1.ホットカーペットをポータブル電源で使う4つのメリット
①ブレーカーが落ちるリスクを気にせず暖房機器を複数使える
とても寒い日は家の中で暖かく過ごすため、複数の暖房機器を使うケースもあるでしょう。一方で、1つのコンセントから供給できる電力は限られています。エアコンやヒーターとホットカーペットを同じコンセントにつなぐと、ブレーカーが落ちてしまうかもしれません。
ポータブル電源をホットカーペット専用で使えば、同じ部屋で複数の暖房家電を使ってもブレーカーが落ちる心配はいりません。寒い日でもホットカーペットで快適に過ごせるでしょう。
②電気の無い場所や停電した場合でも暖を取れる
ホットカーペットは、自宅の中だけで使うとは限りません。ポータブル電源があればキャンプ場や車中泊で冷え込む夜でも、ホットカーペットに電力を供給でき暖まることが可能です。 また停電した場合でも、ポータブル電源があれば家電を使えます。ホットカーペットをポータブル電源につなげば、暖を取れるでしょう。冬の夜に停電しても、寒さをしのぐことが可能です。
③コンセントから遠い場所でもホットカーペットを使える
部屋のコンセントは、暖房機器を使いたい場所の近くにあるとは限りません。もしコンセントから遠い場合は、延長コードでつなぐ必要があります。部屋や通路をコードが横切る場合は、コードに足を引っかけて転倒しけがをするかもしれません。
ポータブル電源なら、暖房機器の近くで使えます。延長コードを準備せずに済むため、コードに足を引っかけるリスクも下がるでしょう。ペットを飼っている方はケージなどの近くにポータブル電源を置き、ホットカーペットを動かせることもメリットの一つです。
④ソーラーパネルで発電し電気代を節約できる
ホットカーペットをランニングコストゼロで利用したい。ポータブル電源とソーラーパネルを使えば、このような要望にもこたえられます。晴れた日にソーラーパネルでポータブル電源に蓄電して、お好きなタイミングでホットカーペットに給電すればよいわけです。
大容量ポータブル電源を選べば、ホットカーペットを長時間使えるでしょう。 Jackeryでは、ポータブル電源とソーラーパネルがセットされた太陽光発電システム「Jackery Solar Generator」を販売しています。購入後、設置工事が不要ですぐに使い始められることは魅力的です。
2.ポータブル電源でホットカーペットは何時間使える?
ホットカーペットに必要な電力は、暖める畳数(広さ)により大きく変わります。製造するメーカーや製品により異なりますが、1畳あたり200W~250Wが目安です。2畳用のホットカーペットなら450W~500W、3畳用の場合は700W~750W前後の消費電力となるでしょう。
ポータブル電源でホットカーペットを動かせる時間は、ホットカーペットの消費電力とポータブル電源の容量によって変わりますが、以下の計算式で算出できます。
● ポータブル電源の容量(Wh)÷ホットカーペットの消費電力(W)×80%(電力ロス)=使用可能時間(h)
例として、Jackery ポータブル電源 2000New(容量2,042Wh)がホットカーペットを使える時間目安は下記:
● 1畳用(250W):約6.5時間
● 2畳用(500W):約3.2時間
● 3畳用(750W):約2.2時間
ただし、これは目安の時間です。実際の使用時間は、温度設定や室温、カバーの有無などの要因で変動します。
なお、冬キャンプでは「2~3畳用のホットカーペット+マット+寝袋」の組み合わせが、最強の寒さ対策ともいわれています。2~3畳用のホットカーペットの使用を想定して、ポータブル電源の容量を決めるとよいでしょう。
3.ホットカーペットに適したポータブル電源を選ぶ6つのコツ
ここからはホットカーペットに適したポータブル電源を上手に選ぶために必要な6つのコツを紹介します。あなたに合ったポータブル電源選びに活かしてください。
①ホットカーペットで暖めたい畳数(面積)を決める
はじめに決めておきたい項目に、ホットカーペットでどれだけの広さを暖めたいか?ということが挙げられます。1畳と3畳では、消費電力が大きく異なることに注意してください。1畳用のホットカーペットなら、小型のポータブル電源でも給電できます。一方で3畳用の場合は、ある程度の容量を持ち定格出力の大きいポータブル電源を選ぶ必要があります。
②定格出力はホットカーペットの消費電力を上回ること
ポータブル電源でホットカーペットを動かすためには、ポータブル電源の定格出力がホットカーペットの消費電力を上回る必要があります。例えば定格出力500Wのポータブル電源で消費電力250Wのホットカーペットは使えますが、消費電力750Wのホットカーペットは使えません。
同時に他の家電を使う場合、ポータブル電源に必要な定格出力は増えます。同時に使う家電の消費電力を合計して、これよりも大きい定格出力を備えたポータブル電源を選びましょう。
なお、Jackeryのポータブル電源シリーズは300W~3,000Wまで幅広いラインナップを揃えており、あらゆるサイズのホットカーペットに対応しつつ、他の家電も十分に動かせます。
③長時間使う場合は大容量のポータブル電源をおすすめ
ホットカーペットは、使う時間が長くなるほど多くの電力を消費します。長時間使う場合は、大容量のポータブル電源を選びましょう。
ポータブル電源の本体に貯められる容量は限られますが、外付けバッテリーにも貯められる製品を選ぶとかなり多くの容量を準備できます。Jackeryなら外付けバッテリーを活用して、ポータブル電源の容量を家庭用蓄電池と同等の容量に拡張できます。「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」は、おすすめする代表的な製品です。
④短時間で満充電にできると便利で使いやすい
ポータブル電源は事前の充電が必要ですから、充電をスピーディーに済ませたい方も多いでしょう。例えば昼過ぎになってポータブル電源の充電が少ないことに気づいても、夜になるまでに満充電にできると使いやすいものです。
Jackeryでは、緊急充電モードを搭載して僅か1時間で満充電にできる「Jackery ポータブル電源 1000 New」を発売しています。もうすぐ夕方という場合でもコンセントにつなげば、日没までに充電を終えられるスピードが魅力です。
⑤動作音が静かなポータブル電源で快適に過ごせる
ホットカーペットは、くつろぎながら使う方も多いでしょう。うるさい音が続くとイライラするかもしれません。
動作中の音が静かなポータブル電源を選ぶことで、くつろぎの時間を暖かく快適に過ごせます。環境省が定める環境基準では、住宅地における夜間の騒音を45デシベル以下と定めています。このレベルをクリアするポータブル電源を選ぶとよいでしょう。
Jackeryのポータブル電源は約30デシベル以下の静音設計を実現しており、夜間の使用でも気にならない静かさを提供します。
⑥持ち運びやすさや安全性、アフターサービスも要チェック
ホットカーペットとともに使うポータブル電源は、使いやすさや安全・安心も重要です。大容量のポータブル電源は重くなりがちですから、持ちにくいと腰など体を傷めるかもしれません。ハンドルが丈夫でないと、ポータブル電源を落としけがにつながる可能性もあります。コンパクトで持ち運びやすく丈夫なハンドルがついた製品を選びましょう。
またポータブル電源の多くはリチウムイオン電池を内蔵しているため、温度管理や過電流、短路などを防ぐBMSシステムも必須です。安全性に配慮された製品かどうかもチェックしましょう。
万が一の故障や不明な点があれば問い合わせでき、保証期間が長いなど、アフターサービスの良さも重要なチェックポイントです。
Jackeryのポータブル電源は、人間工学に基づいた持ちやすいハンドル設計、高度なBMSシステムによる安全性確保、5年間の長期保証など、使用者の安心・安全を第一に考えた設計となっています。
4.ホットカーペットが使えるポータブル電源おすすめ5選
Jackeryは13年以上の実績を持つ、ポータブル電源業界をリードするメーカーです。大容量でありながら業界トップクラスのコンパクトと軽量を実現できています。
ここからはJackery(ジャクリ)が提供する、ホットカーペットの使用に適した4種類のポータブル電源を紹介します。各製品の特長やメリットも示しますので、機種選びの参考にしてください。
①Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット|2,000Whクラスで業界最軽量・最小
製品スペック詳細 |
Jackery Solar Generator 2000 New |
容量 |
2,042Wh |
定格出力 |
2,200W (瞬間最大4,400W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間) |
出力ポート数 |
AC出力×3、 |
充放電サイクル数 |
約4,000回 |
使える家電 |
消費電力2,200W以下の家電; |
稼働時間目安 |
電子レンジ(1160W):約1.5時間 |
②Jackery Solar Generator 1000 New 100Wポータブル電源 セット|1,000Whクラスで業界最軽量・最小
製品スペック詳細 |
Jackery Solar Generator 1000 New 100W |
容量 |
1,070Wh |
定格出力 |
1,500W (瞬間最大3,000W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:1.7時間(緊急充電モードなら1時間) |
出力ポート数 |
AC出力×3、 |
充放電サイクル数 |
約4,000回 |
使える家電 |
消費電力1500W以下の家電; |
稼働時間目安 |
電子レンジ(1160W):約48分間 |
③Jackery ポータブル電源3000 セット|3,000Whクラスで業界最軽量・最小
製品スペック |
Jackery ポータブル電源 3000 New セット |
容量 |
3,072Wh |
定格出力 |
3,000W (瞬間最大6,000W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:2.5時間 |
出力ポート数 |
AC出力×4(最大20A)、AC出力×1(最大30A) |
充放電サイクル数 |
約4,000回 |
使える家電 |
消費電力3,000W以下の家電; |
稼働時間目安 |
電子レンジ(1160W):約2時間 |
④:Jackery Solar Generator 2000 Plus |容量を最大24Kwhまで増設できる
ホットカーペットを複数、または長い時間使うなら、Solar Generator 2000 Plusをおすすめします。「ポータブル電源 2000 Plus」1台と、ソーラーパネル「SolarSaga 200W」1枚がセットされた製品です。
定格出力は3000Wですから、3畳用のホットカーペットを3枚~4枚使えるでしょう。本体の容量は2042Whですが、Battery Pack 2000 Plusを5台追加することで12kWhまで拡張できます。
また並列接続すれば定格出力4000W、容量は24kWhまで拡張可能です。3畳用のホットカーペット1枚なら、朝から夜まで使いたいというニーズにも対応できるでしょう。
静粛性と充電スピードも、見逃せない魅力です。動作中の音は約30デシベル以下ですから、気にならない方も多いでしょう。充電時間はAC100V電源を使った場合とSolarSaga 200Wを6枚使った場合で2時間となり、短時間での充電が可能です。
製品名 | Jackery Solar Generator 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大24kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
⑤Jackery Solar Generator 1000 Plus|容量を最大5Kwhまで拡張可能
ホットカーペットを1枚~2枚使うなら、Jackery Solar Generator 1000 Plusもおすすめです。「ポータブル電源 1000 Plus」1台と、ソーラーパネル「SolarSaga 100W」1枚を組み合わせた製品です。
ポータブル電源 1000 Plusの定格出力は2000Wですから、3畳用のホットカーペットを使うなら2枚までが目安です。一方で、容量を大きくできるメリットは見逃せません。本体の容量は1264Whですが、Battery Pack 1000 Plus を3台追加すると5kWhまで拡張可能。小型の家庭用蓄電池に相当する容量を準備できます。
充電スピードの速さは、魅力的なポイントの一つです。AC100Vでの充電時間はわずか1.7時間。SolarSaga 100Wを4枚使うと4.5時間、SolarSaga 200Wを4枚使うと2時間で満充電にできます。急いで使いたいときにも短時間で準備できる充電スピードは魅力的です。
製品名 | Jackery Solar Generator 1000 Plus |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
関連人気記事:あなたに最強のポータブル電源とは?ケース別・おすすめの最強製品を詳しく解説
5.ポータブル電源でのホットカーペット使用に関するQ&A
ポータブル電源でのホットカーペット使用に関する、よくある質問と回答をまとめています。同じ疑問をお持ちの方はチェックしておきましょう。
①キャンプではホットカーペットと電気毛布、どちらがおすすめですか?
キャンプでは、以下の理由でホットカーペットをおすすめします。
● 広範囲を暖められる(複数人で使用可能)
● 上に寝袋を敷いても安全に使用可能
● 熱が逃げにくく、電力効率が良い
● テント内の床面全体を暖められる
ただし、1~2人程度の暖房として使う場合は電気毛布が適していることもあります。電気毛布は消費電力が50~60W程度と小さく、250~750W程度の電力を消費するホットカーペットと比べて数倍の時間の動作が可能なためです。状況に応じて、ホットカーペットと電気毛布を使い分けましょう。
②3畳用のホットカーペットを使おうと思っています。おすすめのポータブル電源はどれですか?
3畳用のホットカーペットを使いたいなら「Jackery ポータブル電源 2000 New」がおすすめです。
● 3畳用ホットカーペットが2~3時間動かせる2,042Whの大容量
● 10年以上使える4,000サイクルの長寿命
● 30dB以下の静音設計で就寝時も快適
● 2,000Wクラスポータブル電源では圧倒的な軽量・コンパクトさ
● 5年保証付きで安心
より長時間使いたいなら、旧機種の「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」もおすすめです。サイズや重さの面では2000 Newに劣りますが、こちらは拡張バッテリーに対応し、最大で約6倍の12,000Whまで容量を増やせます。
関連記事:電気毛布におすすめのポータブル電源とは?|2枚使える容量や一晩に必要な容量
6.ホットカーペットが暮らしに役立つ4つのシーン
寒い季節、ホットカーペットはさまざまな形で暮らしに役立ちます。代表的な4つのシーンを確認していきましょう。
●足元を暖かくして過ごしたい
「暖房したのに、足元がどうしても冷えてしまう」このような悩みをお持ちの方も、多いのではないでしょうか?一般的な暖房機器を使った場合、暖められた空気は天井近くに移動し、窓の近くにたまっていた冷たい空気が床に下りてきます。この結果、暖房しても足元がなかなか暖まらない状況となってしまうわけです。
ホットカーペットを使えば、冷たくなりがちな足元を直接暖められます。寒い冬の日でも快適に過ごせるでしょう。
●特定の場所だけピンポイントで暖めたい
ホットカーペットは、特定の場所だけピンポイントで暖める用途にも使えます。自分の足元だけ暖めたいというニーズは代表的です。床が冷たくてもホットカーペットに足をのせれば、ぬくぬくと過ごせるでしょう。暖める面積が狭いため、電気代を節約することも可能。コストパフォーマンスに優れる方法です。
●ペットのいる場所を暖めたい
ペットの暖房も、ホットカーペットの使いみちに挙げられます。犬や猫はもちろん、ハムスターやうさぎなど寒さに弱い動物が暖まる手段としても使えます。
この目的で使う場合は、温度をチェックしましょう。温度が上がり過ぎると、ペットの体調不良ややけどなどのリスクがあります。ペット用のホットカーペットも販売されていますので、目的に応じて選ぶことがおすすめです。
●キャンプや車中泊での暖房手段
ホットカーペットは、自宅の外でも活躍します。寒い夜のキャンプや車中泊で、暖まる手段として使えるでしょう。
「キャンプで暖まるには、火を使えば良い」と思う方も多いかもしれません。しかし狭いテントの中で火を使うことは、火災や一酸化炭素中毒といった危険が伴います。車中泊の場合は車の暖房を使う方法もありますが、ガソリンなどの燃料を消費するため運転できる距離が短くなってしまいます。
ポータブル電源でホットカーペットを動かせば、火災や一酸化炭素中毒といったトラブルも起こらず、燃料を減らすデメリットもありません。安心して体を温める貴重な手段として活用できます。
まとめ
ホットカーペットを使えるポータブル電源は、サイズや利用時間により適した製品が大きく変わります。目的に合ったポータブル電源を選ぶためにも、あらかじめホットカーペットのサイズと使いたい時間を決めておきましょう。その後、ホットカーペットに合ったポータブル電源を選ぶことをおすすめします。
Jackery(ジャクリ)では小容量から大容量、拡張バッテリーを追加できる製品まで揃えており、さまざまなニーズにこたえることが可能です。あなたに合った1台を、ぜひJackeryで選んでください。
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