1.ポータブル電源は買うべき?5つの必要性やメリットを解説
ポータブル電源は「蓄電池」の一種で、停電や断線などの際に、事前に溜めた電力を安全に家電や電子機器に供給できる便利な機器です。ポータブル電源が持つ5つの特徴を解説し買うべき理由を確認していきましょう。
ポータブル電源を買うべき理由①:停電時や被災時の生活に強い味方
ポータブル電源最大の強みと言えるのが「災害対策ができる」点です。ポータブル電源は、災害に伴い発生する「停電・避難所生活・ガスが止まる」などの困りごとも解決してくれます。
- 停電時に:非常電源として使える
- 避難所に持ち込む場合:音が小さく排出ガスも出ないので、使用時のストレスがない
- ガスが止まった場合:お湯を沸かすことができ、カップ麺など手軽に調理可能
もし台風や地震、大雪などで停電しても、ポータブル電源に蓄電していれば安心です。貯めた電気を使って、家電を使えます。 1800W以上の定格出力があれば、IHクッキングヒーターを使いながらLEDライトで部屋を照らし、スマートフォンを充電しながらパソコンで情報収集するといったことが可能です。
地震など災害のリスクのある日本では、自分たちで身を守り、生活できるように事前の準備が必要です。そしてポータブル電源は、いざという時に役立つ心強いアイテムとなるでしょう。
ポータブル電源を買うべき理由②:家庭の電気代を節約できる
ポータブル電源は以下の活用方法で、月々の電気代節約にも活用できます。
●ソーラーパネルと組み合わせて、太陽光発電により蓄電する
●深夜に単価の安い電力で蓄電し、電気代を抑える
Jackeryではソーラーパネル「SolarSaga」とポータブル電源を組み合わせた、ソーラー発電機「Jackery Solar Generator」を提供しています。うまく活用すれば、年間で2万円以上の節約も可能です。以下の記事もご参照ください。
関連人気記事:省エネ対策に有効な方法とは?ポータブル電源が役立つ理由も解説
ポータブル電源を買うべき理由③~コンセントがない場所でも家電を自由に使える~
ポータブル電源は、持ち運べることが強みです。普段使っている電化製品を、コンセントがない場所でも自由に使えます。そのため、自宅だけではなく、以下の用途でも活用できます。
●車中泊やドライブ
●キャンプやハイキング、釣りなどのアウトドア
●屋外やベランダでのDIY作業、庭バーベキュー
●キッチンカー営業や路上ライブ
●農作業や林業など
キャンプの際は、テントの近くでバーベキューなどができるうえ、扇風機や電気毛布なども使えます。そのため、季節を問わず快適なアウトドアを楽しめます。
ポータブル電源があれば、家電を使う際に「コンセントが近くにあるか」を気にする必要はありません。必要なタイミングで、すばやく家電を使えます。
ポータブル電源を買うべき理由④:様々な家電を同時に給電できる
ポータブル電源には家庭用100V電源のほかに、USB-AやUSB-Cの差し込み口も用意されています。例えば、Jackeryポータブル電源 2000 Plusは、以下のように10つの出力ポートを備えており、最大10つの電子機器に同時給電できます。
- 家庭用100V(AC100V)電源:5口
- USB-Aポート:2口
- USB-Cポート:2口
- DC出力:1口
さまざまな家電を同時に使えることに、魅力を感じる方も多いでしょう。
ポータブル電源を買うべき理由⑤: 実際の活用場面と具体例
- 屋外でのイベント:お祭りの出店の照明/キッチンカー/扇風機
- 会議:リモートワーク時のPC充電
- 撮影現場:照明や音響機器への使用(大型)/カメラやタブレットの充電(小型)
- キャンプや車中泊:LEDランタン/小型冷蔵庫/電気毛布/電気調理家電
- DIY:電気ドリル/電動ノコギリ
- 災害時:スマートフォンの充電/酷暑や寒さ対策/冷蔵庫に使用、食べ物の腐食防止
関連記事:【最新版】ポータブル電源を普段使いする方法は多彩!製品を選ぶコツも紹介
2.なぜポータブル電源を買うべきか?発電機・蓄電池・モバイルバッテリーとの違い
電気を供給する機器は、ポータブル電源以外にも以下に挙げる機器が市販されています。
- モバイルバッテリー
- 発電機
- 据置型蓄電池
ポータブル電源は買うべき給電アイテムとして上記機器と比べてどのような点が勝るのかとそれぞれを詳しく解説します。
●モバイルバッテリーより出力や容量が大きく、コンセントが使える
“持ち運べる電源”という意味では、「モバイルバッテリー」も同様の役割を果たしてくれますが、両者には大きな違いがあります。それは「容量」と「出力」です。
容量 |
出力 |
用途 |
|
モバイルバッテリー |
約40Wh |
約18W |
モバイル機器の充電 |
ポータブル電源 |
240Wh~3,000Wh |
200W~3,024W |
幅広い家電製品の使用 |
モバイルバッテリーでは大容量となる30,000mAh(3.7V)の製品でも、Whに換算すると111Whに過ぎません。ポータブル電源の場合は、小容量でも200Wh以上となり、2,000Whや3,000Whの大容量を持つ製品も珍しくありません。
また、ポータブル電源は製品によってバッテリー容量を3,000Wh以上に拡張することも可能です。例えば、Jackeryポータブル電源1000Plusの場合、拡張バッテリーの増設により容量を最大5Kwhまで拡張することも可能です。Jackeryポータブル電源2000Plusの場合、直列ですと最大12Kwh、並列の場合は容量を最大24Kwhまで増やせます。
モバイルバッテリーとポータブル電源は容量も出力も全く異なります。非常用電源として、これがポータブル電源を買うべき理由であり、ほかに替えがきかない製品といえます。また、一台持っておくだけで得られるメリットが多くあります。
●発電機で出る有毒ガスを避けられる、音も静かで室内でも安全利用できる
発電機は、電気が確保できない場所でガソリンで発電できますが、以下のデメリットがあることは見逃せません。
- ●燃料(ガソリン、カセットボンベなど)は可燃性
- ●発電時に有毒ガス(一酸化炭素など)が発生する
- ●発電時の騒音も70~75デシベルと大きく、会話が難しい場合がある
このため発電機の運転は屋外に限られます。室内での使用は有毒ガスが出るため中毒する危険があります。
ポータブル電源なら可燃性の燃料を扱う必要がなく、蓄電時にも電気を使う際にも有毒ガスは一切発生しません。音量も30デシベル程度と静かな製品もあるため、夜間でも音を気にせずに使えます。もちろん室内で安全に使える点が魅力です。
同じく電源を確保できる製品として「発電機」はエンジンを搭載している関係で、小型でも10kg程度と持ち運びがしにくい重さです。しかし、ポータブル電源は小型で約3kgと軽量です。そのため、いつでも使いやすいという“手軽さ”が魅力です。
ポータブル電源は、発電機と比べて、操作が簡単で手軽に使える機器です。本体への充電は、コンセントに挿しこむだけ。太陽光発電なら、ソーラーパネルとポータブル電源を専用のケーブルでつなぐだけで行えます。難しく複雑な操作は必要なく、手軽に電気を貯めて使えます。
関連人気記事:ガソリン発電機にはないソーラー発電機の魅力
●据置型蓄電池と異なり、手軽に持ち運びでき、廃棄もしやすい
蓄電池の種類はおもに「定置型」と「ポータブル型」の2種類があり、今回取り上げるポータブル電源は、ポータブル型蓄電池にあたります。
据置型蓄電池は地面に固定されているため、他の場所に移動できません。廃棄も専門業者に依頼し、費用を支払う必要があります。
ポータブル電源なら、コンパクトでどこにでも持ち運びが可能です。Jackeryポータブル電源は、コンパクトで軽量でありながら、大きなハンドルやキャスターが付いているため、持ち運びしやすい特長があります。不要なポータブル電源は指定の住所に送れば、送料のみで廃棄できることもJackery製品の魅力です。
3.後悔しないために!知っておきたいポータブル電源のデメリット
ポータブル電源はメリットが多い機器ですが、購入する前に、以下の4点のデメリットについても知っておく必要があります。
【ポータブル電源のデメリット】
- ●充電しなければ使えない
- ●容量が大きくなると重くなる
- ●浸水などの水害には弱い
- ●発火の危険がある製品もある
これらのデメリットは、ポータブル電源について理解し正しく使うことで回避できるものがほとんどです。そのため、デメリットを把握しておくことが、危険性や注意事項を防ぐ対策にもなります。
※ポータブル電源は正しく使えば、一台あるだけで便利かつ安心な製品です。
デメリット①:充電しなければ使えない
ポータブル電源は、電力をある程度溜めておけますが、使った後は再度充電しないと使えません。そのため、屋外で一時的に使う場合は特に困ることはありません。
しかし、災害時などによる長期間停電した場合、事前に貯めた電気を使い切ったら、家庭用コンセントから充電できない点に注意が必要です。また、自動車のシガーソケットからでも充電はできますが、自動車の電力は貴重なためなるべく残しておくのがベストです。
この場合、ソーラーパネルとセットのもののご購入をおすすめします。ソーラーパネルで発電できるものであれば、日中の太陽光を使って充電ができるため停電の際も安心です。
デメリット②:容量が大きくなると重くなる
ポータブル電源は、据付型の蓄電池や発電機よりコンパクトで軽量という特徴がありますが、バッテリーの容量が大きくなるほど、サイズも大きくなり、重くなる傾向があります。持ち運びやすくするためには、大容量のポータブル電源に対して、Jackeryは、ハンドルだけではなく、タイヤーつきのキャスターも一緒に装備しているので、多少重くても持ち運びやすいです。
デメリット③:浸水など水害に弱い
ポータブル電源は電化製品よって、水に濡れると故障の原因になりやすいです。そのため、外に放置したり水場に近い場所で保管したりするのは危険です。また、水に濡れた製品に触ると感電の恐れもあります。
普段は水場を避けて保管・使用することはもちろん、万が一豪雨などで浸水の危険性がある地域の場合は、なるべく高い場所(2階など)に置いておくことをおすすめします。
デメリット④:発火の危険がある製品もある
ポータブル電源は、ポータブルバッテリーから発火し、火災が発生するリスクがあります。
しかし、正規とした製品を購入することや、使用方法を誤らなければ、発火は未然に防ぐことができます。火災の原因のほとんどは「製品自体の安全性が元々なかった」あるいは「正しい使い方をしなかった」ことです。よって、この2点さえクリアできれば安全に使用可能です。
デメリット⑤:価格が高額の製品もある
ポータブル電源は、メーカーや製品によって容量に幅があります。そして、容量が大きいほど高額になります。しかし安さにこだわって選ぶと容量が小さくなり、結果家電などが使えない場合もあるので気をつけましょう。購入する際には、以下のことを覚えておくと良いでしょう。
- ・金額だけで決めるのではなく「用途に応じた製品」を選ぶこと
- ・災害の備えとして使いたい場合、どうしても「容量が大きい=高額」になること
- ・性能や安全性を吟味したうえで、慎重に製品を購入すること
4.初心者必見!ポータブル電源を買うべき人の特徴
ポータブル電源は便利ですが、すべての方におすすめできるというわけではありません。どのような方がポータブル電源を買うべきか、また購入をおすすめしないケースを紹介します。
●ポータブル電源を買うべき方はどんな人?
ポータブル電源を買うべき方の例を、以下に挙げました。
・災害時・停電時の電源を準備したい方・自宅でも外出先でも使える電源を確保したい方
・安全で手軽に使える電源を購入したい方
・費用の負担なく、手軽に廃棄できる電源を用意したい方
・エコやSDGsに興味・関心を持ち、生活のなかで実践したい方
上記のどれかに当てはまる方も多いでしょう。ポータブル電源は多くの方に役立つ、おすすめの機器です。
●ポータブル電源をおすすめしないケース
ポータブル電源をおすすめしないケースは、あまりありません。そのなかでも、以下のケースに該当する方はおすすめ度が低いといえるでしょう。
・停電時に家電が使えなくてもなんとかなる方
・バッテリーをスマホの充電程度しか使わない方
これらの方も、ポータブル電源が使えないわけではありません。但し活用する機会が少ないため、積極的に購入する必要性は低くなります。
5.あなたに合ったポータブル電源を選ぶポイント
①安全マークの有無【安全性を確保】
【ポータブル安全性の指標になるマーク】
防災安全協会推奨マーク:災害時、必要かつ安全安心と認められる製品に使用できるマークです。
防災安全協会推奨マークは、防災訓練の支援や防災イベントなどを実施している「一般社団法人防災安全協会」から与えられる、安全保障を示すマークです。
PSEマーク:ACアダプターの安全性を保証するマークです。電気用品安全法で定められた「技術基準適合義務・検査義務」などを守ることで与えられるマークで、検査に合格済みの製品を指します。
安全性が高くない場合は火災の原因にもつながるので、慎重に見極めましょう。PSEマークはポータブル電源そのものではなく、ACアダプターに対して付与されています。元々ACアダプターがついていない製品の場合はPSEマークがありません。そのため「マークがない=安全性が低い」とはならないので注意しましょう。
②容量と定格出力の大きさ【用途を確認】
製品情報の「Wh」で示された数値が容量を表しています。そして、バッテリーの容量は大きければ良いのではなく「どんな用途・家電に使いたいのか」によって選ぶ必要があります。また、バッテリーの定格出力が使用する家電の消費電力を上回る必要があります。家電の消費電力が電源の定格出力より高い場合、稼働できません。では実際に、家電の使用時間の目安を計算してみましょう。
【ポータブル電源使用時間の目安を試算する方法】
ポータブル電源の電気容量(Wh:ワットアワー)÷ 電化製品の消費電力(W:ワット)
【家電消費電力の目安一覧】
- ・携帯の充電:20~30W
- ・サーキュレーター:20〜30W
- ・電気毛布(冬キャンプの場合):40~60W
- ・冷蔵庫:150~600W
- ・ドライヤー:800~1,200W
上記の計算式にあてはめて考えると、次のように考えられます。例えば、300Whのポータブル電源の場合、55Wの電気毛布なら約4時間稼働し続けられます。また、定格出力が200wのポータブル電源は、消費電力が200W以上の家電を使えません。
③災害時は「1,000Wh以上」を選ぶ【用途を確認】
普段の生活なら100W以上、キャンプや車中泊なら350W以上あればストレスなく使えます。ですが、もし災害時に使用する目的なら「1,000Wh」以上を目安に選ぶと良いでしょう。スマートフォンを何度も充電可能なうえ、炊飯器など調理家電の稼働もスムーズです。また夏の停電時は扇風機、冬は電気毛布やストーブなど、季節による寒暖差も補えます。
「Wh」が大きいほど価格・サイズも大きくなります。そのため、購入前には必ず「何の目的で買うのか」を明確にしておくことが大切です。
ちなみに、Jackeryの公式サイトの製品情報ページには、各家電を使った場合の使用時間目安が分かる「稼働時間シミュレーター」があります。ご自身の使用目的と照らし合わせやすく、ポータブル電源を選ぶ際の参考になるでしょう。
④出力波形【使いたい家電を確認】
使う家電の種類によっては「出力波形」の違いで使用できず、故障の原因になる場合もあります。そもそも「出力波形」とは、ポータブル電源に蓄えた直流(DC電源。乾電池やバッテリーなど)を交流(AC電源。コンセントから供給される電源を指す)に変換する際、インバーターという部品から出力される「電気の波形」のことです。
そして、この波形には「正弦波(せいげんは)」と「矩形波(くけいは)・修正正弦波」の2種類があり、この違いが故障につながる原因となります。前者は周期的かつ滑らかな曲線を描きます。一方後者は疑似的に正弦波に近づけた波形を描くため、正弦波に比べて直線的です。
一般的な家電のほとんどはコンセントでの使用を前提としているため「正弦波」に対応しています。そのため、もし「矩形波・修正正弦波」のポータブル電源を使うと、波形が合わず故障につながる危険性があります。購入前には、波形の種類を確認しましょう。
⑤出力ポートの形状【使いたい家電を確認】
「出力ポート」とは「家電と電源を接続する端子」のことです。使う家電によって端子の形が異なります。以下の内容を参考に、事前にチェックしておきましょう。
ACポート:いわゆる「コンセント」のこと
- ・二つ穴形式
- ・ほとんどの家電製品や電子機器が使用できる
DCポート:「シガーソケット(自動車内の電源)」に挿入できる形状
- ・自動車での使用を目的とした小型家電が使用可能。
- ・車中泊を目的とした炊飯器や電気ケトルは、逆にDCポートでしか使えない場合もある
USB-Aポート:一般的なUSBケーブルの形状
- ・スマートフォンやタブレットの充電に便利
- ・急速充電機能を搭載した製品もある
USB-C(Type-C)ポート:比較的新しいタイプのUSBポート
- ・差し込む際、上下の区別がないのが特徴
- ・新しい電子機器は、この形状で統一されはじめている
アンダーソン
- ・ソーラーパネルでの充電時に接続する
⑥電源以外の機能の有無【災害時に便利!】
ポータブル電源には、災害時に役立つ機能が搭載されていることもあります。ここでは、いくつかピックアップして紹介します。
- ・ソーラー充電
ソーラーパネルとセットで購入すれば、停電時でも太陽光で充電可能。そのため、長期間の避難生活になった場合でも安心です。
- ・ライト機能
ランタン代わりになるため、停電時の明かりとして使えます。
- ・出力ポートに付属カバー
カバーがついているとホコリや水が入りにくいため、屋外での使用がしやすくなります。
- ・パススルー充電機能
ポータブル電源を充電しながら、接続した電子機器の充電も同時に行える機能です。これがあると、緊急時のバッテリー切れにもすぐ対応できます。しかし、常にこの方法を取るとバッテリーに負荷がかかるので気をつけましょう。
●ポータブル電源を買うならJackery(ジャクリ)がおすすめ!
これからポータブル電源を買うなら、Jackery製品をおすすめします。Jackery(ジャクリ)の製品は、おすすめできる7つの特長を紹介します。
- 筐体や本体、電池に至るまで、安全に配慮した製品
- 充電サイクル数は最大4,000回の製品も揃えており、保証期間は3年から5年の製品が多く、長期間安心して使える
- 家庭用100V電源と同じ正弦波を出力するため、家電に悪影響を与えない
- 手のひらに乗るタイプから3kWh以上の製品まで、ライフスタイルに合う製品を選べる
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したJackery Plusシリーズポータブル電源は毎日使っても10年以上使える長寿命
- ソーラーパネル「SolarSaga」の変換効率は業界トップクラスの24%~25%。効率よく太陽光を電気に変えられる
- 廃棄する際も、Jackeryに送れば処分してもらえる
ソーラーパネルがセットされた「Jackery Solar Generator」を選べば、太陽光発電の電気をポータブル電源に貯められます。
Jackeryのポータブル電源製品は、コンパクトで安全性が高く、全世界で300万台以上業界に誇る販売量実績を持ち、多くの人々に愛用されているのでおすすめです。
6.初心者におすすめのポータブル電源10選!
ここからは「防災安全協会推奨マーク」を取得した安全性の高いJackeryポータブル電源の中から、おすすめのポータブル電源を10つ紹介します。購入後の使用目的によって、必要な容量や出力ポートなどに違いがあります。ご自身の目的や条件と照らし合わせながら、じっくりと検討してみてください。
①Jackery Solar Generator 2000 Plus
Jackery Solar Generator 2000 Plusは最大24Kwh(並列)まで容量を拡張できる、定格出力も高いポータブル電源2000Plusと変換効率が最大25%のソーラーパネルJackery SolarSaga 200をセットにした製品です。このため「家庭用蓄電池に匹敵する製品を、ポータブル電源で用意したい」「できるだけ多くの容量を確保したい」「調理家電と暖房機器を同時に使いたい」方が買うべき製品です。
本体はリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、4,000回の寿命で10年以上使えます。出力ポートの数も豊富で、AC100Vは5口、USB-AとUSB-Cポートは2口ずつ、シガーソケットは1口備わっています。本体の重量は27.9kgと重いですが、この点を気にしなければ便利と感じる方も多いでしょう。
②Jackery Solar Generator 1000 Plus
Jackeryポータブル電源1000Plusとソーラーパネル100Wを組み合わせてソーラー発電機で、重さは2000Plusの約半分です。Battery Packを3台追加した際の容量は5kWh。「長持ちで容量を増やせるポータブル電源が欲しいが、重くない製品が欲しい」このような方におすすめの製品です。
バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池を使っているため、4,000サイクルもの充放電が可能。ソーラーパネルで充電する場合も「SolarSaga 100W」を4枚使えば、最短4.5時間で充電できます。出力ポートはAC100Vが3口、USB-AとUSB-Cは2口ずつ、シガーソケットは1口と、豊富に用意されています。
Battery Packは、後から追加可能です。はじめは本体とソーラーパネルをセットで購入し、「もっと多くの容量が欲しい」と思ったらBattery Packを購入するとよいでしょう。
③Jackery Solar Generator 3000 Pro
三元系リチウムイオン電池を使っていますが寿命は2,000サイクルもあり、1日1回充放電しても5年以上使えます。充電時間は容量が多いぶんやや長めですが、充電中の騒音は30デシベルから55デシベル。静かな図書館レベルです。
出力ポートの数も豊富です。AC100Vは5口、USB-AとUSB-Cポートは2口ずつ、シガーソケットは1口用意されています。重量は29kgあり重いですが、「これ1台で済み、できるだけ性能の高い製品が欲しい」方におすすめです。
④Jackery Solar Generator 300 Plus 100W
Solar Generator 300 Plusは、軽さと持ち運びやすさを追求した製品です。
定格出力は300W、容量は288Whしかありませんが、パソコンやLED照明、電気毛布、扇風機やテレビなど、さまざまな家電を動かせます。外出先でも手軽にポータブル電源を使いたい方におすすめです。3,000回の充放電が可能で、10年使える寿命の長さも見逃せません。
家庭用電源で充電した場合、2時間で満充電にできます。またセットされるソーラーパネルは、100Wの「SolarSaga 100W」(満充電まで4.6時間)と、40Wの「SolarSaga 40 Mini」(9.5時間)を選べます。充電の速さとコンパクトさのどちらかを選べることも魅力的な製品です。
⑤Jackery Explorer 100 Plus
ほかのポータブル電源をお持ちでも、Jackery Explorer 100 Plusを買うべき理由はあります。以下の特長をご確認ください。
- ●容量は2Wh。航空機へ持ち込める
- ●手のひらに載るほどコンパクト。重量も965グラムと軽め
- ●USB-Cケーブルで8時間、SolarSaga 100W×1枚なら2時間で充電完了できる
出力ポートはUSB-Cが2口、USB-Aが1口です。コンセントが必要な家電は使えませんが、スマートフォンやタブレットなどUSBで給電する機器を使えます。
寿命や保証期間にも特徴があります。2,000サイクルの充放電ができるため、1日1回充放電しても5年以上使えます。保証期間も2年と、一般的な家電よりも長いです。
⑥Jackeryポータブル電源240
「Jackery ポータブル電源 240」は、重さ3.1kgとコンパクトな製品ですが、67,200mAh/240Whと大容量なのが特徴です。普段の生活やキャンプでの使いやすさはもちろん、災害時でも1~2日程度使用できます。
この後紹介するJackeryの製品にはどれも共通していますが「安全性が高い」のも魅力の一つです。第一に、購入後2年間保証がついてきます(1年間の延長も可能)。第二に「PSEマーク(ACプラグの安全基準合格)・UN38.3(国連特別輸送試験)」の基準をクリアしています。そして第三に「バッテリーマネージメントシステム(BMS)」を搭載し、過充電や過放電を防止してくれます。
ちなみに、Jackery製品の出力波形は「正弦波」であることも嬉しいポイントです。
バッテリー容量 |
241.9Wh |
定格出力 |
最大200W |
対応周波数 |
60Hz(50Hz単体は非対応) |
出力形状 |
AC、シガーソケット、 |
その他の機能 |
ソーラー充電(別売り) |
大きさ(横×奥行×高さ) |
230×133×167mm |
重さ |
3.1kg |
⑦Jackery「ポータブル電源 708」
2つめは「Jackery:ポータブル電源 708」です。191,400mAh/708Whと、先ほど紹介した製品よりも大容量です。そのため、災害時には2〜3日程度使用可能です。また、先ほどと違う特徴として「充電完了時間の速さ」「USB-C対応」が挙げられます。コンセント充電の場合、おおよそ「5時間」でフル充電ができます。
また、2個あるUSB-Aポートのうち1つには「Quick Charge3.0」を搭載しており、急速充電が可能になりました。さらにはPD60W出力のUSB-Cポートを搭載しているので、タブレットやスマートフォンといった最新機器の充電にも対応しています。
そのため、リモートワークや会議など電子機器を使う場面が多い人にもおすすめです。
バッテリー容量 |
708Wh |
定格出力 |
最大500W |
対応周波数 |
60Hz |
出力形状 |
AC×2、 |
その他の機能 |
Quick Charge 3.0搭載、 |
大きさ(横×奥行×高さ) |
299.7×191.5×190.5mm |
重さ |
6.8kg |
⑧Jackery「ポータブル電源 1000Pro」
3つめの商品は「Jackery:ポータブル電源 1000Pro」です。容量は278400mAh/1002Whとかなり大きく、さらに最大出力は1,000Wです。そのため小型冷蔵庫やオーブントースター、コーヒーメーカーなど「消費電力の大小問わず幅広く対応している」のが魅力です。また災害時には2~6日程度(2~3人使用の場合)の電力を賄えるため、安心感があります。
出力ポートは計8つと多く、そのうえ同時給電が可能です。そのため夏冬など寒暖差の激しいキャンプでは特に、扇風機や電気毛布を使いながらバーベキューができるなど、利便性が高く使いやすいでしょう。
バッテリー容量 |
1,002Wh |
定格出力 |
1,000W/最大2,000W |
対応周波数 |
60Hz/50Hz |
出力形状 |
AC×3、シガーソケット、 |
その他の機能 |
LEDライト搭載、 |
大きさ(横×奥行×高さ) |
340×262×255mm |
重さ |
11.5Kg |
⑨Jackery「ポータブル電源 1500Pro」
「Jackery:ポータブル電源 1500Pro」は1,512WhWhと、大容量ゆえの「パワフルさ」が魅力です。アウトドアでは、ドライヤー、IH調理器、ホットプレートやグリルなど本格的な調理家電が使えます。また災害時には、ファンヒーターやポータブルクーラーなど、消費電力の多い家電でも使えます。また、長期保管をしても電力が減りにくい点も、いざという時に安心です。
容量は大きいですが、充電が完了するまで時間がかかる心配もありません。高速充電で最速2時間でフル充電できます。また、別売りのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200W」を買えば最大6枚まで接続し、充電が可能に。どんなシーンでも心強い味方となってくれるでしょう。
バッテリー容量 |
1,512Wh |
定格出力 |
1,800w |
対応周波数 |
60Hz/50Hz |
出力形状 |
AC×3、 |
その他の機能 |
LEDライト搭載、 |
大きさ(横×奥行×高さ) |
384×269×307mm |
重さ |
17kg |
7.ポータブル電源を買うべきか、お悩みの方が抱くよくある質問
ポータブル電源の購入を検討したものの、なかなか購入に踏み切れない。このような方も多いのではないでしょうか?ポータブル電源を買うべきかお悩みの方がよくある質問と回答をご案内します。
①自宅に据置型蓄電池や発電機があります。ポータブル電源を買うべきですか?
据置型蓄電池や発電機とポータブル電源は、強みが異なります。「室内で使いたい」「貯めた電気を自宅以外でも使いたい」「稼動中の音が静かな製品が欲しい」このようなニーズにこたえられることは、ポータブル電源ならではの特長です。
据置型蓄電池は移動できず、太陽光発電による充電中にはパワーコンディショナーからモスキート音が鳴ります。発電機は音が大きく、有毒ガスが出るため室内では使えません。どちらも万能ではないため、ポータブル電源を用意することでより良い備えができます。
②アウトドアに興味がありません。日常生活でもポータブル電源は役立ちますか?
ポータブル電源は、アウトドア専用の機器ではありません。停電した際にも家電に電源を供給できる機器として、強い味方となるでしょう。
また日常生活でも電気代を節約する手段として、ポータブル電源は役立ちます。コンセントから遠い場所で作業を行う際も、ポータブル電源があれば長い延長コードを用意する必要はありません。
③ポータブル電源は発電機や据置型蓄電池の代わりになりますか?
容量が大きい「Jackeryポータブル電源 2000 Plus」「Jackeryポータブル電源 1000 Plus」「Jackeryポータブル電源 3000 Pro」なら、代わりに使うことは可能です。いざというときに備えるためには、以下の点に留意しましょう。
・定期的に電池残量をチェックして、充電容量を85%程度に保つ
・「ポータブル電源 2000 Plus」「ポータブル電源 1000 Plus」ではBattery Packを購入し、可能な限り容量を増やしておく
発電機と異なり、燃料があれば迅速に発電できるわけではありません。事前の蓄電が重要です。いずれもJackeryアプリを使えるため、充電容量を85%に抑える機能を使って電池の寿命を伸ばすことが可能です。
④ポータブル電源の購入で、買うべきメーカーと買ってはいけないメーカーってありますか?
ポータブル電源の有名メーカーなら、購入しても問題ないでしょう。その際は購入する製品が正弦波を出力するか、サポート体制が充実しているか必ずご確認ください。
Jackery(ジャクリ)はポータブル電源の有名メーカーです。また製品は正弦波を出力しますので、安心して使えます。購入後も電話やメール、問い合わせフォーム、LINEなど、さまざまな方法でお問い合わせいただけます。保証期間も3年から5年と長くなっており、不要になったポータブル電源は回収するため安心して廃棄できます。
一方で、以下のいずれかに当てはまるメーカーからの購入はおすすめしません。 ・ポータブル電源の波形が矩形波、または修正正弦波
・購入後の問い合わせ先が見つからない
・保証期間が一般的な家電と同じ(1年程度)
・不要になった製品を回収しない
関連記事:Jackery(ジャクリ)の評判や口コミは?実際の満足度や選んだ理由を解説!
⑤ポータブル電源をソーラーパネルとセットで買うべきか?
ポータブル電源とソーラーパネルは同じメーカーで揃え、セットで購入しましょう。ポータブル電源とソーラーパネルをつなげると相性の問題が起きる可能性がありますが、セット製品ならばこの課題がクリアされています。安心して使用でき、太陽光発電で電気を貯められることは大きなメリットです。
まとめ
多くの方にとって、ポータブル電源は買うべき製品といえるでしょう。一方でベストな製品は、人により異なることに注意が必要です。
Jackeryでは手のひらサイズから3KWh以上の製品まで、多種多様な製品から選べます。用途と必要な容量をチェックし、あなたに合った1台を選びましょう。
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