冬こそソロキャンプシーズン?楽しみ方や装備、注意点を紹介
キャンプと言えば夏を思い浮かべる方は多いですが、最近では冬のキャンプに魅力を感じる方も増えてきています。中でも冬キャンプをソロで楽しむ方もいらっしゃいます。
今回の記事では、冬のソロキャンプの楽しみ方を踏まえて、満喫するために必要な装備品をくわしくご紹介しています。また、冬のソロキャンプをする中で注意点も一緒にまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。
冬のソロキャンプを満喫する5つの方法
人の少ない静かな環境の中で、焚火の温かさを感じて自然に溶け込むソロキャンプ。日々の忙しい毎日や、人混みに紛れて過ごす生活から少し離れて「独り」を満喫するのも良いものです。そんな冬の自然を満喫するためにも、冬のソロキャンプの楽しみ方をご紹介します。
●澄んだ空気に満天の星空を独占
忙しい毎日から離れ、ゆっくりとした時間を楽しむ。冬は空気も澄んでいるので、都会の空気に慣れてしまうと自然の中で吸う空気はおいしく感じますね。「せっかくキャンプに来たのだから何かしなきゃ」って考える必要はありません。無駄な時間を贅沢に使っていいんです。
目的は、
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・自然の中でおいしい空気を吸ってリラックスする
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・周囲に目をやって景色と動物の鳴き声に耳を傾ける
ことです。夜には満天の星空を独占し、張りつめた冷気を肌に感じながら物思いにふけるのも良いものです。
●焚き火で暖を取り火に酔いしれる
焚き火はキャンプの醍醐味の1つです。とくに冬のキャンプでは1日中焚き火をしていられるのも良いですね。夏は暑いので、できるとしても早朝か夕暮れ時くらいでしょう。焚き火で暖を取りつつ火の世話をしていると、時間を忘れて焚き火に没頭してしまいそうになります。
●虫のいない環境で自然を満喫
冬は虫がいないので、夏のように虫対策に追われることはありません。虫が苦手な方も多い中で、キャンプのイメージを払拭できるのが冬キャンプです。寒さ対策さえしっかりしておけば、ソロキャンプは他人に気を遣うことなく自然を満喫できます。
●温かい料理が寒さで引き立つ
寒い冬のキャンプでは、温かい料理が一段と際立ちます。冷え切った身体を内側から温めてくれて、何とも言えない満足感を得られます。ソロキャンプでは、自分の好きな具材を好きなだけ堪能でき、どんな食べ方をしたって他人から文句を言われることはありません。あなただけのこだわりの食べ方で、温かい料理を味わうのもソロキャンプの魅力の1つです。
●誰にも邪魔されず独りだけの時間を過ごす
ソロキャンプの良さは、「誰にも邪魔されない」ことに尽きます。中にはテントを張る位置にこだわる方もいるのではないでしょうか。
「できるだけ人工物を視界に入れたくない」
「ほかのキャンパーが居ない場所、視界に入らない位置を探す」
「腰を下ろしたときに眼前に広がる自然の景色にこだわる」
など、独りを満喫するために独りにこだわるのも、ソロキャンプの良さです。
冬のソロキャンプに欠かせない装備8選
冬のソロキャンプでは寒さ対策に重点を置いた装備を整えることがとても大切です。地域によって雪が降るところもあります。夜中には氷点下にまで気温は下がってしまいます。侮れば身の危険を感じてしまうことになるでしょう。
ソロキャンプでは、助けを呼べない状況に陥ってしまわないように万全な対策が必要です。ソロキャンプに必要な冬装備をご紹介します。
●テント&寝袋&マットの3つの装備はガチの冬仕様
冬のソロキャンプでは、寒さ対策としての装備品はきちんと冬用のものを装備しましょう。
とくに重要なのが、
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・「テント」
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・「寝袋(シュラフ)」
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・「マット」
です。この3つの装備品は、テント内で就寝するとき寒さを凌ぐためには欠かせません。就寝時は焚き火で暖を取ることができず、真冬の寒さと向き合うことになります。「寒くて眠れない」ことがないように、冷気を遮断しあなたの体温をしっかり守ってくれる装備を整えましょう。
●冬のキャンプに欠かせない3つの防寒着対策
冬のキャンプで寒さを防ぐ服装は、以下の3つを重点に考えるのがおすすめです。
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・「ベースレイヤー」:汗を吸い乾きやすいもの(肌着として着るもの)
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・「ミドルレイヤー」:通気性・保温性が高いもの(肌着の上に着るもの)
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・「アウター」:雨風をしっかり防いでくれるもの(上着として羽織るもの)
肌着として吸水性・速乾性の高いインナーを着て、フリース素材のシャツやダウンベストなどの保温性に優れたものを中に着込んだら、ボアやフリースのアウターの上から防風性・防水性のあるアウターを羽織ると効果的です。
ただ、冬と言っても地域や天気でその日によって気温が違うこともあります。気温を考慮して調節できるようにしておきましょう。
関連人気記事:冬キャンプに最適な服装とは?男女・子供別おすすめの服装を解説
●冬のキャンプを暖かく過ごす暖房器具
就寝時と自分の体温への防寒対策の次は、テント内の温度を暖めてくれる暖房器具です。
雨天時のソロキャンプや、日が暮れたあと就寝時までテント内で過ごすときも、暖かく過ごせた方が快適な冬ソロキャンプを満喫できます。
石油ストーブも良いですが、灯油を持ち込まなければならないため匂いに難があるのも事実。そこで、おすすめなのが「ガスヒーター」・「薪ストーブ」です。この2つのおすすめポイントをご紹介します。
〇ガスヒーター
カセットガスを利用したヒーターを使えば手軽な装備で暖を取ることができます。石油ストーブや薪ストーブと比べると少し暖かさは負けるのですが、
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・持ち運びやすく荷物を減らせる
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・速暖性能が高い
この2点で冬キャンプの定番アイテムにもなっています。ソロキャンプではそんなに大きなテントは設営しないため、暖房器具としての性能は十分です。
〇薪ストーブ
テント内で使用するときは、煙突を設営する必要がありますが、石油ストーブよりも暖かさを得られるのが薪ストーブです。薪ストーブの良さは、
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・簡単な調理が楽しめる
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・テント内で焚火に近い暖かさを得られる
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・キャンプ上級者を味わえる
実は、薪ストーブは火加減をコントロールしなければならないこともあって、キャンパーの中でも敷居の高いイメージがあります。一酸化炭素中毒や火災の危険性もあるため、十分取り扱いに注意しましょう。
冬のソロキャンプを暖かく過ごす便利アイテム4選
冬のソロキャンプは寒さ対策を万全にしてこそ楽しむことができます。寒さ対策として欠かせない装備品以外にも、暖かく過ごすための便利アイテムがあります。その中でも冬のソロキャンプにあると便利なアイテムを4つご紹介します。
●その1:寝袋を暖める「湯たんぽ」
就寝時、寝袋の中はひんやりしていて自分の体温で暖かくなるまで時間が必要です。寝袋の中にあらかじめ用意しておいた湯たんぽを入れておくと、いざ寝ようと寝袋の中に入っても暖かく、心地よい眠りにつくことができます。
寝袋に入るときは、上着は脱いでラフな格好で寝る分、寝袋が冷たいままだと手足は一気に冷え込んでしまいます。湯たんぽは、就寝時にも暖かく眠ることができる便利アイテムです。
関連人気記事:キャンプにおすすめの湯たんぽ7選!各素材の特徴や使用する際の注意点も解説
●その2:床から暖める「ホットカーペット」
冬用のテントだったとしても、地面からの冷気の影響は予想以上に受けてしまいます。何も対策を取らないままだと、下半身を冷やしてしまいます。そんなときに役立つ便利アイテムがホットカーペットです。下に敷くことで、下半身を冷やすことなく暖かく過ごせます。
ソロキャンプなので、畳一畳分くらいの大きさで十分。ホットカーペットの上に寝袋を事前に敷いておけば、寝袋も温めることができるし、就寝時にも全身を暖かく保つこともできるのでおすすめです。
●その3:底冷えを防ぐ「アルミシート」
アルミシートは地面から感じる冷気を遮断するのに最適です。ホットカーペットと併用で使用することで、底冷えをシャットアウトして、ホットカーペットの効力を引きたたせてくれます。
深夜の時間帯に氷点下にまで下がる地域でのソロキャンプでは、必要不可欠な寒さ対策の装備品となりますので用意しておくことをおすすめします。
●その4:アウトドアで電気が使える「ポータブル電源」
ポータブル電源は、電源のないアウトドアでも、家電にAC電力を供給できるアイテムのことです。屋外で過ごす冬キャンプや車中泊で、電気を使って寒さ対策をするときには必須の装備品です。ほかにも、
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・電気ケトルを使って簡単に手早くお湯が沸かせる
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・IH調理器を使ってテント内で料理ができる
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・火を使わずにできることが増えるため、安全にキャンプを楽しめる
などの利点があり、冬のソロキャンプに持っていく便利な装備品として重宝します。キャンプを手軽に楽しみたい方や、充実したキャンプライフを送りたい方におすすめの装備品です。
冬のソロキャンプにおすすめのポータブル電源
ポータブル電源を冬のソロキャンプで使用するなら、アウトドア用に設計されたJackeryポータブル電源がおすすめです。
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・屋外でも安心して使えるように「衝撃」・「粉塵」・「温度」に関して体制を持っている
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・リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、10年以上使える長寿命だから一度購入すれば長く使える
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・BMS機能搭載しており、安全にご利用いただけます。
など、キャンプを趣味としているアウトドア好きの方に長く使って頂けるポータブル電源です。
Jackery(ジャクリ)なら長期的な保証期間や修理サービスなどの充実したアフターサービスもあり、安心して使って頂ける製品としておすすめです。ソロキャンプにおすすめのポータブル電源もご紹介しますので参考にしてください。
〇おすすめ製品「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」
Jackeryの中でも冬のソロキャンプにおすすめなのがJackery ポータブル電源 1000 Plusです。1000 Plusは、1264Whの大容量と2000Wの定格出力でほぼ全ての家電製品が利用できるポータブル電源です。
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・高い消費電力を必要とする電気ケトルや電気ファンヒーターでも利用できる
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・合計3つのAC100Vの出力ポートを持ち、3つの家電を同時に利用できる
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・パススルー機能を使えば、移動中に車走行充電していてもスマホの充電が可能
冬のソロキャンプに持っていく家電製品に悩む必要がなくなり、充実した装備品が持っていけるようになります。あなたが冬のソロキャンプでやりたいことができるようになる、おすすめのポータブル電源です。
冬のソロキャンプをするときの5つの注意点
冬のソロキャンプでは、寒さが影響して不便さやトラブルに巻き込まれることもあります。また、甘く見ていると命の危険もあることから、装備品を整えること以外に注意点をしっておくことが大切です。
注意点を把握しておけば、キャンプ場でのトラブルに巻き込まれたとしても対処ができます。ここでは冬のソロキャンプの注意点とその対応策も一緒にまとめました。
●注意点1:「テント内でガス利用は一酸化炭素中毒に注意」
テント内でガスを利用していると、狭い空間の中でもあって自分が想像するよりも早く一酸化炭素中毒になる危険性があります。一酸化炭素は空気よりも軽いため、テントの天井付近に溜まって聞くため、立ち上がると急に体調が悪くなる恐れがあるので注意しましょう。
対処法としては、
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・体調に異変を感じたり、空気の悪さを感じたら、すぐさま換気をして空気を循環させる
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・一酸化炭素中毒の警報機を設置しておく
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・定期的に換気してサーキュレーターで濁ってきた空気を外にだす。
などの安全対策を十分に整えてガスを利用するようにしましょう。でないと、最悪命の危険性が高まってしまいます。
●注意点2:「冬のキャンプでは水が使えないこともある」
冬のキャンプでは、気温が氷点下にまで下がってしまうことが原因で水道が凍結して使えなくなることもあります。そうなると、炊事場が使えなくなることも考えられます。このような場合、水が使えなくなることになるため、自分で用意しなければなりません。
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・事前にキャンプ日の天気を確認しておき、必要な分の水を持参する
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・携帯用の水タンクを用意しておき、現地に向かう途中で補給する
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・洗い物になる装備品を避け、使い捨て出来るお皿や箸を準備しておく
など、あらかじめ用意しておくことで、水のトラブルを解消してキャンプを楽しむことができます。携帯用の水タンクは100均でも販売されていて、コンパクトに収納できるものもあってかさばらずに済むのでおすすめです。
●注意点3:「地面が凍ってペグが通らないこともある」
冬のキャンプは氷点下にまで気温が下がることにも注意が必要です。氷点下にまで下がると、地面すら凍ってしまいテントの設営時にペグがなかなか通らないこともしばしば。
アルミ製のペグでは使い物になりません。強度の高い鉄製のペグを使用し、硬い地面にも打ち付けられるようなものを用意しておきましょう。
●注意点4:「雪の降る地域では積雪対策も必要」
寒さ対策以外にも、積雪が予想される地域でのソロキャンプでは雪対策も必要になってきます。除雪装備&積雪対策も装備品に加えておきましょう。車用で伸縮性のスコップや、降雪時に使うスノーブラシが装備品として便利です。
積雪量が多いと、テントに降り積もった雪の重みでフレームが曲がってしまう恐れがあるので、適度な降雪作業をしてテントを守ることが大切です。
●注意点5:「女性のソロキャンは防犯グッズも準備しておく」
アウトドアの流行で、最近では女性のソロキャンパーも珍しくありません。男性なら大丈夫ということはないのですが、とくに女性でソロキャンプをされる方は、防犯グッズの備えもあった方が安心です。ソロキャンプでは様々なトラブルが予想されます。
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・テントから少し離れた間に盗難に合う
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・設営を手伝うと言ってセクハラ行為をされる
など、身の危険を感じたときは迷わず警察に連絡する手段を取りましょう。
まとめ:冬のソロキャンプは装備品が重要
今回の記事では、冬のソロキャンプを楽しむために必要な装備品を中心に、注意点も踏まえてまとめました。
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・冬のソロキャンプを楽しむ方法
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・冬のソロキャンプは装備品がカナメ
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・冬のソロキャンプを暖かく過ごす便利アイテム
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・冬のソロキャンプをするときの注意点
などをくわしく解説しています。冬のアウトドアでは、寒さ対策を重点において暖かく過ごす装備品をしっかり装備することが大切です。自分の選んだ最高のギアを使って冬の自然を満喫すると、楽しい時間を過ごすことができますよ。
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