車中泊グッズを100均で揃えるときにできること5選!大切なのはお金のかけ方

車中泊グッズを100均で揃えるときにできること5選!大切なのはお金のかけ方

愛車を車中泊仕様にアレンジしたい。車中泊を何度か経験していくと、いろいろ装備を整えたくなりますよね。また、初めて車中泊に挑戦しようとしている方は途中で飽きてしまうかもしれません。まずは体験したいだけだからお金はあまりかけたくない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、100均で買える車中泊グッズについて紹介いたします。100均の車中泊グッズでどんなことができるのか。どんな風にできるのか。メリット&デメリットを含めてくわしく解説しています。

車中泊グッズを100均で揃えるメリット&デメリット

車中泊を楽しんでいる方の中には、工夫をこらして自分らしさを取り入れている方がたくさんいらっしゃいます。その中でも100均商品を駆使して車内空間を作っている方も。

車中泊グッズにあまりお金をかけたくない方もいらっしゃるでしょうし、時には少し妥協が必要な一面もあります。車中泊グッズを100均で揃えるメリット&デメリットについてまとめました。

●車中泊グッズを100均で揃えるデメリットは?

100均の商品と言えば、「ちょっと質が悪い」と感じることもしばしば。コスト面を考えれば仕方のないことなのかもしれませんが、車中泊に100均グッズを取り入れてもそういった印象はやはりぬぐい切れないものがあります。100均の商品を活用するデメリットとしては、

色のバリエーションが少なくて統一感を出すのが難しい

クルマ専用ではないためフィットしないこともある

性能や耐久性に問題がある

といった内容があります。「妥協できる範囲」であれば問題ないのですが、時には加工が必要になる場合もでてきます。また、安いことが仇となり「余計なものまで購入してしまう」こともあるので、買い揃えるときは使用用途と必要な数をきちんと把握して購入することが必要です。

●車中泊グッズを100均で揃えるメリットは?

100均で車中泊グッズを揃えるメリットとして一番はその価格でしょう。安く手に入ることが100均を利用するうえで最大のメリットになりますが、そのほかで考えると、

お試し感覚で使いやすい

失敗しても負担が少ない

グッズを組み合わせすることでオリジナリティを生みやすい

ことがあげられます。性能や耐久性が気になるようであれば、重要な部分はホームセンターで部品を購入するといった部分利用することも考慮して活用すると良いですよ。

車中泊にあると便利な100均グッズ!こんなことができるよ5選

実際に100均の商品を使ってどんなことができるのか。まだ車中泊グッズを揃えるときに100均の商品を利用したことがない方におすすめの使用用途をご紹介します。紹介するのは下記の5つです。

目隠しカーテン

サンシェード

収納・整理整頓アイテム

照明器具

車内マット

これらは車中泊をするうえで必需品とも言えるもの。それら車中泊グッズが100均を駆使すれば揃えることができるのです。車中泊の経験者たちが紹介する知恵と工夫をあなたの車中泊ライフに取り入れてみるのも良いですね。順にくわしく解説していきます。

その1:目隠しカーテンを自作できる!

車中泊をするなら、外から車内が見えないよう対策が必要となります。たとえプライバシーガラスになっているクルマであったとしても、夜中に車内で照明を付けていると、外から車内が丸見えに。そんな車中泊用の目隠しカーテンを100均のグッズで自作することができます。用意するものは下記の4つです。

突っ張り棒(伸縮タイプ)70cm~120cm

カーテンクリップ

マグネットフック

ドレープカーテン(100×140cm)

これだけのアイテムで目隠しカーテンを自作できます。マグネットフックを窓の上に取り付けて(マグネットが付かなければ粘着式を使用)突っ張り棒をひっかけます。突っ張り棒にはカーテンクリップを通しておき、取り付けられたらクリップにカーテンを取り付ければ完成です。

自作が「めんどくさい」と感じた方には、簡単取り付けできる車用カーテンも100均一で販売されているので、探してみてください。ただ、目隠しカーテンをしたままの走行は違反になってしまうので、サイドにまとめられるようにしておきましょう。

その2:自作サンシェードが作れる!

断熱性も欲しいという方には、サンシェードを自作してみるのもアリです。用意するのは

ダンボール

アルミ保温シート70×180cm

この2つ100均アイテムさえ用意できれば車中泊グッズ「サンシェード」を自作できます。窓の大きさを測って型を取り、その型に合わせてダンボールとアルミ保温シートをカットします。あとはダンボールとアルミ保温シートを両面テープで貼り合わせればできあがりです。

軽バンだとひょっとしたら後部座席の窓の淵に引っかけられないかもしれません。そんな場合は4つの角に穴をあけて、吸盤を取り付ければ窓に取り付け可能です。

その3:収納・整理整頓も考えられる!

車中泊をするとなると、いろいろな荷物をクルマに乗せることになります。着替えや寝袋、照明器具や食料品など、車内で数日を過ごすための荷物は想像より多くなるでしょう。クルマが軽自動車だと、荷物を乗せる量も限られてきますし、自分が寝るスペースも確保しなければなりません。

収納スペースを工夫することは、快適な車中泊を実現するために必要不可欠です。収納スペースを確保するために便利な車中泊グッズも、100均の商品で用意することができます。たとえば、

天井に収納スペースを確保できる「車用ラゲッジネット」

小物を整理整頓できる「折り畳みコンテナ」

があれば、車内をスッキリ整理整頓できます。車用ラゲッジネットは4か所のアシストグリップに紐を結んで取り付けられます。軽バンなど車高が高い車に取り付けると空間を有効利用することができます。

その4:今は照明器具も100均で買える!

夜を車内で過ごすとき、照明器具が必要となってきます。いまや照明器具も100均で販売されていますので、ぜひ有効活用したいですね。たとえば、ダイソーで販売されているランタンや、クリップ式USBライトがこれにあたります。ただ100均で販売されているものの多くは、

「乾電池が必要となるもの」

「有線で電力供給ができるモバイルバッテリーを必要とするもの」

になってしまいます。充電式が欲しいとなると、100均では今のところ難しいかもしれませんね。少しの不便さは感じるものの、車内で使う分には明るさは十分です。ランタンは乾電池式なので置き場所に困ることはなく便利です。

その5:車内マットも100均で揃う!

車中泊を快適に過ごすために必要なのが、寝心地を良くするためのマットです。座席をフルフラットにして寝るのも良いですが、どうしても気になるのがシートの凹凸ですよね。

「朝起きるとカラダが痛い」

「快眠できなかった」

となることが多く、車中泊のマイナスイメージを持つ原因にもなってしまいます。可能な限り凹凸をフラットにするために、寝袋の下にマットを敷くことをおすすめします。このマットも実は100均で購入することができます。マットとして活用するのは、

レジャーマット(185×57cm・ポーチ付き)

ジョイントマット45×45cm

です。100均のレジャーマットだと、どうしても薄くてイマイチ凹凸をカバーすることができません。だから、ジョイントマットを繋げた上にレジャーマットを敷いて2重にするのです。ジョイントマットは弾力性があるので何枚か重ねて使うとより効果的にマットとして使うことができます。

100均では揃えられない?車中泊に必要なグッズ3選

車中泊グッズを100均で揃えるときにできること5選!大切なのはお金のかけ方

車中泊を快適に過ごすためのアイテムを、すべて100均で揃えるとなるとかなり難しいでしょう。必ずどこかに妥協や不便さを感じてしまうことになります。100均では揃えられない必需品もあるということですね。

ここでは100均では得られない車中泊グッズを3つ紹介します。

電源確保は必須装備「ポータブル電源

安眠を助ける必需品「寝袋(シュラフ)

夏の暑さを吹っ飛ばせ?「クリップ型扇風機

車の中で一夜を過ごすとき、エンジンを切っておくのは車中泊における暗黙のマナーです。エンジンを切ったままの状態で、車内を快適な温度に保つには、電気の力は必要になってきます。たとえ外気温の影響を受けたとしてもそれに耐えうる装備があれば、体調を壊すことはありません。そんな必須装備をくわしく解説していきます。

①電源確保は必須装備「ポータブル電源」

車中泊を快適に過ごすためには何かと電気の力が必要になってきます。調理をするときや、日が暮れてからの照明であったり。また、外気温から身を守るために電気毛布や扇風機を利用するときも電気の力が必要です。

そんなとき、大活躍するのがポータブル電源です。このポータブル電源とはどんなものなのか。ここでは必要性についてくわしく見ていきましょう。

・ポータブル電源って何?車中泊で使う必要性とは?

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、家庭用コンセントで動く電化製品を動かすことができる電力供給源です。たとえば、調理の際に使うIH調理器や小型炊飯器、小型ホットプレートも使うことができるようになります。寒い時には電気毛布やファンヒーター。暑い時には扇風機や冷風機も稼働できるので、車内で快適に過ごすためには必要なのです。

・車中泊におすすめのポータブル電源と言えば「Jackery(ジャクリ)」

ポータブル電源を検索してみると、さまざまなメーカーのポータブル電源が出てきます。

「どれが良いのかわからない」

となる方も多いのではないでしょうか。ポータブル電源を選ぶのに迷ったときはJackery(ジャクリ)製品を選ぶと間違いありません。世界的にも有名なメーカーで、たくさんの企業から推奨されているメーカーです。製品も群を抜いて品質面と耐久面に優れており、車中泊やアウトドア、キャンプに愛用されているポータブル電源です。

初めてポータブル電源を購入する方にポータブル電源とソーラーパネルセットのJackery Solar Generator 1000 Plus」がおすすめです。従来モデルよりも新しくコンパクトな設計になっているにも関わらず、性能は優れものです。おすすめポイントをまとめると、

高い安全性と長寿命を実現毎日使っても10年以上使える

持ち運びやすくなったコンパクト設計

定格出力2000wでほぼ全ての電化製品を動かすことが可能

以上3つです。

定格出力2000wだと、車中泊で使う電化製品ならほぼ全て稼働可能です。もし、あなたの車中泊ライフが数日間続くなら、セットになったソーラーパネルで太陽光発電によりポータブル電源に充電できるので、ポータブル電源の電源切れの心配がございません。

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

②安眠を助ける必需品「寝袋(シュラフ)」

車内で寝るときに使用する寝袋は、車中泊の必需品です。季節に応じた様々な種類の寝袋が販売されていますね。年間を通して車中泊を楽しみたい方は、「夏用」「冬用」の2つの寝袋を用意することをおすすめします。

たとえば、冬の寒さはしっかりとした寝袋でないと

「寒くて眠れない」

「体調を崩してしまう」

ことになります。氷点下にも耐えられる寝袋を選んだ方が、真冬でも快適に眠ることができるようになります。逆に夏は暑いので、薄いタイプの寝袋を準備したいですね。冷感素材のものを寝袋の中に入れることで、暑さ対策をすることができます。

③夏の暑さを吹っ飛ばせ?「クリップ型扇風機」

年間を通して一番車中泊にキツイ季節が「夏」です。冬の寒さは着込んだり電気毛布や湯たんぽなどを使えば寒さ対策は十分できますが、夏の暑さは裸になっても暑いものは暑いですよね。夏の暑さ対策で、手軽にできるのが扇風機です。

軽自動車であれば、車内の広さがかなり制限されてしまうので、クリップ型扇風機を選ぶとアシストグリップに取り付けられて便利ですよ。扇風機と冷感素材アイテムを併用して、夏の暑さ対策を十分に取ることが大切です。

まとめ:車中泊グッズを100均で揃えよう

今回の記事では、車中泊グッズを100均で揃えようとしたらどんなことができるのか?についてくわしく解説しました。100均アイテムを駆使すれば、必要な車中泊グッズはある程度揃えることができます。

記事内で提案したものは5つ。

目隠しカーテン

サンシェード

収納スペース

照明器具

車内マット

です。そのほか自分のアレンジと工夫次第で様々な車中泊グッズを生み出せる可能性を秘めていますので、挑戦してみるのも楽しいのではないでしょうか。

ただ、残念ながら全て100均で揃えるのは難しいです。車中泊の装備を整える予算の組み方として、100均のアイテムをうまく活用しながら予算配分することが一番理想的な考え方ではないでしょうか。