目的によって楽しもう キャンプ色々
近年、アウトドアブームでキャンプを楽しむ人が増えています。
それに連れて各地でキャンプ場が整備され、季節によっては予約を取ることが困難な場合がある程、キャンプは人気を博しています。
自然の中で家族や友人達と共に過ごすのは、日常とは違った新しい経験を味わうことが出来ます。
それは私達の心を豊かにし、また自然をより愛する気持ちも育くんでくれます。
最近ではキャンプの種類も増え、私達はキャンプを益々有意義に楽しむことが出来るようになりました。
では、キャンプの種類を、その目的と共に見ていきましょう。
・デイキャンプ
デイキャンプとは、宿泊を伴わない「日帰りキャンプ」のことです。
家族や友達と行うバーベキューや自然の中で過ごすピクニック等もデイキャンプです。
宿泊の準備が要らないので、キャンプ初心者や小さなお子さんがいる家庭にお薦めのキャンプです。
デイキャンプを楽しむには、まずその目的を決めると良いでしょう。
例えばスポーツをメインとするなら、広いグラウンドがあるキャンプ場ではサッカーやバドミントン等を楽しめますし、自転車のレンタルがあるキャンプ場ではサイクリングが出来ます。
料理がメインなら、料理関係のツールと椅子やテーブル、そして食材を揃えましょう。
コンロを持っていれば、キャンプ場でなくても川辺や海で料理が楽しめます。
料理をメインとするなら、ウエットティッシュとゴミ袋は必須アイテム。
ゴミは、ゴミを捨てる場所があるキャンプ場以外は、総てのキャンプで必ず持って帰りましょう。
日帰りのデイキャンプでも、川遊び、バーベキュー、草原で遊ぶ、山間で読書・・・と日の光の下、自然の中で過ごす楽しさは充分に味わえます。
・ファミリーキャンプ
通称「ファミキャン」は、文字通り家族で行うキャンプのことです。
家族には最も一般的なキャンプスタイルで、家族揃って車でキャンプ場へ行き、遊んだり火を熾して料理を作って食べたりします。
夜はみんなで協力して張ったテントの中で家族揃って寝ます。
ファミリーキャンプでは、子供の生活スタイルに合わせたスケジュールを立てましょう。また、食事内容も子供が普段食べている物を入れるようにすると、子供が身体を壊すこともなく、またキャンプに慣れるのが早いです。
もちろん、日帰りのデイキャンプもファミリーキャンプに含まれます。
子供は外が好きなのでファミリーキャンプが好きになり、自然の中で過ごすうちに健康な身体に育って行きます。さらに火熾し、料理、片付けを自然に覚えますし、協力することも身に付いていきます。
また、キャンプ用のテントをはじめ、テーブルやチェア、バーベキューセット等が色やデザイン豊富に売られているので、それらを揃えていくのもキャンプの楽しみの1つです。
色を統一したり、キャンプ用のお洒落な食器を見つけたり、とお子さんも一緒になって準備から家族で1つになれます。
・ソロキャンプ
こちらは1人で行うキャンプです。
1人でテントを張り、食事も宿泊も1人で行うものです。
キャンプ場で何をするかも自由ですし、1人の時間を楽しむ、という目的でも行われます。
焚火の炎をただ眺めるだけでも、日頃のストレスを忘れることが出来ます。
日本では、ファミリーキャンプを行っていた家族のお子さん達が成長した後、父親や母親がソロキャンプを楽しむようになることが多いです。
その頃には両親もキャンプの準備はもちろん、その楽しみ方を熟知しているので、充実したキャンプの時間を過ごすことが出来るようです。
・グループキャンプ
一般的なキャンプの形で、多くの人達が楽しんでいるキャンプです。
複数の人数で行うキャンプのことで、デイキャンプも宿泊を伴うキャンプも指します。
友達同士や会社のオリエンテーリング等で、野外で料理をしたりお酒を飲んだりして楽しむことが多いです。
バーベキューはコンロがあれば、網に食材を置いて焼くだけなので手間もかからず、誰でも楽しめる人気のスタイルです。
グループキャンプでは初めて会った人同士でも、自然の中で一緒に作業をしたりゲームをしたりするうちに、いつの間にか遠慮や隔てがなくなり仲良くなっています。
そんな特性を活かして、様々な機会に利用されたり行われたりしています。
・ツーリングキャンプ
主にバイクでツーリングしながらキャンプを行うスタイルを指します。
一人でも複数人でも行います。
車と違って荷物を最小限に減らしてコンパクトにしなければなりませんが、バイク好きの人にはツーリングとキャンプが両方楽しめる魅力的です。
以前は主に男性が行っていましたが、現在では女性も楽しむようになっています。
自然の中を疾走し、疲れたところでまた自然の中で休んだり食事を作ったり、といったツーリングキャンプは、ワイルドさを求める人にピッタリなキャンプスタイルと言えるでしょう。
バイク以外に、自転車や川をカヌーで下りながらのキャンプもツーリングキャンプに含まれます。
・オートキャンプ
車でキャンプ場まで行くことが出来、車のそばにテントを張るタイプのキャンプです。
荷物を駐車場からキャンプ場まで運ぶ手間がないので、お子さんのいる家族にも人気です。
また、その時々に必要なツールを、すぐ車から取り出せるのも便利な点です。
車なので、荷物を沢山詰めるのもメリットです。
テントを設営せず、車中泊も出来ます。
オートキャンプも初心者にお薦めのキャンプです。
キャンピングカーやキャンピングトレーラー等、宿泊出来る車でのキャンプもオートキャンプに含まれます。
・グランピング
近年最も注目されているのが、このグランピングです。
語源は「グラマラス(優雅な、豪華な)」と「キャンピング」を合わせた造語で、贅沢に自然を満喫することが出来るキャンプ、という意味です。
グランピングはその名の通り、高級ホテル並みの設備を備えた立派なテントの中で過ごすキャンプスタイルです。
ですから、自分でテントやその他のツールを揃える必要がなく、キャンプをしたいと思ったら、キャンプ場を予約するだけでOKというものです。
食事も自分達で作る必要はありません。
欧米では定着したスタイルで、自然の中でも、あくまで不自由なく快適に過ごすことを目的としています。
中には、テントの中にバスルームがあったり、ジビエ料理やオーガニック料理が出されたり、中には隣接するホテルで食事を取るパターンもあります。
また、グランピングの宿泊はホテルのエアコン付きの部屋、というパターンが多いので、赤ちゃんがいるファミリーでも安心して利用出来ます。
あくまで自然の中で過ごすことが目的であるキャンプなので、世界には広大な砂漠や熱帯雨林にもグランピングはあります。
日本では現在、各地にグランピングが作られています。
中にはビルの屋上を使ったグランピングもあり、都会から近い、または都会でもキャンプを体験出来るようになりました。
これからいろいろなアイデアが生み出され、益々魅力的なグランピングが提案されると思われます。
・ティピースタイル
アメリカインディアンが使っていた三角錐の形をしたテントを見たことがありませんか。
この形のテントを使用したキャンプをティピーと言います。
中は1本のポールしかありませんが、負荷を分散させる構造なので、強風や悪天候でも安心です。
更に、中央が高くなっているので、普通のテントでは腰を痛めてしまう高身長の人にも快適なので人気があります。
このテントは組み立てが簡単な上、美しい形がインスタ映えするので、女性にも人気があります。
また、比較的軽量なのでツーリングキャンプにもよく利用されています。
ティピーには、内部で火を焚いて料理が出来る大型のタイプもあります。
また、ティピー専用のキャンプ場もあり、三角錐型のテントが並んでいる様を見るのも可愛いですし、ティピーファンとの交流も楽しいものです。
・サファリテントスタイル
テントの中にベッドやテーブルを設置したりと、屋外のテントなのに自分の部屋にいるような、居住性を持った大型のテントでのキャンプです。
外見こそキャンバス地ですが、グランピングに近い贅沢なキャンプスタイルと言えるでしょう。
自然の中のワイルドさをなくし、家族はもちろん、女子会を楽しんだり、リゾート気分を味わえたりするスタイルです。
グランピングと違うのは、テントの中で食事をしたり、宿泊をする点です。
1つのテントの中で過ごすことで、家族でも友人同士でも、より親しみが増し、快適な時間を過ごすことが出来ます。
・ツリーハウススタイル
ツリーハウスとは、生きた木を土台として、そこに作られた小屋ことを指します。
海外の物語で見るツリーハウスや、日本では鬼太郎の家と言えばわかりやすいでしょうか。
地面にテントを張るのではなく、木の上でキャンプを楽しむスタイルは、誰でも一度は憧れたものではないでしょうか。
また、ツリーハウスは独自のデザインで建てられているので、自然と一体化している上に遊び心いっぱい。
ツリーハウスに上る階段にまで工夫が凝らされおり、お子さん達には大人気です。
キッチン、ベッド、テーブルといった家具も付いていますし、電気や照明付きの所が多いので夜でも安心です。
・ガーデンキャンプ
これは、自宅の庭でキャンプツールを使って行うキャンプです。
お子さんが小さい頃には、キャンプの練習として適しています。
テントは小型で、広げるだけで張れるタイプのものが使われることが多いです。
この他はお好みのツールを揃えるだけですが、やはりコンロでバーベキューをする家族が多いようです。しかし、中にはピザ窯を庭に設置する、といったように徐々に本格的にガーデンキャンプを楽しむ人もいます。
ところで、災害が多発する近年では、ガーデンキャンプは防災訓練になるとの声が上がっています。
災害時は電気やガス、水道も止まってしまいます。そんな時、自宅で火を熾して自炊が出来れば、それだけ生き抜く可能性も高くなります。
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・まとめ
いかがでしたか。キャンプにもたくさんの種類があり、目的やキャンプを楽しむ相手によって、どのキャンプを選ぶか、それも楽しみの1つになりますね。また、キャンプは協調性や助け合いの心を育て、災害時にも役立ちます。大袈裟なツールを揃える必要はありません。まず、簡単なキャンプから始めてみませんか。
参考になるサイト:
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