ポータブル電源は自作できる?必要なアイテムや注意点を解説
アウトドアや災害時の備えとして便利なポータブル電源ですが、10万円以上する商品も多く、手軽に購入できない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。ポータブル電源を自作できれば、費用を抑えてポータブル電源を利用できます。
今回は、ポータブル電源を自作する方法、必要なアイテム、メリットとでめデメリット、自作時の注意点などを解説します。
ポータブル電源は自作できる!必要なアイテム・自作方法・かかる費用
ポータブル電源は、必要なアイテムを揃えれば自作することは可能です。自作方法及び以下の必要アイテムや作成方法を参考にしてみてください。
●ポータブル電源の自作に必要なアイテム
ポータブル電源の自作に必要なのは、以下の5つのアイテムです。
・バッテリー本体
・インバーター
・充電器(アダプター)
・プラスドライバー
・絶縁手袋
いずれもホームセンターやインターネットで購入できるアイテムばかりです。
本格的なDIY用品がなくても自作にチャレンジできますよ。
●ポータブル電源完成までのステップ
ポータブル電源の作り方を解説します。
難しい方法ではなく、以下の手順の通り作業を進めれば、簡単にオリジナルのポータブル電源が完成します。
①絶縁手袋を装着する
②バッテリーの絶縁プラグを外す
③端子ねじを取り付ける
➃絶縁カバーを取り付ける
⑤インバーターの+と-のナットを締める
⑥クランプ部分の+とインバーターの+を接続してナットを締める
⑦クランプ部分の-とインバーターの-を接続してナットを締める
⑧インバーターの陽極にワニ口クリップを取り付け、端子ネジを締める
⑨同様に陰極にワニ口クリップを取り付け、端子ネジを締める
⑩インバーターをオンにする
インバーターやバッテリー本体に接続方法が書かれているので、基本的には指示に従う必要がありますが、基本的には上記の方法で自作可能です。
●ポータブル電源の自作の合計金額
ポータブル電源の自作にかかる金額は、用意するアイテムにもよりますが完成品を購入するより安く済むケースがほとんどです。
・バッテリー本体……5万円程度
・インバーター……1万円程度
・充電器(アダプター)……1万円から3万円程度
・プラスドライバー……100円
・絶縁手袋……100円
上記で作成した場合、ポータブル電源自作の合計金額は7万円から9万円程度です。
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ポータブル電源の自作はお得?メリットを解説
ポータブル電源は、材料を安く購入すれば完成品を購入するよりもお得です。ポータブル電源の自作には、ほかにもさまざまなメリットがあります。自作か完成品の購入かを迷っている方は、ポータブル電源を自作するメリットも確認してみましょう。
①さまざまな家電に対応できる
自作したポータブル電源のインバーターを変えれば、さまざまな家電の電力源として利用可能です。
インバーターを1500Wや3000Wのものに変えることで、車載冷蔵庫やコーヒーメーカーのほか、消費電力が大きい家電も活用しやすくなるでしょう。
インバーターは1万円前後で購入できるものが多いので、出力を増やしたいと思ったときにすぐに買い足せる点もメリットです。
②容量を増やすことも可能
自作したポータブル電源のバッテリーを追加すると、容量を増やすことが可能です。
バッテリーの種類にもよりますが、複数台接続が可能なバッテリーを選べば、より多くの電力を蓄えておけます。
アウトドア時に長時間使いたい、災害時に備えたいなどの場合は、バッテリーを複数台接続できるものを選びましょう。
ポータブル電源の自作は危険?デメリットも確認
ポータブル電源の自作にはメリットもありますが、デメリットも確認しておく必要があります。
・家電やDIYの専門知識が必要
・安全性に欠ける
・持ち運びにくい
・デザイン性が悪い
ポータブル電源に何を求めるかによって、自作が向かない可能性もあるため、上記のデメリットを確認しましょう。
①ある程度の専門知識は必要
ポータブル電源の自作には複雑な作業や専門的な道具は不要ですが、家電やDIYの知識が必要です。
上記で解説した作成手順を読んでも具体的に想像しにくい場合は、今一度正しく知識をつけてから自作にチャレンジすることをおすすめします。
ポータブル電源の自作は、手順や方法などを間違えると正常に作動しなかったり、火災などの原因になったりする可能性があります。
後悔することのないように、自分に十分な知識が備わっているかを考えましょう。
②安全性に欠ける
自作したポータブル電源は、接続不良やショートの危険性があり、安全性に欠けます。
とくに知識がないままに自作すると、何が原因で接続不良が起きているか理解できず、余計にトラブルの原因を作ってしまう可能性もあります。
自作したポータブル電源はメーカー保証も受けられない可能性があり、すべて自己責任になってしまいます。
万が一の事故やトラブルを避けたい方は、保証が万全なメーカーの既製品を購入したほうがいいでしょう。
③デザイン性が悪い
自作のポータブル電源は、バッテリーとインバーターを別々に購入する必要があり、デザイン性が悪くなってしまいます。
メーカーが別のものだと統一感がなくなり、複数台のバッテリーを接続することでごちゃごちゃした見た目になります。
既製品であれば、スタイリッシュなデザイン、レトロなデザインなど、デザイン面も楽しめるものが多いです。
アウトドアもおしゃれに楽しみたい、自宅のインテリアを統一したい方は、既製品のデザイン性が高いポータブル電源を購入することをおすすめします。
➃持ち運びに不便
自作したポータブル電源はバッテリーとインバーターが別々になっているため、持ち運びに不便です。
アウトドアやDIYなどで頻繁に持ち運びたい方には向かない可能性があります。
既製品のポータブル電源はバッテリーとインバーターが一体になっており、持ち運びやすいようにデザインも工夫されているものが多いです。
気軽に持ち運べるポータブル電源を想定している方は、既製品を購入したほうが、ストレスなく使い続けられるでしょう。
ポータブル電源を自作ではなく購入した方がいい!
ポータブル電源を自作するとコストや容量などでメリットがありますが、人によっては、必ずしも自作のほうがメリットが多いとは言い切れません。
・安全性と品質の高いポータブル電源が欲しい
・自作する知識が十分にない
・デザイン性にもこだわりたい
・アフターフォローを受けたい
これらの条件に当てはまる方は、自作ではなく既製品の購入を検討しましょう。
①安全性の高いポータブル電源が欲しい
安全性の高いポータブル電源を求めている方も、自作ではなく既製品の購入がおすすめです。
各ポータブル電源メーカーは、安心して使い続けられるよう、安全面にも十分配慮した製品を作っています。
例えば、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源は、過放電による温度の上昇を抑えるために温度を管理するシステムや、冷却効率の高い設計を採用しています。落下の衝撃に耐えられる設計や、燃えにくい素材の採用など、安全に使える工夫が備わっています。
ポータブル電源の発火や漏電による事故が心配な方は、Jackeryのように安全性の高さが魅力のアイテムもチェックしましょう。
②自作する知識が十分にない、自信がない
ポータブル電源の自作には、ある程度の知識が必要です。
材料は揃えたものの結局作り方がわからず、既製品を買うことになった…となれば、自作用に購入した材料費が無駄になってしまいます。
周囲に相談できる人がいない、作り方の解説をよく読んでも十分理解できない方は、無理をせず既製品を購入したほうが、不安なく使い始められるでしょう。
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③デザイン性を重視したい
デザイン性の高いおしゃれなポータブル電源が欲しい方にも、既製品がおすすめです。
スタイリッシュにバッテリーとインバーターが一つになったポータブル電源は、アウトドアや自宅でも、その空間をおしゃれに演出してくれます。
自作したポータブル電源はデザイン性が悪く、持ち運びにくいというデメリットがあります。せっかく作ったものの見た目が悪くて使いたくない…と感じるのはもったいないですよね。
Jackeryのポータブル電源は、ブラックとオレンジで統一されたスタイリッシュなデザインです。自宅やアウトドアシーンをおしゃれに彩ってくれるので、ぜひデザイン面もチェックしてみてください。
➃アフターフォローを受けたい
既製品のポータブル電源は、アフターフォローを受けられる保証がついているものが多く、万が一のトラブルにも迅速に対応してくれます。
正常に作動しない、充電できない、使い方がわからないなどのときにも、問い合わせることでメーカーのスタッフが修理、交換、説明などをしてくれるでしょう。
メーカーによって保証内容や保証期間は違うので、購入時にはサポート内容も確認しましょう。
Jackeryでは、ユーザー登録をすることで最長5年間の保証を受けられます。無償での修理、交換にも対応しているので、故障やトラブルが起きても、長く安心して使い続けられるでしょう。
初心者でも安心して利用できるポータブル電源 Jackery
ポータブル電源の自作に自信がない、安心して使えるポータブル電源が欲しい方におすすめなのがJackeryです。
Jackery(ジャクリ)はアメリカで生まれたポータブル電源のメーカーで、現在では日本をはじめ世界中で200万台以上のポータブル電源を販売しています。
国内の厳しい審査をクリアし、防災製品等推奨品認証、PSE認証を受けており、安全性が高いのが大きな特徴です。グッドデザイン賞も受賞し、初心者でも使いやすく、おしゃれなデザインも高く評価されています。
Jackeryのなかでも人気で高速充電対応できるポータブル電源を3種類紹介します。
●Jackeryポータブル電源2000Pro
Jackeryポータブル電源2000Proは、Jackeryのポータブル電源の中でも最高クラスのモデルです。2160Whの大容量と2200Wの定格出力を兼ね備え、充電時間は2.5時間程度のハイスピードな使用です。
独自のバッテリーマネジメントシステムで過充電、過放電を防ぎ、4つのセンサーで温度管理も徹底しています。最長5年間の保証がつき、万が一のトラブルの際は国内のスタッフが迅速に修理や交換に対応します。
製品名 | Jackeryポータブル電源2000Pro |
容量 |
2160Wh |
定格出力 |
2200W/正弦波(最大瞬間出力:4400W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2.5時間 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackeryポータブル電源1500Pro
Jackeryポータブル電源1500Proは、定格出力1800Wのポータブル電源です。発地プレーヤーやドライヤー、電子ケトルといった消費電力の大きい家電でも、1500Proであれば十分に対応可能です。
従来のポータブル電源1500から大幅に機能が改良され、サイクル数が2000サイクルで長寿命を実現し、充電速度が2時間に短縮されました。自然放電しにくく、80%の電池残量があれば472日間の保管が可能です。
アウトドアや日常使いだけでなく、災害時の備えとしてポータブル電源を用意したい方にもおすすめのモデルです。
製品名 | Jackeryポータブル電源1500Pro |
容量 |
1512Wh |
定格出力 |
1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackeryポータブル電源 1000 Pro
比較的コンパクトなポータブル電源が欲しい方におすすめなのが、Jackeryポータブル電源1000Proです。
1000Wの出力でありながら、同程度の製品と比べて軽量化に成功しており、より持ち運びやすくなりました。
コンパクトなポータブル電源はバッテリーのサイクル数が少ないこともありますが、Jackeryのポータブル電源1000Proのバッテリーは1000サイクル。1000回フル充電しても、70~80%程度の充電が可能です。
自然放電しにくく、強い振動や衝撃にも耐えられる、安全性の高い設計も魅力です。
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1002Wh |
定格出力 |
1000W/正弦波(最大瞬間出力:2000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:1.8時間 |
保証期間 |
5年間 |
日常にポータブル電源を取り入れよう
ポータブル電源を自作する方法と、メリットやデメリットについて解説しました。ポータブル電源の自作は可能ですが、安全面に不安が残る、メーカーのサポートを受けられないなどのデメリットがあります。
安全に使い続けたい方は、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。保証期間や保証内容、安全設計なども確認したうえで、納得できるポータブル電源を選びましょう。
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