車中泊に最適なポータブルバッテリー|車中泊バッテリーの種類及び比較も解説

車中泊バッテリーおすすめ

ポータブルバッテリーが車中泊にオススメって本当?」「サブバッテリーやモバイルバッテリーと何が違うの?」
この記事では上記のようなお悩みを解決します。結論から言うと、ポータブルバッテリーは容量が大きく、充電が簡単で、持ち運びができるので車中泊に非常におすすめです。
この記事では、ポータブルバッテリーがサブバッテリーとモバイルバッテリーとの違いや、車中泊にオススメなバッテリーを詳しく解説します。

車中泊に使えるバッテリーの種類は?

車中泊に使えるバッテリーには3つの種類があります。まずはそれぞれ車中泊用バッテリーの特徴や仕組みを見ていきましょう。
車中泊に使えるバッテリーは、主に下記の3種類です。

・モバイルバッテリー
・サブバッテリー
・ポータブルバッテリー

それぞれ詳しく解説します。

●モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは持ち運びできる小型サイズの充電器です。

出力はどんなに大きいものでも100W前後で、炊飯器などの家電には基本的に使えません。そのため主にスマートフォンなどの小型機器の充電用途に使用します。

最近ではUSBからの充電がメインとなっており、とにかく手軽に使える点がメリットです。

●サブバッテリー

サブバッテリーはエンジンを停止した車内で、家電製品を動作させるための電源です。

小型のUSB充電できる機器を使うだけなら、車のシガーソケット経由で簡単に活用できます。大きめの家電を動かす場合には配線が必要になるため、それなりに車や電気の知識が必須です。

また車に取り付けるタイプのため、車外への持ち運びが基本的にできません。走行充電やソーラー充電で不足した分は、家から長いコンセントを引っ張ってきて充電する必要があるでしょう。

ですが内臓バッテリーのみの交換が可能なため、長期で見ると他のバッテリーよりもコストがかからないというメリットがあります。

●人気上昇中のポータブルバッテリー

ポータブルバッテリーは、持ち運び可能で様々な家電に手軽に給電できる機器です。

家に持ち込んで一般的なAC100V電源から充電でき、出力も同じく100Vまでできます。多くのポータブルバッテリーはコンセントやUSBポートなど多彩な端子を備えているため、小型機器から大きめの家電まで幅広く動作可能です。

車のシガーソケットから充電したり、ソーラーパネルを使って充電したりと、複数の充電方式を備えており電力不足になるリスクが低いのも大きなメリットでしょう。

モバイルバッテリーとサブバッテリー、ポータブルバッテリーを比較

紹介した3種の車中泊用バッテリーを、「持ち運びの手軽さ」「使いやすさ」「充電方式」「家電の動作」の4つの項目で比較しました。

バッテリーの種類

持ち運びの手軽さ

使いやすさ

充電方式

家電の動作

モバイルバッテリー

コンパクトで手軽

USBを挿すだけ

AC電源、USB

×

小型機器のみ

サブバッテリー

×

ほぼ持ち運び不可

×

電気や配線の知識がないと危ない

走行、ソーラーAC電源

最大100V電源で動作する機器ならOK(ただしインバータが必要)

ポータブルバッテリー

コンパクトで持ち運びは容易

コンセントやUSBを挿すだけ

走行、ソーラー、AC電源(自宅で充電可)

最大100V電源で動作する機器ならOK

車中泊に一番おすすめのバッテリーは?

比較の結果、車中泊バッテリーとして一番おすすめなのはポータブルバッテリーです。おすすめの理由は以下の4つです。

・持ち運びができる

・手軽に充電ができる

・知識がなくても簡単に使える

・車中泊で使いたい家電を一通り動かせる

持ち運びができるので、外で家電を使いたい、充電がしたいといったシーンでも大活躍します。不足した電力は家のコンセントにつなげば簡単に充電可能です。

車中泊で使いたい機器を一通り動作できるのが大きなメリットで、さらに同じような家電に給電できるサブバッテリーと比較し、難しい配線が必要ないのがポイント。

これから車中泊バッテリーを用意したいという方は、ぜひポータブルバッテリーを選んでみましょう。

車中泊向けのポータブルバッテリーの選び方

車中泊用ポータブルバッテリーおすすめ

車中泊で使うポータブルバッテリーは、下記の3つのポイントから選びましょう。
・出力する波形
・容量
充電方法

それぞれ詳しく解説します。

●出力する波形から選ぶ

ポータブルバッテリーの出力する波形は、必ず「正弦波」のものを選びましょう。出力波形には「正弦波」と「矩形波」の2種類があります。

正弦波は家庭にあるコンセントと同様の出力波形で、ほぼすべての家電に対応しています。対して矩形波はホットプレートなど、シンプルな家電以外を使用すると故障の可能性があります。

矩形波のポータブルバッテリーは価格が安いので、価格につられて間違って購入しないようにしましょう。

●容量から選ぶ

ポータブルバッテリーは、車中泊の宿泊数を想定した容量で選びましょう。3泊までの宿泊数ごとに解説します。

・1泊:240~700Wh

1泊なら、240~700Whほどの容量があればスマホの充電や車載冷蔵庫の使用などを十分にまかなえます。

ただし夜間に電気毛布などを使用する場合には注意が必要です。平均的な電気毛布の消費電力は50W前後のため、7時間使う想定で350Wもの電力を消費します。240Whを最低ラインとして、どれだけの家電を使うかで決めるのがおすすめです。

・2~3泊:700~1,500Wh

2~3泊の場合は、700~1,500Whほどの容量がおすすめです。

単純に1泊時の3倍の容量が必要かと思いきや、実際にはソーラーやカーチャージでの充電が可能なためそこまで多くの容量は必要ありません。

ただし曇っていてソーラーでの充電が思うようにできないリスクもあるので、容量が少なすぎるものは選ばないようにしましょう。

また電子レンジなどの使用を想定する場合は、容量と定格出力が大きい上位のモデルを検討してみてください。

・4泊~:1,000Wh~

4泊以上の場合は、1,000Wh以上の大容量のものがおすすめです。

2~3泊時と同様、ソーラーやカーチャージでの充電が可能なため、そこまで多くの容量がなくても問題はありません。

ただし連日の曇りでなかなかソーラー充電ができない場合などは容量不足に陥る可能性があるので、宿泊数が多いほど容量が大きめのバッテリーにしておくのが良いでしょう。

●充電方法から選ぶ

ポータブルバッテリーには下記の3つの充電方法があります。車中泊用バッテリーを選ぶ際は充電方法についても押さえておきましょう。

・AC充電
・ソーラー充電
・カーチャージ充電

・AC充電

AC充電とは、一般的な過程にあるコンセント(AC電源)から充電する方法です。ほぼすべてのポータブルバッテリーは、AC充電に対応しています。基本の充電方法で、他の充電方法がある場合はスピーディーに充電したい場合に使われます。

・ソーラー充電

ソーラー充電とは、ソーラーパネルを接続して充電する方法です。日に当てていれば勝手に充電されるので、車中泊を伴うキャンプなどで重宝しますAC電源がなくても充電できるので、何泊かする場合には間違いなくあった方が良いでしょう。

・カーチャージ充電

カーチャージ充電とは、車についている「シガーソケット」経由で充電をする方法です。そのままだと充電スピードが遅いので、「カーインバーター」を使って高速化する方法もあります。ただ車を走らせていれば充電されるので、ソーラー充電とともに重宝するでしょう。

・車中泊の場合はすべての充電方法を備えたポータブルバッテリーがおすすめ

車中泊の場合は、「AC充電」「ソーラー充電」「カーチャージ充電」の3種類の充電方法をすべて備えたポータブルバッテリーがおすすめです。

自宅にいないときは、もちろんAC電源からの充電ができません。曇っていてソーラー充電が思うようにできないリスク、シガーソケットやケーブルが故障するリスクもあるので、なるべく充電できなくなるリスクは分散した方が良いでしょう。

快適な車中泊になるはずが、過酷な車中泊になってしまうかもしれません。ぜひすべての充電方法を備えたポータブルバッテリーを選んでみてください。

車中泊に最適なポータブルバッテリーのおすすめ

車中泊ポータブルバッテリーおすすめ

車中泊に最適なおすすめのポータブルバッテリーは、アメリカ発の「Jackery(ジャクリ)」というブランドの製品です。Jackeryは266ものポータブルバッテリーに関する特許を取得し、累計200万台もの販売台数を記録しています。またすべての製品が「バッテリーマネジメントシステム」を搭載しており、過充電や過放電によるショートなどの安全性高いのもポイントです。

出荷時には電源ポートや経年劣化サイクルのテストなども厳密に行われているため、製品1第1台の品質管理も徹底されています。必ず3年保証がついており、電話やメール、チャットでのカスタマーサポートも充実しているので、製品の万が一の故障や使い方の不明点がある場合にも対応可能です。そんなJackeryのポータブルバッテリーから、車中泊の泊数別のおすすめ製品を紹介します。

●1泊2日の車中泊にピッタリな小容量ポータブル電源のおすすめ

1泊2日の車中泊にピッタリなポータブルバッテリーを2製品紹介します。

・Jackery ポータブル電源 240

おすすめ車中泊日数

1~2日

容量

240Wh

定格出力

200W

使える家電の消費電力

200W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

230×133×167mm

重量

3.1㎏

春~夏の1泊2日の車中泊には、軽量・コンパクトな「ポータブル電源 240」がおすすめです。

コンパクトながらしっかりAC100Vコンセントを備えており、スマホの充電や車載冷蔵庫の使用などが問題なく行えます。

お米を炊いたり電気毛布をつけたりする予定がなければ、コスパがよく最適な製品です。

・Jackery ポータブル電源 400

おすすめ車中泊日数

1~2日

容量

400Wh

定格出力

200W

使える家電の消費電力

200W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

230x153x167mm

重量

4.1kg

秋~冬の1泊2日の車中泊には、容量が400Whになった「ポータブル電源 400」がおすすめです。

約6時間の電気毛布使用に対応しているので、寒い季節でもあたたかな車中泊ができます。春~夏に2,3人で車中泊をする用途にもおすすめです。

●2泊以上の車中泊にピッタリなポータブル電源のおすすめ

2泊以上の車中泊にピッタリなポータブルバッテリーを2製品紹介します。

・Jackery ポータブル電源 708

おすすめ車中泊日数

2~3日

容量

708Wh

定格出力

500W

使える家電の消費電力

500W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

300x192x191mm

重量

6.8kg

2~3日間の車中泊なら容量が708Whと大きく、複数長時間の家電使用ができる「ポータブル電源 708」がおすすめです。

最大6台に給電できるため、スマホ充電や車載冷蔵庫、電気毛布の使用などを同時に行えます。

電気毛布なら充電しなくても最大10時間程度利用できるため、寒い季節でも快適な車中泊が可能です。

・Jackery ポータブル電源 1000 Pro

おすすめ車中泊日数

2~4日

容量

1,002Wh

定格出力

1,000W

使える家電の消費電力

1,000W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

340×262×255mm

重量

11.5kg

最大3泊4日程度の車中泊を想定している方や、さまざまな家電を使ってより快適な車中泊がしたい方には、容量1,002Whの「ポータブル電源 1000 Pro」がおすすめです。

定格出力が1,000Wと非常に強化されており、ヘアアイロンなどの消費電力が大きい家電も動かせます。万が一悪天候で充電できなくても、数日間は最低限の家電を使った快適な車中泊が可能です。

●車中泊におすすめの大容量ポータブル電源

大容量ポータブル電源は長時間利用可能で、消費電力の大きい家電にも問題なく使えるのが大きなメリットです。また車中泊だけでなく、災害時にも持ち出して活用できます。おすすめの大容量ポータブル電源を2製品紹介します。

・Jackery ポータブル電源 1500

おすすめ車中泊日数

3~5日

容量

1,534Wh

定格出力

1,800W

使える家電の消費電力

1,800W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

355x265x253mm

重量

16kg

多くの家電を使ってハイグレードな車中泊を楽しみたいなら「ポータブル電源 1500」がおすすめです。

容量が大きいので電気毛布などの使用が長時間行えるのはもちろん、定格出力が大きいため電子レンジやIHといった調理器具も使用できます。

出先で料理を楽しんだり、家電をガンガン使って自宅のように快適に過ごしたりしたいなら、ぜひこの「ポータブル電源 1500」を選んでみてください。

・Jackery ポータブル電源 2000 Pro

おすすめ車中泊日数

3~6日

容量

2,160Wh

定格出力

2,200W

使える家電の消費電力

2,200W

充電方法

AC充電、ソーラー充電、カーチャージ充電

サイズ(幅×奥行×高さ)

384x269x307mm

重量

19.5kg

最高に快適な車中泊を楽しみたいなら、最上位モデルの「ポータブル電源 2000 Pro」を思い切って用意してみましょう。使用寿命は月3日充電を使い切る想定でも20年以上と、一度購入してしまえば長期間使えるのがポイントです。

定格出力が2,200Wと非常に大きく、家庭で動かしているほぼすべての家電を問題なく使用できます。容量も2,160Whとポータブルバッテリーとしては最大級で、車載冷蔵庫なら約120時間、電子レンジなら最高出力でも約96分ほどの使用が可能です。

6枚のソーラーパネルを接続すれば、なんと最速2.5時間でのフル充電もできます。最高に快適な長期間の車中泊の実現には、「ポータブル電源 2000 Pro」が一番おすすめです。家族や大人数でのキャンプにもいかがでしょうか。

車中泊バッテリーに関するよくある質問

車中泊用のバッテリーに関するFAQをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

●車中泊に一番おすすめのポータブルバッテリーは?

車中泊に一番おすすめのポータブルバッテリーは、「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」です。ただし車中泊の日数や、使う家電の種類や量によっても異なります。自分の用途に合わせたポータブルバッテリーを選びましょう。

●車中泊でバッテリー上がりを防ぐ一番の方法は?

車中泊でバッテリー上がりを防ぐ1つの方法は、ポータブルバッテリーを用意しておくことです。ブースターケーブルを使ってポータブルバッテリーを車のバッテリーにつなげば、バッテリーを充電できます。バッテリー上がりのリスクなく車中泊をするために、ぜひポータブルバッテリーを用意しておきましょう。

おまとめ

車中泊に最適なバッテリーは、容量が大きく持ち運びができ、充電も容易なポータブルバッテリーです。

数多くの販売実績があり、品質と安全性が高くサポートが充実した「Jackery(ジャクリ)」のポータブルバッテリーなら、不安なく車中泊を快適に過ごせます。ぜひJackeryのポータブルバッテリーを用意して、より快適な車中泊を楽しんでください。