太陽光パネルには地震リスクがある!「使えない」を防ぐ5つの対策を解説

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「太陽光パネルは地震が起きた時にリスクがあるって本当?」

「地震が起きて太陽光パネルが使えない事態を防ぐ方法は?」

 

上記のように考えているのではないでしょうか。そこで本記事では、太陽光パネルが抱える地震の際のリスクや破損して使えない状況を防ぐ5つの対策を解説します。

 

また、太陽光パネルが破損した際の注意点も3つ紹介。地震が起きやすい地域に住んでいる方は、リスクを把握して二次災害を防ぎましょう。

目次

1.太陽光パネルには地震リスクがある

 

太陽光パネルには、下記のような地震によるリスクがあります。

・太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障して使えなくなる

・故障した太陽光パネルが原因で感電する

・故障した太陽光パネルから有害物質が排出される 

実際に令和6年の能登半島地震で太陽光パネルが破損した事例も紹介するので、被害を抑えるためにリスクを理解しておきましょう。

●振動や衝撃で太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障し得る

地震の振動や衝撃で、太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障する可能性があります。太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障すると、発電量が0になるかもしれません。 

修理だけでなく交換が必要になった場合、容量によっては20〜50万円ほどかかるケースもあります。また、故障した太陽光パネルを放置していると、漏電によって枯葉に着火し火災が起こった事例もあるので迅速な対処が必要です。

●令和6年能登半島地震でも太陽光発電システムが破損・倒壊した

令和6年に起きた能登半島地震では、太陽光発電システムが破損・倒壊する事故がいくつか起きています。 

また石川県を中心に約40,000戸もの住宅で停電が発生し、3週間以上続いた地域がありました。 

参考:経済産業省-令和6年能登半島地震の対応について 

家屋が倒壊するほどの地震であれば、太陽光パネルも故障するため電気は使えなくなります。災害に備えるなら据付型の太陽光パネルよりも、避難所などに持ち運べるサイズの蓄電池とソーラーパネルが役に立つでしょう。

●もし破損すると使えないだけでなく感電・有害物質のリスクがある

地震で太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障すると、感電したり有害物質が流れ出たりするリスクもあります。屋根から落下して壊れた太陽光パネルでも、光が当たると300V以上の電気を発電するかもしれません。 

直接触らなくても、近づくだけで周囲の水を通して感電する可能性も考えられます。また、太陽光パネルに含まれる以下のような物質から、人体に有害な毒ガスが発生する可能性もあります。

・鉛

・ヒ素

・セレン

・カドミウム 

上記は水や土壌を汚染したり、人間の呼吸器や皮膚に刺激を与えたりするリスクがある危険な物質です。太陽光パネルが破損した際は、すぐに専門の業者に相談しましょう。

2.「地震で太陽光パネルが使えない」を防ぐ5つの対策

 

「地震で太陽光パネルが使えない」を防ぐ5つの対策

地震で太陽光パネルが使えない状況を防ぐ5つの対策は以下の通りです。

・強度が高い土台を設置する

・事前に地盤・土地の状態を確認する

・定期的にメンテナンスを行う

・太陽光パネルの専門業者に補強工事を依頼する

・保証制度や保険を活用する 

太陽光パネルを設置しても、地震などの災害時に使えなければ意味がありません。有事の際に太陽光パネルを利用できるように対策をしておきましょう。

●強度が高い土台を設置する

地震で太陽光パネルが破損してしまう事態を防ぐためには、強度が高い土台を設置する必要があります。 

強度の高い土台は高額ですが、地震の振動や衝撃で倒れにくいです。地震で破損した太陽光パネルを修理・交換する場合の費用は、多くのケースでさらに高額となります。 

長期的に使い続けるために、最初に強度の高い土台を設置するのがおすすめです。

●事前に地盤・土地の状態を確認する

太陽光パネルを設置する際は、事前に地盤・土地の状態を確認しましょう。 

強度の高い土台を設置したとしても、地盤が割れてしまえば太陽光パネルが壊れる可能性は高いです。また、地盤・土地の状態だけでなく、ハザードマップで自然災害時にどれくらいの被害を受けるかも確認してみてください。 

近隣の建物や道路の状況によっては、太陽光パネルの設置ではなく蓄電池の方が適している場合もあります。事前に地盤・土地の状態やハザードマップで、自然災害時にどれくらいの被害を受けるかを確認しましょう。

●定期的にメンテナンスを行う

地震で太陽光パネルが使えない状況を防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。日頃からメンテナンスを行うことで、事前に太陽光パネルの不備を発見でき、修理・交換の費用を抑えられます。また、地震が起きた後の二次被害も軽減できるでしょう。 

ただし自分でメンテナンスを行うと、屋根からの転落などで怪我をするリスクがあります。必ず専門の業者に依頼してください。

●太陽光パネルの専門業者に補強工事を依頼する

地震で太陽光パネルが使えない事態を防ぐためには、専門業者に補強工事を依頼するのも一つの手です。 

すでに設置した太陽光パネルを交換する場合は、高額な費用がかかってしまいます。そのため、補強工事で地震が起きた際でも壊れにくい設備にするのがおすすめです。 

地震が起きた際の被害を抑えるために、専門業者に耐久性を高める補強工事について相談してみましょう。

●保証制度や保険を活用する

地震で太陽光パネルが壊れた際に備えて、保証制度や保険を活用しましょう。保証制度や保険を活用すると、地震で壊れた太陽光パネルの修繕費用や解体費用を大幅に削減できます。 

ただし、メーカーや業者によっては、保証内容が地震の被害に対応していなかったり、短期間のみであったりする場合があります。そのため、メーカーや業者を選ぶ際は下記3つを確認しましょう。

・保証内容

・保証期間

・保証期間の延長が可能か 

保証制度や保険が充実した業者に依頼し、地震で太陽光パネルが壊れた際に備えましょう。

3.地震によって太陽光パネルが破損した際の注意点3つ

 

地震によって太陽光パネルが破損した際の注意点

地震によって太陽光パネルが破損した際の注意点は、以下の3つが挙げられます。

・絶対に触らない・近づかない

・専門業者にすぐ相談する

・有害物質の流出を防ぐ 

地震で太陽光パネルが破損すると、感電による怪我、有害物質の排出などの危険があります。二次被害を抑えるために、しっかり把握しておきましょう。

●絶対に触らない・近づかない

地震によって太陽光パネルが破損した際は、絶対に近寄ってはいけません。 

太陽光パネルは壊れていても日光が当たれば発電するため、素手で触れば感電してしまいます。また、漏電が起こり雨が降った後は、周りの水を通して感電する可能性もあります。 

地震によって太陽光パネルが破損した際にやむを得ず作業をする場合は、必ず電気を通さない絶縁性のある手袋を着用しましょう。

●専門業者にすぐ相談する

地震によって太陽光パネルが破損した場合は、自分で対処せずにまず専門業者に相談しましょう。 

太陽光パネル自体に大きな被害が無くても、ケーブルの断線によって漏電による感電や火災事故が発生する可能性が考えられます。また、地震直後は異常が見られなくても、大きな余震の繰り返しで損壊するケースもあります。 

そのため、地震が起きた際は二次被害を抑えるために、専門業者にすぐ相談しましょう。

●有害物質の流出を防ぐ

地震によって太陽光パネルが破損した際は、有害物質の流出を防ぐ対策を施しましょう。太陽光パネルには、以下のような人体に悪影響を与える有害物質が含まれています。

・カドミウム

・鉛

・セレン 

そのため、一般廃棄物ではなく産業廃棄物として処理しなければなりません。

専門的な知識・技術を持たない個人で撤去・廃棄をすると、法令違反で罰則の対象になるだけでなく、有害物質を広く流出させてしまう可能性が高くなります。 

地震によって太陽光パネルが破損した際は、自分で処理するのではなく必ず専門知識を持った業者に依頼しましょう。

4.地震に備える太陽光パネルは持ち運べるタイプがおすすめ!

 

地震に備える太陽光パネルを探している方は、持ち運べるタイプがおすすめです。 

自宅に設置する太陽光パネルだと、災害時に壊れやすいだけでなく避難所へ持ち運べません。震災クラスの大きな地震が起きた場合は余震に備えて避難するため、設置タイプでは役に立たない場合が多いです。 

そのため、地震に備える太陽光パネルを購入する際は、持ち運べるタイプを選ぶと良いでしょう。

5.地震による破損リスクほぼ0!持ち運べる太陽光パネルと蓄電池のセット3選

 

持ち運べる太陽光パネルと蓄電池のセットなら「Jackery Solar Generatorシリーズがおすすめです。定点設置をする必要がないため、地震によって壊れるリスクはほとんどありません。 

Jackery(ジャクリ)は12年間の販売実績を誇り、現在では全世界で400万台以上も販売しています。また、ソーラーパネルのエネルギー変換効率は業界最高峰なため、曇りの日でも効率良く発電可能です。 

「Jackery Solar Generator」なら、災害の復旧に時間がかかる場合でも、太陽光さえあれば充電して繰り返し使えます。地震が起きた際に、安全に余裕を持って電気を使いたい方は、これから紹介する3モデルの中から選ぶと良いでしょう。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery ポータブル電源 600 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルがセットになった商品です。UPS機能を搭載しているため、停電時にも家電に電気を供給し続けられます。また、約4000回の充放電サイクルにより、毎日使ったとしても10年間以上使える長寿命が魅力です。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery Solar Generator 1000 NewとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルがセットになった商品です。専用のアプリで「緊急充電モード」を利用すれば、最短60分の高速充電が可能になります。また1,070Whの大容量ながら10.8kgと軽量なため、地震が起きた際にもラクラク持ち運べる点が大きなメリットです。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルがセットになった商品です。拡張バッテリーに対応しており、地震による停電が続いた際でも余裕を持って電気を使い続けられます。また2,042Whの超大容量を誇りつつも、伸縮するハンドルやキャスター付きなため、緊急時でも力を使わずにラクラク持ち運べます。

まとめ

 

太陽光パネルは地震によって壊れた際に、有害物質が発生する・感電や火災の事故が起こるなどのリスクがあります。

しかし、定点設置しない「Jackery Solar Generator」なら、地震による破損リスクを心配する必要なく、余裕を持って電気を使い続けることが可能です。地震に備えるなら持ち運びができて、安全な「Jackery Solar Generator」を購入しましょう。

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