バイクツーリングは持ち物を厳選する必要がある
バイクツーリングに行くときの持ち物は何を持っていけば良いのか。日帰りならともかく、ツーリング旅ともなると“必要なもの”もあり迷ってしまうこともあるかと思います。バイクは見た目からわかる通り、あまり荷物を乗せられない乗り物です。よって、バイクツーリングの際は、持ち物を厳選する必要があるのです。まず、バイクツーリングに行くときの荷物についてくわしく解説します。
バイクは荷物を乗せるところが限られている
バイクに荷物を乗せる場合、バイクの後方にあるキャリアに収納アイテムを取り付けるなど工夫をしても、乗せるスペースは限られており、あまり多くの荷物を乗せることはできません。
キャリアからボックスがはみ出して良いサイズも道路交通法によって決まっています。
「キャリアから後方30cm、左右15cm、高さは地面から2mまで」
参照:道路交通法施行令第22条
道路交通法でも規定があるため、バイクが荷物を乗せられるスペースにも限られていることから、荷物は最低限にする必要があるということです。
バイクに荷物を積み過ぎると起こること
バイクはバランス良く荷物を積まないと、走行中にバランスを崩して転倒してしまう危険性があります。また、積み過ぎるのも問題があり注意が必要です。
・バイクの重量が一気に増大し、運動性能が劇的に落ちる
・取り回しが重くなる
・バイクを停車させるときにスタンドがめりこんで転倒する
などの問題が発生する可能性が高くなるため、既定の重さだったとしても自分が扱える重量に抑えておくことが大切です。
バイクツーリングに最適な持ち物[最低限必要なもの]
では、バイクツーリングに行くときの“最低限必要なもの”とは、いったいどんなものなのでしょうか。もし、「三種の神器」としてあげるとすれば、
・「レインウェア」
・「パンク修理剤」
・「カイロ」
の3つではないでしょうか。また、車を運転するときには必ず運転免許証が必要だったり、車に常時携帯している各証明書類と同様に、バイクにも必要となってきます。ここではこれらを合わせて最低限必要なものとして欠かせないアイテムを4つご紹介します。
「レインウェア」
ツーリングとして走る道の多くは山間部が入ることもあって、山の天気は変わりやすいことを考えなければなりません。
もしものときのために、レインウェアはライダーには欠かせないアイテムと言っても良いでしょう。山間部の多い日本ではとくに必需品として考えるべきです。
「パンク修理剤」
バイクツーリングの“お守り”とも言えるものです。道路には様々なものが落ちています。小石程度ならあまり影響ありませんが、小さく尖ったものが落ちていた場合、走行中に気づかないこともあって、タイヤに刺さってしまってパンクして走行不能になってしまうことも。
パンクは市街地でもワインディングでも起こる可能性のあるトラブルなので、対処できるようにしておきましょう。修理剤の中にはチューブタイヤに対応したものもあるので、1本は持っておきたいお守りです。
「バイク運転に必要な証明書類」
バイクの運転に必要な証明書類とすれば、以下のようなものになります。
・運転免許証
・車両証明書&車検証
・自賠責保険省
これらは法令によって義務付けられている持ち物として、必ずバイクを運転するときには持っておく必要のある証明書です。ヘルメットは運転中には身の安全に必要不可欠なものとして着用するようにしましょう。
「使い捨てカイロ」
バイクは風を切って走る乗り物なため、風の冷たさや気温の影響を全身で受けてしまいます。冬場は必需品ですが、ときには夏でも山間部の夜間走行では寒さを感じることがあります。走行中は、停車しているときよりも断然寒さを感じるため、カイロは欠かせないアイテムの1つです。最低2枚は持っておきましょう。
バイクツーリングに持っていくと便利な持ち物[日帰りの場合]
バイクツーリングに出かけるとき、日帰りだと軽装備で出かけられます。中には財布とスマホ、免許証などの証明書のみという強者もいらっしゃるのではないでしょうか。もしものときや、充実したバイクツーリングを満喫するためにも、便利な持ち物を持っておくに越したことはありません。ここでは日帰りのバイクツーリングで持っていく便利アイテムをご紹介します。
「バイク用の地図」
最近ではスマホの地図アプリを利用されている方も多いですが、紙媒体のバイクツーリング用の地図を用意しておくと、いざというとき役に立ちます。ツーリング用の地図は、見開きで見やすくできていて使いやすくなっていますのでおすすめです。
「常備薬」
頭痛薬や胃通薬(整腸剤)など、体調の不具合に対応できる常備薬もいくつか持っておくと安心できます。ドラッグが近くにあれば駆け込めますが、山間部を走行中の場合など、近くに寄れるところがないこともあります。コンビニは医薬品を置けないので、立ち寄っても希望の商品がないことが多いです。いつも飲んでいる薬も含めて、数日分は用意しておきましょう。
「非常食」
ツーリング中にバイクトラブルが起きたとき、救援を待つ間に食べる非常食として、カロリーメイトやウィダーinゼリーなど、軽く口にできるものも持っておくと安心できます。空腹だと余計に不安を増長させてしまう恐れもあります。気がまぎれる時間潰し程度で構いません。ポケットに入るくらいのかさばらないくらいがおすすめです。
「モバイルバッテリー」
バイクツーリング中、スマホは大活躍することでしょう。地図アプリを利用したり、現地で写真を撮ったりと、いろんな場面で使うことが多いです。その分バッテリー消費率も高くなるため、モバイルバッテリーは持っておくと安心できます。
バイクツーリングに持っていくと便利な持ち物[長距離の場合]
バイクツーリングでの一人旅や、ツーリング仲間と一緒に旅行に出かけるとなると、宿泊のための荷物や旅を楽しむための装備が必要となっています。長距離を走る場合の便利な持ち物についておすすめをご紹介します。
「コーヒーセット」
ツーリング中の休憩で、少しバイクを停めて景色を眺めながら暖かいコーヒーを飲むとき、缶コーヒーだとどこか味気ない気がしませんか?現地で自分好みのコーヒーを淹れられると、また違った旅の面白さを感じられるようになります。そんなときに役に立つのがコーヒーセットです。コンパクトに収納できるものもあるので、旅のお供に最適。休憩ポイントでのひとときを充実させてくれるアイテムとしておすすめです。
「最低限の着替え」
宿泊を想定した長距離ツーリングでは、着替えは必須の荷物となります。また、日帰りだったとしても、現地で温泉に浸かって帰る旅としても着替えは必要になります。用意するのは最低限の着替えです。中に着るものとして下着類とトラベルセットくらいを準備しておくと、旅先で見つけた温泉に入って帰るときに便利です。
「スロットルアシスト」
長距離ツーリングで一定速度を巡航するような走りをするときに便利です。高速道路の走行などにおすすめですね。スロットルアシストを装着することで、手を軽く添えておくことで走行可能となり腕の疲れが軽減できます。ただ、まっすぐな道路を長距離巡航する場合の補助パーツなので、くれぐれも事故を起こさないように気を付けましょう。
「ワイヤーロック」
長距離ツーリング時は、旅先での観光を目的としていることも多く、駐車場にバイクを停めて一定時間離れるケースも出てくることが予想されます。比較的治安が良いとされる日本でも、盗難の危険性はゼロではありません。そのための防犯対策は必要です。ポイントは、
・カギを無くしたら困るので、ダイヤル式のワイヤーロックにする
・特殊な工具がないと切れないくらいの太さのワイヤーであること
です。ワイヤーロックをしてあるだけで抑止力にもなるため、バイクから離れるシチュエーションを想定したものを用意しておくことが大切です。
「ポータブル電源」
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、AC100Vの家庭用電源が使用できる電力供給源として、キャンプや車中泊などのアウトドアで活躍の場を広げているアイテムです。特徴的に手軽に持ち運びはできるものの、「大きくて重い」イメージがありますが、
・コンパクトでリュックに入る大きさのものも販売されている
・スマホの充電はもちろん、写真や動画の撮影機材などの充電ができる
など、バイクツーリングでも持ち物として選ばれるようになってきています。モバイルバッテリーよりも容量があるので、長距離ツーリングでの、インカムのバッテリー充電などに使えるアイテムとしてバイクに積み込む方は増えてきています。
関連記事:バイク好きな方にもポータブル電源は役立つ!おすすめ製品5つ
バイクツーリングに「カメレオンクイックベルト |ヨロスト」もおすすめです。
●・ワンタッチで自動巻取!
●・バイクの固定、荷崩れ防止など多様に活躍!!
●・煩わしさからおさらば!これ一本で簡単解決!
バイクツーリング中のトラブル対策に必要な持ち物
バイクツーリング中のトラブル対策を万全にしておきたい方におすすめの必要な持ち物をご紹介します。バイクツーリングでは、トラブルはパンクだけではありません。部品の故障も珍しくないため、バイク好きであれば少々の故障や破損した部品を取り換える知識を持っていることでしょう。そんな方は自力でも何とか帰宅するまで自走可能な応急処置くらいは可能ですよね。そのための工具やパーツも準備しておくことで、安心してツーリングを楽しむことができます。
「車載工具」
バイクの応急処置や簡単な部品の交換は、車載工具セットがあればなんとかなります。コンパクトにまとめられた工具セットを準備している方は少なくありません。簡単なソケッチレンチセットやホームツールセットなど、ある程度一式揃っているものでコンパクトなものを荷物に入れておくことで、応急処置ができて便利です。もし、手持ちの工具で交換が不可能である場合は最寄りのガソリンスタンドに駆け込みましょう。
「予備パーツ」
壊れやすいパーツの予備を持っておくと、走行中の故障に対してすぐに交換することが可能です。壊れやすいパーツとしては、
・ブレーキレバー
・クラッチレバー
・プラグ(ヘッドライトの球など)
・クラッチワイヤー
があげられます。予備パーツとして持っておくのも手です。また、ツーリングに出かける前には壊れやすい箇所は点検しておき、事前に交換しておくことでもトラブルは未然に防ぐことが可能です。
「応急処置ができるもの」
バイクツーリング中の修理で応急処置をする場合は、交換する予備パーツがなくても対応できる持ち物をあるとすれば、
・ロープ
・ビニールテープ
・針金
です。これらがあれば、万が一ペダルやレバーが折れたとしても、自走するくらいの応急措置ができるようになります。何とか帰宅できるまでの間自走が可能なくらいは補修できる装備を持っておけば安心ですね。
小型でもパワフル!Jackeryのおすすめポータブル電源
屋外での利用に長けたJackeryポータブル電源には、小型でもパワフルなものが存在します。Jackeryは世界的にも有名で、累計販売台数300万台以上の実績のあるメーカーです。Jackery製品は、高性能で長寿命、充実したサポートで安心して使って頂ける製品としておすすめです。その中でもバイクの荷物にも入る電源として、おすすめの商品をご紹介します。
Jackery ポータブル電源 300 Plus
Jackery ポータブル電源 300 Plusは288Whの容量があるにも関わらず、コンパクト設計でリュックに入れて持ち歩けるくらいの大きさだから、バイクに十分乗せられるサイズのポータブル電源です。
・このサイズで家庭用電源(AC100V)の出力ポートを1つ持っている
・スマホやタブレットなどの周辺機器を同時に2つまで充電できる
・照明器具としても使えるので、夜間のトラブル時でも対応が可能
など、バイクツーリングのお供に最適な機能を持っています。スマホなら14回、タブレットでも4回フル充電することが可能な容量を持っています。だから、バイクツーリングで一人旅をしたいときにも役に立ってくるアイテムとしておすすめです。
Jackery explorer 100 Plus
Jackeryの中でも一番小さなポータブル電源として、開発された製品です。手のひらサイズでもモバイルバッテリーよりパワフルな容量「128Wh」を持っているため、バイクツーリングで使う周辺機器、スマホもちろん、イヤホンやインカム、写真や動画の撮影機器まで幅広く充電することが可能です。ボディは小さくても、Jackeryの高水準な性能はきちんと詰め込まれています。2000サイクルの充電でも80%以上の品質を保ち続ける長寿など魅力たっぷりなポータブル電源です。
・モバイルバッテリーでは少し心もとないと感じている
・色んな周辺機器(カメラやドローン)を旅先で使いたい
・長期的な旅の記録をYouTubeで配信したい
など、バイクツーリングの楽しみ方を広げてくれる持ち物として、あなたの役に立ってくれるポータブル電源としておすすめです。
まとめ:バイクツーリング中の天候は雨を前提に考えると吉
バイクツーリングの楽しみ方は人それぞれです。旅先での観光や、アウトドアを満喫したくて趣味のバイクで現地までツーリングを楽しむのも良いですね。そんなバイクツーリングのお供になる持ち物。必要なものを今回はいろんなシチュエーションで持ち物をまとめました。
・バイクツーリングに必要な持ち物
・バイクツーリング中の便利アイテム
・バイクツーリング中のトラブル対策に使える持ち物
など、日帰り用と長距離走行を目的としてバイク旅に行くときに便利なアイテムなどを紹介しています。バイクツーリングは外気温や天気が大きく影響する乗り物です。とくに雨天時では雨の冷たさによって体力や体温を奪われてしまう可能性もあるので油断禁物です。この記事でまとめた持ち物が役に立つことがあれば幸いです。
コメント