1.ポータブル電源はシガーソケットで走行充電可能!方法やメリット
2.【容量別】ポータブル電源で走行しながらの満充電時間は?
ポータブル電源の種類と容量により、走行充電にかかる時間も下記のとおり異なります。基本的に、車のシガーソケットからの走行充電はAC充電やソーラー充電より時間がかかります。
製品名 |
|||
容量 |
2042Wh |
1070Wh |
632Wh |
走行充電時間 |
約24時間 |
約12時間 |
約7.5時間 |
また、充電スピードは配線の長さによっても異なります。配線ケーブルが長ければ長いほど、それだけ充電速度が遅くなります。
できるだけはやめに充電したい場合は、ケーブルを短くするか直接シガーソケットにさし込んで対応しましょう。
3.ポータブル電源をシガーソケットで走行充電する際の注意点6つ
シガーソケットでポータブル電源を走行充電する際にいくつかの注意事項があります。何も知らずに使っていると、ポータブル電源が壊れたり寿命が縮まったりするため知っておきましょう。
〇高温環境では使わない
時期によっては、車内は予想以上に高温となり人間ですら耐えられない暑さになります。そんな場所でポータブル電源を充電したり使用したりすると、バッテリーの劣化につながります。
基本的にポータブル電源を充電すると本体の温度が上昇する場合がありますが、車内の高温によりポータブル電源が故障しかねません。もし炎天下の時期にポータブル電源を充電したり使用したりする場合は、車内で冷房をONにして負担のないようにしましょう。
〇ポータブル電源を置きっぱなしにしない
ポータブル電源を車内に置いておけば、次回使うときに自宅から運ばなくてもいいため、そのまま置いておこうと考えるかもしれません。
しかし、ポータブル電源は電子機器ですから熱に弱いという特徴があります。とくに真夏日に車内でポータブル電源をそのままにしておくと、故障の原因につながります。
かなり危険な方法ですので、ポータブル電源は車内に放置しないようにしましょう。
〇コードは曲げすぎない
ポータブル電源を走行充電する際に、コードが曲がってしまう場合があります。
しかし、コードを曲げての走行充電はおすすめしません。なぜなら、コードから発火や発熱などにつながる可能性があるからです。
また、コードを束にしてまとめての充電も、コード同士の熱が逃げなくなってしまうためやめておくべきです。
〇ソケットの複数使用を避ける
みなさんのご自宅にあるコンセントをたこ足配線にした場合、火災の原因につながるというのは知っているはずです。車内でも、ソケットを利用してポータブル電源やほかのデバイスとつないで同時に充電をすることが考えられます。
複数使用は発火につながり大変危険ですので、なるべく単体で充電するようにしましょう。
〇急発進・急停車に気を付ける
ポータブル電源は、メーカーによっては頑丈に作られているため、多少のことがあっても壊れません。
しかし、だからといって車の急発進や急停車を繰り返していると、何かの拍子にポータブル電源が倒れてしまいます。
当たりどころが悪ければ故障につながりますので、できるだけ急発進や急停車は避けるようにするか、ポータブル電源が動かないようしっかり固定しておくべきです。
〇車のアイドリングストップはオフにしておく
車のアイドリングストップはオフにしておきましょう。アイドリングストップでエンジンが停止すると電圧の乱高下が発生し、ポータブル電源につないでいる機器が壊れる可能性があります。
ポータブル電源のバッテリーにも負荷を与えかねないため、アイドリングストップをオフにして走行充電しましょう。
4.【6つのポイント】走行充電できるポータブル電源の選び方
走行充電できるポータブル電源の選び方で重要なポイントを6つ解説します。
- 選び方①:用途に必要な容量を確かめる
- 選び方②:定格出力が足りているか確かめる
- 選び方③:安全性のある製品か確かめる
- 選び方④:充電方法と充電にかかる時間を確かめる
- 選び方⑤:製品寿命を確かめる
- 選び方⑦:運転の邪魔にならないサイズを選ぶ
順番に確かめていきましょう。
選び方①:用途に必要な容量を確かめる
用途に必要な容量を確かめて、ポータブル電源を購入しましょう。用途に合わないポータブル電源では、性能の過不足が起こる可能性があります。
Jackeryにはスマホ・パソコン等の充電に適した容量99Whのモデルから、エアコンや電子レンジなども長時間使える容量3,024Whのモデルまで幅広いラインナップがあります。さらに拡張バッテリーであとから容量を最大24Kwhまで増やせるモデルも。必ず用途にピッタリ合ったモデルが見つかるはずです。
選び方②:定格出力が足りているか確かめる
ポータブル電源購入前に、定格出力が足りているかの確認は重要です。定格出力が足りなければ目的の家電を使えません。家電の消費電力は、本体側面や裏側、説明書などに記載されています。使用予定の家電の消費電力と定格出力を照らし合わせて、ポータブル電源を購入しましょう。
なおJackeryのポータブル電源は定格出力128W~3,000Wまで幅広いラインナップがあります。あなたの用途にあった1台がきっと見つかるでしょう。
選び方③:安全性のある製品か確かめる
安全性のある製品か確かめて、ポータブル電源を選びましょう。安全性が低いポータブル電源は、高温の環境や強い衝撃に耐え切れず、爆発や火災が起きる可能性があります。
例えば、Jackeryのポータブル電源は、BMS(バッテリーマネージメントシステム)によって過充電や過放電の発生を抑える構造です。温度変化への耐久性にも優れており、爆発や火災発生のリスクを抑えています。安心して使えるJackeryのポータブル電源を選べば間違いないでしょう。
選び方④:充電方法と充電にかかる時間を確かめる
充電方法と充電にかかる時間を確かめるのが、ポータブル電源購入時のポイントです。シガーソケット充電に未対応のポータブル電源では、走行充電できません。
また、同じ企業のポータブル電源でも、容量や性能が違えば充電時間に2~3時間の差が出てきます。充電方法と充電時間を確かめて、ポータブル電源を購入しましょう。
なおJackeryのポータブル電源は高速充電に対応しており、大容量のものでもACコンセントや複数のソーラーパネルで約2時間でのフル充電を実現しています。緊急充電モードなら大容量モデルでも最速1時間でフル充電が可能です。
選び方⑤:製品寿命を確かめる
走行充電向けのポータブル電源購入の際は、製品寿命を確かめましょう。製品寿命が短いほど買い替えのサイクルが早くなり、出費が増えてしまいます。「安いけど寿命が短い」製品を選んだら、将来的なトータルの費用では損をする可能性が高いです。
例えば、Jackeryの製品の中でもリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している「Plusシリーズ」「Newシリーズ」は、約4,000回充放電サイクル数で毎日使っても10年以上もつ長寿命を実現しています。製品寿命の長さを確かめ、コストパフォーマンスに優れたポータブル電源を選びましょう。
選び方⑥:運転の邪魔にならないサイズを選ぶ
走行充電向けのポータブル電源を選ぶ際は、運転の邪魔にならないサイズの選択が重要です。
たとえばJackery ポータブル電源 1000 Newなら約10.8kgという軽さに加えて、サイズも約327 x 224 x 247 mm(バレーボールより少し大きい程度)とコンパクト。助手席や後部座席の足元に置ける大きさなので、邪魔になりません。
運転の邪魔にならないポータブル電源を選び、快適なアウトドアを満喫しましょう。
5.走行充電できるポータブル電源5選
Jackery(ジャクリ)は2012年にアメリカのカリフォルニアでうまれました。2016年以降、アウトドア用ポータブル電源と、ポータブルソーラーパネルを開発したパイオニア的存在の会社です。すでに世界では累計400万台以上の販売実績があり、世界のメディア200社以上から推奨されています。ここでは、走行充電できるJackeryのポータブル電源を5つ紹介します。どうぞご参照ください。
①Jackery ポータブル電源 2000 New
Jackery ポータブル電源 2000 Newは、超大容量で家庭の防災や企業防災、現場作業、車中泊など多くの電力を利用したい場合におすすめします。業界同クラス製品で、最軽量とコンパクトを実現できており、手軽に持ち運べます。ポート数も合計10と多いため、大人数での利用におすすめです。
②Jackery ポータブル電源 1000 New
Jackery ポータブル電源 1000 Newは最新技術を投入したことで、旧モデルよりも充電効率や安定性が大幅に向上。アウトドアはもちろん、非常時の携帯機器充電や家電の稼働に役立つポータブル電源です。
③Jackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、優れた自己放電率を持つ製品です。365日経過後も、充電が10%しか減らないコストパフォーマンスを実現。10年以上の長寿命を実現しているため、頑丈なポータブル電源を長く使いたい人におすすめします。
④Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 600 Plusと、Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネルのセット製品です。シガーソケットによる走行充電だけではなく、付属の車上ソーラーパネルで走りながらの太陽光発電でポータブル電源にも充電できます。
また、優れた防水・防塵耐性により、雨の日にソーラーパネルを車から外さなくても安心できます。
⑤Jackery ポータブル電源 240 New
Jackery ポータブル電源 240 Newは、同容量の製品よりも約22%コンパクトな製品です。リュックに入るほどのコンパクトで、登山やバイクツーリング、キャンプなどアウトドアでどこへも持ち運べます。
6.ポータブル電源の走行充電についてのよくある質問
ポータブル電源の走行充電についてのよくある質問にお答えします。
●ハイエースやキャンピングカーでポータブル電源を走行充電するには?インバーターは必要?
ハイエースやキャンピングカーは、インバーターなしでポータブル電源を走行充電できます。一般的な車と同じく、シガーソケットから充電が可能です。
●ポータブル電源を走行充電で使えばサブバッテリー化できる?
ポータブル電源を走行充電して使えば、サブバッテリーとほぼ同様の使い方が可能です。 専用のケーブルを使えば、メインバッテリーが上がっても15分~40分で復活させることが可能です。
●ポータブル電源がシガーソケットで走行充電できないときの原因は?
ポータブル電源がシガーソケットで走行充電できないときは、下記の原因による不具合が考えられます。
- ・急激な温度変化
- ・ケーブルの破損
- ・アイドリングストップによる悪影響
- ・複数の家電を同時に使った不具合
バッテリーやケーブルへの不具合を避けて、ポータブル電源を使いましょう。
まとめ
ポータブル電源は車の運転をしながらの走行運転が可能です。
天候や時間に関係なく、シガーソケット経由で走行充電ができるため、非常にメリットを感じられるはずです。
ですが、使いかたを間違えてしまうと壊れたり寿命が縮まったりするため、できるだけ丁寧に利用・保管をするといいでしょう。
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