1．初心者必見！春の登山で着る服装の選び方
気候が穏やかな春は、初心者の登山にもぴったりです。登山中は標高や気象条件によって気温が変わってくるため、服装を選ぶ際にレイヤリング（重ね着）を取り入れましょう。気温に合わせて自由に脱ぎ着できるので、常に快適な温度を維持できます。
レイヤリングの基本となる以下3つのレイヤー別に、春登山用服装の選び方を見ていきましょう。
●ベースレイヤー
肌に直接触れるベースレイヤーには、汗を素早く吸収し、拡散してくれる服装が必要です。登山でかいた汗が長時間衣服内に残り続けていると、不快感があるだけでなく、汗冷えによって体温が大きく低下します。
ただし、速乾性に優れている服装は気化熱で体温を奪う恐れもあります。春にゆっくりと歩く登山では、速乾性のバランスに優れたメリノウール製のベースレイヤーがおすすめです。汗で濡れても冷たさを感じにくく、保温性に優れています。
●ミドルレイヤー
中間着にあたるミドルレイヤーには、保温性を確保しながら汗をスムーズに透過させる役割があります。運動量が少ない休憩時や登山の開始時、稜線に出た時などで冷え込んだ際に、活躍する服装です。
他のレイヤーに比べて、ザックの中にしまっておく時間が長くなる傾向にあるので、軽量性も重視して選びましょう。ミドルレイヤーには、軽量で保温性に優れており、濡れてもすぐに乾くフリースがおすすめです。
●アウターレイヤー
最も外側に着るアウターレイヤーには、雨・風・雪から体を守れる服装を選びましょう。標高は、100m上がるごとに約0.6℃下がります。標高2000mを超える山では風に吹かれることも多くなり、アウターレイヤーの防風性が重要です。
雨を防ぐ防水性に優れたウェアは「レインウェア」、体温を保温するウェアは「インサレーションウェア」、防風性に優れたウェアは「ウィンドシェル」と呼ばれます。
春の登山では、レインウェアとインサレーションウェアがセパレートになったタイプがおすすめです。ウィンドシェルは、レインウェアで代用できます。
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2．【条件別】春の登山で着る服装の選び方
春は登山に最適な季節と言われますが、低山と高山、日帰りと宿泊のそれぞれどちらを選ぶかによって必要な服装は大きく異なります。標高やスタイルにそぐわない服装を選んでしまうと、比較的過ごしやすい春であっても、辛い思い出になりかねません。
春の登山で着る服装の選び方を、登山の条件別に見ていきましょう。
●低山登山・軽登山・日帰り|吸汗速乾の薄着
低山や日帰りの登山であっても、汗冷え対策として吸汗速乾に優れた服装が最適です。行動中は、吸汗速乾に優れたTシャツと薄手の長袖シャツを組み合わせましょう。下には中厚のパンツと保温性のあるショートパンツがおすすめです。
休憩時や登山の開始時など運動量が少ない時は、防風性のあるジャケットを羽織ったり、薄手のフリースを着込んだりすると体温を維持できます。
●高山登山・宿泊|防寒対策と汗冷え対策
標高2,000mを超える高山登山では寒暖差が激しくなるため、予想以上に冷え込みます。宿泊を伴う登山でも、朝晩は日中帯よりも大きく気温が下がるでしょう。汗冷え対策を万全にするために、汗を吸収拡散するインナーが欠かせません。
防寒対策として、防風性に優れたアウターや山シャツ、フリースなども必要です。宿泊する場合は、薄手のダウンも別に用意しておきましょう。
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3．【メンズ】春の登山で着る服装4選
春は登山初心者にもおすすめの季節ですが、気温の変化が激しく、服装選びを間違えると快適に楽しめません。高山登山を楽しむ男性は、気温変化に対応するためにレイヤリングを上手く活用する必要があります。春の登山で着るメンズの服装おすすめは、以下のとおりです。
モンベル|クラッグパーカ
高い防風性と撥水性を兼ね備えたパーカ。伸縮性素材が採用されているので、運動量が多い高山登山にもおすすめです。薄手でありながら保温性にも優れており、気温変化に柔軟に対応します。衣服内に熱気がこもりにくく、汗冷えの心配もありません。
「クラッグパーカ Men's」に採用されている素材は、クリマプロ100です。抜群のストレッチ性を備えた生地の表面には撥水加工が施され、雨水を浸透させません。裏面には保温性を備えていて、肌ざわりの良い温かさを維持します。
モンベル|ストームクルーザー フルジップパンツ
サイドが全開し、登山靴を履いた状態でも簡単に着脱できるレインパンツ。軽量性と耐久性を兼ね備えた薄いニット素材を使用したGORE C-ニットバッカーテクノロジーが採用されています。抜群の防水透湿性を誇り、雨水を通さず、汗を素早く発散させます。
しなやかで柔らかい肌ざわりを備えているので、着心地も抜群です。ジッパーは高い止水性を誇り、外部からの水を完全にシャットアウトします。
ユニクロ|ウルトラライトダウンジャケット
フィルパワーが750以上の高品質ダウンを使用したジャケット。高品質でありながらユニクロならではの低コストを実現している、コスパ最強の服装です。小雨の水を弾く撥水加工が施されているので、突然の雨にも対応できます。
収納袋にはワンタッチで着脱できるバックルが付いているので、運動量が減る休憩時の着用に最適です。持ち運びに便利なポケッタブル仕様を採用し、荷物の邪魔になりません。
ワークマン|2WAYウォームマウンテンレインパーカー
出典：フレイムテック(R)2WAYウォームマウンテンレインパーカー
火の粉に強い防融加工が施されたレインパーカー。宿泊を伴う登山で、山小屋やキャンプ場で焚き火を行う際には、火の粉による穴が燃え広がるのを防げます。耐久撥水の独自加工「WATER REPELLENT」を採用し、突然の雨でも衣服内に水が浸透しません。
裏地には起毛素材が使用されているので、冷え込む高山登山や朝晩でも衣服内はポカポカです。付属のフードに交換できる2WAY仕様が採用されています。
4．【レディース】春の登山で着る服装4選
山ガールのファッションには、快適さとおしゃれさの両立が重要です。平地では温かさを感じられる春ですが、標高が高くなるにつれて肌寒く感じるため、防寒対策も欠かせません。春の登山で着るレディースの服装は、以下のとおりです。
モンベル|ノマドパーカ
ソフトシェルに登山で必要な要素を備えた汎用性の高いパーカー。2方向に伸びるストレッチ性と防風性、通気性をバランスよく兼ね備えています。春の登山ではアウターに最適です。パーカーにはクリマプロ200素材が採用されています。
表面には防水性と撥水性に優れた素材を使用し、蒸れを逃がして、水を通しません。裏面には速乾性と保温性に優れた起毛地を使用し、汗冷えを防ぎつつ、保温力も発揮します。
モンベル|サウスリム パンツ ライト
軽やかな履き心地で春の登山にぴったりなパンツ。横または縦方向にストレッチ性を備えているので、動きが多くなる登山に適しています。締め付けが少ない適度なフィット感で、履き心地も抜群です。
ひざの曲り方に合わせたパターンで歩行時のつっぱり感が軽減され、長時間の登山でも動きにくさによる疲れが蓄積しません。裾が登山靴に被る形状をしており、裾から小石や泥の侵入を防ぎます。
ユニクロ|エアリズムUVカットフルジップパーカ
エアリズムの素材を採用した普段着にも着用しやすいパーカー。紫外線を防ぐUVカット機能が付いているので、日差しが強い日の登山にも最適です。フードには調節可能なスピンドルコードが入っており、首元から風が侵入してくるのを防げます。
手の甲までカバーできるサムホールも付いており、防風性は抜群です。ポケット裏側からパッカブルにできるので、寒くなったら素早くバッグから取り出して着用できます。
ワークマン|レディース撥水マウンテンパーカー
左内側・左右前面・サイドに計5つのポケットが付いたマウンテンパーカー。撥水加工が施されているので、急な雨にも対応できます。7色のカラーバリエーションを展開しているので、おしゃれさにこだわりがある山ガールにもおすすめです。
5．Jackeryポータブル電源で春の登山をもっと快適に！
春の登山を快適に楽しむためには、ポータブル電源の活用がおすすめ。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。春の登山でポータブル電源が活躍する場面は以下のとおりです。
● 登山のテント泊で電気毛布や電気ストーブ、電熱ウェアを稼働し、春の寒さ対策を取れる
● 位置情報を調べるためのスマホを常にフル充電にしておける
● 夜間の行動時にLEDランタンで明かりを灯せる
● 充電式の小型ポンプでエアーマットを効率的に膨らませる
春の登山では、いくら服装で寒さ対策を行っていたとしても、標高や時間帯によっては極端に冷え込みます。ポータブル電源があれば、暖房器具で手軽に寒さ対策が行えるので、重ね着用の服装を余分に持って行く必要がありません。
春の登山に持参するポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery（ジャクリ）製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計を誇り、登山中も持ち運びの邪魔になりません。
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているので、10年以上もアウトドアや防災で活躍します。純正のソーラーパネルを使えば、登山中も太陽光からポータブル電源の充電が可能です。
まとめ
春の登山で着用する服装には、レイヤリング（重ね着）を活用しましょう。ベースレイヤーには汗を吸収・発散する素材、ミドルレイヤーには保温性に優れた素材、アウターレイヤーには雨・風・雪から体を守れる素材がおすすめです。この記事で紹介した春登山の服装の選び方を参考に、快適な春の登山を実現してください。
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