自転車キャンプの魅力
これまで電車や車を使ってキャンプ場に向かっていた方は、移動手段を自転車に変えることで、違った魅力に気付くことになるでしょう。より自由にキャンプが楽しみたい方にとって、自転車キャンプは最適な選択肢です。自転車キャンプの魅力を紹介します。
・軽装備で楽しめる
・道中でも自然を感じられる
・自分の力でキャンプ場まで向かえる
・駐車場がない場所にも立ち寄れる
・交通渋滞にハマる心配がない
自転車を運転しながら背負ったり、荷台に載せたりできる荷物の量は制限されます。結果的に荷物は最小限になるので、身軽にキャンプが楽しめるのが大きな魅力です。大きなテントやタープなどは現地でレンタルすることで、さらに気軽に楽しめます。
また、自転車キャンプでは、道中も楽しいです。気になるお店をゆっくり見たり、自然の空気を感じたりしながら、キャンプ場に向かえます。他の動力に頼らず、自分の足で漕いで行くので、頑張った分の楽しさが待っていることでしょう。
駐車場の有無に依存せず、交通渋滞も無関係なので、より自由度の高いキャンプが、自転車キャンプなのです。
自転車キャンプの愛車におすすめの種類3選
自転車キャンプにおける自転車選びは、快適性を左右する重要な要素です。自転車によって、価格や走行性能、積載スペックが異なります。自転車キャンプの愛車におすすめの種類は、以下のとおりです。
ロードバイク
タイヤが細く、車体が軽い自転車です。競技用の自転車なので、スピードを出してキャンプ場への移動時間を短縮できます。ただし、タイヤの耐久性が低く、悪路を走ってしまうとパンクする恐れがあります。フレーム次第では、キャリアを付けられない場合があるので、注意してください。
価格 |
10万円~ |
積載スペック |
△ |
メリット |
・車体が軽量 ・スピードを出せる |
デメリット |
・積載スペックが劣る ・悪路に弱い |
マウンテンバイク
山道や砂利道などの悪路にも強い、太いタイヤを備えた自転車です。地面からの衝撃を吸収するサスペンションが搭載されたタイプを選ぶことで、快適な乗り心地が実現します。ただし、耐久性がある分、重量もあるので、上り坂には不向きです。
価格 |
5万円〜 |
積載スペック |
△ |
メリット |
・山道や砂利道などの悪路に強い ・フレームの耐久性が強い |
デメリット |
・重量がある ・上り坂が辛い |
クロスバイク
マウンテンバイクの耐久性とロードバイクのスピード感を兼ね備えた自転車です。お手頃価格で購入できるので、自転車キャンプ初心者にもぴったりの自転車と言えるでしょう。ほとんどの場合にキャリアが付けられるので、キャンプギアを多く載せられます。
価格 |
5万~ |
積載スペック |
〇 |
メリット |
・お手頃価格で購入できる ・バランスが良い |
デメリット |
・マウンテンバイクよりは耐久性に劣る ・ロードバイクよりはスピードが出ない |
初心者必見!自転車キャンプに必要な持ち物10選
自転車キャンプには、最低限のキャンプギアに加えて、自転車に関するアイテムが必要です。また、雨や暗闇といった環境の変化にも対応できる必要があります。自転車キャンプに必要な持ち物は、以下のとおりです。
テント
居住空間を作り出すテントは、泊まりを伴うキャンプには欠かせません。テントはサイズが大きくなりがちなので、2㎏以下の商品から選ぶのがおすすめです。自転車キャンプ用のバッグの中に余裕を持って入るサイズを選びましょう。
また、自転車キャンプの「手軽さ」という魅力を損ねないよう、簡単に設営できる自立式が重宝します。非自立式は、ペグを必要としますので、初心者には不向きです。2人用のテントを選ぶことで、ソロキャンプの時は広々と快適に過ごせます。
マット
自転車キャンプでは、できるだけ荷物を削減したいですが、マットを持っていかなければ後悔することになるでしょう。自転車キャンプでは、予想以上に疲労が溜まります。
マットを使用せずに、テントの床に直で敷いたシュラフで寝た場合、地面の凹凸や温度の影響を直接受けてしまい、疲れを翌日に持ち越すことになります。自転車キャンプにおすすめのマットの種類と特徴は、以下のとおりです。
価格 |
特徴 |
ウレタンマット |
・安価で購入できる ・軽いので、移動で体力を奪われない ・かさばるので、取り付ける工夫が必要 |
エアーマット |
・コンパクトで収納しやすい ・クッション性が強い ・空気が抜けると使用できない |
自転車用ライト
自転車で公道を走る場合、自転車用ライトの装着が義務付けられています。自転車の前方部分に取り付けるフロントライトには、最低400lm以上の明るさが必要です。キャンプ場の周辺に街灯が少ない場合は、1000lm以上あると安心でしょう。
後方部分に取り付けるテールライトも、夜間に車や歩行者に気付いてもらうために必要です。テールライトは、赤色か橙色の光を放ち、明るさが10〜15lm程度のものを選ぶと良いでしょう。また、充電式のライトには、長時間点灯できたり、キャンプ場でポータブル電源から充電できたりといったメリットがあります。
レインウェア
雨の日でも安全に走行するためには、レインウェアが必要です。レインウェアには、セパレートタイプとポンチョタイプがあります。自転車キャンプは、長時間の走行が予想されるため、ペダルを漕ぎやすいセパレートタイプがおすすめです。
それ以外にも、以下のようなポイントを抑えて、レインウェアを選びましょう
・耐水圧が10,000mm以上
・透湿性が5,000g以上
・視界を遮らない透明のフード
バックパック
自転車にバッグを装着するバイクパッキングには、バックパックが最適です。バックパックは、機能性に優れた大型のリュックを差します。自転車キャンプにバックパックを使う主なメリットは、以下のとおりです。
・大容量のキャンプギアを載せられる
・キャリアを装着する必要がない
・ポケットが多く、小物を取り出しやすい
バックパックの容量は、30L〜45Lを目安にしましょう。外付けできるバックパックを選ぶと、かさばるマットを括りつけられます。
サイドバッグ
自転車に装着することで、身軽に走行できるようになるバッグが、サイドバッグです。体に触れないので、蒸し暑い夏の自転車キャンプでも重宝します。ベルトで取り付けるタイプは、自転車に頑丈に固定できるので、長時間走行する自転車キャンプにおすすめです。
防水性の高いPVCやエナメル、撥水加工がされたポリエステルなどの素材を選ぶことで、雨天時も浸水の心配がいりません。スマホやカメラなどの電子機器を入れる場合は、衝撃を吸収してくれる機能が備わったタイプを選びましょう。
充電器
自転車キャンプでは、ナビ代わりになるスマホやカメラ、自転車用ライトなど、充電する機器が多いです。そのため、充電器は忘れずに持っていきましょう。道中のコンセントがあるスポットや、ポータブル電源があるとキャンプ場でも充電できます。
空気入れ
自転車で走行するなら、必ず空気入れを用意しましょう。キャンプ場への道中でタイヤの空気がなくなると、キャンプどころではなくなってしまう恐れがあります。自転車キャンプに最適な空気入れの選び方は、以下のとおりです。
・100g以下の軽量ポンプ
・フレームに装着できる
・空気圧計が付属している
急なパンクに備えるためには、1回の使い切りのCO2インフレーターもおすすめです。ポンプの出し入れが不要なので、素早く空気を入れられます。
修理キット
自転車が道中でパンクした時のために、修理キットも必要です。アクセスの不便なキャンプ場に自転車で向かっている場合、途中でパンクしたとしても、すぐには修理できない可能性があります。自転車のパンク修理キットは、100円ショップでも販売しているので、ぜひ探してみてください。
ポータブル電源
自転車キャンプで使用する電子機器に、いつでもどこでも給電できるアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、モバイルバッテリー以上の大量の電気を蓄え、複数台の電子機器に給電できる機器を指します。ポータブル電源が自転車キャンプにあるメリットは、以下のとおりです。
・自転車用ライトをキャンプ場や走行中に充電できる
・ナビ代わりになるスマホを、チェックアウトの前にフル充電にしておける
・電気毛布や小型扇風機を使用して、気温に左右されずに快適に過ごせる
・電気ケトルを使用して、簡単な加熱調理が行える
自転車キャンプで使用するポータブル電源は、軽量かつコンパクトな設計がされたポータブル電源も販売するJackery製がおすすめです。Jackery製は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇ります。Jackeryの自転車キャンプに最適な機種は、以下のとおりです。
Jackery Explorer 100 Plus
99Whの容量かつ最大128Wを備えているので、ナビ代わりになるスマホを約8回、充電できます。バックパックの容量を圧迫せず、どこでも電気の給電が可能です。
■商品の特徴
・USB-CやUSB-Aから、同時に3台のスマホや自転車用ライトに給電できる
・手のひらサイズで軽量なので、自転車のサイドポケットにしまえる
・6つの保護機能と耐火性、耐衝撃性を備えているので、環境の影響を受けない
・自転車に乗る前の8時間でフル充電できる
Jackery ポータブル電源 300 Plus
288Whの容量かつ最大300Wを備えているので、身軽に自転車でキャンプ場に向かい、電気毛布や扇風機を使って、快適な気温でキャンプが楽しめます。
■商品の特徴
・AC出力から、スマホやライトの充電、冷暖房器具や調理家電への給電が行える
・リュックに入るコンパクトサイズなので、自転車で持ち運びやすい
・リン酸鉄リチウムイオン電池搭載により、10年以上キャンプシーンなどで活躍する
・専用のアプリを使うと、自転車の休憩中にもスマホから遠隔操作できる
自転車キャンプのギア選びの3つのポイント
自力で漕いでキャンプ場に向かう自転車キャンプでは、積載するキャンプギアによって、快適性が大きく変わります。自転車キャンプのキャンプギアの選び方は、以下のとおりです。
コンパクトに折りたためる
自転車に載せる荷物のかさが大きいと、タイヤに巻き込まれたり、自転車から落ちたりして危険です。できるだけコンパクトに折りたためるタイプを選びましょう。人数が多かったり、快適性を重視したかったりする場合は、無理に積載せず、現地でレンタル用品を活用するのもおすすめです。
軽量で持ち運びやすい
キャンプギアの重量は、自転車走行のしやすさに直結します。軽量のキャンプギアを選んで、身軽に自転車キャンプを楽しみましょう。キャンプギアを軽量化するためのアイデアを紹介します。
・メッシュタイプの焚き火台を使用する
・料理ではキャンプ用シングルバーナーを使用する
・軽量なポータブル電源と電気毛布で、寒さ対策を行う
・メスティンで全ての調理を行う
不要な物はできるだけ載せない
自転車キャンプで持っていくキャンプギアは、できるだけ少ない方がよいです。軽量かつコンパクトなキャンプギアを選んだとしても、持っていく数が多ければ意味がありません。本当に必要なものだけを厳選しましょう。
必需品の中でも、現地でレンタルできる場合があります。キャンプ料理で使う食材も、キャンプ場やその周辺のスーパーで仕入れた方が、現地までの長い距離を走る自転車の重量を減らせます。着火剤や洗剤などの消耗品を持っていく際も、使う分だけを小分けにするのがおすすめです。
自転車キャンプの注意点
日没後の暗闇を自転車で走るのは、危険が伴います。特に山の中にあるキャンプ場に向かう場合は、夜になると街灯が少なく、周囲の車に接触される危険が高まります。また、視界が悪いので転倒したり、迷ったりする恐れもあるでしょう。
そのため、午後3時〜4時までにはキャンプ場に着くよう計画を立てるのが望ましいです。自転車キャンプでは、キャンプ場に着くまでに疲れが溜まります。キャンプ場に着いてからゆっくりできる時間をなるべく確保してください。
まとめ|自転車キャンプで自然を満喫しよう
自転車キャンプでは、道中の自然や街並みを楽しめるのも大きな魅力です。軽装備でキャンプ場に向かえるので、気軽にキャンプができます。自転車に積載するキャンプギアは、できるだけ軽量でコンパクトなタイプを選びましょう。
この記事で紹介した必要なアイテムを揃え、ぜひ自転車キャンプデビューを果たしてください。
ご参考になるサイト:
電動アシスト自転車COOZY|子供自転車wimokids|おしゃれが走る|wimo こだわりのライフスタイル
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