太陽光発電の屋根材や形状のおすすめは?どこでも置ける最先端モデルも紹介

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「太陽光発電をするなら、屋根材や屋根形状はどれがおすすめ?」とお悩みでしょうか。今回は太陽光発電におすすめの屋根材や屋根形状、ベストな組み合わせを紹介します。

 

「太陽光発電に向かない屋根」にむりやり太陽光発電を設置してしまうと、安定して発電できず元が取れないこともあり得ます。どこでも置ける最先端の太陽光発電モデルも紹介するので、自宅の屋根が太陽光発電向きでない方も最後まで必読です。

目次

1.太陽光発電におすすめの屋根材3選

 

太陽光発電におすすめの屋根材は下記の3種類です。 

・金属(ガルバリウム)

・瓦

・スレート 

それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。

●金属(ガルバリウム):耐久性高!多くのパネルを置ける

金属(ガルバリウム)はもっともおすすめの屋根材です。メリット・デメリットは下記のとおり。 

メリット

デメリット

・耐久性が高い

・軽量で建物構造に影響されにくい

・反射による発電効率UPが期待できる

・コストが高い

・ごくまれに静電気による不具合の可能性がある

耐久性が高く、多くのパネルを載せて効率よく発電できます。屋根材が金属なら、ぜひ太陽光発電の設置を検討しましょう。

●瓦:屋根自体の強度はバツグン!ただし重さに注意

瓦の屋根材としてのメリット・デメリットは下記のとおりです。

メリット

デメリット

・金属よりコストが安い

・寿命が長い

・瓦形状によっては太陽光発電を置ける数が制限される

・メンテナンスがしづらい

コスパの良さや寿命の長さが瓦の魅力。一方で瓦の形状によっては、太陽光発電を設置できる数が限られてしまいます。専門の業者と相談して、ご家庭の電気の使い方と発電量がマッチするか調べたほうが良いでしょう。

●スレート:コスパ最高!ただし耐久性は低め

スレートとは粘板岩を加工した薄い建築材のことです。屋根材としてのメリット・デメリットは下記のとおり。

メリット

デメリット

・もっともコスパが良い

・施工費用も抑えやすい

・軽量で建物構造に影響されにくい

・耐久性が低く災害リスクが高い

・経年劣化しやすい

素材そのものが安いうえに、施工がしやすいことから費用を大きく抑えられるのがスレートのメリットです。一方で耐久性が低く、さらに劣化しやすい明確なデメリットがあります。とにかく初期コストを抑えたい方は検討の余地ありです。

2.太陽光発電におすすめの屋根形状3選

 

太陽光発電におすすめの屋根形状

太陽光発電におすすめの屋根材は下記の3種類です。

・切妻屋根

・片流れ屋根

・寄棟屋根

それぞれの特徴を詳しく解説します。

●切妻屋根:日照量の多さ・メンテナンスしやすさバツグン

切妻屋根(きりづまやね)は、山型で2方向に斜面がある屋根を指します。必然的にどちらかの向きがある程度南側を向くため、日照量が多くなりやすく発電量も増えやすいのがメリットです。屋根に上ってメンテナンスもしやすく、太陽光発電に適した屋根形状といえます。

●片流れ屋根:大量のパネルを置ける!南向きなら発電効率も

片流れ屋根は片側にだけ斜面がある、1枚のみで構成された屋根です。もし斜面が南側を向いていれば、ほかのどの屋根形状よりも太陽光がしっかりと当たるため、発電量が非常に大きくなる傾向があります。またフラットな屋根形状となっており、パネルを大量に置けるのもメリットです。

ただし、片流れ屋根が太陽光発電に適しているのは「斜面が南側を向いている場合」に限ります。北・東・西向きの場合、発電量が小さくなってしまう可能性が高いため、あまり太陽光発電には向きません。

●寄棟屋根:三角形状のパネルを置けば発電効率UP

寄棟屋根は4方向に三角形または台形状の斜面がある屋根です。かつて寄棟屋根は「一般的な長方形型太陽光パネル」を置ける枚数が少なく、太陽光発電には不向きとされてきました。

しかし近年、寄棟屋根のスペースを無駄なく使える「三角形状の太陽光パネル」が登場しています。寄棟屋根には必ず南を向いている斜面があるため、三角形状の太陽光パネルを上手く敷き詰めれば効率よく発電することが可能です。

3.太陽光発電は「南向きの片流れ屋根+金属屋根」がベスト

 

太陽光発電には、下記の理由から「南向きの片流れ屋根+金属屋根」の組み合わせがベストです。

・パネルを多く載せられるため、発電量を増やせる

・南向きなら太陽光が長時間当たるため、さらに効率よく発電できる

・耐久性がバツグンで、台風や豪雨などの被害を受けづらい

・フラットな屋根であることから、メンテナンスもしやすい

太陽光発電協会の情報からも分かるように、効率よく発電するには南向きに多くのパネルを載せることが絶対条件です。南向きの発電量を100%としたとき、南東・南西向きの場合の発電率は4%減。東西向きの場合は17%も減ってしまいます。さらに北向きとなると38%減です。

引用元:太陽光発電協会「設置方位や設置角度の影響はありますか?」

金属屋根の耐久性も相まって「南向きの片流れ屋根+金属屋根」は発電量・耐久性・メンテナンスとあらゆる面でメリットがあります。同様の屋根材・屋根形状の方は太陽光発電の設置を検討しましょう。

4.太陽光発電を屋根に設置する際の注意点3つ

 

太陽光発電を屋根に設置するとき、下記3つの注意点があります。

・「南向き」にパネルを置けるか確認する

・屋根の耐荷重を超過しないようにする

・屋根材によっては防水・補修加工を検討する

それぞれ見ていきましょう。

●注意点①:「南向き」にパネルを置けるか確認する

「南向き」にパネルを置くことができるか必ず確認しましょう。太陽光発電協会の資料から分かるように、南向き以外にパネルを設置すると発電効率は大きく下がります。

もし南向きにパネルを置けない屋根なら、好きな場所に移動して使える「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を検討しましょう。当社Jackery(ジャクリ)のソーラーパネルは業界最高クラスの約25%変換効率を実現しています。日が当たる場所に置いて効率よくセットのポータブル電源を充電し、電気代の節約が可能です。

●注意点②:屋根の耐荷重を超過しないようにする

屋根の耐荷重を超過しないよう注意してください。耐荷重は建物設計時の図面(または構造計算書)に書いてあります。倒壊などのリスクがあることから、耐荷重を超えた太陽光パネルの設置は避けてください。耐荷重が記載された図面は設計会社や施工会社が保管しているので、太陽光発電の設置を検討するなら確認をとりましょう。

※図面の保管義務は15年となっているため、それ以上に築年数が古いと処分されている可能性があります。

●注意点③:屋根材によっては防水・補修加工を検討する

屋根材によっては防水・補修の加工も検討してください。特に耐久性が低めで、経年劣化もしやすいスレートの屋根は、雨漏り防止の防水加工がほぼ必須となります。

「初期コストを抑えるためにスレートを選んだのに、雨漏り修理でお金がかかった」となれば本末転倒です。リスクがないか施工業者に確認しながら進めましょう。

5.屋根が南向きでない人必見!どこでも置ける最先端太陽光発電5選

 

屋根が南向きでない人必見!どこでも置ける最先端太陽光発電

屋根が南向きでない方には、持ち運び可能な蓄電池「ポータブル電源」と定点設置をしない太陽光パネルを組み合わせた太陽光発電システム「Jackery Solar Generator」シリーズがおすすめです。ポイントは下記のとおり。

・工事不要で、今すぐに電気代の節約を始められる

・もっとも日が当たる場所に置いて、いつでも最高の効率で発電できる

・持ち運びができるから、キャンプや車中泊・釣りなどのアウトドアでも活躍する

・ポータブル電源はAC電源(コンセント)も使えるので、家に固定するタイプの蓄電池と同様にさまざまな家電を動かせる

今回は12年間で400万台以上の販売実績があるJackery製品から、効率よく電気代を節約できる「Jackery Solar Generator」シリーズを5モデル紹介します。予算や使い方に合ったモデルを選んで、さっそく使い始めてみましょう。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルがセットになったモデルです。高スペックながらキャスター付きで持ち運びはラクラク。キャンプや車中泊にも使いたい人にピッタリです。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

他社同クラス製品と比べ約34%軽量化した「Jackery ポータブル電源 2000 New」とJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルがセットに。圧倒的な使いやすさで、停電時の家族の安心をバッチリ守ります。もちろん、持ち出して使うのにもおすすめです。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットモデル。拡張バッテリーで1,264Whの容量を最大5,000Whまで増やせます。「高い買い物をしたのに容量が足りなかった……」となる心配はありません。

●Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネル

最新モデルJackery ポータブル電源 1000 NewとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルのセットモデルです。ポータブル電源は10年以上使える長寿命を実現。旧モデルから圧倒的に軽量化し、子どもから年配の方まで使いやすくなりました。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 ソーラーパネル セット

SolarSaga 100 Primeがセットになりました。完全強化ガラス素材使用で、ソーラーパネルが壊れる心配はほぼありません。キャンプや車中泊好きな、アウトドア派のあなたにベストな選択肢です。

6.太陽光発電の屋根設置に関するよくある質問

 

最後に、太陽光発電の屋根設置に関するよくある質問を紹介します。

●屋根材一体型の太陽光発電って何?メリットやデメリットは?

屋根材一体型の太陽光発電とは、文字どおり太陽光発電と屋根が一体になったものです。一般的には新築時に採用するもので、工期短縮や雨漏りリスクの低減などのメリットがあります。

ただし屋根材一体型の太陽光発電は、耐用年数が「売電用なら20年・余剰売電用なら15年」と決まっています。寿命が来て取り換えとなった時に、一体型であることから屋根ごと交換しなければならず、費用が大きくなりやすいのがデメリットです。

●太陽光発電を屋根に置くと起こり得るトラブルって?

太陽光発電を屋根に置くと下記のようなトラブルが起こり得ます。

・反射光による近隣住民からのクレーム

・日照阻害による発電量の減少

設置後にパネルの反射光が近隣の建物に直撃することがわかり、トラブルになることがよくあります。事前のシミュレーションを確実に行いましょう。

また近隣に大きな建物が建ち、日照量が減って発電量が大きく減ってしまうこともあります。過去に起きた日照量をめぐる訴訟では「建物の建築に違法性はないから、パネル所有者の権利を侵害したものとはいえない」と判断された例もありました。

参考:藤田有紀. "太陽光発電のための 「受光利益」 に対する法的保護の可能性とその侵害行為に対する違法性の判断 [福岡地判平成 30.11. 15]: 不動産法の最前線." 日本不動産学会誌

不安なら、パネルを好きな場所に移動して使える「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を選びましょう。

●ソーラーパネル(太陽光パネル)を置くと屋根が傷むの?

ソーラーパネルを置いたからと言って屋根が傷むわけではありません。ただし、施工会社の施工不良により雨漏りなどのトラブルが起きる可能性はあります。信頼できる業者に施工を依頼しましょう。そもそも屋根に設置しない「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を選ぶのもひとつの手です。

●太陽光発電を屋根に置いたら台風のときに壊れない?

台風の影響で屋根に置いた太陽光発電が壊れるリスクは限りなく低いです。ただし0ではなく、下記のようなリスクはあります。

・飛んできたものが当たってパネルが割れる

・瓦など屋根部分が壊れて基礎がゆがむ

・ケーブルなど電気系統が漏水で故障する

不安であれば、屋根に設置しない「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を使うのがおすすめです。

●太陽光発電は賃貸の屋根にも取り付けできる?

太陽光発電を賃貸の屋根に取り付けることは、基本的にできません。マンション・アパート等の一般的な規約により、屋根のような共用部分を個人が勝手に改装することは禁止されているためです。

しかし屋根への取り付け不要な「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」なら、ベランダや日の当たる部屋などを活用して太陽光発電を始められます。「賃貸でも電気代の節約や停電対策がしたい」と考えている方は、お得なポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」を導入しましょう。

まとめ

太陽光発電に最適な屋根は「南向きの片流れ屋根+金属屋根」の組み合わせです。屋根が南向きでない場合は発電量が大きく減ってしまうので、太陽光発電の設置はおすすめしません。

ただし、好きな場所に移動して使える「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」なら、屋根形状に左右されず効率的に発電できます。ポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」で、節電や防災対策をスタートしましょう。

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