ソーラーパネルは自作できる?実際の作り方と注意点を解説

ソーラーパネルの自作方法について

家庭でも簡単に発電できる装置として日本国内でも人気なのがソーラーパネルです。ソーラーパネルは材料と知識さえあれば自作することも可能です。今回はソーラーパネル自作方法と注意点を解説します。

ソーラーパネルは自作できるものの、取り扱いやメンテナンスにも慎重になる必要がある非常にデリケートなアイテムです。無理なく気軽に取り入れたいのであれば、お得に購入できる既製品をチェックしてみることもおすすめです。

ソーラーパネルの自作は可能!2つの作り方

一見複雑に見えるソーラーパネルも、材料と知識があれば自作が可能です。

太陽光パネル自作すればその分費用を抑えられ、よりお得に自宅の電力を賄えます。

ソーラーパネルを自作する方法は、自作キットを購入する他、1からシステムを作り上げる方法があります。それぞれの方法を確認しましょう。

・自作キットを購入する方法

ソーラーパネルの自作キットは、ホームセンターはもちろんインターネットでも気軽に購入できます。

ソーラー発電を自作するのに必要なアイテムがすべて揃っているので、購入後説明書通りに組み立てればすぐに完成するのが大きなメリットです。

ソーラーパネル本体だけでなくバッテリーやケーブルなどもセットになっているものを選びましょう。

自作キットは知識が少なくても簡単に発電装置を作れるというメリットがありますが、自宅の形状や欲しい電力量に合わせてカスタムすることはできません。

無理にカスタマイズすることで本来の能力を発揮できなくなるだけでなく、火災などの原因になる可能性もあります。

カスタマイズされたソーラーパネルはメーカーの保証外になってしまうという点にも注意してください。

・1からシステムを作る方法

自分ですべての材料を揃えて1からシステムを作る方法もあります。

自宅の形状、求める電力量に応じて好きにカスタマイズできるのが魅力ですが、専門的な知識が必要です。

材料はインターネットでも簡単に集められるものの、後から別の材料が必要になったり、修理の際に交換パーツが廃盤になっていたりする可能性もあるので注意してください。

ソーラーパネルに関する専門知識がない場合は1からの自作はほぼ不可能です。

インターネットや書籍にはソーラーパネルを1から自作する方法を紹介しているものもありますが、すべて自己責任になってしまいます。

ソーラーパネルの自作に必要なアイテム

ソーラーパネルの自作に必要なもの

ソーラーパネルの自作に興味がある方のために、必要なアイテムを紹介します。これらをまずは揃えられるかを確認した上で、太陽光発電自作できるかを検討しましょう。

・ソーラーパネル

まずはソーラーパネルがなければ始まりません。ソーラーパネルはパネルによって出力数が変わります。

より多くの電力を太陽光で賄うためには、大きなソーラーパネルを用意するか、複数枚のソーラーパネルを用意しなければなりません。

ソーラーパネルはホームセンターでも販売されていることもあるので、近くのホームセンターでどのような種類があるのか確認してみましょう。

・チャージコントローラ

チャージコントローラはソーラーパネルが発電した電気を充電するための機械です。

チャージコントローラがなければ、過充電や過放電、パネルで電力が逆流するリスクが高まります。

安全に自宅でソーラーパネルを利用するためにも必須のアイテムです。

・バッテリー

バッテリーはソーラーパネルで発電した電力を充電するために必要なアイテムです。

ソーラーパネルとバッテリーは直接つながず、チャージコントローラを間に挟む必要があります。

ソーラーパネル、チャージコントローラとの相性もあるため、使いやすさや価格だけでなく相性もよく確認した上で最適なバッテリーを見極めなければなりません。

・インバータ

ソーラーパネルからの電力は非常に不安定です。この不安定な電力を安定した電圧、周波数に変換するために必要なのがインバータです。

ソーラーパネルやバッテリーを用意するだけでは家庭で太陽光の電力を利用できないため、このようなインバータも揃える必要があります。

出力の大きさにもよりますが、安いものなら数千円で入手できます。家庭でより多くの太陽光電力を利用するにはさらに高額なインバータが必要です。

ソーラーパネルの自作から設置手順

ソーラーパネルの自作に必要なアイテムが揃ったら、早速接続していきましょう。必要なものを揃えればあとは正しく接続していくだけなので、手順自体は多くありません。

まずはチャージコントローラから、バッテリー、インバータ、そしてソーラーパネルと順番に接続していきます。

その後ソーラーパネルを太陽が最もあたる場所に設置して、正常な電圧を表示しているか電圧計を用いて確認しましょう。

ソーラーパネルは南向き30度がもっとも効率的に発電できる角度とされていますが、自宅の設置できる場所や環境によって臨機応変に角度を変えてみましょう。

すべての接続が終わるまではソーラーパネルが太陽に当たらないようにしてください。漏電や過充電などのリスクが高まり、火災や怪我につながります。

自作キットを購入した場合は同封されている説明書の手順に従い、安全面に注意しつつ接続してください。

ソーラーパネルの自作にはいくらかかる?

ソーラーパネルを自作すると、既製品を購入するより安く揃えられる印象があります。実際にそれぞれのアイテムの価格は下記のとおりです。

ソーラーパネル……5000円

チャージコントローラ……5000円

バッテリー……20000円

インバータ……10000円

これらはそれぞれの中でも特に小規模で安いものを選んだ場合の価格ですが、合計で4万円程度で抑えられます。

より多くの電力を確保したい場合は大きなソーラーパネルやバッテリーなどが必要になり、これよりもお金がかかります。

また、自作キットの場合は必要なものがすべて揃って10万円程度のものが多いです。

ソーラーパネル、バッテリーなどをセットで購入すると30万円程度かかり、設置工事費などもかかることを考えると、自作がコスパに優れていることがわかります。

ソーラーパネルを自作する際の注意点

ソーラーパネル自作の注意点

ソーラーパネル自作は費用面を見るとお得に思えますが、デメリットもたくさんあります。

とくにソーラーパネルに関して知識がない方が自作にチャレンジする際は、下記の注意点も事前に確認してください。

ソーラーパネル自作のメリットとデメリットを比較して、本当に自作する必要があるのかをよく考えましょう。

・すべて自作するのは難しい

ソーラーパネルと発電に関連するアイテムをすべて自作するためには、電気設備などの豊富な知識と専門の道具やアイテムが必要です。

高校や大学などで勉強した経験がある、実際に仕事で制作に携わっているという方なら別ですが、これまで機械の制作をしたことがない方、DIYの経験がほとんどない方が手を出すには難易度が高いです。

自作キットであれば、説明書通りに組み立てれば比較的簡単に作成できます。

各アイテムの接続もきちんと確認されたものがセットになっているので、高額なアイテムを用意したのに接続できずに買いなおす…という無駄も省けます。

・設置後に火災の危険性がある

ソーラーパネルは自作したら完了ではありません。

接続後にトラブルが起こる可能性もあり、中でも特に注意しなければならないのが火災です。

ケーブルの接続が悪いとそこから発熱し、火災が起きる可能性があります。

接続時にもほんの少しの不備が大きな事故に繋がる可能性があります。

専門知識や経験が豊富な業者に依頼すればこのようなトラブルは避けられ、万が一トラブルが起きた際にも業者が弁償してくれます。

ですが、自作ではすべてが自己責任になってしまいます。

住宅の保険に入っていても、無理なソーラーパネルの設置などが原因だと保険が下りない可能性もあるので注意してください。

・メーカーの保証やメンテナンスがない

業者に依頼したり、メーカーからソーラーパネルを購入したりすれば保証やメンテナンスがついています。

ですが、自作の場合は当然保証やメンテナンスはありません。

接続後に思うように発電できなかったり、ケーブルの接続が悪くなったりしても、その都度自分で確認し、メンテナンスを行う必要があります。

質の悪いバッテリーやケーブルを購入するとその分劣化も早くなり、正規品をメーカーから購入、設置するよりも高額な費用がかかるかもしれません。

定期的な点検、メンテナンスは必須ですが、知識がなく手間もかけられない場合は自作は諦めた方が安全です。

・すべての電力を賄えるわけではない

ソーラーパネルを自作しても、自宅のすべての電力を賄えるわけではありません。

テレビCMなどを見ていると、ソーラーパネルを設置することで自宅で利用する電力を補えたり蓄電、売電できたりするものだという印象が強いですが、実際には自宅で使う電力の一部を補える程度です。

家庭で使う電力をすべて太陽光発電で補うためには大量のソーラーパネルが必要で、変換器やインバータなども大型の本格的なものを設置しなければなりません。

個人がこれらのアイテムを揃えるのは難しく、結局メーカーや業者に依頼した方がスムーズだった、というケースも多いです。

天候が悪い時期やその土地の日当たりによっても発電できる電力には大きな差があるため、最初からすべての電力を補えるとは思わないでおきましょう。

自作よりコスパのいいソーラーパネルの購入がおすすめ

自作よりコスパの良いソーラーパネル

ソーラーパネルを自作すると費用を抑えられるというメリットがある一方、知識がない方がチャレンジするにはあまりにもリスクが高いです。

少しでも費用を抑えてソーラーパネルを自宅に設置したい方には、コスパに優れたソーラーパネル・ポータブル電源セット商品Jackery Solar Generatorがおすすめです。

ソーラーパネルとポータブル電源をそれぞれ別に購入するよりも割安なセット料金で提供しているので、費用面でも満足できるでしょう。Jackeryのソーラーパネル&ポータブル電源セットのメリットを紹介します。

●200万台以上の販売実績

Jackery(ジャクリ)は2012年にアメリカで生まれ、ソーラーパネルとポータブル電源をこれまでに200万台以上設置してきた実績があります。

ソーラーパネルやポータブル電源を製造、販売するメーカーは数多くありますが、安心して使うためにもこれまでの実績はよく確認しましょう。

世界中で利用され続けているJackeryなら、口コミ評価も非常に多く、自分の目的にぴったりのセットを見つけやすいです。

トラブル時の解決方法も公式サイトや利用者のブログに豊富に掲載されているので、ソーラーパネルを初めて利用する方でもすぐ対処できるでしょう。

●設置工事が不要

ポータブルソーラーパネル・電源

ソーラーパネルと言えば天井に取り付けるタイプが多いですが、Jackeryのソーラーパネルは地面に立てて置くだけでOKです。

晴れた日に庭先やベランダに置くだけで太陽光を集めて発電、蓄電してくれるので、好きなタイミングで電力を使用できます。

本体価格の他に取り付け工事費を請求されることもなく、工事のために知らない人を自宅に上げる必要もありません。

スピーディーに、スムーズにソーラーパネルを生活に取り入れたいという方にとくにおすすめです。

●変換効率が高い

Jackeryのソーラーパネルは、変換効率が23%と非常に高いのもメリットの一つです。

市販のソーラーパネルの変換効率は15%~20%が一般的で、この変換効率によって使い勝手も大きく変わります。

変換効率が高いソーラーパネルを選べば、省スペースでもしっかり電力を確保でき、庭や屋根をパネルだらけにしなくても必要な分だけ電力を確保できます。

日常使いはもちろん、キャンプなどのアウトドア時、停電時の電力確保にも、変換効率の高いソーラーパネルが一台あれば安心です。

●5年間のメーカー保証つき

Jackeryのソーラーパネルは、ソーラーパネルの電力の規模にもよりますが、最大で5年のメーカー保証をつけられます。

最初の時点で3年間の保証がついており、その後公式サイトからユーザー登録を行うだけで保証期間が2年間延長されます。

ソーラーパネル、ポータブル電源だけでなく、付属のケーブルも保証対象です。

利用中に故障した、使いにくくなった、発電の効率が悪くなったなどの不具合を感じたら、気軽にメーカーに問い合わせられます。

●ポータブル電源セットがお得!

Jackery Solar Generator

Jackeryはソーラーパネル、ポータブル電源がそれぞれ販売されていますが、これから初めて太陽光発電を取り入れたいという方にはセットのアイテムSolar Generatorがおすすめです。

別々に購入するよりもまとめて購入すればお得な金額でソーラーパネルとポータブル電源、そして接続ケーブルのセットを入手できます。

2000Wを出力できる2000 Proセットは税込み287,920円、240Wを出力できるコンパクトな240セットは税込み41,500円と、場合によっては自作キットと同程度かそれ以下でソーラーシステムを導入できます。

最初から完成した状態で届くので自作にかかるリスクもなく、知識がなくても簡単に太陽光発電をスタートできますよ。

まとめ

ソーラーパネルの自作方法を解説しました。

ソーラーパネルの自作は不可能ではありませんが、専門的な知識、技術が求められ、保証も受けられないことから非常にリスクが高いです。

自信がない方は無理をせず、既製品を導入するのがおすすめです。

Jackeryのソーラーパネルとポータブル電源は屋根に取り付けるタイプではなく、庭先など好きな場所に立てて置くだけのタイプです。

その分設置にかかる費手の届く価格で、クオリティの高い太陽光発電装置を購入できますよ。用も抑えられ、費用面が気になる方でも安心して導入できます。既製品を購入するだけの費用を用意できない…とお悩みの方は、Jackeryの商品ページをチェックしてみてください。