ソーラーパネルとは?単結晶と多結晶の違いとおすすめの製品までご紹介
近年、キャンプや車中泊が注目を集めています。今は男性や女性が1人キャンプを行うソロキャンプや、ソロ車中泊なども人気のアウトドアとなっています。こうしたアウトドアライフをさらに快適に楽しむツールとして需要が増加しているのが、ソーラーパネルです。ソーラーパネルは、まさにアウトドアに必要なツールとして知られており、また万が一の災害時にも役立つ優れものなのです。
今後ソーラーパネルを導入したいけれど、どの製品を選べば良いのか分からないという方に向けて、今回はソーラーパネルの基本から、多結晶と単結晶の違い、おすすめの製品までご紹介します。これからソーラーパネルの導入をご検討されている方や、ソーラーパネルに興味のある方は、ぜひご一読ください。きっと参考になる情報が、見つかるはずです。
ソーラーパネルとは?
ソーラーパネルとは、太陽光で発電するためのパネル状の設備のことをいいます。ソーラーパネルという言葉の他にも、太陽光パネルや太陽電池版・太陽電池モジュールなどといわれるものです。このソーラーパネルですが、現在では業務用のものから家庭用のものまで、バリエーションに富んだ幅広い製品がリリースされているのも1つの特徴となっています。
公共施設などの街中でよく見かけるソーラーパネルには、小型の太陽電池を幾つも集めてアルミ枠に入れ、大型パネル状にした製品が大多数を占めます。このソーラーパネルに太陽の発する光エネルギーが当たることにより、発電が起こる仕組みとなっています。
ソーラーパネルの構成要素
ソーラーパネルがどのように構成されているのかということについて、詳しく説明していきます。ソーラーパネルの主な構成要素は、以下の3つが該当します。
1.セル
ソーラーパネルを構成する基本の単位のことを、セルといいます。セル1枚の大きさは10cmほどとなっていて、この組み合わせによってソーラーパネルが構築されます。
2.モジュール
セルを幾つも配列し、板状に加工したもののことを、モジュールといいます。屋外でも使用可能なように、強化ガラスや樹脂などで保護されています。
3.アレイ
モジュールも幾つも配列し、並列または直列に結線したもののことを、アレイといいます。家庭用のアレイは、屋根に架構等を利用して屋根に設置したパネルのことです。
ソーラーパネルの種類
ソーラーパネルの種類に関して、詳しく説明していきます。ソーラーパネルの種類には、以下の3つが該当します。
1.シリコン系
シリコン系のソーラーパネルは、単結晶タイプと多結晶タイプ・ヘテロ接合型とアモルファスシリコンの4つに分類されます。シリコン系はソーラーパネルの中でも、1番一般的な種類となっています。これらの中で家庭用として人気のあるものには、単結晶シリコンが挙げられます。
2.化合物系
銅やインジウムなどの物質を混ぜて作られたソーラーパネルのことを、化合物系といいます。この種類では、シリコンを使用せず経年劣化も少ないという特徴があります。シリコンを使用しないことから、少額の費用で量産することができます。
3.有機系
有機半導体のpn接合を利用して、光起電力効果により電気を生成するものを、有機系といいます。自由に曲げられ薄型でさらに軽量なため、ソーラーパネルに着色できたり生産費用もリーズナブルであるという特徴があります。けれども実用化はされていないため、家庭用には導入されていないというこの点において、注意が必要です。
単結晶と多結晶の違い
単結晶と多結晶には、それぞれの持つ性質の違いから、さまざまな異なる点があります。以下の一覧表では、単結晶と多結晶それぞれの特徴を挙げています。双方の特徴を見てみると、実に多くの異なる点があることが分かります。
単結晶の特徴 |
多結晶の特徴 |
・太陽電池の中でも1番古い ・国内において1番普及している ・多結晶よりも少し高額な製品が多い ・16%~18%という効率で発電できる ・見た目が綺麗で美しい |
・単結晶の生産時に端材や不良品を集めて生産されたもの ・再利用と生産費用の削減を目的として作られたもの 単結晶よりも低額な製品が多い ・発電効率は単結晶よりも2%~3%下がる ・端材や不良品から作られるため、見た目は単結晶よりも劣る |
単結晶は国内で最も普及している最古の太陽電池であるのに対し、多結晶は端材や不良品を集めて作られています。
また単結晶と多結晶の見た目についても、明確な違いがあります。単結晶は基本的に美しい見た目であるのに対し、多結晶は単結晶よりも美しい見た目という点において劣ります。この理由には、やはり多結晶が端材や不良品から作られていることが該当します。この理由から多結晶は、単結晶よりも必然的に見た目も劣ってしまうわけです。
また価格についても違いがあります。単結晶が多結晶よりも少し高価な値段であるのに対し、多結晶は単結晶よりも少し安価な値段となっています。このように、単結晶と多結晶には、明確に大きな違いがあるのです。
ソーラーパネルの選び方
実際にソーラーパネルの導入を検討する際には、主に2つのポイントを押さえて選択する必要があります。以下2つのポイントを、順に詳しく説明します。
1.目的や用途から選ぶ
目的や用途に沿った製品を選ぶことは、導入後に後悔をしないためにも、大切なことです。例えばキャンプなどのアウトドア用に仕様する際には、折り畳み仕様のソーラーパネルが適切です。折り畳み仕様だと、持ち運びに便利で幅をとることもないため、車内での車中泊にも最適です。
アウトドア用ではなく家庭用の発電を目的に導入するという場合には、発電量が特に重要となります。家庭用のソーラーパネルは、多額の費用を要することも多くあります。そのため、個々の家庭に相応しい発電量であることが求められるのです。
これがもし多額の費用を支払ったにも関わらず、それに相応しい発電量を得られなければ、損をしてしまうことになります。これらのことから家庭用の発電を目的として導入するのであれば、発電量の大きな製品を選ぶことは必須となります。
この他にも、使用用途が万が一の災害用なのであれば、防水仕様のソーラーパネルや防塵仕様の製品などが適切です。これらのソーラーパネルは、もし万が一の災害時に水没してしまったとしても、トラブルなく利用できる可能性が高いです。
注意点として、ソーラーパネルは夜間の発電は不可となっています。そのためアウトドア用での使用の際には、ポータブル電源と組み合わせて使えるかどうか、または蓄電システムを備えているかどうかも、選定の際のポイントとなります。
2.信頼できるメーカーを選ぶ
選定の際に最も重要となることは、優先順位を間違えないことです。自分がどのような製品を求めているのか、そのために何を優先するのかよく考えてみましょう。その上でもし目的や使用用途が明確ではないときには、信頼できるメーカーから選んでみることをおすすめします。
信頼できるメーカーの場合、安全性と品質も保証できます。アフターサービスも比較的に充実しているので、安心できます。
おすすめの単結晶ソーラーパネル
Jackery(ジャクリ)はポータブルソーラーパネルを販売した会社として、安全性・品質を常に第一に重視して生産・販売活動を展開しております。ソーラーパネルの変換効率が業界トップクラスを誇る24%です。優れた防水・防塵機能を搭載しており、アウトドアにも大変活躍できます。
また、Jackeryの全てのソーラーパネル製品が一般社団法人 防災安全協会の定める防災製品等推奨認証(※)を取得しており、この認証には、防災分野で有益な利用が可能且つ安全性や機能性に優れていて、利便性に寄与する製品として認証された場合に付与されるものです。
ソーラーパネルの選定でお悩みの際には、ぜひJackery(ジャクリ)の製品を、参考にされてみてください。
おすすめソーラーパネル一覧:
品番 | SolarSaga 200 | SolarSaga 100 | SolarSaga 80 |
外観 |
|||
最大出力 |
200W |
100W |
80W |
変換効率 |
22.5~24.2% |
23.7~24% |
22.5%~23.2% |
定格電圧 |
18V |
20V |
22V |
定格電流 |
11.12A |
5A |
3.64A |
開路電圧 |
23.2V |
24.8V |
28.5V |
短絡電流 |
11.76A |
5.6A |
3.71A |
USB出力 |
/ |
USB-A (5V/2.4A)USB-C(5V/3A) |
/ |
動作温度 |
-10~65°C |
-10~65°C |
-10~65°C |
収納サイズ |
540*615*40mm |
610*535*35mm |
906×528×27mm |
展開サイズ |
540*2320*25mm |
1220*535*20mm |
906×528×27mm |
重量 |
8kg |
4kg |
5.1kg |
価格 |
Sold out
|
Sold out
|
Sold out
|
まとめ
ソーラーパネルには、構成要素や種類などが複数存在し、単結晶と多結晶にはさまざまな違いがあります。ソーラーパネル導入のため製品を選ぶ際には、目的や用途に合わせた選択の他、興味のあるメーカーの中から選ぶことも検討しましょう。特にあまり時間をかけずに製品を選びたい場合には、個々に求める優先順位を第一に考えることが大切です。
キャンプや車中泊などのアウトドア用として人気のあるソーラーパネルは、今後も拡大を続けると予測されています。また日本は災害大国でもあることから、ソーラーパネルには災害用としての需要も拡大傾向にあります。
ソーラーパネルと言えば、現在はアウトドア用としてのイメージが先行しているかもしれませんが、地震や台風・水害などの多いこの国では、アウトドア用としてだけでなく、災害用としての利用も増加しているのです。
本記事では、弊社のソーラーパネルもご提案させていただきました。アウトドア用にも災害用にも利用できるポータブル電源とのセットは、それぞれ単品で購入するよりもお得な製品となります。本記事をご一読いただきましたこの機会に、ぜひ製品の導入を本格的にご検討されてみることを、おすすめします。