初心者必見!登山に最低限必要なもの10選
登山に必要なものは、体力の消耗を考慮して選ぶ必要があります。また、忘れ物をしたとしても現地調達はできません。登山に最低限必要なものは、以下のとおりです。
登山靴
山歩きの快適さを左右するアイテムが、登山靴です。登山靴には、長時間歩いても疲れにくくし、足を障害物から守るという役割があります。登山靴を選ぶ際は、以下のようなポイントに気をつけましょう。
・つま先が当たらない
・厚手の靴下を履いて足にフィットする
・日帰り登山にはミドルカット、泊まりの登山にはハイカットを選ぶ
つま先に1〜1.5cm程の余裕があると、痛みを感じずに歩けます。また、足への負担を軽減するために厚手の靴下を履くことが多いので、靴下を履いた状態で試着しましょう。
リュック
登山では長時間リュックを背負うことになります。登山用のリュックは、背負いやすく、長時間背負っても疲れにくい設計がされています。登山用のリュックを選ぶ際は、まずは、必要な容量を決めましょう。
大きければ良いというわけではなく、背負っている日数に見合ったサイズが必要です。また、ウエストベルトやサイドポケット、雨蓋が付いていると、より快適に登山が楽しめます。
レインウェア
登山では、足元がおぼつかない場所を歩くことがあるので、傘を差して片手が塞がるのは危険です。かといって、傘を差さずに雨に打たれていると低体温症になり、下山することにもなりかねません。
防水性に優れたレインウェアがあると、両手が塞がらずに登山を継続できます。また、透湿性が備わったタイプを選ぶことで、汗を外部に放出し、体力が奪われません。
帽子
登山で使用する帽子には、日差しや紫外線から頭を守り、熱中症を予防する役割があります。標高が高くなるほど、日差しや紫外線は強くなるので、帽子は必需品です。
日よけ効果を重視する場合は、ハットタイプを選ぶと良いでしょう。また、コンパクトに折りたためると、リュックのサイドポケットにしまい、必要になった時に取り出せます。
地図
登山ルートを理解し、登山計画を立てるのに役立つ紙の地図。スマホなどの地図アプリを使う方法もありますが、山全体を把握するのには適していません。また、電波が届かない場所では、使用できない恐れもあります。登山地図のおすすめの選び方は、以下のとおりです。
・等高線が書かれている
・トイレの位置が書かれている
・地形に影がついている
等高線が書かれていたり、地形に影がついていたりすることで、山の情報を正確に把握できます。また、トイレの位置も登山ルートを決める上で、重要な要素です。
コンパス
登山中に地図を読むために必要になるコンパス。行き先を把握するために、コンパス単体で使用することはありません。紙の地図とセットで使うことで初めて、現在地が分かり、進路が定まるのです。
登山で使用するコンパスは、フィールドコンパスを選ぶのがおすすめです。地図の縮尺に合わせた目盛りや矢印が付いているので、地図を読むのに役立ちます。
非常食・飲料水
登山では、傾斜を登り続けることになるので、普段のウォーキングとは異なり、体力を消耗しやすいです。こまめに飲料水で水分補給を行うことで、熱中症を予防します。登山で必要な飲料水(ml)は、「体重×行動時間×5ml×70〜80%」に当てはめて用意しましょう。
また、エネルギー消費も激しいので、短時間で補給できる軽食を準備してください。登山用として高カロリーで携帯しやすいタイプも販売されています。宿泊を伴う場合は、さらに宿泊日数に応じた食料も必要です。
ファーストエイドキット
登山中に病気や怪我を負った場合、救助隊を持つ間に応急処置を行う必要があります。応急処置のためのアイテムとして、ファーストエイドキットを備えておきましょう。ファーストエイドキットは、体温が奪われるのを防いだり、症状を緩和させたりする役割があります。
ファーストエイドキットの主な内容は、以下のとおりです。
・エマージェンシーシート
・内服薬
・救急絆創膏
・ワセリン
・滅菌ガーゼ
・ハサミ
・包帯
・綿棒
・消毒薬
何から揃えたら良いか分からない方は、セットになっているタイプがおすすめです。
ヘッドライト
登山中に夜道を照らすのに最適なヘッドライト。遭難した際に自分の居場所を周囲に伝える役割もあります。懐中電灯と比べて、ヘッドライトは両手が空くため、安全に登山ができます。また、日帰り登山においても、計画通りに下山できるとは限りませんので、持参していると安心です。
ヘッドライトの給電方法には、電池式と充電式があります。電池式は、安価で購入できますが、電池が必要になる分重くなります。充電式は、ランニングコストがほとんどかからず、ポータブル電源を持っていると充電切れに困りません。
ポータブル電源
大量の電気をバッテリーに蓄え、登山中にも電化製品に給電できるアイテムがポータブル電源です。登山における以下のような場面で、ポータブル電源は大活躍します。
・気温が低くなる山頂付近で、電気毛布を使って体を暖める
・電気ケトルを使い、温かいスープやコーヒーを作る
・ヘッドライトを充電し、夜の照明を確保する
・緊急時の連絡手段として、スマホの充電をフル充電にしておく
ポータブル電源は、数多くのメーカーから販売されています。荷物がかさばりやすい登山には、業界を牽引するJackeryが販売する「Jackery Explorer 100 Plus」や「Jackery ポータブル電源 300 Plus」がおすすめです。
登山に最適なポータブル電源 |
特徴 |
・定格出力128W、容量99Wh ・手のひらに乗るほどのコンパクトサイズ ・USB出力から同時に3台を稼働させられる |
|
・定格出力300W、容量288Wh ・登山用リュックに入るコンパクトサイズ ・AC出力から幅広い家電が登山中に使える |
登山に必要なものを選ぶ上での3つの注意点
快適な登山にするためには、持ち物の選び方も重要です。登山にそぐわない物を選んでしまうと、必要以上に体力を消耗しかねません。登山に必要なものを選ぶ上での注意点は、以下のとおりです。
服装はレイヤリングで選ぶ
登山の服装を選ぶ際は、レイヤリングに着目しましょう。レイヤリングとは、以下の3層で重ね着することを指します。レイヤリングによって、衣服内の温度を適切に保てるのです。
レイヤリングの層 |
特徴 |
アウターレイヤー |
・最も外側に着用する衣服 ・風や雨、雪から体を守る役割 |
ミドルレイヤー |
・中間に着用する衣服 ・保温性を保ちつつ、ムレを防ぐ役割 |
ベースレイヤー |
・最も内側に着用する衣服 ・汗を素早く吸収する役割 |
コンパクトに収納できる物を選ぶ
登山では荷物を背負ったまま、長時間傾斜を登ることになります。コンパクトに収納できる物を選ぶことで、身軽になり、体力の消費を抑えられます。荷物は極力、最小限に留めることに加えて、コンパクトに折りたためるタイプを選ぶことで、快適な登山が実現できるでしょう。
春夏秋冬で使い分ける
登山に必要なものは、季節に応じて使い分ける必要があります。雨が多くなる夏の初め頃は、耐水圧・透湿性に優れたレインウェアが必要です。
夏真っ只中になると、必要になる水分量が多くなったり、通気性に優れた衣服が必要になったりします。また、冬の山頂は特に冷え込むので、防寒対策が欠かせません。
登山のパッキングで気をつけること5選
必要なものをコンパクトにパッキングする能力は、快適な登山を実現するために重要です。正しいパッキングによって、必要な物を必要な時にすぐに取り出せます。登山のパッキングで気を付けることは、以下のとおりです。
使用頻度の高い物を手前にする
登山の行動中に使用する物は最も上側に、休憩中やテント場で使用する物は下側になるようにしましょう。リュックの位置ごとのおすすめの収納アイテムは以下のとおりです。
リュックの位置 |
持ち物 |
サイドポケット |
軽食、飲料水、スマホ |
雨蓋 |
レインウェア、ヘッドライト |
本体上部 |
食料、ファーストエイドキット |
本体下部 |
着替え、シュラフ、テント |
重い物は背中側にする
最も重い物は、背負った時に背中側にくるようにしましょう。重い物が背中にくることで、体の重心は体寄りになるため、歩きやすくなります。反対に、重い物を体から遠い位置に入れてしまうと、遠心力でリュックに振り回されてしまい、体力を消耗しやすいです。
道具を重ねてコンパクトにする
持っていく道具はできるだけ重ねることで、コンパクトにしましょう。例えば、食器や調理器具は重ねることで、かさを圧縮できます。また、ファーストエイドキットもそれぞれ箱ごと収納するのではなく、必要量だけを重ねて収納することで容量を圧迫しません。
スタッフバッグで小分けにする
登山のパッキングにおいて、「かさばる」「散らかる」「汚れる」を防げるアイテムがスタッフバッグです。スタッフバッグは小分けにできる巾着袋の一種で、細かい道具を種類別にまとめることで、すっきり収納できます。
濡れて困る物はジップロックに入れる
雨が降る中で登山をした場合、リュックの中が濡れる恐れがあります。水に弱い電子機器は、防水性の高いジップロックに入れるのがおすすめです。サイズが豊富な上に、安く購入できるので、登山のパッキングにおける必需品と言えるでしょう。
登山を快適にするための必需品「ポータブル電源」
登山で使用するポータブル電源は、リュックに入りやすいコンパクト設計で、耐震性や複数の保護機能を誇るJackery製がおすすめです。Jackeryは創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した高い信頼性と実績を誇ります。登山に最適な機種は、以下のとおりです。
Jackery Explorer 100 Plus
99Whの容量かつ最大128Wを備えているので、緊急連絡用として必要なスマホを約8回、フル充電できます。サイドポケットに入れて、すぐに取り出せるのも魅力です。
■商品の特徴
・リュックの中で、USB-CやUSB-Aから、同時に3台の電子機器に給電できる
・手のひらサイズで軽量なので、登山リュックの荷物を圧迫しない
・長時間の登山でも安心の6つの保護機能と耐火性、耐衝撃性を備えている
・登山に行く前の8時間でフル充電できる
Jackery ポータブル電源 300 Plus
288Whの容量かつ最大300Wを備えているので、冷え込む山頂付近で電気毛布を4時間稼働させて、寒さ対策が行えます。
■商品の特徴
・AC出力から、幅広い家電を使って気温対策や加熱料理が行える
・リュックに入るコンパクトサイズなので、移動中の邪魔にならない
・リン酸鉄リチウムイオン電池搭載により、10年間も登山やキャンプなどで活躍する
・ChargeShield技術により、登山前の2時間で安全にフル充電できる
・アプリを使って、リュックを開けることなく、遠隔操作できる
登山テント泊なら、Jackery ポータブル電源 1000 Plusもおすすめ
1264Whの大容量と2000Wの定格出力により、寝泊りするテント内で暖房器具を稼働させることで、快適な気温で眠りにつけます。
■商品の特徴
・冷え込む夜の山の中でも、8台の家電を同時に稼働させて寒さ対策が行える
・5kWhまで拡張することで、複数人でのテント泊登山も快適に過ごせる
・合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載しているので、振動や気温の影響を受けやすい登山でも安心して使用できる
・ChargeShield技術により、登山前やテント場での1.7時間でフル充電できる
夏の富士登山で必要なものリスト
真夏に日本最高峰の富士山に登山する場合、万全な準備が欠かせません。一般的に標高が100m上がると、気温は0.6℃下がります。夏といえど、山頂は冷え込むので、防寒対策も必要です。夏の富士山の登山に必要なものを紹介します。
Jackery Explorer 100 Plus
気温の影響を長時間受けやすい富士山の登山では、「Jackery Explorer 100 Plus」を使用することで、標高に応じた気温対策が行えます。主なメリットは、以下のとおりです。
・手のひらサイズで軽量のため、携帯していても体力を奪われない
・麓付近では扇風機を5時間使用でき、山頂付近では電気毛布を4時間使用できる
・UL規格の耐衝性を備えているため、登山中の振動の影響を受けない
折り畳みできるダウン
軽量でコンパクトに折りたためる「ライトダウンジャケット」は、夏の富士山の登山で重宝します。気温が高い麓付近はリュックにしまっていても、軽量なので、移動の邪魔になりません。山頂に近づき気温が下がってくると、ダウンジャケットを取り出し、高い保温力で体を冷えから守ってくれます。
水筒
夏の富士山の登山では、長時間登ることになります。猛暑により喉が乾きやすいので、普段の登山以上の水が必要です。保温力と保冷力に優れたアルミやステンレスの水筒を持っていくことで、夏でも冷たい水で水分補給ができます。
まとめ|登山に必要なものをスマートに収納しよう
登山に必要なものは、登山ならではの登山靴・地図・コンパスや、非常時の飲料水・非常食・ファーストエイドキットなどが挙げられます。使用頻度の高い物が上側にきて、重たい物が背中側にくるようにパッキングすることで、体力の消耗を抑えられるでしょう。
この記事で紹介した登山に必要なものやパッキング術を参考に、快適な登山を実現してみてください。
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