電動工具のバッテリーを選ぶ2つのポイント
電動工具のバッテリーは、以下の2つのポイントを参考に選んでください。
・電圧(V)
・容量(Ah)
具体的に見ていきましょう。
電圧(V):高ければ性能が良い
バッテリーを選ぶ際は、電動工具に記載されている「電圧(V)」の数値を確認してください。バッテリーの電圧(V)には「10.8V」「14.4V」「18V」などがあります。この数値が高いほど、電動工具のパワー(トルク)が強く、負荷の高いボルトの締め付けや材木の裁断といった高負荷な作業に向いています。
しかし、電圧(V)の数値が低いからといって性能が悪いわけではありません。現に軽作業のDIYを作成する時には、安価で購入できる「14.4V」を使用している人もいます。
とはいえ、バッテリーの電圧(V)が高いほど性能が良いのは確かです。作業効率を優先するなら、電圧(V)が大きい電動工具を選びましょう。
容量(Ah):大きければ長時間使える
電動工具のバッテリーは「容量(Ah)」も確認してください。バッテリーに記載されている容量(Ah)の数値には、「1.5Ah」「3Ah」などがあります。これは、バッテリーを使用できる時間を表しており、この数値が高いほど電動工具を使って長時間の作業が可能です。
例えば、工事現場で使うハンマドリルやインパクトドライバーには「6.0Ah」の大容量のバッテリーが搭載されています。
また容量(Ah)が大きいと、電動工具を長時間使用できるメリットに加えて、充電する手間も省けて作業がスムーズに進むでしょう。
電動工具のバッテリーは3種類
電動工具のバッテリーは以下の3種類があります。
・リチウムイオンバッテリー
・ニッカドバッテリー
・ニッケル水素バッテリー
バッテリーの種類を把握して、自分のニーズにあった電動工具を購入しましょう。
種類➀:リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーは、主にスマートフォンやノートパソコンといったモバイル機器のバッテリーに使用されています。
特徴は容量が大きいことや自己放電率が低いためバッテリーが長持ちすることです。また、他のバッテリーと比べて安定したパワーが供給できることやバッテリー寿命が長いことも特徴として挙げられます。
電動工具では、ほとんどのプロ用モデルに採用されているのがリチウムイオンバッテリーです。
種類②:ニッカドバッテリー
ニッカドバッテリーは、小型で高出力のバッテリーです。コストが安く、瞬間的にパワーが出せるので、主にDIY作業用の電動工具バッテリーに使用されています。
しかし自己放電率が高いため長時間の作業に向いていないことや、過充電をするとバッテリーが劣化することが弱点。さらに、ニッカドバッテリーには「カドミウム」という有害な物質が含まれており、簡単に捨てられません。処分まで考えるなら、リチウムイオンバッテリーを搭載する電動工具を選んだ方が良いでしょう。
種類③:ニッケル水素バッテリー
ニッケル水素バッテリーは、主に充電池に使用されることが多いバッテリーです。大手車メーカーのハイブリットカーの一部には、ニッケル水素バッテリーが使用されています。
またエネルギー密度が高いバッテリーで、ニッカドバッテリーと比較すると「同じ容量で軽量」「同じ質量で高容量」という特徴があります。
以前までは性能面において過放電に弱く、繰り返して充電していると充電できる回数が減ったり、充電してもフル充電ができないデメリットがありました。しかし今では過放電に対して改善され、バッテリーの性能を落とさずに充電できます。
電動工具のバッテリーは電圧が違うと使い回せない
一部の電動工具のメーカーでは、電圧が異なるバッテリーにも対応している製品があります。しかし基本的には、電動工具とバッテリーの電圧が違うと、電動工具を使い回せません。
使える製品であっても、バッテリーの寿命を縮めたり、電動工具の性能を発揮できなかったりといったリスクがあります。
そのため、メーカーは電動工具に電圧が違うバッテリーが取付ができないように、装着部分の形状を変えています。
性能を維持させバッテリー寿命を長持ちさせるために、電動工具を購入する際は使いまわしたいバッテリーと同じ電圧のものを選びましょう。
ポータブル電源×コードタイプ電動工具ならバッテリーなしでOK!
ポータブル電源とコードタイプの電動工具を使えば、バッテリーなしでも電動工具を使用できます。ここでは、以下の項目について解説しています。
・1~2人の作業で使うならポータブル電源×コードタイプ電動工具がコスパ
・「電動工具がバッテリー切れで使えない…」という心配もなし
・コードタイプはバッテリー付きのタイプよりも軽くて使いやすい
なおポータブル電源とは、室内や屋外の電力がない場所でも家電製品に電力の供給を供給でき持ち運びが可能なバッテリーのことです。電動工具を購入する上で参考になるので、内容を把握しておきましょう。
◎1~2人の作業で使うならポータブル電源×コードタイプ電動工具がコスパ
コードタイプの電動工具はバッテリータイプと比べると安く購入できるので、予算が抑えられます。
またポータブル電源には複数の出力ポートが備えているので、1~2人の作業で異なる電動工具を同時に使用が可能。現場作業で活用すれば作業効率が上がり、仕事がスムーズに進むでしょう。
◎「電動工具がバッテリー切れで使えない…」という心配もなし
ポータブル電源にコードタイプの電動工具を繋げて使えば、作業中にバッテリー切れで電動工具を使えないという心配がありません。
大容量のポータブル電源なら長時間の作業でも電動工具に電力を供給できるので、バッテリーの残量を気にせずに作業ができるでしょう。
とはいえ、長時間にわたってポータブル電源を使用すると、本体のバッテリーがなくなってしまいます。そのため、ポータブル電源はパススルー充電に対応しているものをおすすめします。
パススルー充電とは、本体を充電しながら出力ポートに接続している機器に電力が供給できる仕組みです。
ポータブル電源本体を家庭用のコンセントや専用のソーラーパネルを使って充電しながら、インパクトドライバーや電動ドリルへ電力の供給ができます(※)。
※工具の消費電力が大きい場合、ソーラーパネルの発電量が足りず充電切れになる場合があります。
したがって、コードタイプの電動工具と一緒にポータブル電源を導入するなら、当社「Jackery」のようにパススルー充電に対応しているものがおすすめです。
◎コードタイプはバッテリー付きのタイプよりも軽くて使いやすい
バッテリー付きのタイプの電動工具は、取り付けているバッテリーの分だけ重量があり、電動工具が重くてストレスになることも。特に女性には、電動工具の重さが作業の負担になるでしょう。
しかし、コードタイプの電動工具は、バッテリー付きのタイプと比較して軽くて使いやすいメリットがあります。またバッテリー付きタイプより安く購入できるので、低予算で電動工具が揃えられます。軽いコードタイプの電動工具とポータブル電源で、作業を効率よく進めてみてください。
◎100V電圧で動くからパワーもバツグン
家庭のコンセントから供給する電圧は通常100Vですが、ポータブル電源にも100Vのモデルがあります。つまり、コードタイプの電動工具をポータブル電源に繋げて使うと、家庭にあるコンセントと同様にパワーがバツグンの状態で使用可能。太い木材の切断や、固着したネジ外しもラクラクです。
また100Vのポータブル電源は、電動工具に限らず家電製品にも対応可能です。例えば、Jackeryが提供するポータブル電源「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、炊飯器や電子レンジといったキッチン家電も使用できるので、停電時の非常用電源としても活用できます。
DIY作業や現場作業の用途で使うのはもちろん、万が一の時の非常用電源としてポータブル電源を家庭に備えておきましょう。
ポータブル電源を使った電動工具の用途例
ポータブル電源を使った電動工具の用途は、以下の例があります。
・DIY
・庭仕事
・現場作業
ここでは、用途例を詳しく解説しています。内容を参考にして電動工具と一緒にポータブル電源の導入も検討してみましょう。
DIY:電動ドライバーでカンタンねじ締め
DIYでは定番の工具、電動ドライバーをポータブル電源に繋げて使用すればねじ締め作業もカンタン。DIY作成で、本棚や収納棚を組み立てる時のねじ締め作業も効率良く作成できます。
また電動ドライバーを使用したい場所にポータブル電源を持ち運べば、その場でDIY作業が可能です。ポータブル電源は軽量なので、女性や子供もラクに持ち運びができます。
DIYが趣味の女性にもおすすめで、電動ドライバーと一緒にポータブル電源があればDIY作業の時に役立つでしょう。
庭仕事:芝の手入れなどがラクラク
自宅の庭仕事でコードタイプの電動芝刈り機をポータブル電源に繋げて使用すれば、芝の手入れがラクラク。家屋の外壁に設置されたコンセントにコードを繋げるよりも、パワーが強く作業がはかどります。
またポータブル電源と芝刈り機の両方を動かしながら作業できるため、隅々まで芝の手入れができるのもポイントです。家族や近所の人に自慢できる、キレイな庭に仕上がるでしょう。
現場作業:夜間や暗い場所での作業はLEDライトを活用
現場作業では夜間や暗い場所での作業は、LEDライトのような明るい照明が必要です。その時に、ポータブル電源にLEDライトをつないで使用すると便利です。
暗い場所でも、ポータブル電源にLEDライトを繋げれば昼間と変わらない明るさで作業ができます。さらにポータブル電源には複数の出力ポート(家庭にあるコンセント)が備えられているので、LEDライトを使用しながらコードタイプの電動工具も使用可能です。
「Jackery Solar Generator」でコードタイプ電動工具を使ってラクラク作業しよう
ポータブル電源にコードタイプの電動工具を繋げて使えば、ラクラク作業が実現可能です。電源のない場所や屋外の電動工具を使った作業でも、場所を問わず電力供給ができます。
ポータブル電源は、全世界で300万台以上使われている「Jackery Solar Generator」がおすすめです。ここでは「Jackery Solar Generator」から、特に電動工具と一緒に活用できる2モデルを紹介します。
・Jackery Solar Generator 1000 Plus
・Jackery Solar Generator 2000 Plus
「電動工具と一緒にポータブル電源も準備しておきたい」という方は、ぜひ当社のポータブル電源を選んでみてください。
Jackery Solar Generator 1000 Plus
・1,264Whの大容量で長時間の作業もOK
・最大5,000Whまでバッテリー拡張が可能
・ACコンセントを使えば1.7時間でフル充電
・スペースを取らない約356×260×198mmのコンパクトサイズ
「Jackery Solar Generator 1000 Plus」は1,264Whの容量を備えたポータブル電源とソーラーパネルのセットです。
電源がない場所や屋外の作業で電動工具へ電力を供給可能。例えば、電動ドライバー(最大出力900W)は約2時間使用できます。また専用のコネクターでバッテリーを拡張すれば、最大5,000Whまで容量を増やせるので、現場作業でも電動工具を使った長時間の作業が可能です。
サイズは約356×260×198mmとコンパクトで、他社同類製品と比較して15~20%ほど軽量。女性や子供にもラクラク持ち運びができる設計です。
バッテリーは家庭のACコンセントで充電すれば、1.7時間でフル充電を実現。さらにソーラーパネルで充電できるため、停電時には非常用電源として活躍します。
電動工具だけではなく、日常生活や停電時にも活用できる「Jackery Solar Generator 1000 Plus」をぜひ自宅に揃えておきましょう。
Jackery Solar Generator 2000 Plus
・高出力のAC電源が必要な電動工具を使える
・2,042Whの大容量
・3,000Wの高出力
・最大12,000Whまでバッテリー拡張が可能
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」はインパクトドライバーや丸ノコといったコードタイプの電動工具を使用する際、家庭のコンセントと同様のパワーで作業をラクにこなせます。DIY作業や現場作業で、電動工具をいくつも使った作業をしたい人におすすめです。
また自宅で使用する家電製品に電力供給ができるのもポイントです。停電時は電力が復旧するまでの間、電気毛布や電気ケトルなどあらゆる家電を動かせます。非常用電源として家に1台備えておくと良いでしょう。
さらに専用のコネクタを拡張バッテリーに接続すれば、2,042Whの大容量を最大12,000Whまで拡張が可能。アウトドアでは、テント内でテレビを視聴しながらモバイル機器を充電したり、朝はコーヒーメーカーで作ったコーヒーを飲んだりと快適なひと時を過ごせます。電動工具に使うだけで終わらない、幅広い用途での活用が可能です。
コードタイプの電動工具を購入する際は、停電時の備えやアウトドアでの活用にも役立つ「Jackery Solar Generator 2000 Plus」も1台購入しておきましょう。
まとめ
電動工具はDIY作業や現場作業において必需品です。なかでもコードタイプの電動工具は軽くて使いやすく安価で購入できます。電圧が高い電動工具を選べば、パワーもバツグンで作業もラクになるでしょう。
また電動工具へ電力供給ができて、家電製品も使用できるポータブル電源も外せません。電動工具の購入を検討している人は、工具と一緒に持ち運びながら快適に作業できるポータブル電源「Jackery Solar Generator」も揃えておきましょう。
コメント