宮島で紅葉狩りができるスポット7選!見頃やおすすめアイテムも解説
海に立つ鳥居で有名な宮島。別名を嚴島と言い、日本三景の一つとされています。宮島の紅葉は11月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、宮島の歴史的建造物との調和が絶景です。秋の紅葉シーズンは観光客が多く訪れるので、紅葉スポットをいくつかピックアップしていると満喫できるでしょう。
この記事では、宮島で絶景な紅葉が見られるおすすめスポットを紹介します。宮島の紅葉を満喫するためのポイントや持っていくべきアイテムも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
宮島で見られる紅葉の特徴
宮島の紅葉は、毎年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。 宮島の中でも紅葉する時期は異なり、海抜の高い場所や気温の低い北側が早く色づいてきます。例年、最も早く色づき始めるのは、宮島ロープウェイの入口にある橋を登った広場や、藤の棚山の周辺です。
宮島で紅葉する代表的な樹木として、カエデが挙げられます。美しい赤に紅葉するイロハカエデは、紅葉谷に150年ほど前に植えられました。宮島全体で見られるのは、ウリハダカエデです。明るめの赤や黄色が特徴で、秋の宮島を彩っています。
海の上に立つ鳥居で有名な嚴島神社や「日本紅葉の名所100選」にも選出された紅葉谷公園など、「秋の宮島」と称されるほどの紅葉美を満喫できるのが宮島の特徴です。
一度は見たい!宮島のおすすめ紅葉スポット7選
宮島の紅葉を見るために毎年多くの人が訪れます。混雑を避けて紅葉狩りを満喫するために、定番から穴場までおすすめの宮島の紅葉スポットを7つ紹介します。
①紅葉谷公園
宮島で最も有名な紅葉スポットです。イロハカエデ約560本、オオモミジ約100本、ウリハダカエデやヤマモミジ等約40本が植えられており、広大な紅葉美が見られます。
紅葉シーズンである11月が終わる頃には、地面一面には散った紅葉が広がり、赤いじゅうたんのようになります。見頃の時期にはライトアップも開催しており、夜に映える鮮やかな紅葉は一見の価値があるでしょう。
住所 |
広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
https://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_momiji.html |
②大聖院
宮島にある寺院で最も古い「大本山大聖院」。対岸の広島の街並みが一望できるスポットでもあります。境内に植えられた紅葉は赤や黄色に色づき、鮮やかです。
大聖院の紅葉の一番の見どころはライトアップにあります。紅葉の見頃の11月になると境内でライトアップイベントが行われ、昼間とは異なった幻想的な紅葉が見られます。紅葉のみならず、五百羅漢庭園、摩尼殿、遍照窟など大聖院を代表する場所もライトアップされるので、ぜひカメラで撮影しましょう。
住所 |
広島県廿日市市宮島町210大聖院 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
https://daisho-in.com/ |
③奥紅葉谷
紅葉谷公園からロープウェイ乗り場の方に向かって歩いた先にある紅葉谷橋を渡ると、宮島の紅葉スポット「奥紅葉谷公園」があります。公園の奥に進むにつれて人気が少なくなるため、穴場スポットと言えるでしょう。ベンチでゆっくり座って紅葉観賞が楽しめます。
紅葉谷公園の開けた景観とは違った凝縮された宮島の自然を堪能できるので、おすすめです。奥紅葉谷公園の横には川が流れているので、川のせせらぎと紅葉の調和が堪りません。
住所 |
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
https://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_momiji.html |
➃木比屋谷公園
宮島桟橋から徒歩15分の位置にある、知る人ぞ知る隠れ紅葉スポット「木比屋谷公園」。地図上で調べても場所が出てこないので、まさに地元民だけが知る穴場スポットと言えるでしょう。
公園内では赤・緑・黄色の色彩豊かな紅葉が見られます。鹿が時たま現れることでも有名です。紅葉を楽しんでいるようにも見える鹿は可愛らしく、ぜひカメラを持って訪れてみてください。
住所 |
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町10−3 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
なし |
⑤大元公園
宮島桟橋から歩いて約25分、弥山原始林のふもとにある大元公園は、樹齢数百年のモミの木が海岸沿いに植えられている珍しい場所です。厳島八景に数えられるほどの桜の名所である大元公園ですが、宮島の紅葉の名所でもあります。
まるでジブリの世界に迷い込んだような神秘的な雰囲気の中に佇む、美しい紅葉は見ものです。弥山の登山道があるため、登山の途中に立ち寄って森林浴をするのにも絶好の場所と言えるでしょう。
住所 |
〒739-0588廿日市市宮島町大元 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/map/15045.html |
⑥今伊勢神社
宮島桟橋から徒歩5分、要害山のふもとにある今伊勢神社も隠れた紅葉の名所です。今伊勢神社までの階段は100段あるとされ、階段の左右に植えられた色鮮やかな紅葉が見られます。まれに野生の鹿が顔を出すことがあり、紅葉と鹿を一枚の写真に収められます。
100段の階段を上りきったら、ぜひ後ろを振り返ってみてください。美しい紅葉の間から見える海や街並みは絶景です。今伊勢神社では、散った紅葉が地面に落ちているので、歩いているだけで秋を感じられるでしょう。
住所 |
〒739-0511 広島県廿日市市宮島町伊勢町 |
料金 |
無料 |
公式ページ |
https://miya-jima.net/page/280.html |
⑦千畳閣
857畳の畳を敷けることが名前の由来の千畳閣は、世界遺産にも登録されています。豊臣秀吉が建設を命じましたが、秀吉の死により未完成のまま現在に至ります。千畳閣の魅力は、11月下旬に色づく大銀杏です。
黄金色の美しい銀杏が千畳閣から見え、千畳閣の床にも銀杏が反射します。また、境内からは宮島の景色が一望でき、紅葉しているイチョウも見られます。
住所 |
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町1−1 |
料金 |
大人100円 |
公式ページ |
https://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_goju.html |
宮島の紅葉を満喫するための3つの注意点
島中に紅葉スポットが点在する宮島を満喫するためには、見頃の季節に合わせた対策が欠かせません。宮島の紅葉を楽しむための注意点は次の3つです。
●見頃の11月中旬頃に訪れる
宮島の紅葉の見頃は11月中旬から下旬にかけてです。日本全国の場所によっては10月から紅葉シーズンが始まるため、そのつもりで来てしまうと、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
11月からは「紅葉谷公園」や「大聖院」で夜のライトアップも行われています。昼間だけでなく、夜の幻想的な紅葉も見られるのが11月です。ただし、気温によって見頃が前後する可能性もあるので、SNS等で事前に確認すると良いでしょう。
●初冬に備えた服装をしていく
見頃の11月下旬になると10℃前後まで気温が下がります。凍えながら紅葉観賞をする羽目にならないよう、防寒対策を徹底していきましょう。座ってじっと紅葉を見る時間も多くなるので、次のような重ね着をするのがおすすめです。
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・ベースレイヤー:吸湿性の良いウールやポリエステルを使用しているインナー
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・ミドルレイヤー:保温力に長けているニットやパーカーなど
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・アウターレイヤー:防風性に優れたジャケットやダウン
●日没時間を想定したスケジュールを組む
紅葉は昼、夕方、夜で違った美しさが見られるのも魅力です。11月の宮島の日没時間は17時と早めなので、日没時間を考慮した紅葉観賞のスケジュールを組みましょう。
特に11月の紅葉シーズンは全国から観光客が訪れるので、夜の紅葉は日没直後に見て、宮島を離れると公共交通機関の混雑を避けられるでしょう。
紅葉が綺麗なキャンプ場で、たこ焼きを作って食べる!
宮島の紅葉狩りに欠かせないアイテム5選
世界遺産の遺産区域内にある宮島の紅葉狩りを満喫するためには、事前の準備が重要です。11月中旬〜下旬という1年でも限られた期間にしか見れない宮島の紅葉美を堪能するために必要なアイテムを5つ紹介します。
①一眼レフカメラ
宮島の紅葉スポットは、鹿が現れたり、黄金の銀杏が床に反射したりと写真映えします。一眼レフを持っていると、紅葉の美しさを鮮明に残せるのでおすすめです。一眼レフはスマホのカメラと比較して、画質が良く、細かい設定が可能なので表現力に長けています。
一眼レフ初心者でも紅葉を綺麗に取れるおすすめの方法は次のとおりです。
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・PLフィルターを使用する
偏光フィルター(PLフィルター)を使用することで、紅葉に当たる反射光を抑えられます。太陽光に葉が当たって白光りする現象を防げるので、より鮮やかな紅葉本来の色が撮れます。
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・逆光で撮影する
おしゃれな仕上がりにしたい場合は、逆光で撮影するのがおすすめ。特に奥紅葉谷などの紅葉が密集する場所では、隙間から差し込む透過光が味を出してくれます。
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・単焦点レンズで撮影する
ズームができない分、F値が低いため、紅葉を目立たせることができるのが単焦点レンズです。特に一枚の葉を被写体にして、周りをボヤかす写真に向いています。
②雨具
紅葉狩りにおいて雨が心配な方は多いのではないでしょうか。一眼レフを持っている場合、雨に濡れると故障する恐れもあります。特に宮島内での移動は徒歩が多くなるので、折り畳み傘やカッパなどの雨具は必ず準備しましょう。
③レジャーシート
晴れた日の宮島では、レジャーシートを広げて紅葉観賞を満喫しましょう。宮島の紅葉スポットは公園が多く、レジャーシートを持っていれば紅葉を背景にピクニックもできます。
紅葉が見頃を迎える11月の宮島は、1年を通して最も混雑する時期です。そのため、アクセスする手段は車ではなく、電車が良いでしょう。電車で行く場合は、手荷物を軽くしたほうが動きやすいので、コンパクトに収納できるタイプのレジャーシートがおすすめです。
➃カイロ
11月中旬から下旬の宮島の寒さ対策として、カイロがあると便利です。貼らないカイロであればポケットに入れておくことで、いつでも手先を温められます。貼るカイロは、背中や袋萩に貼っておくと、快適に紅葉観賞ができるでしょう。
特に動き回ることが多い宮島内では、カイロが重宝すること間違いなしです。予備として複数枚持っていると安心して紅葉を満喫できます。
⑤ポータブル電源
宮島の紅葉狩りで便利なアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大量の電気をバッテリーに蓄え、電化製品に対して電気を供給できる機器を指します。宮島の紅葉狩りでポータブル電源が活躍するシーンは次のとおりです。
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・宮島の紅葉美を撮影する一眼レフやスマホを常にフル充電にしておける
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・電気毛布や電気ストーブによって、見頃の11月下旬の寒さ対策が万全になる
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・夜のライトアップを見るための夜道を照らすライトになる
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・混み合う11月に宮島に行き、レストランの予約がどこも満席でも、電子レンジや電気ケトルを用いて車内で手軽に調理ができる
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、紅葉観賞を邪魔しない静音設計やハンドルが付いた持ち運びやすさを備えており、紅葉キャンプやドライブにおすすめです。
●紅葉キャンプやドライブにおすすめのポータブル電源一覧
まとめ|寒さ対策を万全に宮島の紅葉を楽しもう
厳島神社の鳥居で有名な宮島には、島の各所に紅葉スポットが点在します。豊臣秀吉に縁のあるスポットや世界遺産に登録されているスポットなど、紅葉好きにはたまらないでしょう。また、宮島の紅葉は11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えるので、寒さ対策が欠かせません。
この記事で紹介した満喫するためのアイテムを準備して、宮島のおすすめの紅葉スポットをぜひ楽しんでください。
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