車中泊経験者がおすすめする車用カーテン7選|選び方や取り付ける際注意点も解説
車中泊の必要不可欠な装備品として、「三種の神器」とも言われる車用カーテン。あなたも必要性を感じて調べていらっしゃるかと思います。そんなあなたに、今回の記事では車中泊経験者がおすすめする車用カーテンを7つご紹介します。
車用カーテンの選び方や、サンシェードの必要性についても触れていますので、どんな形で装備したらよいのか最良の方法がわかります。車用カーテン以外の車中泊における必要な装備品も一緒にご紹介していますので、最後までじっくり読んでくださいね。
車中泊に最適なカーテンの選び方
●レールや吸盤など取付け方法で選ぶ
車用カーテンの取り付け方法はカーテンによって違いがあります。自分にとって使いやすく、取り付けやすい方法はどのタイプなのか。取り付け方法を考えて選ぶのも良い方法です。
· マグネットタイプ:窓枠に沿わせてピッタリとハマる
· レールタイプ:レールを取り付けてカーテンをかける
· 吸盤タイプ:窓に直接取り付ける
などいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。マグネットタイプは車種によって合わない場合があるので注意が必要です。また、吸盤タイプは取り付けると窓が開けられないことや、吸盤は使い続けていくことで劣化し外れてしまうこともあります。レールタイプが一番長持ちしますが、取り付け方に難易度が少し高いかもしれません。
●車種のサイズにあったもので選ぶ
車用カーテンの中には、車種専用のものも販売されています。セット販売されているので、1組購入すれば全ての窓を覆うことができ、サイズもピッタリです。ただ、その分価格が高くなるので、専用のものはお財布事情と相談して選びましょう。
●遮光性や紫外線対策など機能性で選ぶ
車用カーテンには材質によって効果が異なります。
· 遮光性に優れているもの
· 紫外線防止効果(UVカット)があるもの
· 通気性を良くしたもの(メッシュ素材のもの)
· 断熱素材を使用しているもの
車中泊をするなら、気温や場所に合ったものを選ぶのも、車内で快適に過ごすために有効な手段です。カーテンには複数の機能性があるものもありますので、どの機能性を優先に考えてカーテンを選ぶのかを考えるのも良いですね。
●とにかく安さ重視で選ぶなら自作を検討するのもアリ
車種専用のものは普通車になると数万円、機能性重視で購入しても数千円するのが車用カーテンです。もっと予算を抑えたい方は、車用カーテンを自作するのもアリです。
たとえば、100均の商品を活用すれば、2千円弱でカーテンを自作することができます。専用工具を使うことなく手軽に自作も可能なので、一度挑戦してみるのも手作り感があって良いのではないでしょうか。
車中泊経験者が選ぶおすすめ車中泊カーテン7選
●その1:アーエル 車用カーテン CT401
吸盤と専用フックの2通りの取り付け方ができる車用カーテンで、とっても簡単に車に取り付けることができます。ミニバンでも対応可能なワイドサイズなため、幅広いクルマに取り付けが可能です。
· サイズ:横90cm×縦55cm
· 材質:ポリエステル
· 重量:180g
●その2:ZATOOTO 間仕切りカーテン
運転席から後部座席の間に取り付けるカーテンです。フロントガラスからの光を99.9%遮断することができるカーテンです。主に荷室空間の広いハイエースによく利用されるカーテンとしておすすめです。フックを取り付けることで脱着が可能になっています。
· 横160cm×106cm
· 素材:ポリエステル
· 重量:730g
●その3:VIYOR 車用カーテン
小さい子供さんがいるご家庭におすすめの車用カーテンです。マグネットを窓につけるだけで簡単に取り付けも可能です。遮光率99%で、うさぎや魚などの動物の絵が描かれているので小さな子供さんに人気です。
· 横78cm×縦50cm
· 素材:ポリエステル、PVC
· 重量:60g
●その4:セイワ 楽らくマグネットカーテン
マグネットで簡単に脱着できる車用カーテンです。マグネットで窓枠に取り付けるタイプで隙間なく取り付けられます。隙間から中が見えることがありません。UVカット99.8%の遮光生地で紫外線対策もバッチリです。不使用時はコンパクトに収納できます。
· 幅80cm×縦52cm
· 素材:ポリエステル
· 重量:120g
●その5:槌屋ヤック 快適お手軽幕ネットカーテン
窓枠にマグネットで貼り付けるタイプの車用カーテンです。カーテンの上下にマジックテープが付いていて、未使用時はカーテンをめくりあげて固定することが可能です。UVカット、遮光性機能があります。
· サイズ:幅90cm×52cm
· 素材:ポリエステル
· 重量:80g
●その6:メルテック スタイリッシュカーテン C-SL
両面テープでレールを取り付けます。レールにはアルミを使っており、窓枠のカーブに沿って曲げることも可能なため比較的簡単に取り付けが可能になっています。刺しゅう入りベルト付属で未使用時はまとめておくことができます。
· サイズ:幅50cm×縦47cm
· 素材:ポリエステル
· 重量250g
●その7:レヴォルヴァ 汎用ラウンドカーテン
遮光性と難熱性を兼ね備えた車用カーテンです。レールタイプでベルトやフックを使って固定します。カーテンは生地から縫製まで全て日本製で高品質の商品。イラスト付きの取扱説明書も付いているので安心です。未使用時は運転席及び助手席側面に束ねられるような仕組みになっています。
· サイズ:※サイズ表記なし「アルファードの運転席&助手席側面と全面を覆えるくらいの大きさ」
· 素材及び重量についても表記ナシ
車中泊でカーテンとサンシェードを併用すれば効果抜群
●カーテンの持つ特性と特徴
車中泊カーテンの持つ特性と特徴をあげると以下のようになります。
· 車中泊の雰囲気アップ
· 未使用時は取り付けたまま収納することが可能
· 窓が開けられる
· 機能性は遮光や紫外線に限定されるものが多い
車用カーテンは、窓との間隔ができるため、断熱性に欠ける部分があります。機能性はサンシェードの方が優れています。外からの視認性も、夜中に車内で照明器具を使っていると、どうしても光が漏れてしまうことも。昼間は大丈夫でも、夜間は少し不安が残る形になってしまうこともあります。
●サンシェードの持つ特性と特徴
サンシェードの持つ特性と特徴は以下のようになります。
· 遮光性、断熱性に優れていて機能性が高い
· 未使用時は取り外さなければならない
· 取り付けると窓が開けられない
· 取り外したときに収納場所が必要になる
単純に考えると機能性重視という形になってしまいますが、夜間車内で過ごす際、光を外に漏らさないようにするためにはもっとも効果的なのがサンシェードです。この特性を利用して、車中泊をする場所によって併用を検討するのも良い考えだと思います。
車中泊カーテンは100均でも自作できる?
●車中泊カーテン自作は可能だが少々めんどくさい
車中泊カーテンを自作するには、まず自分のクルマのサイズを測定し、どんな風に取り付けるかを入念に考えておく必要があります。簡単に手順をまとめると、
1. 自分のクルマの窓のサイズ、カーテンの必要な長さを測定する
2. 材料を揃える
3. 加工が必要な場合は適切なサイズに加工する
4. カーテンを取り付ける
カーテンレールを取り付けてカーテンを這わせる場合は、レールの取り付け方法も確認しなければなりません。ここまでの作業時間に材料探しの買い物も含めると1日かかる作業になるでしょう。予算を抑えたい場合はその分時間を費やして、めんどくさいことを楽しむ姿勢が大切です。
●車中泊カーテンを自作するときの注意点
車中泊カーテンを自作するときの注意点は以下の2つです。
· 取り付ける場所のサイズは事前にしっかり測る
· 突っ張り棒は走行中に振動音が気になることも
サイズをきちんと測っていたとしても、実際にやってみると思惑通りにいかないこともあります。柔軟に対応できるようその場で考えながら作業してみると楽しいですよ。
100均アイテムでカーテンレールに「突っ張る棒」を使用するときは、注意が必要です。材質にもよるのですが、運転中に振動が突っ張り棒に伝わってしまい、「カタカタ音」がなることがあります。アルミ製の棒など、違うもので代用することをおすすめします。
車中泊カーテンを取り付ける際に気を付けるべき3つの事項
●前方座席にカーテン取り付けるのは交通違反
運転席や助手席の窓にカーテンを取り付けた場合、カーテンを閉めた状態で走行していると交通違反となりお巡りさんに見つかると違反切符を切られてしまいます。
· 道路交通法第55条第2項:車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後車鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、または外部から当該車両の方向指示器、車両番号、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車を避けること。
反則金や違反点数もそうですが、違反切符を見たらせっかく楽しんでいた車中泊が台無しになってしまうので、カーテンを取り付けた時の取り扱いには十分気を付けましょう。
●サンシェードのつけっぱなしは車検が通らないケースも
後部座席のカーテンやサンシェードについては特に規制がないため違法にはなりません。ただ、車検に関してはいつも通してもらっているディーラーさんに確認しておきましょう。
サンシェードは付けたままだと違法改造の対象になってしまいます。必ず取り外してから車検に持っていきましょう。
●走行中はカーテンを開けておいた方が吉
後部座席のカーテンやサンシェードはつけたままでも違法ではありませんが、運転に支障を来たす場合は安全面から取り外すかカーテンはあけておくべきでしょう。
ルームミラーで後方確認するとき、後ろが見えないと不便ですよね。駐車場に車を停車させるときに車を傷つけてしまったなんてことも考えられます。安全運転のためにも、カーテンやサンシェードは外しておくことが望ましいです。
カーテン以外の車中泊に必要な装備3選
①寝袋&マット
寝袋とマットは、車中泊をする際あなたの快眠を助けてくれる装備品です。
·シートの段差が気になって寝つきが悪い。
·夜が予想以上に冷え込んで寒くて眠れなかった。
·朝起きたらカラダが痛い。
と、よく眠れなかった原因は、車内の寝心地が悪いためです。これらの原因をなくすためには、自宅で布団の上に寝るときと同じ状況を車内に作り出さなければなりません。
それを可能にするための手段として、寝袋とマットが必要となるのです。マットを敷くことで車体の温度を遮断し、シートの段差をなくしフラットの状態にすることができます。寝袋は、あなたの体温を守ってくれる大切な役割を果たしてくれます。この2つの装備は快適な車中泊を過ごすために必要な装備です。
②ポータブル電源
ポータブル電源は、車内で自宅と同じ家電製品を使うために必要な電力供給源です。コーヒーメーカーや電気ケトル、IH調理器など、車内で家電製品が使えるようになると、まるで自宅にいるかのように過ごすことが可能になります。
●品質面や安全面で信頼できるポータブル電源は「Jackery」
しかし、ポータブル電源は決して安くない買い物でもあります。車中泊装備の中で間違いなく上位に入る高価な装備品ですよね。だからこそ、信頼できるポータブル電源で、長く使えるものを選ぶことが大切です。Jackery(ジャクリ)なら、
·電気用品安全法(PSE)の適性検査に合格していて品質、安全面に信頼がある
·4000回以上充電しても70%以上の性能を維持できるリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているPlusシリーズは長寿命で10年は使える優れもの
·世界で300万台以上販売されている実績と、200社以上の企業が推奨している
など、世界的にも有名なJackery製品なら、安心して購入できるポータブル電源と言えます。
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③照明器具
車用カーテンで車内を覆ってしまうと、クルマの中はとても暗くなります。暗い場所でも過ごすためには、照明器具が必要となります。照明器具は、
·有線ではなく充電式を選ぶこと
·あなたのクルマに合った使い方ができるものを選ぶこと(吊り下げ式やマグネット式など)
·明るさを切替できて、長時間使用可能なもの
を選ぶことをおすすめします。途中で使えなくなってしまったら、とても不便な時間を過ごさなければなりません。クルマの中で何泊するのかにもよりますが、最低でも一晩は余裕で持つ照明器具がおすすめです。
まとめ:カーテンとサンシェードは併用すると効果抜群
今回の記事では、車中泊に必要な装備品の1つ「車用カーテン」について、選び方やおすすめ商品をご紹介しました。そのほか、
·カーテンとサンシェードの特性と特徴
·車用カーテンの自作
·カーテン以外の車中泊に必要な装備品
も一緒にまとめていますので、これから車中泊用の装備を整えたい方におすすめの内容となっています。きちんとカーテンに求める役割を果たすためにも、機能性の高いサンシェードとの併用がベストです。車中泊の雰囲気を自分好みにしたい方は、自作に挑戦してみるのも車中泊の楽しみ方として最良ですよ。