1.ドローンのバッテリーの種類
ドローンバッテリーに使われているバッテリーは安全性が高く小型軽量化しやすいバッテリーです。主に以下の2種類が広く使用されています。
・リチウムイオンバッテリー
・リポバッテリー
どちらのバッテリーも特徴に大差はないですが、安全性に違いがあります。リチウムイオンバッテリーとリポバッテリーの特徴をそれぞれご紹介します。
●リチウムイオンバッテリー:小さくてパワフル!急速充電も可
リチウムイオンバッテリーは、小さくてもパワフルでコスト面も安く抑えられます。ドローンだけでなく、スマートフォンやパソコンにも使用されている汎用性の高いバッテリーです。リチウムイオンバッテリーの特徴は以下の5つです。
・電気の容量が大きい
・繰り返し充電できて容量が減少しにくい
・急速充電が可能
・汎用性が高い
・電力の消費が少ない
充電できる電気の容量が大きく繰り返し使用できる特徴があり、急速充電も可能。ドローン操作をしてバッテリー不足になっても、充電が満タンになるまでの時間が短く済みます。
●リポバッテリー:高い電圧を維持できる
リポバッテリーは正式名称を「リチウムイオンポリマーバッテリー」というリチウムイオンバッテリーの1種で、リチウムイオンバッテリーと共通の特徴を持っています。しかし、材料が異なっており安全性はリポバッテリーの方が高いです。
リポバッテリーがリチウムイオンバッテリーと違う点は、ゲル状であること。ゲル状であるため燃えにくく、発火や爆発のリスクが少ないという特徴があります。
また、高い電圧を維持できるため、電力を多く使用するドローン操作に向いているバッテリーといえるでしょう。
2.ドローンバッテリーの寿命は約2年半〜3年!寿命を延ばす方法2選
バッテリーの寿命は約2年半〜3年程度。少しでもバッテリーの寿命を延ばすためには、以下2つの方法を実践するのがおすすめです。
・充電しすぎない
・高温環境に置かない
バッテリーの劣化を抑えて寿命を延ばしましょう。
●充電しすぎない
充電が100%になっているにもかかわらず充電をし続けてしまうと、バッテリーの寿命が短くなります。充電が完了したらコードを繋げたままにせず、すぐに抜きましょう。
充電が完了している状態でコードを繋げたままにしていると、バッテリー内で正極から許容量を上回るリチウムイオンが放出し負極の金属を溶かします。金属が溶けると、バッテリー内の状態が不安定になり劣化が進行します。
100%の状態で充電コードを繋ぎ続けるとバッテリーの劣化に繋がるため、充電が終わったらコードは早めに抜いてください。
●高温環境に置かない
高温環境にバッテリーを置くと劣化や故障に繋がるため、高温環境にバッテリーを置かないように気をつけましょう。
特に注意が必要なのは夏。直射日光が当たる場所や車内などの高温環境で長時間放置すると、バッテリー内で化学反応が活性化します。バッテリーの劣化が進むだけでなく、発火や爆発の危険があるので大変危険です。
バッテリーは高温下では劣化してしまうため、直射日光を避けた涼しい部屋に置くことをオススメします。
3.ドローンバッテリーの交換目安3選
バッテリーは消耗品のため交換が必要です。
以下の3つの状態がある場合、早めのバッテリーの交換がオススメです。
・バッテリーが膨らんできた
・充電してもフル充電できなくなった
・充電時間が極端に短くなった
劣化したバッテリーを使い続けると、発火したり思わぬ事故に繋がったりする可能性があります。お使いのバッテリーが交換しなければいけない状態なのか確認してみてください。
●バッテリーが膨らんできた
バッテリーが膨らんできたら交換目安です。
何度もバッテリーを繰り返し使用していると、電解質が酸化してガスが発生しバッテリーを膨張させます。ガスが漏れると、発火や爆発の危険があるため注意が必要です。
特にドローンは落下して強い衝撃が加わったり、炎天下の中で操作を行ったりする機会が多いため、バッテリーに予期せぬ負荷がかかる可能性があります。バッテリーが膨らんだ状態で使用すると危険なので、膨らみを確認したらすぐに交換しましょう。
●充電してもフル充電できなくなった
リチウムイオン電池は使い続けると、バッテリーが劣化して十分に充電ができなくなります。
リチウムイオンバッテリーは正極と負極があり「リチウムイオン」が電気を帯びて行き来することで充放電する仕組みです。しかし、何度も充放電を繰り返すとサビのようなものが電極に付着し充電を妨げてしまいます。
付着物にリチウムイオンの流れが妨げられた状態では、いくら充電しても100%にならない場合があります。充電しても100%にならない場合や著しく充電のパフォーマンスが低下している状態では、バッテリーが劣化している可能性があるため交換を検討する必要があります。
●充電時間が極端に短くなった
バッテリーの寿命は約2年半〜3年といわれており、バッテリーが消耗すると充電時間が短くなる傾向があります。
しかし、充電時間が極端に短くなる原因は寿命だけではありません。充電をしている環境の「温度」によっても充電時間が短縮するケースがあるため、バッテリーの消耗と間違わないように注意が必要です。
バッテリーを置いている環境の温度が以下の場合は、安全機能が作動し充電が終了していると考えられます。
・5度未満で気温が低い
・35度以上で気温が高い
温度に関係なく充電時間が極端に短い場合はバッテリーが劣化しているので、すぐに交換すると良いでしょう。
4.ドローンのバッテリー消耗を最小限にして飛行時間を長くするには?
一般的にドローンのバッテリーは20分〜30分程度の飛行操作が可能です。
ドローンのバッテリー消耗を最小限にし飛行時間を可能な限り長くしたい場合は、以下の2点を心がけて操作をしてみてください。
・ホバリングで安定した操作を心がける
・積載量を見直してみる
少し意識するだけでも飛行時間を延ばせるようになるでしょう。
●ホバリングで安定した操作を心がける
空中で一定の位置に静止し安定した姿勢で飛行させるホバリングは、余計な動きがないためバッテリーの消耗を最小限に抑えることができます。
ホバリングを行うために意識すべき操作は以下の3つです。
・急上昇、急降下をしない
・急な発進・停止をしない
・急旋回はしない
余計な動きや激しい動きが多いとバッテリーの消耗が激しくなるため、不必要に動かさず安定した操作を心がけると良いでしょう。
●積載量を見直してみる
積載量が多いとパワーが必要になるため、バッテリーの消耗が早いときは積載量を見直すと飛行時間が改善する場合があります。
農薬や救援物資などドローンにモノを積載すると、飛行するために多くのエネルギーを消費します。重さによって飛行時間が変化するので、長く飛ばしたいときは積載量を減らすと良いでしょう。
必要であれば積載したいものに対応しているドローンを用意するなど、用途によって使い分けることをオススメします。
5.ポータブル電源があればドローンのバッテリー切れの心配なし!
ドローンのバッテリーは数分〜30分程度と機種によって飛行時間が異なりますが、どの機種も飛行時間が長いとはいえません。すぐにバッテリー切れを起こしてしてしまうためポータブル電源があると非常に安心です。
ここではポータブル電源の用途についてご紹介します。ポータブル電源はバッテリーの充電だけではなくスマホや電化製品の電源としても使えるので、1個以上持っていると非常に便利です。
●バッテリー2個+ポータブル電源で繰り返しフライト可能
ドローンの飛行時間は長くても30分前後です。バッテリー2個とポータブル電源を用意しておけば、バッテリーを交互に入れ替えながらドローン操作が楽しめます。
ドローンはホバリングを意識して操作しないと、バッテリーを消費してしまいすぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。しかし、バッテリーを2個用意しておけば1個を充電している間にドローン操作が可能です。
ドローン操作をする際はバッテリー2個用意し、ポータブル電源で充電しながら繰り返し使いましょう。
●ソーラーパネルとセットならポータブル電源の充電切れも起きない
ドローンバッテリーの充電を繰り返すと、ポータブル電源のバッテリー容量が減少します。しかしソーラーパネルをセットで用意しておけば、ポータブル電源を繰り返し充電可能。ドローンバッテリーの充電を何度でも行えます。
ソーラーパネルを用いてポータブル電源を充電すれば、バッテリー切れを起こす心配がなくなるといってもいいでしょう。
ドローンバッテリーはあっという間に充電切れを起こしてしまうので、ポータブル電源で何度も充電することになります。ソーラーパネルとポータブル電源を用意して、長時間のドローン飛行を実現しましょう。
●スマホの充電や冷暖房の動作にも使える
ポータブル電源があればドローンバッテリーの充電に限らず、さまざまな家電製品を稼働させられるため非常に便利です。
屋外で作業をする機会が多いドローン操作ですが、ポータブル電源があれば冷暖房やケトルなどを稼働させることが可能。寒い時に暖を取ったり、コーヒーやカップラーメン用のお湯を沸かしたりと快適に過ごせるでしょう。
特にJackeryのポータブル電源はコンパクトで持ち運びがしやすいうえに容量が大きいため、災害用の非常電源やキャンプなど野外の電源として大活躍する優れモノです。Jackeryのポータブル電源で、快適なドローンライフを楽しみましょう。
6.ドローンバッテリーの充電におすすめなポータブル電源×ソーラーパネル2選
ドローンバッテリーの充電にオススメな、ポータブル電源とソーラーパネルのセットを2つご紹介します。
・Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
・Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackeryのポータブル電源はコンパクトなのに大容量。ソーラーパネルと組み合わせれば外でも充電できるため、繰り返し使用可能です。ドローンバッテリーの充電だけでなくキャンプや旅行で大活躍します。
ドローン操作のお供にポータブル電源を用意すれば、バッテリー切れの心配はいりません。「Jackery Solar Generator」で、1日中ドローンを飛ばせる環境を手に入れましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
ドローンバッテリーの容量を40Whと仮定した場合、Jackery ポータブル電源 600 Plusでは約11回前後の充電が可能です。ドローンのバッテリーは長くても30分ほどでバッテリー切れを起こしてしまいますが、11回充電できれば5時間以上使用できます。
また、Jackery ポータブル電源 600 Plusはコンパクトで持ち運びやすいため、ドローン操作をするために自然豊かな場所へ行ったり、農薬散布などで畑にドローンを持って行ったりする際の携行に最適です。
コンパクトで持ち運びやすく、ドローンバッテリーの充電が繰り返しできる。電気毛布やケトルなどあらゆる家電製品の電源にも対応しています。ドローン操作のために遠征するときは、持ち運びやすくパワーも兼ね備えたJackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットを持っていくと良いでしょう。
●Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
ドローンバッテリーの容量を40Whと仮定した場合、Jackery ポータブル電源 300 Plusは約5回バッテリーの充電が可能です。
5回の充電では容量が足りないと感じる方は、Jackeryのソーラーパネルと組み合わせて使うのがオススメ。パススルー機能で、ポータブル電源を充電しながらドローンバッテリーを充電できるため、バッテリー切れの心配はいりません。
またJackery ポータブル電源 300 Plusのもうひとつの特徴は、とにかくコンパクトで上位機種と比べると持ち運びしやすい点です。リュックにもスッポリ入るサイズ感となっているため、誰でもドローン飛行のお供にラクラク持っていけます。
なおドローン操作の遠征で自然豊かな場所に外泊する際には、季節によって暑さや寒さ対策が必要です。扇風機や電気毛布を約4時間稼働させられるので、暑さや寒さをしのげます。操作に集中できる快適な環境で、ドローン飛行を楽しみましょう。
まとめ
ドローンバッテリーに使用されているバッテリーは主に2種類で以下のものがあります。
・リチウムイオンバッテリー
・リポバッテリー
リチウムイオンバッテリーに比べ、リポバッテリーの方が運用性や安全性が比較的向上しています。ドローンバッテリーはリポバッテリーを選ぶと良いでしょう。
ドローンバッテリーは長くても30分ほどでバッテリー切れを起こしてしまうため、長時間ドローン操作を楽しみたい場合は大容量バッテリー「ポータブル電源」を持って行くのがおすすめです。コンパクトサイズで持ち運びが簡単なJackeryのポータブル電源があれば、何度でも繰り返し充電できます。飛行時間を心配せずにドローンを楽しみたいなら、Jackeryのポータブル電源を持って行きましょう。
コメント