1.無人島に1つだけ持っていくなら「水」を選ぶ理由
無人島に1つだけ持っていくなら、迷わずに水を選びましょう。人間が水を一滴も飲まなければ、2〜3日程度で命は尽きます。反対に水さえ飲めれば、1ヵ月近くも生き延びられるのです(※1)。
※1参考:水は1日どれくらい飲めば良いか | 健康長寿ネット
しかし、海の水は大量にあるのだから、わざわざ持っていかなくてもいいのでは?と思う方もいるでしょう。海水は塩分濃度が高いために、飲んでしまうと体内の塩分濃度も一気に上がります。そこで、さらに水分を求めるようになり、最悪の場合、死に至るのです。
2.無人島に持っていくなら?必要な物ランキング
無人島に持っていくなら何を用意すべきか、実際に体験したことがなければ、想像するのは難しいでしょう。生活の基本となる衣食住に必要なアイテムの優先度は、必然的に高くなります。無人島に必要な物のランキングトップ8を見ていきましょう。
●1位|ナイフ
食材の確保や衣住空間の製作、野生動物の退治などで活躍するアイテムが、ナイフです。無人島でナイフが活躍する主な場面を紹介します。
・食材となる野生動物や水中生物を狩猟する
・狩猟した野生動物や水中生物を捌く
・野生動物に襲われそうになった時に追い払う
・草木を切って、衣住空間を作る
・火を起こす際の木材を切る
ナイフ一つで食材の確保から調理まで行えるため、万能なアイテムと言えるでしょう。
●2位|テント
屋根が付いた衣住空間として、テントが必要です。雨風を凌げなければ、体温が急激に低下して、生命の危機に陥ります。また、地面にそのまま寝ていると、虫や野生動物から身を守れません。
テントがあれば、精神的にも安心して眠れるので、質の深い睡眠を実現できるでしょう。現地にある草木でテントに似たものは作れるかもしれませんが、完全には雨風や外敵を防げません。
●3位|シュラフ
シュラフは、寒さを凌ぐための掛け布団代わりになります。夏であっても、夜は寒さを感じる可能性があります。また、無人島では海風による影響もあるので、尚更でしょう。
無人島では活動量が多くなるため、睡眠の質を高めて、疲れを十分に取ることが重要です。地面の凹凸も睡眠の質に直結するため、敷布団の代わりとしてマットもあるとよいでしょう。
●4位|ポータブル電源&ソーラーパネル
無人島生活を快適にしてくれるアイテムが、ポータブル電源とソーラーパネルです。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄え、コンセントがない無人島でも電化製品やスマホに給電できる、持ち運び可能な電源アイテムを指します。無人島にポータブル電源を持っていくメリットは、以下のとおりです。
・電気毛布や扇風機を使い、暑さ寒さ対策が行える
・火を起こさなくても、電子レンジや電気ケトルを使って手軽に加熱調理できる
・夜の暗闇を照らすLEDライトを点灯させられる
・ポータブル冷蔵庫を稼働させ、狩猟した食材を冷蔵保存できる
・プロジェクターを使い、映画鑑賞でも楽しめる
・スマホを常にフル充電できる
無人島で大活躍するポータブル電源ですが、使い切ったら、充電できなければ意味がありません。そこで、ソーラーパネルの出番です。日中帯は太陽光発電によってポータブル電源に電気を蓄電できます。長期間の無人島生活でも電源切れの心配がございません。
●5位|鍋
調理道具として鍋さえあれば、煮る・茹でる・蒸すなど、さまざまな調理方法が可能です。また、無人島では安全な飲料水の確保が難しいことがあるため、鍋を使って水を沸かせば、殺菌でき、安全に飲める水を確保できます。金属製の鍋ほど耐久性がある物を現地で調達するのは難しいので、ぜひとも無人島に持っていきたいアイテムの一つです。
●6位|釣竿
無人島で自給自足する際に、釣り竿は欠かせません。魚にはタンパク質が豊富に含まれているので、栄養価が高く、サバイバル生活に必要な動力源になります。魚を調達する方法として、実際に海に潜ってモリで突くよりも、釣り竿で釣りをする方が簡単です。餌は、無人島に生息しているカニや虫で代用しましょう。
●7位|ランタン
無人島の夜を安全に過ごすために、ランタンがあると便利です。無人島にある物だけで作れる明かりとして火がありますが、毎晩火起こしをするのは骨が折れる作業でしょう。
また、ランタンは火よりも長時間点灯しているので、寝ている最中に野生動物に襲われるリスクを軽減できます。ポータブル電源があるなら、LEDランタンを選びましょう。
●8位|救急セット
無人島での万が一の怪我に備えて、救急セットを持っていると安心です。無人島では、火傷やウニによる刺し傷、崖や岩による擦り傷、頭の打ち傷などを負う可能性があります。また、普段とは異なる環境なので、発熱したり、腹痛が起きたりする恐れもあるでしょう。
救急セットの中身には、以下のような物を入れておくのがおすすめです。
・ガーゼ
・消毒液
・ピンセット
・三角巾
・絆創膏
・解熱鎮痛剤
・市販薬(胃腸薬、頭痛薬)
3.無人島に持っていくと便利なアイテム5選
続いては、必ず必要というわけではありませんが、無人島にあると便利なアイテムを紹介します。無人島生活が快適になり、思い出に残る冒険になることでしょう。
●水中マスク
海中に潜ってウニや貝類を捕ったり、モリで魚を突いたりする際には、水中マスクが必要になります。水中マスクを装着することで水中での視覚が良くなり、食料探しの効率が上がります。また、岩場やサンゴ礁で活動する際にも、水中に転落した場合に備えて、水中マスクを装着していれば安心です。
●アクアシューズ
無人島の水場での活動時にアクアシューズを履いていれば、足を保護できます。アクアシューズとは、水場での活動を想定した設計がされている靴です。ソールのグリップ力に優れ、足全体を覆えます。無人島でアクアシューズが活躍する場面は、以下のとおりです。
・濡れた岩場でもしっかり歩ける
・尖った岩や貝殻による切り傷を防ぐ
・尖った石が靴の中に侵入してこない
●ライター・チャッカマン
火起こしは無人島生活の醍醐味と捉えている方も多いでしょう。しかし、何もない状態から火を起こそうとすると、思いのほか大変です。火が起こせなかった時も想定して、ライターやチャッカマンを持参しておきましょう。
火が簡単に起こせれば、夜に暖を取れたり、加熱調理ができたり、野生動物を遠ざけたりと、その時の状況に応じてすぐに行動できます。
●日焼け止め
無人島での紫外線対策に、日焼け止めクリームは欠かせないアイテムです。無人島には日差しを遮るような高い建造物がありません。そのため、紫外線に長時間さらされることになり、紫外線角膜炎や免疫機能低下、皮膚がんなどの発症リスクが高まります。日焼け止めクリームを無人島に持っていき、UVケアを徹底しましょう。
●防寒具
無人島でも夜間や天候の変化により、気温が大幅に下がることがあります。体温を維持するために防寒具を持っていきましょう。体温が下がると体力を消耗しやすくなり、日中帯の活動にも影響します。無人島で使用する防寒着は、防風性・防寒性・防水性に優れたタイプがおすすめです。
4.無人島で家電を動かす!おすすめのポータブル電源3選
「初めての無人島で不安...」「無人島でも自宅のように快適に過ごしたい」そのような思いを抱えている方にぴったりなアイテムが、ポータブル電源です。自宅で使用しているような電化製品を無人島でも使用できるようになります。
ポータブル電源は数多くのメーカーから販売されているので、どれを選べばよいか迷うでしょう。創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。大容量でありながらコンパクトで軽量、リン酸鉄リチウムバッテリー採用で10年以上使える長寿命を実現。
ソーラーパネルは、業界トップクラスの発電効率(最大25%)を実現できて、曇る日でも効率よく太陽光発電できます。それでは、無人島での使用におすすめの機種を見ていきましょう。
●Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery ポータブル電源 300 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、10年以上もアウトドアで活躍します。「ChargeShield技術」により、無人島に行く前の2時間で満充電が可能です。
UL規格の耐衝撃性や高温耐性を備えているので、無人島であらゆる場所に持ち運んで、電化製品を使用できます。ソーラーパネルも約4.2kgという軽量コンパクト設計なので、手軽に太陽光発電が可能です。主に冷暖房器具を使った気温対策に最適なモデルと言えるでしょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット
容量632Wh・定格出力800Wのポータブル電源600Plusと100W Miniのソーラーパネルをセットにした製品です。
耐衝撃性やUL94-V0認証の耐火性能にも優れているため、環境の影響を受けやすい無人島でも安全に使用できます。夜はLEDライトを点灯して、野生動物への対策をしながら、気温対策も行いたい方におすすめのモデルと言えるでしょう。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery ポータブル電源 1000 Plusと100W Miniのソーラーパネルのセットです。高出力・大容量モデルなので、自宅にある99%の家電を無人島でも使用できるようになります。
ソーラーパネルは軽量でコンパクトに折り畳めるので、自由に場所を移動して、太陽光発電が可能です。5kWhまで容量を拡張できるので、初めての無人島生活で家電をフル活用したい方や、複数人での無人島生活を予定している方に、おすすめのモデルと言えるでしょう。
5.無人島生活を快適に楽しむための3つの心得
無人島に向かう前に覚えておかなければならないことがあります。思い付きで無人島に向かってしまうと後悔する結果にもなりかねませんので、以下の3つの心得を十分に理解しておきましょう。
●無人島で出たゴミは持ち帰る
誰もいないからといって、ゴミを放置してよいわけではありません。無人島で出たゴミは必ず持ち帰りましょう。無人島とは言っても、必ず所有者がいます。来たときと同じ状態で買えるのが鉄則です。ゴミ袋は、多めに持っていくことを推奨します。
●忘れ物をしても取りに帰れない
無人島は船や飛行機でしか行けない場所にあるため、忘れ物をしたとしても気軽に取りには帰れません。忘れ物をしたら船を出してもらおうと安易に考えていると、船は運行しておらず、苦痛な無人島生活を余儀なくされる恐れもあります。
パッキング時にはチェックリストを作成し、忘れ物がないよう入念にチェックしてください。まずはこの記事で紹介した物から揃えていくのがおすすめです。
●天気予報の確認は直前まで欠かさない
無人島生活の快適さを大きく左右する要素として、天候が挙げられます。無人島に向かう直前まで、天気予報はこまめに確認しましょう。悪天候が予想される場合は、中止という選択をするのが望ましいです。
大雨や暴風が予想される期間に強行してしまうと、雨風対策や寒さ対策のアイテムも別途必要になります。また、高波に足元をすくわれて海に転落したり、津波で流されたりと、大事故にも繋がりかねません。
まとめ|無人島に持っていく物を厳選しよう
「無人島に一つだけ持っていくなら何にする?」という質問の答えは、水です。生命を維持するために水の存在は欠かせません。それ以外にも、ナイフやテント、シュラフ、ポータブル電源&ソーラーパネルなどは、無人島生活を安全に送る上で必要なアイテムです。
この記事で紹介したアイテムを揃えて、無人島でのサバイバルを楽しみましょう!
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