キャンプで電気の力を活用するメリット
自然の中で不便さを楽しむのもキャンプの魅力のひとつですが、ちょっと難しいと感じて抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。「もっと手軽にキャンプを楽しみたい!」と考える方におすすめなのが電気の力を活用してキャンプを楽しむことです。
まずは、電気アイテムを使ったキャンプのメリットについて知っていくために、電気の力を活用するメリットについてくわしく解説します。
メリット1:火を起こす必要がなくなる
美味しいキャンプ飯をつくったり、暖を取るために欠かせない「焚火」は、キャンプの醍醐味のひとつです。しかし、火の番をしなくてはならいこともあり、焚火をすることによって“火を使うリスク”も抱えてしまうことにもなります。電気を利用することで、
・火を使わずともキャンプ飯や暖を取る手段が得られる
・安全にキャンプを楽しめる
・後処理も必要なく片付けが簡単
なこともあり、「火を使うことに抵抗がある」方にも安心してキャンプを楽しむことができます。
メリット2:手軽に準備ができ時間を短縮できる
キャンプでは自分の居住スペースとなるサイトに到着したら、やらなければならないことが多いです。テントの設営や、焚火の準備、薪を拾いに行って火を起こし、キャンプ飯の支度をするなど、「気づくと到着してからかなり時間が経ってしまった」なんてことありませんか?
電気の力を利用すれば、準備時間を短縮させることができます。たとえば、
・焚き火の準備をしなくても済む
・テーブルとイス、電気アイテムを設置すれば、キャンプ飯をすぐに作り出せる
など、手間を省くことができるのは、電気を利用する大きなメリットです。自分の時間を増やすことができるので、今までのキャンプでやりたかったことに時間が作れるのは大きな魅力です。
メリット3:気温対策を簡略化でき万全な対策が可能
気温対策である寒さや暑さへの対応は、厳しい自然の中で自分だけの時間を過ごすために必要なことです。その気温対策も、電気アイテムを使えば簡単に可能です。
・寒さ対策:電気毛布や電気カーペットなどを利用しスイッチ一つで簡単に対処できる
・暑さ対策:扇風機やスポットクーラーなどを利用できる
暑さや寒さを直に受けるキャンプは、気温の影響をかなり受けてしまいます。しっかり対策をしておかなければなりません。電気アイテムを使えれば、手軽に寒さや暑さに対策が取れるので、キャンプをより楽しむことができるようになります。
手軽にキャンプを楽しめるので初心者には最適
焚き火をするための火起こしや、薪拾い、自分の心地よい空間をつくりだすための設営にはある程度キャンプの経験がないと、難しい部分もでてきます。その点、電気アイテムを使えば電気の力で補えるため、手軽にキャンプの醍醐味を味わうことができます。
「キャンプの面白さを初心者でも手軽に味わいたい」
「キャンプは難易度が少し高くて興味はあるけど今一歩を踏み出せていない」
方には、手軽にキャンプを楽しめるので、初心者の方におすすめの方法と言えるでしょう。
キャンプで電気を使うために必要な「ポータブル電源」
キャンプで電気アイテムを使うには、屋外で利用できる電力供給源が必要です。その電力供給源となるのがポータブル電源です。モバイルバッテリーよりも容量が大きく、家庭用コンセント(AC100V)で動く家電が屋外で使用できるのが大きな特徴です。
ここではキャンプにポータブル電源を使うことの利便性についてくわしく解説します。
静音性に優れ手軽に持ち運べるのでキャンプに最適
電力供給源と言えば「発電機」を思い浮かべる方は少なくないでしょう。しかし、発電機は別途燃料が必要で、音もうるさくてキャンプでは騒音問題に発展しかねないためおすすめしません。ポータブル電源ならば、
・静音性に優れていて、ほかの利用者が居ても始動音が気にならない
・事前に充電しておけば、燃料を必要としない
・発電機よりも軽くコンパクトで持ち運びに適している
こともあり、キャンプで使用する電力供給源としてポータブル電源は最適です。
容量次第で様々な家電製品が使えて便利
ポータブル電源には、各製品によって容量が決まっていて、使える家電製品が異なります。
だから、製品が持つ容量によっては使える家電製品に制限されてしまいます。
大きい容量の製品をキャンプに持っていけば、ほぼ全ての家電製品がキャンプで使えるようにもなるので、まるで自宅に居るかのようにキャンプ地で充実した時間を過ごせるようになるのも夢ではありません。
夏以外のキャンプにも柔軟に対応できる
キャンプと言えば夏を思い浮かべる方はいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、最近では冬などのキャンプに適さないと思われる季節でも、手軽にキャンプを楽しめるようになりました。それを可能にしたのも、キャンプにポータブル電源が使われるようになったことが大きいでしょう。
・寒さ対策を電気アイテムで手軽にできる
・準備時間が短縮できることで、厳しい環境下でも設営に手間がかからない
この2つが主な理由です。また違った冬キャンプの良さも味わうことができるようになったことで、季節を問わず手軽にキャンプが楽しめるようになったのは嬉しいですね。
ポータブル電源を利用する際の注意点
キャンプでポータブル電源を利用するときの注意点は、以下の通りです。
・使用したい機器が動くポータブル電源を選ぶ
・水への耐性がないため雨天時は濡れないように気を付ける
・使用する場所の気温に注意し、「寒さ」・「暑さ」に気を配る
ポータブル電源の容量は「Wh」で記されています。もし、電気ケトルをキャンプで使いたいならば、電気ケトルの消費電力(約600W)を動かせるもの。定格出力が600W以上ある製品を選ばなくてはいけません。あとは、電気ケトルをどれくらいの時間利用するかでポータブル電源の必要な容量がきまってくるでしょう。
「電気アイテムの消費電力(W)×使用時間(H)=ポータブル電源の容量(Wh)」
また、「寒さ」・「暑さ」に弱い特徴もあるため、寒すぎたりすると動作不良を引き起こす可能性もあり注意が必要です。
関連人気記事:ポータブル電源はキャンプでどんな使い方ができるのか?
キャンプ場にある電源サイトを使うのもアリ!
ポータブル電源を持っていない方は、キャンプ場にある“電源サイト”を利用することで、電気が使えるようになります。ここでは電源サイトってどんなサイトなのかくわしく解説します。
電源サイトとはキャンプ場に家庭用電源が設置された専用サイト
電源サイトとは、サイト内に屋外用コンセントが設けられた専用サイトのことです。キャンプ場によって1000W~1500Wの家庭用コンセントが設置されており、雨天時でも使用可能。
使用できる口数と容量があるので、超えないように使用しましょう。ポータブル電源との違いで言えば、
・チェックアウトするまでなら利用時間に制限なく利用できる
・気温や天候に気を配らずに使用できる
ことです。たとえば、冬のキャンプでテント内でコタツや電気毛布を長時間利用しても、容量を気にせずに利用できるのはとても魅力的です。
電源サイトを利用するあたって必要になるもの
電源サイトを利用する際に必要なものがあります。それは、屋外用の延長コード(最低5mは必要)です。設置されている屋外用電源からテントまで、延長コードで引っ張ってこなければなりません。サイトの広さやテントの位置などを考慮すると、余裕を見て10mくらいはあった方が良いでしょう。
キャンプ場によっては延長コードをレンタルできるところもあるので、忘れた場合や持ち合わせがないとき、用意した延長コードが短いと感じたときは、レンタルするのも良いですね。
電源サイト利用するときの注意点
電源サイトを利用するうえでも注意点はあるので、利用する前にチェックしておきましょう。
・利用する家電製品の消費電力に気を付けよう
・夜間トイレに行くときに延長コードを引っかけないように引き方を考えよう
電源サイトに設置されている屋外用電源は、1000W~1500Wの容量制限があります。だから、キャンプ時に使用する家電製品を複数利用する場合は、この容量を超えないよう注意が必要です。また、延長コードの引き方にも注意し、テントから出入りする付近を避けてコードを引いて、夜間の暗がりで延長コードに足を引っかけて転ばないように気を付けましょう。
キャンプで便利に使える電気製品5選
キャンプで利用すると便利な電気製品をご紹介します。自然と向き合い不便さを楽しむのが本来のキャンプですが、電気の力を利用して手軽に自然と共存を楽しむのもキャンプの楽しみ方ではないでしょうか。
LEDランタン
ガスやオイルなどの燃料系を使うのに不安を感じる方におすすめなのが、LEDランタンです。充電式、乾電池式など様々な種類があり、明るさも調節できなど多機能なランタンもあります。
・コストがかからない
・長時間使用できる
・火を使わず安全に使用できる
などのメリットもあり、使いやすくおすすめです。その中でもおすすめなのが、「Jackery LEDランタン」です。
〇充電式でモバイルバッテリーとしても利用可能
〇明るさを調節可能で最大280ルーメンの明るさで周囲を照らしてくれる
〇防水規格IPX4に適合
〇自立式のランタンでアウトドアの雰囲気を向上させてくれるデザイン
など、あなたのキャンプライフにしっくりくるデザインと使いやすさでご利用いただけます。
ホットプレート
電源サイトを利用するにあたって、定格出力の高い家電製品が長時間利用できるのはとてもありがたいです。ホットプレートはかなり消費電力が高いので、なかなかポータブル電源では動かすのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
ホットプレートはキャンプ飯のレベルアップに最適な家電製品です。手軽に使用できのにレパートリーも増えるので、おすすめの家電製品です。
電気毛布
極寒の中でもキャンプでも、暖かい寝床で眠ることのできる超便利家電製品としておすすめなのが電気毛布です。冷たくなっている寝袋を温めてくれて、寝ている間も寒さを感じずに快眠できます。
とくに、冷え症の方は手足が冷えてしまうとなかなか寝付けないことがあるかと思います。外気温の影響にさらされるテント内での就寝に、寒さを防ぎ暖かく眠れる便利アイテムです。
電気炊飯器
手軽にお米を炊くことのできる電気炊飯器は、キャンプのときに食べるご飯をつくるのに役立ってくれる便利アイテムです。電気炊飯器があれば、調理の片手間で簡単にご飯が炊けます。お米を炊くには時間がかかってしまいますよね。火にかける場所にも限りがあるキャンプでは、調理に時間がかかる分電気炊飯器があると食事をするまでの調理時間を短縮できて便利です。
扇風機(サーキュレーター)
夏の暑さ対策や、虫を寄せ付けないためにも扇風機は夏場のキャンプに大活躍する便利アイテムです。夏のキャンプでネックなのは「虫(蚊・ハエ)」と「暑さ」ではないでしょうか。スキンガードなどの虫予防をしていても、調理をしていると蚊やハエが寄ってきてしまいます。
扇風機やサーキュレーターで“風の壁”をつくっておけば、風に飛ばされて虫が寄ってくるのを防げるので、夏キャンプの便利アイテムとしておすすめです。
キャンプに大活躍!Jackeryポータブル電源4選
キャンプに電気機器を持ち込み、手軽にキャンプを味わいたい方には、その電力を賄えるポータブル電源が必要です。ポータブル電源は高価な装備品でもあるため、一度購入すれば長く使いたいですよね。
・長期保証が付いていて、修理&回収サービスなどアフターケアが充実
・リン酸鉄リチウムイオン電池採用で長寿命だから、1度購入すれば約10年以上使える
・電気用品安全法(PSE)の適合検査に合格
Jackery製品ならアウトドア向けに設計された製品なので、キャンプ・車中泊で安心・安全にご利用いただけます。あなたのアウトドアライフに役立つJackery製品をご紹介しますので、ぜひ参考にして検討してみてください。
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
静音レベルは約30dB以下と、キャンプに利用しても周囲の迷惑になることもなく、消費電力の高い機器の利用でも十分な容量を持った製品です。ここまで容量が大きいと、重量も27.9kgと重く感じてしまうかもしれません。しかし、キャリーケースのようにキャスター付きで引いて持ち運びができるので、安心してキャンプに持ち込むことのできる仕様になっています。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
手に持って持ち運びができる大容量のポータブル電源。真夏でも安心してキャンプで使えるよう45℃の環境下でも効率的かつ安全に電力供給ができる温度耐性があります。AC100Vの出力ポートも3つあり、IH調理器や照明器具、電気ケトルなども同時に使えるため、火を使わずに安全にキャンプ飯を堪能できるポータブル電源です。
Jackery ポータブル電源 600 Plus
女性の一人キャンプに最適な中容量サイズ。定格出力が800Wになったことで、より大きな消費電力の電気機器に対応可能になっています。電気ケトルや電気ストーブも使えるように改善され、キャンプ飯をより楽しめるようになった女性におすすめのポータブル電源です。
Jackeryポータブル電源 300 Plus
キャンプに焚火は外せない。ただ、スマホの充電やキャンプでパソコンやドローンなどの電気機器も使いたいけどモバイルバッテリーだけでは物足りなさを感じてしまう方におすすめなのが小型のポータブル電源です。300Plusであれば、AC100Vも使えるのでちょっとした電気機器の充電にも対応可能です。
まとめ:手軽にキャンプを楽しみたいなら電気を活用
キャンプをより快適で手軽に楽しみたい方におすすめするのは、電気の力を利用すること。今回の記事ではキャンプライフに電気を取り入れることの利便性についてくわしくまとめました。
・キャンプで電気の力を活用するメリット
・キャンプで電気を使うために必要な「ポータブル電源」
・キャンプ場にある電源サイトを使うのもアリ
・キャンプで便利に使える電機製品5選
など、キャンプライフに電気の力を活用することで得られる利便性や使える電気製品をご紹介しています。
キャンプに快適さを求めるのならば、電気の力を取り入れるのが一番です。電気を活用すれば、まるで自宅で過ごしているようにキャンプを楽しむことができます。初心者の方や、快適さを求める方におすすめのキャンプライフとして、不便さを感じて改善したい方は電気の導入を一度検討されてみてはいかがでしょうか。
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