ソーラーパネルの防水トラブルが多発中!3つの原因と5つの対策を徹底解説
高騰する電気代の対策や防災対策として、ソーラーパネルを自宅に設置する人が増えてきました。それと同時に、雨漏りをはじめとする「ソーラーパネル防水トラブル」の件数も増えてきています。
そこで今回は増え続けるソーラーパネルの防水トラブルの、3つの原因と5つの対策を解説。トラブル防止のために、これからソーラーパネルを設置しようと考えている人は必見です。
ソーラーパネルの防水トラブルが多発中!
近年、ソーラーパネルに関する「防水トラブル」が多発しています。主なトラブルは、パネルの設置による「屋根からの雨漏り」です。
参考:日経クロステック「後付け太陽光パネルが原因の雨漏り」
この太陽光パネルの防水トラブルや雨漏り問題について、少し詳しく見ていきましょう。
●「費用を抑えること」に力を入れすぎて建物への安全性が考慮されない
なぜ防水トラブルが起きてしまうのかというと、多くの人が「費用を抑えること」に力を入れすぎてしまうためです。費用を抑えてしまったために、建物への安全性がしっかりと考慮されていないケースは少なくありません。
本来屋根の上には物を置かないのが普通。そこに1枚当たり約15kgもあるソーラーパネルを載せたら、トラブルが起きてしまうのも当然です。ソーラーパネルの設置時は、「建物への安全性はしっかりと考慮したうえで、他の部分で費用を抑える」ことを考えましょう。
●長期間使うソーラーパネルは防水対策もしっかりしておこう!
ソーラーパネルは長期間使うのが一般的です。常に雨にさらされ、経年劣化も考えられるソーラーパネルは、しっかりと防水対策をしておかなければいけません。導入当初はなんの問題もなくても、後からトラブルが発生するケースはよくあります。定期的なメンテナンスを含め、ソーラーパネル防水対策は欠かさず行うようにしてください。
ソーラーパネルの防水トラブルが起きてしまう3つの原因
そもそも太陽光パネルの防水や雨漏りトラブルはなぜ起きてしまうのか、技術的な面から3つの原因を解説します。
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・架台を固定する際に屋根に穴を空けてしまう
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・経年劣化で屋根に亀裂が入ってしまう
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・ソーラーパネルが邪魔で屋根のメンテナンスが難しくなる
それぞれ見ていきましょう。
●原因①:架台を固定する際に屋根に穴を空けてしまう
非常に多い原因のひとつが、太陽光パネルを載せる「架台」を固定する際に、屋根に穴を空けてしまうケース。屋根は複数の層で構成されていますが、そのうち「防水層」が雨漏りなど防水トラブルを防止する役目を果たしています。架台を固定する際に使うビスで防水層を破壊してしまうと、雨漏りが起きてしまうわけです。
そのため架台を固定する際には、防水層を破壊しないような固定方法を選択する必要があります。しかし屋根の構造に詳しくない業者が架台を設置すると、間違った固定方法を使ってしまう可能性が。施工は信頼できる業者に依頼しなければいけません。
●原因②:経年劣化で屋根に亀裂が入ってしまう
2つ目の原因は「経年劣化」により屋根に亀裂が入ってしまうケースです。屋根に載せるタイプの太陽光パネルは、1枚あたり約15kgもの重量があります。仮に12枚のパネルを載せたとすると、総重量は180kg。ゴリラが1頭、常に屋根の上に乗っているような状態です。
屋根が重量に耐えきれなくなれば、当然亀裂が入って太陽光パネルの雨漏りが発生します。特に木造住宅では亀裂が発生しやすいため、より細心の注意が必要でしょう。
●原因③:ソーラーパネルが邪魔で屋根のメンテナンスが難しくなる
もうひとつ考えられる原因として「設置したソーラーパネルが邪魔になり屋根のメンテナンスがしづらい」という点が考えられます。ソーラーパネルを設置すると、屋根のパネル下部分を直接確認するのは困難です。一度ソーラーパネルを外さないと、適切なメンテナンスや修理ができなくなってしまう場合があります。
そのため、やはり設置の段階でソーラーパネルの雨漏り対策をしっかりしておくことが大切です。取り外して設置し直すにも多額の費用がかかるので、かえって損をしないように最初から防水対策しておきましょう。
太陽光パネルの防水トラブルや雨漏りを防ぐ5つの対策
ここからは、ソーラーパネルの防水トラブルや太陽光パネルの雨漏りを防ぐための具体的な5つの対策を解説します。
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・ソーラーパネルの施工会社だけでなく防水施工会社にも相談する
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・「アンカーレス設置」も検討する
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・屋根の耐荷重をチェックしておく
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・保証付きの施工会社に取り付けてもらう
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・設置後のメンテナンスを定期的に行う
それぞれの対策について詳しく見ていきましょう。
●対策①:ソーラーパネルの施工会社だけでなく防水施工会社にも相談する
ソーラーパネルを設置する際は、「ソーラーパネルの施行会社」だけでなく、「防水施工会社」にも相談するようにしてください。実績の豊富なソーラーパネルの施工会社は防水対策も詳しい場合がありますが、そうでない場合も多いです。防水対策は、専門家の防水施工会社にしっかりと行ってもらいましょう。
ただし、施工会社を分けることで費用は高くなってしまうので注意。最初から実績の豊富なソーラーパネルの施工会社を選定したり、提携している防水施工会社を紹介してもらったりして費用を抑えるのが得策です。
●対策②:「アンカーレス設置」も検討する
設置環境によっては、架台を固定しない「アンカーレス設置」も検討の余地があります。アンカーレス設置なら、屋根にビスを打ち込むことはないので防水トラブルのリスクを大幅に軽減可能です。
ただしアンカーレス設置は強風で転倒するおそれがあるため、環境によっては使えません。また多くの施工業者は一般的なアンカー固定設置を提案してくるので、「うちはアンカーレス設置はできないのか」と一度相談してみるのが良いでしょう。
●対策③:屋根の耐荷重をチェックしておく
家の建築図面などを見れば、屋根の耐荷重が何kgまでなのか確認できます。屋根の耐荷重を超えるような設置をすると、当然亀裂が入って雨漏りが発生するリスクが高まります。ソーラーパネルは1枚当たり約15kgもあるので、耐荷重を超えることがないかチェックしておきましょう。
●対策④:保証付きの施工会社に取り付けてもらう
「設置保証付き」の施工会社にソーラーパネルを取り付けてもらうのも対策として有効です。保証があれば、雨漏りが発生しても無償で直してくれる可能性があります。
ただし補償範囲は業者や契約方法によって異なるので、雨漏りなどの防水トラブルが対象となっているか確認するようにしてください。
●対策⑤:設置後のメンテナンスを定期的に行う
太陽光パネルの設置後も、屋根やパネル・架台のメンテナンスを定期的に行いましょう。事業用のソーラーパネルは4年に1度のメンテナンスが義務付けられていますが、住宅用の場合に義務はありません(※)。だからといってメンテナンスを怠ると、経年劣化による亀裂の発生を防止できない可能性があります。
※厳密には10kW以下の住宅用太陽光パネルもメンテナンスが義務化されていますが、「〇年に1回」のような時期指定がないため、実情としては行わない人が多くなっています。
5年・10年に1回程度のスパンでも良いので、しっかりと定期メンテナンスをすることが大切です。早期に原因を発見できれば、太陽光パネルの雨漏りや防水トラブルに悩まされることもなくなるでしょう。
屋根の雨漏り対策不要な「ポータブルソーラーパネル」のススメ
「ポータブルソーラーパネル」なら、屋根の雨漏りトラブルに悩まされる心配はありません。ポータブルソーラーパネルに関する、下記5つのポイントを解説します。
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・設置工事が不要だから雨漏りの心配なし
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・圧倒的に導入コストも抑えられる
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・折り畳んで持ち運べるから使い道の幅も広がる
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・ソーラーパネル自体も防水を選べば安心
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・ポータブル電源に充電すれば防災対策にも
詳しく見ていきましょう。
●設置工事が不要だから雨漏りの心配なし
ポータブルソーラーパネルは設置工事が不要。多くの製品が好きな場所に置いて、角度を調節するだけで使えます。もちろんビスなどの打ち込みを必要とせず、屋根に置くこともないので雨漏りの心配は一切ありません。
●圧倒的に導入コストも抑えられる
屋根に設置するタイプのソーラーパネルと比較して、圧倒的に導入コストを抑えられます。経済産業省によれば、2022年度の新築物件におけるソーラーパネルの設置費用相場は「1kWあたり26.1万円」。一般家庭で導入するのは4~5kWが基本なため、100万円以上の費用がかかってしまいます。
その点、折りたたみソーラーパネルは数万円から導入可能です。「いきなり大きな費用はかけられない」という方は、ぜひポータブルソーラーパネルから始めてみましょう。
●持ち運べるから使い道の幅も広がる
ポータブルソーラーパネルは持ち運びが可能なため、使い道の幅も大きく広がります。庭やベランダの日当たりのいい場所に置いたり、キャンプ場などの出先で使ったり。定点設置しかできない据付型よりもバリエーション豊富な活用が可能です。
●ソーラーパネル自体も防水を選べば安心
ポータブルソーラーパネル自体も「防水加工」された製品が非常に多いです。防水加工されたポータブルソーラーパネルなら、多少の雨にさらされても故障する心配はありません。
たとえばJackeryのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200 JS-200C」は「IP67」の防水規格に準拠しています。IP67は水面下15㎝~1mの深さに30分間放置されても故障しない防水規格で、多少の雨はものともしません。ご注意:ソーラーパネルの接続端子は防水ではないため、ご注意ください。
※Jackeryのソーラーパネルは、Jackeryポータブル電源への充電専用です。
●ポータブル電源に充電すれば防災対策にも
ポータブルソーラーパネルで発電した電力を蓄電池の「ポータブル電源」に充電すれば、効果的な防災対策にもなります。ポータブル電源は容量と出力の大きいポータブル蓄電池です。ポータブルソーラーパネルで発電した電力をポータブル電源に溜めておけばいつでもどこでも使えます。
ポータブル電源も持ち運んで好きな場所で使えるので、停電中にキッチンに持ち込んで炊飯器でご飯を炊いたり、寒い冬の停電時にはリビングに持って行ってこたつで暖をとったりと多岐にわたって活用可能です。ポータブル電源と折りたたみソーラーパネルがあれば、家族の安全をしっかりと守れるでしょう。
防水できるソーラーパネル太陽光発電製品おすすめ2選
最後に防水が出来て設置工事もいらなく、屋根の雨漏りトラブルを起こさない「Jackery(ジャクリ)」のポータブルソーラーパネルをセットにしたソーラー発電機「Jackery Solar Generator」を紹介します。Jackeryのポータブル電源・ソーラーパネルは全世界で300万台以上販売されている、業界トップクラスのシェアを誇る製品です。太陽光発電を手軽に導入したいが「屋根の防水対策に費用をかけたくない」という人はぜひ検討してみてください。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus:後から本格的な太陽光発電システムにすることも可能!
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、2,042Whの大容量ポータブル電源と200Wソーラーパネルのセット。ポータブル電源は容量が大きいぶん重量がありますが、取っ手付き・キャスター付きで持ち運びが苦になりません。ソーラーパネルも折りたたんで取っ手で持ち運び可能。重量もわずか4.2kgで、女性・子どもでもラクラク運べるでしょう。
またポータブル電源の内蔵バッテリーには、最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用。10年以上の長寿命を実現し、屋根据付型のソーラーパネルと遜色ない長期間使えます。さらに「拡張バッテリー」や「ソーラーパネルの増設」にも対応で、後からより本格的な太陽光発電システムにすることも可能です。もちろん一切の防水対策は不要なので、「Jackery Solar Generator 2000 Plus」を自由に持ち運んで活用してみてください。
製品名 | Jackery Solar Generator 2000 Plus |
容量 | 2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 1000 Plus:圧倒的コスパな1品!
「まずは費用を抑えて試してみたい」という人におすすめなのが、容量1,264Whのポータブル電源と100Wソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator 1000 Plus」です。約20万円の高コストパフォーマンスながら、しっかりと「太陽光発電システム」としての役割を果たしてくれます。防災からアウトドアまで幅広く活躍する1品です。
ポータブル電源の容量こそ若干少ないものの、定格出力は2,000Wでほぼすべての家電を動作可能。リン酸鉄リチウムイオンバッテリー内蔵で、寿命も10年と変わりません。コスパ良し・性能良しの「Jackery Solar Generator 1000 Plus」で、防水対策不要な太陽光発電を始めましょう。
製品名 | Jackery Solar Generator 1000 Plus |
容量 | 1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 | AC充電:1.7時間 |
寿命 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 | 5年間 |
まとめ
多くの人が「費用を抑えること」について考えすぎて、ソーラーパネルの防水対策がおろそかになっています。防水施工会社にしっかりと対策してもらい、自分でも家の図面を引っ張り出して屋根の耐荷重を調べておくと良いでしょう。設置後のメンテナンスも忘れずに行うことが大切です。
設置工事不要の「ポータブルソーラーパネル」なら、屋根の防水トラブルに悩まされる心配はありません。ポータブル電源とセットで、簡易的な太陽光発電システムをラクラク構築できる「Jackery Solar Generator」をぜひ検討してみてください。