太陽光パネルの設置費用はいくら?安くする4つのコツを解説

【2023年】太陽光パネルの設置費用はいくら?安くする4つのコツを解説

「太陽光パネルが気になるけど、実際いくらかかるの?安くなる?」この記事では「太陽光パネルの設置には費用いくらかかるのか?」と言う点を詳しく解説します。太陽光パネルの設置費用を抑えるために知っておきたい、補助金制度をはじめとする4つのコツもあわせて紹介。太陽光パネルの設置を検討している方、興味があるけど費用面がネックになっている方はぜひチェックしてみてください。

太陽光パネルの設置費用、最新相場は26.1万円/kW!

経済産業省が公開しているデータによると、2022年度の新築物件における太陽光パネルの設置費用相場は「1kWあたり26.1万円」です。

2022年度の新築物件における太陽光パネルの設置費用相場は「1kWあたり26.1万円」

引用元:経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する意見

これを踏まえて「一般的な住宅で太陽光パネルを設置するに費用はいくらかかるのか?」「安くなる補助金はあるのか?」という点について見ていきましょう。

●一般的な住宅の太陽光パネルは3~5kW

一般的な住宅の屋根に設置するタイプの太陽光パネルは、出力3~5kWの規模です。先ほどの「1kWあたり26.1万円」に当てはめて考えると、新築住宅に太陽光パネルを設置するのにかかる費用の相場は「78万円~130万円前後」と考えられます。

中古住宅に太陽光パネルを設置する場合は補修工事等が発生するため、若干設置費用がアップする可能性が高いです。とはいえ相場としては「84万円~140万円」程度となっており、中古住宅だからといって極端な費用負担が発生することはないでしょう。

●補助金で安く購入できる可能性あり!

自治体によっては補助金制度が打ち出されているため、より安く太陽光パネルを購入・設置可能です。たとえば東京都の場合、新築住宅では1kWあたり12万円(最大36万円)、中古住宅では1kWあたり15万円(最大45万円)の補助が受けられます。

参考:東京都環境局「太陽光発電設備の設置に対する東京都の助成事業

仮に新築住宅で3kWの太陽光パネルを設置する場合、補助金を使えば費用を40万円以下に抑えられる可能性もあるでしょう。太陽光パネルの設置を決めている場合は、補助金があるかどうかで住む場所を決めるのもひとつのポイントです。

太陽光パネルに付帯する設備の設置費用内訳

太陽光パネルに付帯する設備の設置費用を一覧にまとめました。

設備の名称

費用の相場

役割

パワーコンディショナー

4万円/1kW

発電した電力を直流から交流(普段使う電気)に変換する

ケーブル

4,000円/1kW

パネルと各機器を接続する

発電モニター

10万円/台

発電量・売電量を画面でチェックできる

架台

2万円/1kW

太陽光パネルを支える土台

 

もっとも費用がかかるのは「パワーコンディショナー」です。パワーコンディショナーと太陽光パネルを接続するケーブルも必須となります。また、パネルの大きさに応じた架台も用意しなければいけません。

発電モニターは必須ではないため、まれにつけない方もいます。しかし発電モニターがないと、なんらかのトラブルで発電がストップしてしまった・発電量が減ってしまった場合に自分で気づけません。1台あたり10万円と安くはありませんが、しっかりと用意しておくのがおすすめです。

太陽光パネル設置後にかかる費用

【2023年】太陽光パネルの設置費用はいくら?安くする4つのコツを解説

太陽光パネルは、設置後にも下記3つの費用がかかります

  • ・メンテナンス費用

  • ・保険料

  • ・清掃費用

太陽光パネルの設置を検討している方は、ランニングコストにあたる3つの費用もしっかり確認しておきましょう。

かかる費用①:太陽光パネルのメンテナンス費用

太陽光パネルは3~4年ごとの定期メンテナンスが必須です。資源エネルギー庁の2021年度調査によれば、出力5kWの太陽光パネルにおけるメンテナンス費用は「1回あたり2.9万円」となっています。

参考:資源エネルギー庁「太陽光発電について

定期メンテナンスでは、専門の業者が設備の精密点検を行います。素人が自分で行うのは不可能なため、しっかりとメンテナンス費用がかかる前提で計画を立てておきましょう。

かかる費用②:保険料

必須ではありませんが、万が一の機器破損に備えて火災保険・地震保険に加入しておくのがおすすめです。保険料の相場は火災保険・地震保険あわせて「1kWあたり4,296円/年」となっており、住宅用の場合は5年で10万円以下が目安といえます。ただしパネルの枚数や補償内容によって大きく変わるため、保険会社に問い合わせしてみましょう。

参考:経済産業省「太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度について

かかる費用③:太陽光パネルの掃除費用

太陽光パネルは住宅の屋根に設置するため、砂ぼこりや鳥のフンなどの清掃が必要です。太陽光パネルの掃除費用の相場は「1万円+パネルの枚数×500~1,000円」となっています。清掃は必須ではありませんが、定期的に行わないと発電効率が下がったり、機器のトラブルによる故障が発生したりする可能性があるので注意。最低でも数年に1度は清掃を依頼しましょう。

太陽光パネルを設置する際の3つの注意点

太陽光パネルを設置する際には、下記3つの点に注意しましょう。

  • ・売電価格は年々安くなっている

  • ・将来的に撤去する場合も費用がかかる

  • ・発電量が立地・天候に左右される

それぞれの注意点について詳しく解説します。

注意点①:売電価格は年々安くなっている

太陽光パネルで発電した電力の「売電価格」は年々安くなっています。「FIT制度」により国が売電価格を保証していますが、2013年には38円だったものが2023年には16円となっており、売電によって得られる収入も当然減っているので注意が必要です。

住宅用太陽光発電の売り電価格が年々下がっている

資源エネルギー庁資料などを基に当社作成

ただし太陽光パネルの設置費用は年々安くなっている傾向があるため、一概に損をするとはいえない状況です。また昨今話題となっているように電気代が上がり続けているため、売電ではなく「自家利用」にシフトすれば十分に得をする可能性が高いでしょう。

注意点②:将来的に撤去する場合も費用がかかる

太陽光パネルは将来的な撤去時にも費用がかかります。太陽光パネルの撤去費用の相場は「購入費用の5%」程度です。3kW分の太陽光パネルなら設置費用の相場は「約78万円」となっているので、撤去費用は約4万円をみておけばよいでしょう。ただし条件によっては10万円を超える場合もあるので、設置の時点で業者に確認しておくのがおすすめです。

注意点③:発電量が立地・天候に左右される

太陽光パネルの発電量は立地や天候に大きく左右されます。太陽の光が当たっている間しか発電できないので、日陰になる時間帯が多い場合や曇り・雨・雪が多い地域の場合は、どうしても発電量が少なくなってしまうでしょう。日本海側を中心とした、単純に日照時間が短い地域の場合も注意が必要です。不安な点がある場合は、しっかりと元が取れるかシミュレーションしつつ導入を検討してください。

太陽光パネルの設置費用の元は本当に取れる?

太陽光パネルの設置費用の元は本当に取れる?

太陽光パネルの設置には非常に多くの費用がかかり、複数の注意点があるため「本当に元が取れるの?」と疑問に感じる方も少なくないでしょう。結論からいうと、しっかりと太陽光パネルの設置費用の元が取れる可能性は高いです。詳しく見ていきましょう。

●10~15年程度で回収できる可能性が高い

太陽光パネルの設置費用は、10~15年程度で回収できる可能性が高いです。実際に下記の条件で導入した場合をシミュレーションしてみましょう。

シミュレーションの参考:LIXIL

  • ・東京都八王子エリア

  • ・屋根置き型ソーラーパネル4.13kW

  • ・南向きに設置

  • ・日陰(ビル・木など)なし

  • ・設置費用105万円 

上記の条件で設置した場合、予想される発電量は4,216kWhです。すべてを自家利用した場合、電気代に換算すると年間130,696円が浮く計算になります(※)。設置費用105万円をこの浮いた電気代130,696円で割ると、約8年です。 

※全国算家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」より、1kWhあたり31円(税込)として計算

実際にはランニングコストとして、メンテナンスや清掃費用・保険料が10年間で10~20万円ほどかかると予想されます。しかしランニングコストを加味しても約10年でペイできる計算になるでしょう。条件によっては若干発電効率が落ちてしまいますが、それでも15年程度で元が取れる可能性は高いといえます。 

●蓄電池を導入して自家利用するのがミソ

先ほどのシミュレーションでも自家利用を前提としていましたが、元をとるためには「どれだけ自家利用できるか」がポイントです。2023年現在、太陽光パネルで発電した1kWの電気を自家利用した場合は電気代が31円安くなり、FIT価格で売電した場合は16円の収入が得られます。つまり、圧倒的に自家利用したほうがお得です。

そのため、太陽光パネルは「自家利用」を前提とするために、発電した電力を貯めておける「蓄電池」を導入しましょう。通常であれば蓄電池の設置にも100万円前後の費用がかかってしまいますが、補助金制度が充実しているので軽い負担で導入できます。補助金が打ち止めとなる前に、太陽光パネルと蓄電池をまとめて設置してしまうのがおすすめです。

太陽光パネルの設置費用を抑える4つのコツ

太陽光パネルの設置費用を抑えて安く済ませるためには、下記4つのコツを押さえておきましょう。

  • ・複数の業者から見積もりを取る

  • ・海外のメーカーを選ぶ

  • ・補助金をくまなく活用する

  • ・自社施工可能な販売店を選ぶ

それぞれのコツについて詳しく解説します。

費用を抑えるコツ①:複数の業者から見積もりを取る

絶対に押さえておきたいのが、複数の業者から見積もりを取る点です。太陽光パネルの本体価格や設置費用は業者によって大きく異なるため、1社だけで決めると高値をつかまされるかもしれません。

ただし「料金の安さだけ」で決めてしまうと、古いタイプの設備を導入する羽目になってしまう可能性があります。必ず最低3社は比較し、トータルの料金を抑えられて費用対効果のある提案をしてきた業者を選びましょう。

費用を抑えるコツ②:海外のメーカーを選ぶ

太陽光パネルは海外メーカーのものを選ぶと、設置費用を大きく抑えられる可能性があります。海外メーカーは国内メーカーよりも圧倒的な量産体制を確立しており、安価で市場に流通させているのがポイントです。メーカーにこだわりがないなら、海外産のものも検討してみてください。

費用を抑えるコツ③:補助金をくまなく活用する

安く済ませるためには、自治体の補助金制度をくまなく活用するのがポイントです。補助金の有無により太陽光パネルの設置費用を半額以下に抑えられるケースもあるので、必ず自治体のホームページを確認しておきましょう。蓄電池も導入する場合は、太陽光パネルだけでなく蓄電池に関する補助金の有無もしっかり確認しておいてください。

費用を抑えるコツ④:自社施工可能な販売店を選ぶ

自社で販売から施工まで一貫して行っている販売店を選ぶのがおすすめです。販売店と施行会社が別々のパターンも多いですが、この場合は販売会社が手数料(マージン)を取っているため、多くのケースでトータルの費用が大きくなっています。自社施工の販売店を選べば、安く済ませられる可能性が高いでしょう。

設置費用が安いおすすめの太陽光パネル

設置費用が安いおすすめの太陽光パネル

実は、太陽光パネルは屋根に設置するタイプのものだけではありません。設置費用も安く済むおすすめの太陽光パネルは、ベランダや庭に置くだけで太陽光発電・蓄電できる「Jackery Solar Generator」シリーズ太陽光パネルと、蓄電池の役目を果たす「ポータブル電源」がセットになっています。

置くだけで使えるので、設置工事の費用は一切かかりません。ポータブル電源と太陽光パネルの接続も、ケーブル一本でつなぐだけでラクラクです。太陽光パネルもポータブル電源も移動できるので「ここにコンセントが欲しいな…」「キャンプや車中泊で電源を確保したいな…」というときにも活躍します。

「屋根に取り付ける太陽光パネルは元が取れるか不安だし、ハードルが高い」と感じている方は、ぜひ「Jackery Solar Generator」で安くローリスクな太陽光発電をスタートしてみてください

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容量:2,042Wh(最大12kwhまで拡張可能)
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Jackery ポータブル電源 1500 PTB152 (6550936813646)

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まとめ

新築物件の場合、太陽光パネルの設置費用相場は「1kWあたり26.1万円」となっているので、一般的な住宅(3~5kW)の場合は「78万円~130万円前後」で設置できます。ただし保険料やメンテナンス費用など、ランニングコストもかかるので注意が必要です。

実際のところ多くのケースで元が取れますが、初期費用やランニングコストが高いのは事実。不安な方は、設置工事が必要ないJackery Solar Generator」で簡易的な太陽光発電システムを始めてみるのも良いでしょう。