夏キャンプで焚き火は暑いからしない?魅力や楽しむ為の注意点を紹介!
「夏にキャンプの予定があるけど、焚き火は暑すぎる?」「夏キャンプならではの焚き火の魅力が知りたい!」そのような悩みをお持ちで、夏のキャンプで焚き火をしようか迷われている方は多いのではないでしょうか。たしかに夏の焚き火は暑く、対策を取らなければ熱中症になることもあります。ですが、それを凌ぐほどの「魅力」が夏キャンプの焚き火にはあるのです。
この記事では、四季を問わず年中キャンプを楽しんでいる筆者が、夏キャンプの焚き火について分かりやすく解説しています。最後まで読むことで、夏キャンプで焚き火をするかどうかが決まり、そのために何を準備すればよいかも分かるようになります。
夏キャンプで焚き火はしない方がいいのか?暑くない?
夏キャンプで焚き火をする3つの魅力
夏キャンプで焚き火をする魅力は大きく3つあります。
①夜風に当たりながら自由な身なりで焚き火に癒やされる
夏キャンプの焚き火の魅力が最大に発揮されるのは「夜」です。
炎のゆらめき、パチパチと薪が爆ぜる音、それらが五感を刺激し、ただぼーと眺めているだけで心が安らぐ。これが焚き火本来の一番の魅力だと思います。その焚き火本来の魅力は、夜の暗闇の中、焚き火の炎が煌々と燃えている時、最も感じることができます。
しかし、春、秋、冬の夜といえば、やはり「寒い」です。
「焚き火に集中したいけど、寒さで長時間は眺めていられない。」
「上着を着込んでみても、煙の匂いが染み込んでしまうことが気がかり。。」
そんな思いをして、せっかくの夜に焚き火を満喫できないのは、なんとも勿体ない気持ちになります。
ですが、夏の夜ではそんな心配はありません。夏キャンプの夜では、夜風の涼しさに身を任せながら、心ゆくまで焚き火の風情を感じることができます。焚き火の本領が発揮される夜に、自由な服装で、好きなだけ焚き火を堪能できるのが夏キャンプの最大の魅力なのです。
②夏キャンプで作る焚き火料理が最高に美味い
夏キャンプの焚き火の魅力は「直火料理」にもあります。
秋や冬のキャンプで作ることが多い鍋やスープは常温でも温かさを保ってくれます。その一方、BBQや魚などの直火料理は常温で置いておくとすぐに冷めてしまうのが特徴です。
夏のキャンプでは夜でも肌着で過ごせるほどの温かさがあるので、直火料理を常温で置いておいても、すぐに冷めることがなく、常に美味しい状態で食べることができます。
キャンプと言ったら「BBQ」を連想する方も多いと思いますが、キャンプの焚き火で焼き上げた直火料理をアツアツのまま、堪能する。これも夏キャンプならではの魅力であり、楽しみの一つです。
特に、塩コショウで下味をつけたステーキを焚き火の上の網に大胆に乗せ、強火で両面焼き上げ、メスティンで炊いたご飯と一緒に食べると、それはもう「最高」としか言い表せません!
大人の方は、ビールなんかも一緒に飲めば、「これが夏キャンプの直火料理か...」とその魅力に引き込まれること間違いなしです。
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③虫除け対策に効果を発揮する
夏キャンプで暑さの次に気になるのが「虫」ではないでしょうか。筆者自身もキャンプが好きなくせにキャンプにはつきものな虫がどうしても苦手です。
しかし、焚き火があればそんな心配もいりません。焚き火が虫除け対策になる理由として次の3つが挙げられます。
1.虫が嫌いなニオイを焚き火が発する
焚き火が発する煙には虫が嫌がるニオイが含まれていると言われています。特にヨモギの葉には虫よけ効果がある「シネオール」という成分が入っているため、ヨモギの葉を焚き火で燃やすとさらに効果があります。
2.焚き火の熱で虫が弱る
「飛んで火に入る夏の虫」ということわざがあるように、中には明るい灯火に近づいてくる虫がいるため、近づいてきた虫は焚き火の発する高熱により弱らせることができます。
3.焚き火の近くの虫が酸欠状態になる
焚き火は酸素を燃料に燃えているため、焚き火の近くを飛んでいる虫は酸欠状態となり、焚き火の近くからは遠ざかるようになります。
このように、焚き火には虫除け効果が期待できるので、虫が多くなる夏には焚き火が活躍してくれます。完全に虫除け対策ができるとは限りませんので、虫除けスプレーの持参は必要でしょう。
夏キャンプで焚き火を楽しむための5つの注意点
夏キャンプで焚き火を存分に満喫するために、注意しておく事柄が5つございます。
①キャンプ道具から離れた位置で焚き火を焚く
「焚き火を間近で眺めたい」という気持ちから、ついチェアを焚き火に近づけ過ぎたり、テントの側で焚き火を焚いてしまうことがあります。これは、火災に繋がりかねませんので、絶対に止めましょう。
また、焚き火に近づき過ぎると、焚き火の火の粉が衣服に付いて、穴が空いたり火傷してしまうこともあります。テント、タープ、チェア、テーブルなどのキャンプギアから離れた位置で、焚き火を焚くのが、安全に焚き火を楽しむ上での重要事項です。
②タープなどを用いて日陰で焚き火を眺める
夏キャンプの日中帯は特に暑く、日陰を作らずに焚き火の側にいるのが一番危険です。場合によっては熱中症になって倒れるリスクもあるので、しっかり対策しておきましょう。
焚き火に夢中になって日陰を意識する余裕がなくなる気持ちも分かりますが、安全第一で、タープなどを用いて日陰を作り、その下から焚き火を楽しむのがおすすめです。
③風よけ対策を行う
いくらキャンプギアから離れた位置に焚き火を設置したとしても、風で炎や火の粉が降り掛かってしまっては火災が起きてしまう可能性があります。
そのため、焚き火リフレクター、テント、タープ、車などを焚き火の防風対策として使用するのが望ましいです。また、キャンプに行く日の朝は必ず天気予報を確認して、風の強さに応じて風よけ対策グッズを切り替えるのも重要です。
➃水分補給を欠かさない
暑さ対策として、のどが渇いていなくても水分補給は定期的に行うようにしましょう。筆者も焚き火や料理に夢中になり、気づいたら軽い熱中症で頭痛がしてきた、といった経験をしたことがあります。
夏キャンプで焚き火をする場合は特に、多めに水分を準備しておきましょう。
⑤キャンプ場の焚き火ができる時間を厳守する
キャンプ場では焚き火ができる時間が決められていることがほとんどです。焚き火は時間を忘れてしまうほどの魅力がありますが、そこは来ているみんながキャンプを楽しむためのマナーなので、キャンプ場に着いたら必ず消灯時間を確認し、厳守しましょう。
夏キャンプで焚き火を楽しむために重宝するグッズ10選
夏キャンプで焚き火をさらに楽しむために持っていると非常に便利なグッズを10個ご紹介します。「これは知らなかった!」という発見があるかもしれないので、ぜひご覧ください。
①焚き火台
焚き火をする上で欠かせないのが「焚き火台」です。焚き火台はキャンプ場でレンタルができたり、備え付けがある場所もありますが、一つ持っているととても便利です。
特に筆者はメッシュ網仕様のものを使っていて、軽くて手入れがしやすいので重宝しています。
②ポータブル電源
夏キャンプで焚き火をしていて最も気になるのが「暑さ」です。椅子に座っているだけで汗が滴り落ちてきて、特に日中帯にはストレスになりがちです。
そんな時に活躍してくれるのが「ポータブル電源」です。一台持っているだけで、扇風機やポータブルクーラーを稼働し続けられるので、自分のみならず一緒にキャンプをしているみんなにも感謝されます。
「ポータブル電源で涼しい環境を作り出して、直火料理を食べながら焚き火を眺める」
これが夏キャンプの真骨頂とも言えるかもしれません。
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③火ばさみ
火ばさみは薪を焚き火の中に追加する際に使用したり、焼き芋やピザなど焚き火の中に直接入れて調理する際に使用したりします。
トングとは違い火ばさみは長さがあるので、火傷の心配がなく、焚き火をする上では欠かせないグッズの一つです。
➃耐火グローブ
火ばさみや調理器具は熱伝導性が高いものが多いので、素手で触るのは危険です。必ず耐火グローブを使用するようにしましょう。
筆者はキャンプに行くと必ずコーヒー豆を自家焙煎するのですが、その際には炭火焼き器を長時間焚き火で炙るので、耐火グローブは必要不可欠です。
また、軍手よりは耐火グローブの方が断然耐熱性がありますので、購入を推奨します。
⑤着火剤
松ぼっくりなどの自然の産物をティンダーとして、焚き火の燃料に使用することは可能ですが、初心者の方には向いていません。できれば100円ショップなどで売っている着火剤を、組んだ薪の中心に置き、その周りに木の葉や松ぼっくりなどを並べると楽に焚き火を作ることができます。
⑥ファイヤースターター
「ファイヤースターター」というグッズに馴染みがない方は多いかもしれません。ファイヤースターターとは、マグネシウムやフェロセリウムの棒「ロッド」に、ロッドを削る「ストライカー」を組み合わせた総称で、火を付けるための道具です。
ロッドをストライカーで勢いよく削ることで、火花が散り、燃料に着火させます。これは、キャンプで火を付ける際の基本となる道具ですので、1つは持っているとよいでしょう。
キャンプにあまり行かない人が見ると、「かっこいい!」となるのでおすすめですよ。
⑦火吹き棒
焚き火を作る上では、薪にしっかり火が移るかどうかが肝になります。太い薪の芯に火が付けば、焚き火の完成といえますが、それまでには火吹き棒によって風を送り込む必要があります。
火吹き棒を使うタイミングとしては、中くらいの薪に火が移ってから吹き始めるのがポイントです。着火剤が燃えているだけなのに火吹き棒で風を送ってしまうと、せっかく着いた火が消えてしまう可能性がありますので注意してください。
⑧焚き火リフレクター
火災を防ぐために必要となってくるのが風除けです。風除けとしてテントやタープを使う場合もありますが、火が大きくなりテントやタープに燃え移る恐れもありますので、できれば焚き火リフレクターを使うのがおすすめです。
焚き火リフレクターは風除けとなるだけでなく、火の粉を防いだり、火の寿命を延ばしたりしてくれるので、とても役に立ちます。
⑨薪置き
「薪を取ってきたけど置く場所に困る...」これは地味によくある悩みです。
地面にそのまま置いていたら、地面が湿っていて薪も濡れてしまい、火が着きにくくなることはよくあります。そんな時に薪置きの出番です。薪置きがあると、地面から離れた位置に薪を蓄えておくことができ、次の薪が取りやすいので、スムーズに焚き火を育てていくことができます。
⑩帽子
夏キャンプで焚き火をする場合には、先述した通り、日陰を作り熱中症を防ぐことが重要です。キャンプをしていると焚き火の薪を取りに行ったりと、一箇所にとどまることは少なく、出歩く際にも直射日光は降り注ぎます。
そのため、帽子は必ず着用し、直射日光をできるだけ防ぐ対策をしましょう。
夏キャンプを快適にしてくれるJackeryポータブル電源
夏キャンプを快適に過ごす上で、あると大活躍するグッズがポータブル電源です。
夏キャンプの最大の難点は「暑さ」ですが、電気が使えないと、充電してきたポータブル扇風機を使ったり、団扇で仰いだりすることになりますが、正直あまり効果はありません。保冷バッグもすぐにぬるくなってきて、ぬるい水でなんとか水分補給をするけど、すぐにのどが渇いて、水が切れてしまう。そんなことも多々あります。
極めつけは「就寝中」です。真夏の夜は暑くて寝心地がとても悪く、定期的に目が覚めてしまい、翌朝も寝不足でぐったりしてしまいます。ポータブル扇風機も日中帯に使いすぎてしまい、充電はありません。
しかし、ポータブル電源があると、大自然の中で電気が使えるので、そんな悩みを全て吹き飛ばしてくれます。ポータブル電源があると、次のようなことが可能になります。
関連人気記事:ポータブル電源はキャンプでどんな使い方ができるのか?
● 扇風機で涼しい風に常に当たり続けられる
● 小型冷蔵庫で水分補給のための水や、食事の際のお酒類を最後まで冷やせる
● いつでも好きな時にアイスが食べられる
●調理家電も使えるので、キャンプ時に火を使わずに料理できるので便利です。
ポータブル電源の中でも特におすすめしたい商品はコンパクトで大容量で高速充電対応できている「Jackeryポータブル電源1000Pro」と「Jackeryポータブル電源1500Pro」です。
Jackery ポータブル電源 1000pro
Jackery ポータブル電源 1000 ProはJackeryの人気モデルである「ポータブル電源 1000」に、ソーラーやコンセントを使い最速で1.8時間の高速充電が可能になったProモデルです。
軽量なので、キャンプの持ち運びに適している他、定格出力は1000Wの高出力のため、小型冷蔵庫や扇風機のみならず、電子レンジや炊飯器も使えてしまうという優れものです。
公式サイトから購入すると、7,500円ほど安く購入できるのでおすすめです。
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1002Wh |
定格出力 |
1000W/正弦波(最大瞬間出力:2000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:1.8時間 |
保証期間 |
5年間 |
関連人気記事:「徹底解説」用途別のポータブル電源容量目安を紹介
Jackeryポータブル電源1500Pro
ご家族や友人たちで夏キャンプを楽しむ予定の方には、新登場したこちらの「Jackeryポータブル電源1500Pro」がおすすめです。Jackeryの大容量・高出力モデルの「ポータブル電源 1500」に高速充電を実現するUltra-Charging Systemを搭載しています。
定格出力は1800Wなので、自宅の家電をほぼ全部使用でき、同時使用も可能です。こちらも公式サイトから購入すると、20,000円ほど安く購入できます。
製品名 | Jackery ポータブル電源 1500 Pro |
容量 |
1512Wh |
定格出力 |
1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
保証期間 |
5年間 |
まとめ
夏キャンプにおける焚き火は、十分に注意を払えば、夏キャンプの醍醐味とも言えるほどの魅力を持っています。この記事で紹介した注意点を守り、便利グッズもぜひ参考にしてみてください。
特にお子さんがいる家族連れで夏キャンプに行く予定の方は、子供は暑さに弱いので、暑さ対策を十分にする必要があります。
自分や家族を守るためにも、ポータブル電源で暑さ対策を万全にした上で、快適なキャンプライフをお楽しみください。
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