屋外にコンセントを増設する方法を紹介!設置時の工事費や3つの注意点も解説

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屋外にコンセントを増設する方法を紹介!設置時の工事費や3つの注意点も解説

屋外にコンセントを増設したい方必見です。「洗車や庭の掃除に高圧洗浄機を使いたい」「庭で電化製品を使ってバーベキューしたい」などと、屋外にコンセントがほしい方は多いでしょう。

 

そこで本記事では、「屋外にコンセントを増設する方法・増設費用・増設時の3つの注意点」を紹介します。またコンセントを増設しなくても屋外で電源を確保する方法についても解説。この記事を参考にして、自分に合った方法で電源を確保しましょう。

目次

1.屋外にコンセントを増設する2つの方法

 

コンセント

屋外コンセントを増設する方法は2種類あります。

・室内にあるコンセントを分岐させる

・分電盤から新たに電源を配線する 

それぞれの流れとメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

①既存の室内コンセントから屋外コンセントへ配線をひく

すでに室内に設置されているコンセントを分岐する方法です。1時間もあればできる簡単な工事で増設費用が安いので、できるだけ価格を抑えたい方におすすめします。作業の流れは以下のとおりです。

1.コンセントを設置する場所を決める

2.電気配線を壁のなかに通せるか確認する

3.電線を屋外へ出すための穴を開ける

4.室内コンセントに分岐用の電線を挿して穴から外に出す

5.穴から出した電線と屋外コンセントボックスをつなぐ

6.外壁に屋外コンセントボックスをつける

7.屋外コンセントボックスに防水性と気密性を高めるためのコーキング処理をする 

既存コンセントから配線をひくメリットは、増設費用が安い点です。デメリットは下記となります。

・ブレーカーが落ちやすい

・設置する場所が既存のコンセントがある場所に限られてしまう

ちなみに電動シャッターなど屋外に電源があれば、そこからも分岐可能です。家の壁に穴を開けず増設工事したい方は、すでに屋外の電源がないかチェックしましょう。

②分電盤から屋外コンセント用に配線をひく

分電盤から新たに配線をひく方法です。こちらは消費電力が大きい電化製品を使用したい方におすすめします。作業内容は下記のとおりです。

1.コンセントを設置する場所を決める

2.分電盤のなかに子ブレーカーの空きがあるか確認する

3.建物内の配線ルートを確認する

4.電線を屋外へ出すための穴を開ける

5.分岐ボックス・電線管を使用して屋外コンセントに配線する

6.屋外コンセントボックスを外壁に固定する

7.分岐ボックス・屋外コンセントボックスに防水性と気密性を高めるためのコーキング処理をする 

分電盤から新しく配線をひくメリットは、消費電力が大きい電化製品を利用してもブレーカーが落ちにくくなる点です。その一方でデメリットは、工事が複雑なので増設費用が高い点。EV車の充電器やバーベキュー用のホットプレートなど、消費電力の大きい機器を頻繁に使用するなら、分電盤から新しく配線をひいた方が良いでしょう。 

2.DIYで屋外にコンセントを増設する場合は資格が必要

 

DIYで屋外コンセントを増設するには「電気工事士」の資格が必要です。資格を持っていない方は必ず業者に依頼しましょう。もし無資格者がDIYで屋外コンセント増設を行うと違反となり「3万円以下の罰金または3ヶ月以下の懲役」が科されます。
参考:経済産業省(電気工事士法について) 

また「資格は持っているけど少し不安だ…」という方も、業者に依頼するのが良いでしょう。屋外のコンセント増設作業は火災・漏電・感電のリスクがあるので、信頼できる専門業者に依頼するのをおすすめします。

3.屋外にコンセントを増設する時の工事費相場

 

屋外にコンセントを増設する時の工事費相場

ここでは、気になる屋外のコンセント工事費用の相場を紹介します。工事費用にかかる作業項目の具体例もあるので、見積もりをとるときの参考にしてください。

✦既存の室内コンセントから屋外コンセントへ分岐させる時の工事費

室内にあるコンセントから分岐させる場合の工事費用の相場は、1〜2万円ほどです。新しい配線をひく手間が省けるため、分電盤から配線をひく工事よりも安くすみます。作業項目別の価格は下記のとおりです。条件によって価格は変わるので、あくまでも参考程度に見てください。 

【室内にあるコンセントから分岐させる場合の工事費用の具体例】

作業項目

単価

コンセント増設

12,000円

外壁加工

4,000円

電線ケーブル敷設

1,000円(ケーブル1m)

屋外コンセントボックス

1,000円

総額

18,000円

屋外の電動シャッターから電源がとれたり、室内コンセントと屋外コンセントの位置が近かったりすると安くなる傾向があります。逆に互いのコンセントの位置が遠いと工事費が高くなる場合が高いです。使いやすさと工事費用のバランスを考えて、設置場所を決めましょう。

✦分電盤から屋外コンセントへ配線をひく時の工事費

分電盤から新しく回線をひいて屋外コンセントへ配線する工事費の相場は、3〜8万円ほどです。新たに配線をひく手間が増えたり配線処理に手間がかかったりする場合が多く、既存のコンセントから分岐させる工事よりも費用が多くかかります。費用の目安は下記のとおりです。 

【分電盤から屋外コンセントへ配線をひく場合の工事費用の具体例】

作業項目

単価

コンセント増設

12,000円

外壁加工

4,000円

電線ケーブル敷設

6,000円(敷設5m)

配管・モール敷設

7,500円(敷設5m)

分電盤作業

4,500円

屋根裏作業

6,000円

屋外コンセントボックス

1,000円

総額

41,000円

家の天井や床下に点検口が多い家は、配線ルートを作る手間が減るため工事費を安く抑えられます。家の構造によって大きく費用が違うので、工事費が気になる方は信頼できる業者に見積もりだけ出すのも良いでしょう。

4.屋外にコンセントを増設する時の3つの注意点

 

屋外にコンセントを増設する

屋外にコンセントを増設する際には下記の3点に注意してください。

・設置場所

・防水対策

・盗電 

後悔しないように、必ず注意点を確認しましょう。

①設置場所

屋外コンセントで何を使うのかを具体的に考えて、設置場所を決めましょう。何も考えずに場所を決めると「洗車で高圧洗浄機を使うためにコンセントを増設したのに、駐車場から遠すぎて使えなかった…」と後悔する場合があります。 

おすすめの屋外コンセントの設置場所は以下のとおりです。

おすすめ設置場所

使用する電化製品

車庫

・洗車に使う高圧洗浄機

・電気自動車の充電装置

・電動空気入れ

・バーベキュー用の調理器具

・草刈機

勝手口

・防犯カメラ

・センサーライト

・生ごみ処理機

また、地上から30cm以上の高さに設置するのをおすすめします。高さが30cm以上あれば、雨の跳ね返りでコンセントに水が侵入するリスクを減らせるからです。安全にコンセントを使うためにも低すぎる位置に設置しないようにしてください。

②防水対策

屋外に増設するコンセントには、必ず完全防水のものをチョイスしましょう。水がコンセントに侵入すると漏電して、人が触れると感電するおそれがあります。 

また防水対策において、コーキング処理が重要です。コーキング処理とは屋外コンセントと家の壁の継ぎ目をきれいに密閉する補修作業のこと。水漏れだけでなく外壁の寿命や家の外観にも影響するので、信頼できる業者に依頼するのをおすすめします。

③盗電

屋外のコンセントには、鍵つきの盗電防止用のカバーを装着して盗電対策をしましょう。誰でも触れやすい場所にある屋外コンセントは、他人に無断で利用されるリスクがあります。鍵つきのカバーをコンセントにつけるだけで簡単に予防できるのでおすすめです。 

また家を空けることが多い方は、防犯カメラを設置するのも1つの手段です。「防犯カメラ監視中」などの警告文を貼ることで、さらなる盗電防止の効果を期待できます。しっかりと盗電防止対策をして、トラブルに巻き込まれるリスクを少しでも減らしましょう。

5.工事不要!屋外コンセントの増設なしで電源確保できる2つの方法

 

ポータブル電源

コンセントを増設せずに、屋外で電源を確保できる方法を2つ紹介します。下記のような方にはとくにおすすめです。

・賃貸住宅でコンセントを増設できない

・工事費をかけたくない

・家の外壁に穴を開けたくない

・今すぐ屋外で電源を確保したい 

「延長コード」と「ポータブル電源」を使う方法についてそれぞれ解説するので、参考にしてください。

①延長コード

延長コードを室内のコンセントに挿して、屋外へ引っ張ってくれば電源を確保できます。延長コードには防水加工を施した、長さがあるドラムリールタイプを選択しましょう。

また、ケーブルを通すための窓やドアを開けたままにするのが気になる方は、エアコンのスリーブ穴に通すのも良いでしょう。なおスリーブ穴から通した延長コードをPVKボックス(配線器具の防水ケース)などの防水性があるものに収納すれば、簡易的な屋外コンセントになります。お金をかけずにスマートに屋外で電源を使いたい方におすすめです。

②ポータブル電源

家以外でも電源を確保したい方には「ポータブル電源」がうってつけです。ポータブル電源とは事前に充電しておけば電化製品への給電や、スマホ・PCへの充電ができるバッテリーのこと。庭や車庫だけでなく、場所を選ばずに電源を確保できます。 

洗車・バーベキュー・草刈りが快適にできるのはもちろん、防災グッズとしても活躍するのも魅力です。また、コンセント以外にもUSBポート・シガーソケットなどの出力ポートが豊富にあるのもポータブル電源の人気の理由。電化製品でコンセントを使用していても、USBポートが複数あるのでPC・スマホなどを同時に充電できます。 

家まわりだけでなく、どこにいてもコンセントを確保できるのはポータブル電源の魅力です。

関連人気記事:ポータブル電源のコンセントは便利!商品を上手に選ぶ 9つのポイント

6.どこでも電源確保!屋外コンセントの増設におすすめなポータブル電源4選

 

「賃貸住宅でコンセントを増設できない」「どこでも電源を確保したい」という方に向けて、気軽に電源を確保できるおすすめのポータブル電源を4つ紹介します。Jackeryなら、12年間で400万台以上の「ソーラーパネル・ポータブル電源」を販売している圧倒的な実績があります。

今回おすすめするポータブル電源は、4点ともソーラーパネルつきなので災害時にも重宝します。ソーラーパネルで繰り返しポータブル電源を充電できるため、万が一停電が起きても安心です。どこでも気軽に電源を確保できる、自分にぴったりのポータブル電源を見つけてください。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、定格出力800W・容量632Whのポータブル電源と100Wのソーラーパネルの最新セットモデルです。テレビを約8時間稼働でき、スマホを約24回も充電できます。また本体は軽量でコンパクトでありながら、ドライヤーなどの出力が高い電化製品を稼働できるのも魅力です。 

さらにつかみやすい持ち手があるため持ち運びやすいのが特徴です。機動性を重視する方や、コンパクトで高出力な電源を求める方は「Jackery Solar Generator 600 Plus ポータブル電源 セット」をチョイスしましょう。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、ほぼすべての家電を動かせるパワフルなポータブル電源と100Wのソーラーパネルのセットモデルです。家のACコンセントを使用すれば、わずか1.7時間でフル充電できます。また最大3つまで追加バッテリーを拡張できて、容量が5,000Whまで増やせるのも魅力です。 

定格出力が2000Wと高く、高圧洗浄機やホットプレートなどの高出力の電化製品を使用できます。高圧洗浄機で洗車したり、庭でホットプレートを使ってバーベキューしたりしたい方におすすめ。高出力電源をいろいろな場所に持ち運びたい方は「Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット」を選びましょう。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、定格出力3000W・容量2042Whの超大容量ポータブル電源と200Wのソーラーパネルのセットモデルです。365日放置しても自然放電が10%程度と非常に少ないのが特徴。フル充電にして保管しておけば、災害時でも十分な電力を供給できます。 

また草刈機は3時間、エアコンは2.3時間使用できるほど、高出力電化製品を長時間稼働できます。大人数のキャンプや連泊キャンプで、電子機器の充電をしたり電気毛布で暖をとったりするのにも最適です。さらに5年長期保証がついているため、買ってすぐに壊れて損をすることはありません。高出力の電化製品を屋外で長時間稼働させたい方は「Jackery Solar Generator 2000 Plus」を選択しましょう。

●Jackery Solar Generator 3000 Pro ポータブル電源 ソーラーパネル セット 

Jackery Solar Generator 3000 Pro ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、3024Wの大容量と定格出力3000Wの高出力を同時に実現した超大容量ポータブル電源と、200Wのソーラーパネルがセットになったハイスペックモデルです。エアコンなど高出力な電化製品を含む99%の家電を長時間稼働できます。 

「頻繁に屋外で電源を使いたいけどコンセント増設工事ができない…」という方にうってつけです。液晶テレビを35時間稼働できるほどの大容量バッテリーなので、1度フル充電すればガレージのコンセントとしてしばらく使えます。庭で頻繁にバーベキューしたり、ガレージでDIYしたりする方は「Jackery Solar Generator 3000 Pro ポータブル電源 ソーラーパネル セット」を選びましょう。

まとめ

 

屋外にコンセントを増設したいなら、電気工事士の資格がある専門の業者に依頼するのをおすすめします。増設費用をあまりかけたくない方は、「室内にあるコンセントを分岐させる方法」、消費電力が大きい電化製品を使いたい方は「分電盤から新たに電源を配線する方法」で依頼しましょう。 

また、「賃貸住宅でコンセントを増設できない」「すぐに屋外で電源を使いたい」という方は、「ポータブル電源」がおすすめです。充電さえしていれば、すぐに屋外に持ち出してどこでも電源を確保できます。また停電しても使えるので、非常時の電源としても重宝するアイテムです。 

屋外の電源を確保しつつ防災対策もしたい方は、お得なソーラーパネルとポータブル電源のセット「Jackery Solar Generator」を手にとって、安心できる便利で豊かな生活を送ってください。

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