1.魚探に使える4つのバッテリー
魚探に使えるバッテリーは以下の4つです。
・リチウムイオンバッテリー
・自動車用バッテリー
・ディープサイクルバッテリー
ここでは、上記のバッテリーについて詳しく解説しているのでそれぞれ見ていきましょう。
▷ポータブル電源
魚探バッテリーとしてポータブル電源も使用できます。ポータブル電源とは、電力源がない自然の中でも電力供給が可能な持ち運び式蓄電池です。魚探に限らずスマホの充電やヒーター・電気毛布といった冷暖房の使用など、いつでも好きな場所でさまざまな用途に使えます。
AC電源(コンセント)をはじめUSBやDC(シガーソケット)などのポートを搭載し、複数の家電を同時使用できるのもポイントです。活躍するシーンはアウトドアや車中泊、防災など多岐にわたります。
このように、魚探バッテリー以外にも活用できるポータブル電源を自宅に1台備えておいても損はありません。
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▷リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーは、多くの魚探メーカーから市販されているバッテリーです。他のバッテリーより軽量で持ち運びやすいことや船に積み込む際は、積載重量の心配をする必要はありません。
さらに使用寿命を表すサイクル回数(※)も多いことが特徴です。例えば、鉛電池のサイクル回数が約300~500回程といわれています。
しかしリチウムイオンバッテリーは約4,000回サイクルの使用が可能なので、魚探バッテリーとして長く使用できます。
リチウムイオンバッテリーは、釣り初心者からベテランまで魚探におすすめのバッテリーといえるでしょう。
※サイクル回数:バッテリーを一度充電して放電するまでの回数
▷自動車用バッテリー
自動車バッテリーは魚探バッテリーとして使用可能です。ただし自動車バッテリーは、エンジンのセルを回すために設計されているので、継続的な出力より瞬間的な出力に性能を発揮します。
また放電に強くないため、バッテリーのもちが悪い点がデメリットです。魚探バッテリーとして使えますが、長時間継続的に使用する場合は他のバッテリーを検討した方が良いでしょう。
▷ディープサイクルバッテリー
ディープサイクルバッテリーは、フォークリフトや電動運搬車などの大量に電力を消費する車両・機械に使われており、魚探にも使用されているバッテリーです。釣りをしながら、魚探やその他の電気設備など、継続的に一定の電力供給ができます。
ただし他のバッテリーと比較すると重量があるため、重くて持ち運びが大変なことがデメリットです。
その分、耐久性が高い設計なので、安定して長時間の充放電ができます。高頻度で魚探を使いたい方には、ディープサイクルバッテリーがおすすめです。
2.魚探バッテリーの性能を表す4つの単位
魚探バッテリーの性能を表す単位は以下の4つです。
・V(ボルト)
・A(アンペア)
・Ah(アンペアアワー)
・Wh(ワットアワー)
ここでは、上記の単位について詳しく解説していきます。単位の意味を理解しておけば、購入する際、失敗せずに自分が必要な魚探バッテリーを選べます。しっかり内容を把握しておきましょう。
①:V(ボルト)
V(ボルト)は「電圧」の単位のことです。一般的な魚探バッテリーの電圧は12~24ボルトが使用されています。魚探の電圧とバッテリーの電圧が一致していれば、魚探は正常に動作できます。
電圧は機器本体に記載されているので、数値を確認して購入しましょう。
②:A(アンペア)
A(アンペア)は「電流」の単位のことです。1秒間に電気が流れる量を表しており、例えば1Aは100Wの白熱電球1個分・10Aは1,000W電子レンジを一台分使用できる量です。
またA(アンペア)の数値が多いほど同時に電気機器を使用できますが、バッテリーのA(アンペア)の許容範囲を超えてしまうと、正常に動作できなかったりや故障の原因になったりします。
③:Ah(アンペアアワー)
Ah(アンペアアワー)は、バッテリーの容量を指す単位です。一度に使える電気量と関係しており、Ah(アンペアアワー)の数値が大きいほど一定時間、電気の使用可能です。
またバッテリーの容量によって、蓄える電気の量が決まっています。容量が大きければ大型の魚探を正常に長時間使用できる一方で、容量が小さければ作動時間が短くなります。
そのため釣りで使用する魚探に合わせて、バッテリーのAh(アンペアアワー)を確認してから購入しましょう。
④:Wh(ワットアワー)
Wh(ワットアワー)は、1時間あたり電気機器を使用できる容量の単位です。消費電力を意味する「W(ワット)」に電力を使用する時間「h(アワー)」をかけた数値がWhになります。例えば、100Wの魚探を4時間使用する場合は、最低でも400Whのバッテリーが必要です。
バッテリーを購入する際は、機器本体に記載しているWh(ワットアワー)と魚探や使用する電気機器の消費電力W(ワット)を事前に確認してください。
※WhとAhの違い
「Ah」と「Wh」は、いずれも容量の単位を表しています。しかし両者は下記のとおり明確に異なるものです。
容量の単位 |
意味 |
Ah |
電流と時間の積算値 「〇Aの放電を□時間行える」という意味 |
Wh |
消費電力と時間の積算値 Whを消費電力で割ると使用時間が算出できる |
どちらも容量を表していることに変わりはありませんが、豆知識として押さえておきましょう。また、Ah単位のバッテリーは下記の計算式でWhに直すことが可能です。
AhをWhに変換する方法 |
容量Ah(アンペアアワー)✕電圧(ボルト)※1時間あたりの容量Wh(ワットアワー) |
Whを魚探の消費電力(W)で割れば、何時間動かせるか判断できます。単位がAhだった場合は、Whに変換して考えると良いでしょう。
3.魚探バッテリーを賢く選ぶ3つのコツ
魚探バッテリーを賢く選ぶコツとして以下の3つがあります。
・容量
・重量
・サイズ
コツを把握しておけば魚探バッテリーを導入した時に失敗せずに済むので、内容を参考にして選びましょう。
①:容量
魚探バッテリーを選ぶ際は、容量(Wh)を確認してください。とはいえ、「必要な容量ってどれくらいなの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。魚探バッテリーに必要な容量の数値を知りたい場合は、以下の計算式を使って求めることが可能です。
容量計算方法 |
魚探の消費電力W(ワット)✕使用する時間h(アワー)=1時間あたりの容量Wh(ワットアワー) |
なお、バッテリーの容量表記は「Ah」となっている場合もあります。この場合は下記の計算式で「Wh」に変換しましょう。
AhをWhに変換する方法 |
容量Ah(アンペアアワー)✕電圧(ボルト)※1時間あたりの容量Wh(ワットアワー) |
たとえば容量12Ah・電圧12Vのバッテリーの場合、Whに変換すると144Whです。
魚探に記載されているW(ワット)と釣りで魚探を使用する時間を考慮した上で、必要な容量を搭載しているバッテリーを購入しましょう。
②:重量
重量が軽い魚探バッテリーを選んでください。軽いバッテリーであれば、移動の際は持ち運びが便利で、船の積載量を気にせずに積み込めます。
なかでもリチウムイオンバッテリーは、その他のバッテリーと比較すると軽量に設計されています。釣りを趣味としている女性でも、ラクに持ち運べるリチウムイオンバッテリーがおすすめです。
ちなみにバッテリーの種類によっては、同じ重さでも搭載されている容量や使用できる時間が異なる点も把握しておくと、バッテリー選びに失敗しません。
③:サイズ
魚探バッテリーは、サイズを確認して選んでください。船の大きさにもよりますが、大容量のバッテリーになるとサイズも大きくなって場所を取ってしまい船内が狭くなります。
そのため、自分が必要な容量とサイズを検討した上でバッテリーを購入してください。
なお、リチウムイオンバッテリーが搭載されているポータブル電源はコンパクトサイズに設計されています。収納スペースを取らないので、候補の一つとして挙げておくと良いでしょう。
4.魚探にはリチウムイオンバッテリー搭載のポータブル電源がおすすめ
魚探を導入するなら、リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源がおすすめです。その理由は以下の4つがあります。
・投光器を併用して釣果をアップできる
・寒さ対策やスマホの充電ができる
・軽くて持ち運びやすい
・ソーラーパネルで充電できる
それぞれ具体的に解説しているので、他のバッテリーを選んで損をしないためにもおすすめする理由の内容を把握しておきましょう。
①:投光器を併用して釣果をアップできる
昼間より大物が狙える夜間に釣りをしたい場合は、リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源がおすすめです。
複数の出力ポートを内蔵しており同時に電力供給ができるので、魚探と一緒に投光器も使用できます。夜間に活動する大物を狙って夜釣りをしたい方は、ポータブル電源を導入しましょう。
ただし、地域によっては投光器が使用できないエリアもあります。例を挙げると神奈川県や千葉県では、照明機器の使用は禁止です。そのため投光器を使用する際は、事前に地域の使用許可を確認してください。
参考元:「水産庁公式サイト 都道府県漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法(海面のみ)」より
②:暑さ・寒さ対策やスマホの充電ができる
リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源があれば、寒さ対策に活用できます。冬場は日の沈みが早いことに加えて気温が低くて寒いため、釣り人の数が減る時期です。あえて、このシーズンを狙って釣りをしたい人にポータブル電源の導入をおすすめします。
冬場に釣りをする際、厚着をして寒さを凌いだり、カイロで体温の低下を防いだりといった寒さ対策があります。それに加えて、ポータブル電源を備えておけば電気毛布や電気ストーブなどの暖房器具を使った寒さ対策が可能です。釣り人が少ない冬場のスポットで長時間の釣りができるので、寒い時期にしか釣れない魚を狙えます。
例として寒さ対策を紹介しましたが、もちろん扇風機などを使った暑さ対策も可能。電気式のクーラーボックスを持ち込んで、冷たい飲み物をキープしておく使い方も良いでしょう。
その他にもスマホの充電ができるので、大物を釣った記念に撮った画像をSNSに投稿したい時にバッテリー切れでスマホが使えない心配がありません。
ポータブル電源を備えておけば釣りライフの幅が広がり、楽しい時間が過ごせるので導入を検討してみましょう。
③:軽くて持ち運びやすい
ポータブル電源は軽量のため、移動や船に積み込む時など手軽に持ち運びができます。本体に内蔵されているバッテリーの容量で重さは異なりますが、モデルによっては5㎏以下です。
女性でもラクに持てる重量なので、ポータブル電源を運ぶ際は無駄な労力を必要としません。釣りが趣味の女性にもおすすめのバッテリーです。
「バッテリーが重くて移動が大変なんだよなぁ」と悩んでいる方は、本体が軽量で持ち運びやすいポータブル電源を備えましょう。
④:ソーラーパネルで充電できる
ポータブル電源には、ソーラーパネルがセットになったラインナップもあります。例えば、当社Jackeryの「Jackery Solar Generator」は、ソーラーパネルがセットになっています。
海上で釣りを楽しんでいる途中にポータブル電源がバッテリー切れになっても、ソーラーパネルを使って充電が可能です。加えて「Jackery Solar Generator」は、本体を充電しながら電力の供給ができる「パススルー機能」を搭載しています。そのため、本体の充電と同時に魚探や電気機器の使用が可能。すぐに充電が切れてしまう心配はありません。
長時間の釣りを楽しみたいけど本体のバッテリー切れが不安な方は、万が一の時に備えてソーラーパネルがセットになったポータブル電源を選びましょう。
5.投光器にも使える!魚探バッテリーにおすすめなポータブル電源セット4選
魚探バッテリーをお探しの方は、投光器にも使えるJackeryのポータブル電源・ソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」をおすすめします。全世界で400万台以上が使われており信頼性の高いポータブル電源です。
本体には防水・防塵性能が搭載しているため、船上で魚探バッテリーとしても活用できます。(※ただし接続口は防水ではありません)
・Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
・Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
・Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
・Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
ここでは「Jackery社」のおすすめのポータブル電源セット4選を紹介しています。魚探に使えるバッテリーをお探しの方は、ぜひ「Jackery Solar Generator」を導入して楽しい釣りライフをエンジョイしましょう。
●Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
「Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は容量288Wh・定格出力300Wを内蔵したポータブル電源セットです。魚探はもちろんのこと、300W以内の家電製品も使用できます。例えば、100Wの魚探は約2.8時間の使用が可能です。その他にも、船上で扇風機(60W)を約4.5時間、電子毛布(50W)を約4時間連続稼働できるので、夏場冬場の釣りでも万全の暑さ寒さ対策で釣りを楽しめます。
また防水性能も優れているため、本体が水に濡れても電力供給が可能です。急に天候が悪くなって雨が降ったり、波が高くなったりした場合でも心配いりません。(※ただし接続口は防水ではないため注意が必要)
本体のサイズは約230x155x167mm・重量約3.75kgとコンパクトです。リュックに収まるサイズなので、手軽に持ち運びができます。
「海釣りで水に濡れても大丈夫な魚探バッテリーが欲しい」と考えている方は、コンパクトサイズで防水性に優れた「Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」から始めましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
「Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は、定格出力800W・容量632Whの中容量モデルのポータブル電源セットです。例えば、魚探(100W)を約6.3時間連続稼働できる他、電気毛布(55W)を約8時間、LEDライト(5W)を約50時間使用可能です。冬場の海釣りで寒い時は船内にこもって電気毛布で温まって寒さを凌げます。また夜間はLEDライトで船上を照らせば、スムーズに釣り針に餌付けができるでしょう。
ポータブル電源を長時間使用してバッテリー切れになっても、ソーラーパネルを使えば約4.3時間充電完了(100W×2枚使用時)。パススルー機能も搭載しているので、ポータブル電源を充電しながら魚探やその他の電気機器へ電力供給ができます。
バッテリーはリチウムイオン電池を採用しているため、10年使える長寿命を実現しています。壊れたからといって買い換える際のコストを抑えられるので、余計な出費がかかりません。
「魚探を長時間使用できて寿命が長いバッテリーが欲しい」方は、リチウムイオン電池を内蔵している「Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」を導入しましょう。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
「Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット」は、1,264Whの大容量・2,000Wの定格出力のポータブル電源セットです。自宅にあるほとんどの家電製品への電力供給が可能で、消費電力が大きい魚探も使用可能。100Wの魚探を使用した場合は約12.6時間稼働できるので、長時間の釣りにも対応します。
その他にも、車載用冷蔵庫(60W)を約40時間稼働できます。例えば、釣った魚を船上で捌いて、車載用冷蔵庫でキンキンに冷やしたビールのつまみにすれば新鮮な魚と美味しいお酒が味わえるでしょう。
さらに専用の拡張バッテリーを使って、容量を1,264Whから5,000Whまで拡張可能です。魚探や投光器、それ以外の電気機器へ長時間の電力の供給ができます。夜間の釣りを楽しんだり、時間をかけて大物を狙ったりと釣りライフを楽しめます。
容量が大きい魚探を使って長時間釣りを楽しみたい方は、容量を拡大できる「Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット」を船内に1台準備しておきましょう。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
「Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」は、容量が2,042Whと定格出力3000Wのポータブル電源セットで自宅にあるほぼ全ての家電製品へ電力供給が可能です。100Wの魚探なら約20.4時間使用できます。ほかにも例を挙げると、ブレンダー(300W)約4.7時間、炊飯器(330W)約5.2時間連続稼働。釣りの休憩にブレンダーで作ったフルーツジュースを飲んだり、釣った魚を刺身にして炊飯器で炊いたご飯のおかずにしたりと楽しいひと時が過ごせます。消費電力が大きい高性能の魚探にも電力供給が可能なため、釣りの成果もグンとアップするでしょう。
大容量のポータブル電源ですが、本体に伸縮するハンドルとキャスターが付いているので持ち運びも便利です。船内の他、自分が使いたい所へポータブル電源を持ってどこでもラクラク移動ができます。
釣り以外にも活用できるポータブル電源が欲しい方は、いつでもどこでも電力源になる「Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」を自宅に備えておきましょう。
まとめ
魚探バッテリーをお探しならリチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源を導入することをおすすめします。本体が軽量なので手軽に持ち運びができる便利なバッテリーです。
またポータブル電源を選ぶ際は、記事で紹介したコツを参考にして選べば「思ったものと違う」といった失敗がありません。長時間の釣りにも対応できるように、バッテリー切れの心配がないソーラーパネルがセットのポータブル電源を選ぶと今まで以上に釣りライフを楽しめます。
釣りで成果を出すために魚探とバッテリーの導入を考えている方は「Jackery Solar Generator」から始めてみましょう。
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