1.ソーラーパネル1枚の重さは約15㎏!屋根への負担は少ない
太陽光発電のソーラーパネルは、1枚あたり約15㎏です。例えば、ソーラーパネルを20枚敷き詰めると300㎏、架台(※)込みとなると400㎏ほどになります。
(※架台=ソーラーパネルを屋根に固定する土台)
400㎏と聞くと屋根の負担になるのではないかと不安になりますが、以下の3つの理由からソーラーパネルの重さが屋根の負担になることはほとんどありません。
・ソーラーパネルの重さは分散される
・ソーラーパネルより屋根瓦の方が重い
・ソーラーパネルの設置は建築確認不要
それぞれ解説していきます。
①:ソーラーパネルの重さは分散される
ソーラーパネルは、架台と呼ばれるレールを屋根に設置してから取り付けるのが一般的です。架台は屋根の複数箇所に設置するので、ソーラーパネルの重さもそれぞれ分散されます。
ソーラーパネルの重さが一点に集中する場合は、屋根に負担を与えてしまうでしょう。しかし、ソーラーパネルの重さが分散されるように設置することで、バランスよく荷重かかり屋根への負担も少なくなります。
②:ソーラーパネルより屋根瓦の方が重い
実は、屋根材として一般的に使用されている瓦の方がソーラーパネルよりも重量があります。屋根瓦の1㎡あたりの重さは45㎏となっていますが、対するソーラーパネルは1㎡あたり約12㎏です。
ソーラーパネルの重さは瓦の約1/4の重さしかないので、設置しても屋根への負担は少ないといえるでしょう。
③:ソーラーパネルの設置は建築確認不要
国土交通省によれば、既存建築物の屋上へのソーラーパネルの設置は「建築確認申請不要」となっています。
建築確認とは、建物の建築工事を行う前に建物や地盤が建築基準法や各自治体の条例に適合しているか確認することです。この申請が必要ないということは、「既存建築物の屋根にソーラーパネルを設置することは安全上大きな問題はない」と国土交通省が判断したことになります。
建築確認が不要だからといって絶対に安全であるとはいえません。しかし基本的にはソーラーパネルの重さによって屋根に負担を与える可能性は低いといえるでしょう。
参照:既存建築物の屋上に太陽電池発電設備を設置する際の建築法基準法の取り扱いについて
※旧耐震基準の建物の場合は注意
建築基準法は、1981年6月1日に改正されています。この改正により1981年6月1日以前に確認申請を受けた建物は「旧耐震基準」、それ以降に申請を受けた建物は「新耐震基準」と呼ばれるようになりました。
新耐震基準で建てられた建物は、ソーラーパネルを設置しても問題はありません。しかし、旧耐震基準で建設された建物へのソーラーパネルの設置は推奨されていないため注意が必要です。
2.ソーラーパネルを屋根に設置するリスク・影響4つ
ソーラーパネルを設置しても屋根への負担は少ないです。しかしまったく影響がないとはいえません。ソーラーパネルを設置することで起こり得るリスク・影響は以下の通りです。
・耐震性が下がる可能性がある
・雨漏りするリスクがある
・落雪のリスクが高まる
・屋根の劣化が進む可能性がある
それぞれ解説していきます。
①:耐震性が下がる可能性がある
建物の耐震性は、一般的に屋根の重量が軽いほど高いとされています。理由は、軽い屋根の方が建物の重心が下がり、地震が起きたときの揺れの幅が小さくなることで負荷が抑えられるからです。
ソーラーパネルを設置すると屋根の総重量が増えるため、地震の揺れが大きくなり負荷がかかることが考えられます。ソーラーパネルを設置する際は信頼できる業者に現地調査をしてもらい、設置しても問題がないか確認しましょう。
②:雨漏りする可能性がある
ソーラーパネルを屋根に設置する際は、まずソーラーパネルの土台となる架台を設置します。このとき屋根にも直接穴をあけて金具で固定するため、設置から年数が経つと穴をあけた箇所が劣化して雨漏りが起こる可能性があります。
防水処理を適切に行っていれば、雨漏りすることはありません。しかし、施工業者の知識や技術が不足していると、施工不良によって雨漏りが起きてしまう可能性があるので注意しましょう。
③:落雪のリスクが高まる
雪の多い地域でソーラーパネルを設置する場合、落雪のリスクが高まるので注意が必要です。ソーラーパネルは通常の屋根に比べて表面が滑りやすくなっているため、雪が勢いよく滑り落ちやすくなります。
落雪は怪我の危険もあるので、雪が多い地域でソーラーパネルを設置する場合は雪止めなどの落雪対策をしっかりと行いましょう。
④:屋根の劣化が進む可能性がある
ソーラーパネルの重さで屋根が壊れる心配はほとんど不要です。しかし、まったくダメージがないわけではありません。ソーラーパネルの重量を屋根にかけ続けていることになるため、どうしても屋根の劣化が進んでしまう可能性があります。
ソーラーパネルを設置すると、屋根自体のメンテナンスも必要です。メンテナンスには20年間で目安として30万円程度かかります。(※台風などでパネルや屋根に傷がつかなかった場合)メンテナンス費用も考慮して太陽光発電を導入しましょう。
3.ソーラーパネルの取り付けをやめた方が良い屋根の特徴3選
ソーラーパネルの取り付けをやめた方が良い屋根の特徴は、以下の3つです。
・家の築年数が古い・旧耐震基準で建てられている
・過去に雨漏りなどの屋根トラブルが起きている
・雪が降る地域で軒下にスペースを確保できない
それぞれ解説していきます。
①:家の築年数が古い・旧耐震基準で建てられている
太陽光発電を設置する家の築年数が古いと、ソーラーパネルを屋根に設置できない可能性があります。ソーラーパネルを屋根に設置すると約400㎏の負荷が屋根にかかるため、家の築年数が古いと劣化に繋がったり地震で倒壊したりするリスクが高くなるからです。
また築年数が古い家は、新耐震基準ではなく旧耐震基準である可能性が高い点もやめた方が良い理由としてあげられます。
旧耐震性基準の建物の屋根は、ソーラーパネルの設置が推奨されていません。ソーラーパネルを設置するとなると、耐震補強工事を行う必要が出てきます。こうした初期費用を鑑みても、築年数が古い家や旧耐震基準で建てられている家にソーラーパネルを取り付けるのはやめた方がいいでしょう。
②:過去に雨漏りなどの屋根トラブルが起きている
過去に雨漏りなどの屋根トラブルが起きている家には、ソーラーパネルの設置はおすすめできません。雨漏りは経年劣化や施工不良によって起こり得る屋根トラブルです。そんな屋根トラブルが過去に起きている家にソーラーパネルを取り付けると、重みに屋根が耐えられず雨漏りが発生する可能性がさらに高まるでしょう。
また雨漏りの原因が経年劣化の場合、家自体の築年数も古くなっていると考えられます。ソーラーパネルの設置は屋根に負荷を与え続けることになるため、劣化をさらに進めてしまう可能性も高いです。
こうした理由から、過去に雨漏りなどの屋根トラブルが起きている家の屋根はソーラーパネルの取り付けをやめた方が無難でしょう。
③:雪が降る地域で軒下にスペースを確保できない
雪が降る地域で屋根にソーラーパネルを設置する場合、気をつけなければならないのが落雪です。ソーラーパネルの表面は普通の屋根よりも雪が滑り落ちやすくなっているため、必ず雪止めなどの落雪対策を行いましょう。
しかし、軒下に十分なスペースが確保できない家の場合、雪止めがきちんと機能しない可能性があります。雪止めが機能しないと落雪事故の危険性が高くなってしまうので、雪が降る地域で軒下にスペースを確保できない場合はソーラーパネルの設置を避けるようにしてください。
4.ソーラーパネルを屋根に取り付けずに太陽光発電をはじめる3つの方法
太陽光発電をはじめる方法は、屋根にソーラーパネルを取り付けるだけではありません。ソーラーパネルを屋根に取り付けずに太陽光発電をはじめる方法は、以下の3つです。
・カーポートに設置する
・建物の外壁に設置する
・ポータブル電源とソーラーパネルを導入する
それぞれ解説していきます。
①:カーポートに設置する
屋根にソーラーパネルを取り付けずに太陽光発電をはじめる1つ目の方法は、カーポートへの設置です。ソーラーパネルの重量に耐えられるカーポートであれば、あとからソーラーパネルを取り付けても問題ありません。
「自宅の屋根にソーラーパネルの設置ができないけど太陽光発電をどうしても導入したい」という方は、ぜひカーポートへの取り付けを検討してみてください。
②:建物の外壁に設置する
屋根ではなく、建物の外壁にソーラーパネルを設置する方法もおすすめです。外壁への取り付けは建物の大きさに合わせて設置ができたり、スペースの少ない建物にも設置ができたりとさまざまなメリットがあります。
しかしその一方で、屋根に取り付ける方法に比べて発電効率が低いといったデメリットがあります。またソーラーパネルの反射によって、近隣住宅に光害リスクが発生する可能性もあるため注意が必要です。
③:ポータブル電源とソーラーパネルを導入する
住宅に傷をつけずに太陽光発電をはじめるなら、ポータブル電源とソーラーパネルの導入がおすすめです。ポータブル電源とソーラーパネルなら設置工事の必要がないため、ベランダや庭に設置して気軽に太陽光発電が行えます。
またポータブル電源は持ち運びやすく設計されている製品が多く、自宅以外の場所でも太陽光発電が可能です。ポータブル電源があればコンセントのない場所でも電力の確保ができる、キャンプなどのアウトドアで電気毛布などの冷暖房機器が使用できるようになります。ホットプレートなどの調理家電も使用可能となるので、キャンプの充実度がより高くなるでしょう。
ポータブル電源は災害時の非常用電源や電気代の削減、さらにはアウトドアにも使える利便性の高いアイテムです。できるだけ初期費用を抑えたい方や屋根にソーラーパネルを取り付けるのが心配な方は、ぜひ導入してみてください。
5.太陽光発電にはJackeryのポータブル電源とソーラーパネルがおすすめ!
太陽光発電には、Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルがおすすめです。Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルの特徴は、なんといってもコスパの良さでしょう。
据付型の蓄電池とソーラーパネルを導入する場合、100~300万円ほどの費用がかかります。しかし、Jackeryなら33,800円~499,000円で太陽光発電をはじめることが可能です。
また、「高冷却効率・耐衝撃設計・耐火素材」を採用したことで高い安全性も実現。Jackerの全シリーズが一般社団法人 防災安全協会が定める防災製品等推奨品認証を取得しているため、安心安全に太陽光発電を行えます。
さらに、ポータブル電源に内蔵されているバッテリーには、最新のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。毎日使用しても10年以上長持ちするので、軽量でコンパクトですが据付型にも引けを取りません。
コスパが良く安全性も高いJackerのポータブル電源とソーラーパネルで、どこでも気軽に太陽光発電をはじめてみましょう。
6.手軽に太陽光発電をスタート!Jackeryおすすめ機種3選
Jackery製品の中でも手軽に太陽光発電をはじめるのにおすすめな機種は、以下の3つです。
・Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
・Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
・Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
ここからは、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説していきます。この記事を参考に自分に合うものを見つけて、太陽光発電を気軽にスタートさせましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、容量632Whのポータブル電源と100Wソーラーパネルがセットになった製品です。コンパクトで持ち運びやす抜群ですが定格出力が800Wとなっているため、テレビ(60W)を約8時間稼働することができます。
扇風機(45W)なら約10時間、電気毛布(55W)なら約8時間使用できるのでアウトドアや停電時の暑さ・寒さ対策もバッチリです。
さらに緊急充電モードも搭載されており、緊急時には最速1時間でフル充電が完了します。素早く充電が行えるので、停電のリスクがある大型台風が近づいてきても安心です。(※緊急時のみの使用を推奨しています)
コンパクトで持ち運びやすいJackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットで、いつでも好きな場所で気軽に太陽光発電を行いましょう。
●Jackery Solar Generetor 1000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、容量1,264Whのポータブル電源と100Wソーラーパネルがセットになった製品です。定格出力2,000Wとなっており、たとえばコーヒーメーカー(1,080W)を1.3時間稼働することができます。
プロジェクター(100W)なら約9時間使用できるので、自宅だけでなくキャンプでも映画を楽しめるように。ほかにもさまざまな家電が使用できるので、アウトドアがより充実したものになるでしょう。
連泊キャンプや車中泊にピッタリなJackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットで、家族や友人との楽しい思い出を作りましょう。
●Jackery Solar Generetor 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、容量2,042Whのポータブル電源と200Wソーラーパネルがセットになった製品です。定格出力3,000Wとなっており、ブレンダー(300W)なら4.7時間、炊飯器(330W)なら5.2時間使用できます。
また、セットのソーラーパネルは最大25%と業界最高レベルの変換効率を誇り、少ない太陽光での発電も可能にしました。曇りの日の発電量が従来のソーラーパネルより約50%多くなっているので、曇りの日にベランダで発電を行っても十分な電力が確保できるでしょう。
さらに合計10ポート(AC5口・USB4口・シガーソケット1口)が備わっており、複数の家電を同時に使用できるのもポイント。調理家電を使用しながらスマホの充電ができるなど、大人数でのキャンプにもピッタリです。
出力の大きい家電も複数使用できるJackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットで、大人数のキャンプや車中泊での長距離旅行を楽しみましょう。
まとめ
今回は、ソーラーパネルの重さによる屋根への負担について解説しました。ソーラーパネルを設置しても屋根への負担は少ないですが、リスクが0というわけではありません。
当社の「Jacker Solar Generetor」なら、設置工事もなく屋根に負担をかけずに太陽光発電をはじめられます。高コスパで安全性も高い「Jacker Solar Generetor」で、気軽に太陽光発電をはじめましょう。