリーとサブバッテリーの両方を充電可能です。外部充電とソーラーパネル充電は、オプションで追加できます。使用用途に応じて導入しましょう。

キャンピングカーのサブバッテリーの充電にはどれくらい時間がかかりますか?

実際にはバッテリーの容量・利用状況・充電方法によって使用時間が異なるため、一概には言い切れません。仮に外部充電の家庭用コンセント(100V)につないで、一般的な14.4Vのサブバッテリーを充電をした場合、約24時間コンセントに繋ぐと満充電になります。 

なおサブバッテリーは、バッテリーの保護のために満タンまで充電しない制御をしています。そのため理論上は100Ahのバッテリーを10Aで残量0から10時間で満充電できても、実際には24時間ほどかかる仕組みです。またサブバッテリーが2台以上の場合は2日以上と長い時間かかるため、車中泊をする際は残量に注意しましょう。

サブバッテリーに「鉛ディープサイクルバッテリー」と「リチウムイオンバッテリー」どっちがおすすめ?

サブバッテリーはリチウムイオンバッテリーがおすすめです。鉛ディープサイクルバッテリーに比べて軽量でコンパクトでありながら、容量が多いのが特徴。身近なスマホやノートパソコンにも使用されていて、サブバッテリーも現在はこちらが主流となっています。 

ただし、リチウムイオンバッテリーは過放電や過充電を防止するバッテリー管理システム(BMS)がないと異常発熱のリスクがあり安全性に欠けます。当社Jackeryのポータブル電源は、どの機種にもBMSが搭載されており間違いなく安全に使えるでしょう。

まとめ


サブバッテリーがあると、緊急時の電源確保やバッテリー上がりの対策などに活用できます。本記事では、サブバッテリーの基礎知識から車に取り付ける・自作する方法まで解説しました。サブバッテリーを取付してくれる業者は少ないため、一般的には自作して取り付ける必要があるでしょう。 

当社のポータブル電源とソーラーパネルのセット製品「Jackery Solar Generator」は、持ち運びが簡単で複雑な配線も必要ないため、サブバッテリー自作が面倒な方におすすめです。ぜひサブバッテリーの代わりには「Jackery Solar Generator」を選びましょう。

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