アウトドアにおすすめのポータブル電源3選!使用時の注意点も解説
キャンプや車中泊など、野外で行うアウトドアにあると便利なポータブル電源。アウトドアに持っていくだけで、野外での生活の快適度が大きく変わります。しかし、「アウトドアにおすすめのポータブル電源はなに?」「アウトドアにピッタリなポータブル電源の選び方は?」と気になっている方もいるでしょう。
今回の記事では、ポータブル電源のアウトドアでの使い道、及びおすすめのアウトドアポータブル電源、アウトドアで使用する際の注意点について詳しく紹介します。キャンプや車中泊などのアクティビティを楽しむ方は、ぜひチェックしてみてください。
アウトドアにポータブル電源を持っていく必要性
ポータブル電源の用途【アウトドア】
①体温調節
ポータブル電源は、アウトドアでの体温調節に役立ちます。と言うのも、アウトドアでは家電を使えないため、涼や暖を取れません。暑い日は熱中症になりやすく、寒い日は低体温症に繋がる可能性もあるでしょう。命を落とす原因にも繋がるので、非常に危険です。
そんな時にポータブル電源があれば、扇風機や電気毛布などを使えます。体温調節のために必要なアイテムが使えるので、心強い味方ですね。
特に真夏や真冬の過ごしにくい季節は、野外空間での生活が困難になります。アウトドアの生活の快適度を上げるだけでなく、命を守るためにも大切なアイテムです。
②調理
調理に便利なアイテムが使えるのも、ポータブル電源の魅力です。電源がないアウトドア空間で、IHやポットなどを使って調理ができます。焚き火や炭などを準備する必要がないため、調理がスムーズになるでしょう。面倒くさい工程や手間を減らしたい方におすすめです。
また、火を使わない調理なので、安全性が高いです。燃え移る可能性もなく、比較的安心して調理ができます。
車中泊などのアウトドアは、密室の空間になるので、カセットコンロを使うのは危険です。火災の恐れがあるだけでなく、二酸化炭素中毒になってしまう可能性もあります。
そんな時でもポータブル電源で、IHやポットなどを使えば、火災や二酸化炭素中毒を防げます。アウトドアでの調理を快適且つ、安全に行うために持っておくと良いでしょう。
③電子機器の充電
ポータブル電源を使うことで、電子機器の充電ができます。本体に蓄えられている電力を供給できるからです。
野外のコンセントがない環境でも、スマホやパソコンに充電ができます。これにより、バッテリー切れを防ぐことが可能です。
また、ポータブル電源には、ACコンセントやUSBポートなどの出力方法が設けられています。そのため、充電器の形態を問わず、電子機器の充電ができるのです。
特にスマホは、連絡を取るための唯一の手段となる電子機器です。いざという時に備えて、充電ができるポータブル電源を準備しておくようにしましょう。
④ライトの明かり
ポータブル電源は、暗闇を照らすライトにも使えます。野外で夜を過ごす時には、街灯が少なくて暗い場所もあるでしょう。
そんな時にポータブル電源があれば、ライトに電源が供給でき、アウトドアでも動かすことが可能です。照明のような光量の高いライトにも使えますよ。また、ポータブル電源によっては、ライトを搭載しているものも販売されています。
また、充電式のライトの充電がなくなってしまった場合にも使えます。暗い空間を明るくできる唯一のアイテムなので、一台あると便利ですね。
⑤家電
家電を動かせるのは、ポータブル電源の最大の強みです。自宅で使っているような冷蔵庫やストーブなどの家電を使えます。そのため、クーラーボックスや焚き火などを準備する必要はありません。アウトドアという不便な空間でも、文明の利器を使用することができます。
しかし、家電を動かすためには、大容量のポータブル電源が必要です。容量が少なくて、定格出力が低いポータブル電源は、家電を動かせないので注意してください。
関連人気記事:ポータブル電源でどんな家電が使えるのか?
アウトドア向けポータブル電源の選び方
関連人気記事:「初心者必見」絶対に失敗しないポータブル電源の選び方
①重さやサイズで選ぶ
アウトドアに適したポータブル電源を選ぶ際には、重さやサイズを確認すると良いです。製品の重さは、持ち運ぶ際の手の負担に直結します。
重たいポータブル電源を選んでしまうと、長距離運搬する際に疲れてしまうでしょう。車へ積み込んだり、撤収したりする際にも疲れてしまうので、おすすめできません。
そして、ポータブル電源のサイズは設置スペースに影響を及ぼします。サイズが大きすぎると、テーブルのスペースを取ってしまい邪魔になりやすいです。
重量は軽め、サイズはコンパクトな機種を選ぶと、アウトドアで使いやすいでしょう。
②使用する機器で選ぶ
アウトドアで使用する電気機器で選ぶのも、大切なポイントです。電子機器には、それぞれ消費電力があります。
この消費電力は、電子機器を動かすために必要な電力を表す言葉です。ポータブル電源の容量が使用する電子機器の消費電力を上回っている仕様でないと、動かすことができません。
そのため、容量と定格出力を確認する必要があります。この容量は、本体に貯蔵しておける電力の量を表す言葉で「Wh(ワットアワー)」という単位で表します。Wは(消費電力)で、hは(時間)を意味する単位です。
例えば、容量が200Whならば、消費電力が100Wの電子機器を2時間動かせます。つまり容量が大きければ大きいほど、電子機器を長く利用できるのです。
また、定格出力は、ポータブル電源が安定して供給できる電力を表す言葉です。この定格出力よりも、使用する電子機器の消費電力が少ない場合に使うことができます。
しかし、ポータブル電源の定格出力よりも、使用する電子機器の消費電力が高い場合には使えないので注意してください。先にアウトドアで使用したい電子機器の消費電力を確認し、それに合った容量と定格出力のポータブル電源を入手しましょう。
関連人気記事:「徹底解説」用途別のポータブル電源容量目安を紹介
③安全性で選ぶ
ポータブル電源を選ぶ際は、安全性も確認しないといけません。電力を保持して供給するアイテムなので、トラブルが生じてしまう可能性があります。ものによっては感電やショートをしてしまい、思わぬ事故に繋がってしまう場合もあるでしょう。
これらの事故を回避するためには、過放電防止や過充電防止などの機能が搭載されているアイテムを選ぶ必要があります。
ポータブル電源が自動で危険を察知して、稼働を止めてくれるので、事前に事故を防ぐことが可能です。楽しいアウトドアでのトラブルを減らすためにも、電源に安全性能が備わっているかを確認するようにしましょう。
④バッテリー寿命で選ぶ
ポータブル電源を多用するアウトドアでは、バッテリー寿命も重視する必要があります。耐久性の高いバッテリーが使用されていないポータブル電源は、すぐに寿命が尽きて使えなくなってしまうからです。ですので、ポータブル電源のバッテリー寿命について確認しておくようにしましょう。
そんなバッテリーには、リチウムイオン電池が採用されている機種がおすすめです。高電圧・光電流が得られる上に、耐久性も高く、ニッケルカドミウム・バッテリーの約2倍持ってくれますよ。
関連人気記事:ポータブル電源の寿命とは?寿命を延ばす方法を解説
⑤ソーラーパネルの使用の可否で選ぶ
アウトドアにピッタリなポータブル電源を選ぶのであれば、ソーラーパネルの使用の可否も確認しておきましょう。コンセントなどの充電ができる場所が、アウトドアには少ないからです。
ソーラーパネルが使えるのであれば、太陽光発電でポータブル電源に充電できます。アウトドアでの貴重な充電方法になるので、ぜひとも使いたいアイテムです。
ただし、こちらは晴天時に使える充電方法になります。曇天時や雨天時は発電量が落ちるので、覚えておくようにしましょう。
⑥実績や評価で選ぶ
ポータブル電源の実績や評価も確認してみると良いです。こちらの2点からは、メーカーの信頼性や具体的な口コミが確認できます。
コンテストで選ばれたり、売れ筋ランキングに入っていたりするポータブル電源が好ましいです。実際にユーザーからの声が届いて選ばれているので信頼が保てます。
また、この際に評価も確認するようにしましょう。実際に商品を手にして使った方からの声が記載されています。第三者の目線でリアルな評価を確認できるので、必ずチェックしてみてください。
このように実績や評価を確認することで、アウトドアで使っていて後悔しない電源選びができます。長く愛用していくためにも、吟味して選ぶようにしましょう。
アウトドアにおすすめのポータブル電源メーカー
アウトドアにおすすめなのはポータブル電源を開発・生産販売した「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源です。大容量且つ定格出力も高いので、キャンプや車中泊などアウトドアでさまざまな電子機器に使えます。
全機種のバッテリーに耐久性の高いリチウムイオン、ボディにはPC(ポリカーボネート樹脂)とABS(エービーエスアロイ)を採用。これにより、日常的に使っていても壊れにくく、長く愛用することが可能です。
さらに「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」と「NCM制御機能」が搭載されています。自動で温度を管理し、過充電保護、過電流保護、過放電保護、短絡保護、温度保護を行ってくれる機能です。
また、防災マークとPSEマークもついています。この防災マークは、消費者から防災性の性能が認められて与えられるマークです。
PSEマークは、電化製品の安全のために設けられた「電気用品安全法」の基準をクリアしたものに与えられるマークになります。厳しい基準をクリアしているので、非常に安全性の高い商品です。
そんな、Jackeryは「RBB TODAY モバイルアワード2021」にも選ばれています。一般の購入者からの評価を確認して、入賞できる輝かしい賞です。
その性能や評価の高さが認められ、全世界で200万台以上の売上を記録しています。日本では、今一番売れているポータブル電源と言っても過言ではありません。
関連人気記事:Jackery ポータブル電源の安全性について
アウトドアにおすすめのポータブル電源3選
今回はアウトドアにおすすめの電源は以下の3機種です。
それぞれの機能や仕様について詳しく解説します。アウトドアに電源を導入したい方は、ぜひ以下で紹介する商品をチェックしてみてください。
アウトドアにおすすめの電源①:Jackery ポータブル電源 1000 Pro
Jackery ポータブル電源 1000 Proは、アウトドアに最適なポータブル電源です。1002Whの大容量の機種になっているので、給電が長く持続してくれます。また、定格出力が1000Wと高めのスペックです。消費電力が大きい家電などのアイテムも動かせるので、アウトドアでの生活の幅が広がります。実際に電気毛布(40W)を約14時間使うことが可能です。その他にも、車載冷蔵庫(60W)を約38時間、液晶テレビ(60W)を約14時間使えます。
さらに耐振動のポータブル電源になっているので、長時間の移動も問題ありません。キャンプや車中泊の遠征にもピッタリなアイテムですね。
充電方法にはコンセントやシガーソケット以外に、ソーラーパネルからも充電ができます。最速約1.8時間でフル充電ができるので、アウトドアで活躍すること間違いなしです。
そんなJackery ポータブル電源 1000 Proは、とにかく便利にアウトドア生活を送りたい方におすすめします。充電が早いだけでなく、家電なども動かせるので満足度が高いです。
品番 |
|
サイズ |
約340×262×255mm |
重さ |
約11.5kg |
容量 |
リチウム電池 23.2Ah/43.2V DC(1002Wh) |
定格出力 |
1000W |
出力方法 |
ACコンセント×3 USB-A×2 USB-C×2 シガーソケット×1 |
充電時間 |
コンセント(約1.8時間) シガーソケット×2(約5.44時間) ソーラーパネル最速(約1.8時間) 200Wソーラーパネル(4枚) |
アウトドアにおすすめの電源②:Jackery ポータブル電源 1000
Jackery ポータブル電源 1000も、アウトドアの定番のポータブル電源です。先程紹介した「Jackery ポータブル電源 1000Pro」と同じ、1002Whの大容量且つ、定格出力が1000Wのモデルになっています。
そのため、アウトドアを快適にしてくれるさまざまな電子機器を動かせるのです。車載冷蔵庫(60W)を約66時間動かせるので、クーラーボックスを持ち運ぶ必要がありません。また、電気毛布(55W)を約13時間使用できるので、寒い日の夜も快適です。寒さに凍えながら過ごす必要がなくなります。
こちらの機種も、Jackeryから発売されているソーラーパネル(Solar Sage)から電気を充電することができます。野外で消費してしまった電力を取り戻せるのです。アウトドアのコンセントがない場所でも充電できるので、心強い味方になりますね。
そんなJackery ポータブル電源 1000は、性能とコスパを求める方におすすめです。比較的価格が控えめになっているので、お買い求めやすくなっています。
しかし、Jackeryポータブル電源1000は、1000 Proと比較すると、充電に少々時間がかかってしまいます。キャンプや車中泊へ行く前に、余裕を持って充電しておくようにしましょう。
品番 |
|
サイズ |
約332×233×243mm |
重さ |
約10.6kg |
容量 |
リチウム電池 23.2Ah/43.2V DC(1002Wh) |
定格出力 |
1000W |
出力方法 |
ACコンセント×3 USB-A×2 USB-C×2 シガーソケット×1 |
充電時間 |
コンセント(約7.5時間) シガーソケット(約14時間) ソーラーパネル最速(約17時間) |
アウトドアにおすすめの電源③:Jackery ポータブル電源 708
Jackery ポータブル電源 708は、コンパクトで扱いやすいポータブル電源です。サイズが約229.7×191.5×190.5mmになっているので、テーブルに設置しておいても邪魔になりません。重さは約6.8kgと、大容量ポータブル電源の中では非常に軽いです。持ち運ぶ際にも腕が疲れにくくなっていますよ。
また、Jackery ポータブル電源 708はコンパクトなサイズでありながら、708Whの容量と500Wの定格出力を誇っています。電気毛布(55W)が約10時間、車載冷蔵庫(60W)が約51時間使える機種です。
その他にも、スマホ(18W)が約40回、パソコン(30W)が約9回充電できます。こちらがあれば、スマホやパソコンをよく使う方でも安心ですね。
そんなJackery ポータブル電源 708のDC入力ポートは、180Wまで対応しています。最速5時間でフル充電ができるので、非常に利便性が高いです。就寝している間に充電が完了します。
ただし、上記で紹介した1000 Proや1000と比べると、多少容量が少なく、定格出力が低くなっています。消費電力が大きいドライヤーや電子レンジには使えないので、覚えておきましょう。
品番 |
|
サイズ |
約229.7×191.5×190.5mm |
重さ |
約6.8kg |
容量 |
リチウム電池 708Wh |
定格出力 |
500W |
出力方法 |
ACコンセント×2 USB-A×2 USB-C×1 シガーソケット×1 |
充電時間 |
コンセント(約5時間) シガーソケット(約13時間) ソーラーパネル最速(約11時間) |
Jackery ポータブル電源一覧
製品一覧
アウトドアでポータブル電源を使用する際の注意点
①運搬に注意する
ポータブル電源をアウトドアで使用する際には、運搬に注意する必要があります。手が滑って落としてしまう可能性があるからです。
場合によっては、破損や故障の原因にも繋がってしまいます。せっかくのアウトドアが台無しになってしまうので注意が必要です。
軽いポータブル電源であっても、両手で持ったり、カバンに入れたりして運搬すると良いでしょう。こちらのポイントを意識するだけで、ポータブル電源の落下を防ぐことができます。
②置く場所に注意する
ポータブル電源を置く場所にも気をつけなければいけません。不安定な位置に置いてしまうと、落下して破損する恐れがあります。
また、置く場所によっては、邪魔になってしまう可能性もあるので、よく考えなければいけません。
比較的スペースの広いテーブルに設置するか、低くて安定した場所に置いておくのが好ましいです。不意のトラブルによって、破損や故障してしまうリスクを減らすことができます。
③天候に注意する
ポータブル電源をアウトドアで使う時は、天候に注意してください。ポータブル電源には、防水性能が備わっていません。
そのため、雨水が付着したり、隙間から侵入したりすると、故障の原因になってしまう恐れがあります。修理しても治らない場合があるので、注意が必要です。
雨天時に使う際は、テント内や車内などで使う必要があります。確実に雨水が侵入しない場所に設置すると良いです。
ただし、設置する場所へ持ち運ぶ際に、雨水が付着してしまうと良くありません。ケースやカバン、袋に入れて、雨水が当たらないように細心の注意を払うようにしましょう。
まとめ
野外で楽しむアウトドアにあると便利なポータブル電源。コンセントが用意されていない屋外の空間で、電子機器を動かすことができます。ポータブル電源の機種によっては、ドライヤーや電気毛布、冷蔵庫なども動かせるので汎用性が抜群です。
そんなアウトドアにピッタリなポータブル電源は、Jackery(ジャクリ)の商品になります。大容量且つ定格出力が高いので、アウトドアで消費電力が高い電子機器を使えるのです。
また、大容量なのにも拘らず、コンパクトで重量が軽い仕様になっています。そのため、屋外での使用や持ち運びが快適です。そして何よりも、確かな安全性が約束されています。最新の安全システムが自動で熱や状態を感知し、必要な場合に充電や給電を停止してくれるのです。その安全性は折り紙付きなので、アウトドアでも安心して使えますね。
今回紹介した内容を参考にして、アウトドアにJackeryのポータブル電源を導入し、趣味を豊かにしてみてはいかがでしょうか。
コメント