夏に車中泊は無理?過酷な暑さを克服する方法と暑さ対策でおすすめの装備品

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夏場の車内は外の気温以上に温度が高くなるため、とても車内で過ごすには過酷な環境となります。“車中泊のオフシーズン”とも言われる夏の車中泊は、本当に無理なのでしょうか。

 

今回の記事では、夏の過酷な環境でも暑さを克服して車中泊を楽しむことができるよう、おすすめの方法や暑さ対策グッズ、装備品をご紹介しています。この記事にある装備品を揃え、車中泊を可能にする方法(場所選び)を行えば、夏の車中泊を可能にできます。

 

万全な対策と手段をもって、過酷な環境でも車中泊を楽しめる強者になりましょう。

目次

1.夏の車中泊は危険?無理と感じる4つの理由

夏の車中泊を攻略するためには、まず「無理」・「危険」だと言われている理由についてくわしく知ったうえで、そのひとつひとつに対策を取らなければなりません。ここでは夏の車中泊の過酷な理由について4つにまとめています。 

┃ 理由1:日が昇り始めると車内温度が急上昇

夏場は日の出時刻が早く、午前5時になるまでに辺りは明るくなって日が昇り始めます。太陽が見えてくる頃には気温はグングン上昇し始めて暑さを感じるようになり、日が暮れるのも

19時を回らないと涼しさは感じられないでしょう。このことから踏まえると、

・朝早くから車内温度が上がってしまい目が覚めてしまう

・太陽が昇るのが早くてまぶしさで目が覚めてしまう

・汗で身体がベタ付いて不快感で目が覚める

・日中は車内温度が50℃を超えることもあり、とても車内に居てられない環境になる

気温が上がってくると、鉄板に覆われた熱を吸収しやすい車の中は、一気に温度が上昇してしまいます。日中もまるでサウナに入っているような暑さになってしまうので、エンジンを切った状態で車内にいることは不可能と言わざるを得ません。その環境が日が暮れるまで続くわけですから、長時間車内で過ごすことはかなり難しくなると言って良いでしょう。 

┃ 理由2:熱中症になる可能性が高くなる

夏の車中泊で特に気を付けなければならないのが“熱中症”です。熱中症が起こりやすいのは真夏のイメージがあるかもしれませんが、実は梅雨時期から注意しなければなりません。

熱中症に対して対策を意識していない方が多いこともありますが、「身体が暑さに慣れていない」ことも理由となっています。暑さを感じるようになったら、早めの熱中症対策の意識を持つようにしましょう。熱中症になる可能性が高い人の特徴は以下の通りです。

・熱中症は男性の方が発症しやすい傾向にある

・基礎疾患や肥満傾向のある方

・高齢者の方は若年者よりも体内の水分量が少なく暑さやのどの渇きの感覚が鈍い

「自分は大丈夫」・「我慢できる範囲」と軽く見ていると、どんどん症状が悪化していき手遅れになってしまいます。体調に異変を感じたら、早めに処置を受けるようにしましょう。 

 理由3:暑さ対策をしても暑いものは暑い

暑さ対策を十分に施したとしても、夏場に車内で長時間過ごすのは少なからず暑さに対して「妥協」や「我慢」が必要です。家庭用のエアコンを車につけるなどをしない限り、夏場の車中泊では暑さを感じることは承知のうえで車中泊に望まなくてはなりません。よって、暑さには少なからず慣れておく必要があります。そのためには、

・適度な運動やストレッチをして汗をかく

・水分をこまめにとっておく

・塩分を程よく摂取する習慣をつける

などをして暑さに対して抵抗力をつけておくと、熱中症予防にもつながります。暑さに強い身体づくりも夏の車中泊を乗り切る手段のひとつです。 

 理由4:エンジンのかけっぱなしは車中泊マナー違反

暑い日でも、カーエアコンを使用すれば車内は涼しい環境を整えることができますが、車中泊ではエンジンをかけっぱなしにして車内で過ごすことはマナー違反となります。その理由は、エンジン音がほかの車中泊者への迷惑となるからです。ほかにも、

・燃料を無駄に消費する

・排気ガスによって環境に悪影響を及ぼす

などの理由から、車中泊をする場合はエンジンを切った状態で車内で過ごすことを前提に、暑さ対策を考えることになります。 

2.夏の車中泊!無理を可能にするための方法とは

 

夏の車中泊!無理を可能にするための方法とは

夏の車中泊が過酷、無理と言われる理由を踏まえて、夏の車中泊を快適に過ごすための方法をまとめています。夏の車中泊では、いかに涼しさを感じられる場所で車中泊をするかが快適さを得られるポイントになってきます。そのポイントをおさえた場所選びを中心に、夏の車中泊を可能にする方法をくわしく解説します。 

●標高の高い場所で車中泊

どこに行っても暑い夏。それでも避暑地と呼ばれるところでは、平地や海岸部と比べると気温が落ち着いていて朝方だと少し肌寒く感じます。車中泊をするなら、そんな標高の高い山間部にある車中泊スポットで停泊するのがおすすめです。

・標高が100m高くなると、気温は約65℃下がる

・木が生い茂っているため日陰・木陰の場所が多い

ことが、車中泊していて比較的過ごしやすい理由です。夏は海でマリンスポーツを楽しみながら車中泊をすることに憧れるかもしれませんが、海よりも山の方が気温を考えると過ごしやすく快適に過ごせます。 

●日陰になる場所に車を停めて車中泊

森林の中のように、太陽を遮ってくれる木々があるところに車を停めることで、車内温度の上昇を抑えることができます。車自体に耐熱処理を施すのも熱対策として良い方法ですが、これをDIYでするのはとても大変ですよね。 

停泊する場所に配慮することでも、車内温度の上昇を抑えることができます。また、朝日が車内に入ってくるのを防げれば、まぶしさで目が覚めることもありません。朝早くに起こされてしまうこともないので、車中泊スポット選びと合わせて考えましょう。 

●暑さ対策グッズを万全に整えて暑さを凌ぐ

夏の車中泊で快適さを求めるならば、暑さ対策グッズや装備品も選ぶ必要があります。

・暑さを和らげるアイテム

・熱中症対策となるもの

・涼しさを与えてくれる装備品

これらを揃えることは、夏の車中泊で体調を壊さず楽しむには必須と言えるでしょう。「利用できるものは何でも利用する」精神を持たないと、過酷な環境は克服できません。装備品の選定と万全な対策を持って夏の車中泊に挑んで頂きたいです。 

また、夏の車中泊では窓やドアを開けたまま眠ることもあるでしょう。防犯面にも気を配らなければならないので、安心・安全な車中泊を過ごすためにも、必ず車中泊が可能な場所をきちんと確保することも大切です。 

3.夏の車中泊!無理を可能にする暑さ対策グッズ&装備品6選

 

夏の車中泊!無理を可能にする暑さ対策グッズ&装備品6選

それでは、過酷な車内環境を改善する夏の暑さ対策グッズ、装備品をご紹介します。ここで紹介するアイテム、装備品をいくつ装備できるかで車中泊の快適さはアップします。自分の準備できる範囲で、揃えられるものは揃えて車中泊に挑んでください。 

●暑さ対策グッズ:サンシェード&遮光カーテン

車内に太陽の光を入れると、車内温度は一気に上がっていきます。サンシェードや遮光カーテンで太陽光を遮断し、車内温度の上昇を防ぐことが必要です。とくに、前席側は窓の部分が多いので、それだけ温度が上がりやすいです。シェードとカーテンの二段構えでしっかりと太陽光の侵入を防ぐように対策を万全にしておきましょう。 

●暑さ対策グッズ:冷感グッズ

夏の暑さ対策グッズとして需要の高い冷感グッズも、車中泊に持っていきたいアイテムです。

身体に身につけることでひんやり感を感じ、暑さを和らげてくれるので、車内温度が少し高い状態でも車内で過ごしやすくなります。 

夏場は夜でも気温が下がりにくい場合があります。「熱帯夜」のときは、たとえ夜でも暑くて寝苦しく感じます。そんなときは、冷感タオルやひんやりマット、制汗剤などを活用するのもおすすめです。 

●装備品:スポットクーラー(ポータブルエアコン)

夏の車中泊の最強装備とも言えるスポットクーラーは、車内温度を下げることができる装備品としておすすめです。様々な種類と大きさがあって冷却効果は価格に比例していることが多いです。ポイントは、

・小型のものはほぼ効果を得ることができない

・自分の車に装備できる大きさを選ぶ

・少々高くても冷房能力が高いものを選ぶ

ことです。製品によっては排気ダクトを車外に出さなければならないものもあるので、製品の特徴、使い方は購入前によく確認しておく必要があります。家庭用コンセント(AC100V)で動くものが多いため、別途電力供給源が必要になることも考慮しておきましょう。 

●装備品:扇風機&サーキュレーター

お手頃価格で準備できるのが扇風機やサーキュレーターです。空気に流れを作り、車内の蒸し暑く感じる空気を外に逃がして涼しさを得ることができます。窓を開けるとどうしても虫の侵入を許してしまうため、網戸や防虫ネットを併用して虫対策をおすすめします。

●装備品:車載冷蔵庫

熱中症対策のためにも、夏場の水分補給は大切です。車内に冷蔵庫を装備しておけば、いつでも冷たい飲み物を飲むことができるのでとても重宝します。クーラーボックスでも良いですが、長時間冷やし続けることが難しいため冷蔵庫の方が使い勝手が良いのでおすすめです。

・キンキンに冷えたビールを車中飯と共に飲むことができる

・車中飯の食材も一緒に冷蔵して持っていける

などの熱中症対策、水分補給以外のメリットもあるので、夏の車中泊には必要になってくる装備品と言えるでしょう。 

●装備品:ポータブル電源

車載冷蔵庫や扇風機、ポータブルクーラーなど、夏場の暑さを凌ぐために電気の力は欠かせません。その電化製品を動かす動力源となるポータブル電源は、夏の車中泊を快適にするためには必須装備となってきます。ポータブル電源を装備することでのメリットをまとめると、

・エンジンを切って過ごさなければならない車中泊でも電気を使うことができる

・家庭用コンセント(AC100V)を使うことができ、車内で炊飯器や電気ケトルなどの生活家電が使えるようになる

・暑さ対策、熱中症対策として扇風機やエアコンなど必要な装備品を稼働させることができる

などがあげられます。ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、USBやDC12V電源のほかAC100Vなど様々な電気機器の充電&電力供給ができるので、車中泊に快適さを求めるのであれば、ぜひとも装備しておきたいアイテムと言えるでしょう。 

ポータブル電源と言えば、創業12年間で400万台以上のトップ販売実績を達成できたJackery(ジャクリ)がおすすめです。Jackeryのポータブル電源は大容量でコンパクトでありながら、「BMS」+「NCM」機能を持つことで、過放電や過充電の予防、低温と高温に対しての温度耐性などバッテリーに対して高い安全制御機能を搭載しています。また、電気用品安全法(PSE)の認証も取得しているので、安心・安全にご利用いただけるのも魅力です。そのほか、

・修理&無料回収サービスなどのアフターケアも充実

・長期保証が付いている製品もあり、最大5年の保証が受けられる

・リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している製品も販売、約10年は使える長寿命

など魅力的な製品があります。 

4.快適な夏車中泊を叶えてくれるポータブル電源おすすめ4選

 

ポータブル電源さえあれば、夏の車中泊を快適に過ごすのも無理ありません。さらに、ソーラーパネルとセットで購入すれば、太陽光発電でポータブル電源に充電できるので、長期間の車中泊でも電力不足の心配はありません。ここでは、夏の車中泊におすすめのポータブル電源ソーラーパネル製品をご紹介します。どうぞ検討してみてください。 

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

ソーラーパネルがセットになったPlusシリーズの中でもトップクラスの容量を誇るポータブル電源です。200Wのパネル2枚使えば太陽光からでも最短7時間でフル充電します。バッテリーも増設できるので、最大24kWhまでの拡張も可能。電力を存分に使いたい方におすすめのポータブル電源です。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

ほぼ全ての家電製品を使用できる定格出力を持ち、手軽に持ち運びができる大きさのポータブル電源です。パススルー機能とは、本体を充電しながらでも電力供給ができる機能で、走行充電しながらでもスマホや車載冷蔵庫に電力を供給できます。 

ソーラーパネルも折り畳み式なので、コンパクトに収納できます。車中泊に必要な要素であるかさばらない装備品として、柔軟な使い方ができるおすすめのポータブル電源です。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載しているPlusシリーズなら、長寿命でパススルー機能も推奨しています。ソーラーパネルで充電しながらでも使用できるので、柔軟な使い方ができるのが特徴。使えない時間をつくることなく使用し続けられるので、日差しの強い昼間でも、残量を気にせず扇風機や車載冷蔵庫に安定した電力を供給し続けることができます。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 セット 

Jackery SolarSaga 100 Primeは、2024年8月から販売が予定されている車載用ソーラーパネルです。約8.5時間で600Plusをフル充電することが可能です。昼間は充電しながら使用すれば、バッテリー残量を気にせず使用できるのが魅力。今後、車中泊を楽しむうえで、手軽に車内で電気を使えるようになるおすすめの製品です。

まとめ:夏の車中泊は過酷!暑さ対策&熱中症対策を万全に

夏の車中泊は、暑さを克服しなければなりません。装備をきちんと整えて、車中泊スポットも選ばないととても危険です。また、虫対策に熱中症対策など、暑さ以外にも気を配らないといけないため、万全な対策を持って挑戦することをおすすめします。 

今回の記事では、その万全な対策を取れる内容をまとめました。

・夏の車中泊を可能にする方法

・夏の車中泊を可能にする暑さ対策グッズ

などを中心に、無理と感じる過酷な夏の車中泊に対しての情報をくわしく解説しています。くれぐれも油断することなく、万全な対策と場所選びをもって夏の車中泊を楽しんでくださいね。

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