秋キャンプのすすめ!魅力や楽しみ方から必要な持ち物・注意点まで徹底解説
あえての「秋キャンプ」がおすすめなのはご存じでしょうか?キャンプといえば夏のイメージがあるかもしれませんが、秋は秋でまた違った楽しみ方があります。今回は秋キャンプがおすすめな7つの理由と、秋ならではのキャンプの6つの楽しみ方を紹介します。ただし、秋キャンプには普段と違った念入りな準備が必要です。秋キャンプ服装や持ち物、注意点についても解説するのでぜひチェックしておきましょう。
秋キャンプがおすすめな7つの理由
秋キャンプがおすすめな理由は下記の7つです。
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・天候が安定していて快適に過ごせる
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・紅葉が楽しめる
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・夏より安くなっているキャンプ場が多い
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・夏休みやGWより混雑していない
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・虫刺されのリスクが低い
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・キャンプ向けの食材が旬
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・焚き火をしても暑くない
それぞれの理由について見ていきましょう。
理由①:天候が安定していて快適に過ごせる
秋は湿度が低い晴れの日が非常に多く、キャンプ向きです。暑くてジメジメした夏よりも気持ちよく過ごせるでしょう。キャンプのピークシーズンは夏のお盆期間ごろですが、あえての「秋キャンプ」なら快適に過ごせるのがポイントです。
理由②:紅葉が楽しめる
秋といえば紅葉、紅葉といえば山です。秋に山にキャンプへ行けば、美しい紅葉を堪能できます。日本気象株式会社が運営する「紅葉ナビ」によれば、本州のほぼすべての地域の紅葉の見ごろは11月ごろです。
引用元:紅葉ナビ
秋ならではの紅葉を堪能できる「秋キャンプ」は、絶景好きの方におすすめです。
理由③:夏より安くなっているキャンプ場が多い
キャンプ場のピークシーズンは夏で、秋~冬の季節は「オフシーズン」とされているケースが多いです。オフシーズンのキャンプ場はなかなかお客さんが集まらないので、料金が安く設定されている場合があります。たとえば北海道にある「てんとらんどオートキャンプ場」の場合、9月以降のオフシーズン料金はほぼ半額です。
引用元:てんとらんどオートキャンプ場
お得にキャンプがしたいなら、あえてオフシーズンの秋に行くのが良いでしょう。
理由④:夏休みやGWより混雑していない
先述したように、多くのキャンプ場は秋〜冬が「オフシーズン」となっているため、あまり人が集まりません。人混みでない環境でのびのびとキャンプがしたいなら、秋はチャンスといえるでしょう。また混雑していないおかげで予約が取りやすいため、休みの日に合わせやすいのもポイントです。
理由⑤:虫刺されのリスクが低い
秋は虫刺されのリスクが低い季節です。涼しくなると虫の活動が落ち着いてくるため、蚊・アブ・ハチなどの厄介な虫があまり出てこなくなります。虫が苦手な人や過去にキャンプ中の虫刺されでつらい思いをした人は、ぜひ秋キャンプに挑戦してみましょう。
理由⑥:キャンプ向けの食材が旬
秋は下記のようなキャンプ向けの食材が旬を迎えます。
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・サンマ
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・カツオ
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・アサリ
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・サケ
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・きのこ
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・なす
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・里芋
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・さつまいも
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・りんご
焼き芋やさんまの炭火焼きなど、簡単に作れるのに美味しい料理がさらに絶品になるのが秋。美味しい物好きの方にとって、秋キャンプはたまらないアクティビティです。
理由⑦:焚き火をしても暑くない
秋は焚き火をしても暑くならないのがポイント。キャンプといえば焚き火やバーベキューのイメージが強いですが、夏にやるととにかく暑いのが難点。秋は夕方以降冷え込んでくるため、寒さ対策も兼ねて焚き火を楽しむのがおすすめです。
秋キャンプの過ごし方・楽しみ方6選
秋キャンプならではの過ごし方・楽しみ方を6つ紹介します。
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・焚き火をする
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・秋の味覚を堪能する
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・星空を眺める
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・紅葉を楽しむ
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・温泉に入る
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・映画を見る
夏にはなかなかできない楽しみ方が満載です。ぜひチェックしておきましょう。
秋キャンプの楽しみ方①:焚き火をする
先述したように、秋は涼しいので焚き火をしても暑くなく快適です。焚き火をしながらただただお酒を飲んで語らうも良し、焼き芋などを作って食べるも良し。夏は暑くておっくうになる焚き火も、秋なら存分に楽しめます。
秋キャンプの楽しみ方②:秋の味覚を堪能する
ぜひ秋の味覚を堪能しましょう。焼き芋・焼き魚など、旬の食材を使うだけで普段よりも美味しさが格段にアップします。きのこを使った煮込み料理や、りんごを使ったスイーツなどもおすすめです。
秋キャンプの楽しみ方③:星空を眺める
晴れの日の秋キャンプはぜひ星空を眺めてみてください。「秋の夜長」とはよくいいますが、夏よりも日没が早いため18時~19時頃から星が見えてきます。秋のカラッとした気候なら、空気の透明度が高くなり星空もよりきれいに映りますよ。用意できる人はぜひ望遠鏡なども持っていきましょう。
秋キャンプの楽しみ方④:紅葉を楽しむ
秋キャンプはぜひ紅葉を楽しみましょう。11月以降なら、ほとんどのキャンプ場で紅葉が見ごろを迎えます。標高の高いキャンプ場だと少し早く色づいてくるので、10月ごろでも十分にきれいな紅葉が見られるでしょう。
秋キャンプの楽しみ方⑤:温泉に入る
秋は少し肌寒くなってくるので、夜に入る温泉は格別です。最近は温泉併設のキャンプ場も増えてきているので、ぜひ狙ってみてください。温泉のあるキャンプ場なら設備が充実している傾向があるので、初心者にもおすすめです。
秋キャンプの楽しみ方⑥:映画を見る
あえて「キャンプで映画」という選択肢もアリでしょう。秋は早い時間に日没を迎えるので、真っ暗な夜にできることは限られてきます。そこでテント内にプロジェクターと簡易スクリーンを設置し「アウトドアシアター」を作るのがおすすめです。ただし、本格的に高解像度のプロジェクターを使って映画を見たいならポータブル電源の活用がおすすめです。
秋キャンプは寒さ対策が大事!月別おすすめの服装
引用元:Weather Spark
ひざ掛けやブランケットなども用意しておき、サッと寒さ対策ができるようにしておくと良いでしょう。
【10月】重ね着できる用意を!
10月は重ね着できるような用意をしておくと良いでしょう。おすすめは下記の組み合わせです。
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・インナー:ヒートテック
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・ミドルウェア:長袖Tシャツや薄手のセーター
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・アウター:アウトドアベストやウインドブレーカー
「暑ければ脱ぐ、寒ければ着る」と臨機応変に対応できる状態にしておくのがベストです。なお標高1,000m以上のキャンプ場では最低気温が10℃を割るケースもあるので、ぜひストーブも用意しておいてください。
【11月】ほぼ冬装備でOK!ストーブも忘れずに
11月にもなると、ほぼ「冬装備」でOKです。地域や標高によっては、夜の最低気温が5℃近くまで下がります。10月と同じく3枚以上の重ね着スタイルを用意しておき、さらに手袋やニット帽も備えておくと安心です。
寒さに耐えられない可能性もあるので、ストーブや電気毛布も必ず用意しておきましょう。ポータブル電源を使って、テント内に電気毛布を敷いて寝るのもおすすめです。
秋キャンプにおすすめの持ち物8選
秋キャンプは寒さ対策用品を中心に、夏キャンプとは違った持ち物の用意が必要です。秋キャンプに下記の8つを用意しておくと良いでしょう。
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・厚手の寝袋
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・長靴
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・帽子
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・焚き火台と薪
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・防寒用の小物
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・湯たんぽ・カイロ
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・ランタン
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・ポータブル電源
それぞれ必要な理由を解説します。
持ち物①:厚手の寝袋
秋キャンプには普段よりも厚手の寝袋を持っていきましょう。薄い寝袋だと地面からの冷気をダイレクトに感じるため、寒くてなかなか寝付けない可能性があります。用意できない場合は、代わりに毛布などを重ねて敷いて冷気対策をしてみてください。
持ち物②:長靴
秋は「朝露」が発生しやすく、午前中は芝生や地面が濡れてしまいます。普通の靴ではびしょびしょになってしまうので、ぜひ長靴を用意しておきましょう。防水性・防寒性を重視して選んでみてください。
持ち物③:帽子
9~10月ごろの秋キャンプにはツバ付きの帽子も持っていくのがおすすめです。気温こそ下がりますが、紫外線はまだまだ強烈なため肌荒れの原因になってしまいます。11月ごろからの冷え込む時期は、ニット帽など防寒性の高い帽子を持っていきましょう。
持ち物④:焚き火台と薪
秋キャンプを堪能するなら、焚き火台と薪はもはや必須アイテム。バーベキューから暖房まで幅広い用途で活躍します。秋の夜長を、家族や友人みんなで焚き火を囲んで過ごすのもまた一興です。ただし焚き火禁止のキャンプ場もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
持ち物⑤:防寒用の小物
ネックウォーマー・手袋など防寒用の小物を用意しておくのがおすすめです。首や手はなかなか服装だけでは寒さ対策ができません。夜のテント内は毛布などで簡単に対策できますが、外で活動する時につけられるようにいくつか持っていきましょう。
持ち物⑥:湯たんぽ・カイロ
10月ごろからの秋キャンプには、寒さ対策として湯たんぽやカイロを持っていくのがおすすめです。特にカイロはサッと取り出して使えるので、簡易的な寒さ対策として有用。貼るタイプも持っておくと良いでしょう。
持ち物⑦:ランタン
秋は日没が早いので、周りを照らせるランタンを用意しておきましょう。ランタンは主に2種類あります。
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・ガス・ガソリンタイプ:明かりが強い
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・LEDタイプ:火を使わず安全
ガス・ガソリンタイプは明かりが非常に強いので、テント内で使うメインランタンにおすすめ。ただし長時間使っていると一酸化炭素中毒の恐れがあります。必ずときどき換気しながら使ってください。LEDタイプは火を使わず安全なため、主に外で移動するときに使いましょう。
持ち物⑧:ポータブル電源
秋キャンプを成功させるのに一役買う便利なアイテムが「ポータブル電源」です。ポータブル電源とは家庭のコンセントと同じAC100V電源が出力できるポータブル蓄電池でs。秋キャンプではポータブル電源があれば下記のように便利に使えます。
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・電気毛布や電気ストーブを使い暖をとれる
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・調理器具を使えるので料理のレパートリーを増やせる
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・プロジェクターに給電してアウトドアシアターができる
ポータブル電源があれば夜の寒さ対策はバッチリ。電気圧力鍋を使った煮込み料理や炊飯器を使った炊き込みご飯など、レパートリーを増やしながらの時短料理で秋の味覚を楽しめます。高解像度の本格プロジェクターも動かせるので、テント内を映画館のような場所に変えることも可能です。
・おすすめのポータブル電源は「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」
数あるポータブル電源の中でも、おすすめは「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」。1泊キャンプにちょうどいい1,264Whの容量で、2,000Wの出力を備えておりほぼすべての家電を動かせます。
もし「もう少し容量を増やして活用の幅を広げたい…」と思ったら、拡張バッテリーで最大5,000Whまで容量追加ができるのもポイントです。秋のキャンプをより快適で楽しいものに変えてくれるでしょう。
関連人気記事:ポータブル電源でどんな家電が使えるのか?
秋キャンプの注意点3選
オフシーズンの秋にキャンプをする場合、一般的な夏キャンプとは異なる3つの注意点があります。
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・地面からの冷気対策は必須
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・早めに日暮れに備えた準備が必要
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・焚き火の「火の粉」が化学繊維のアウターに当たらないように
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
注意点①:地面からの冷気対策は必須
秋キャンプでは地面からの冷気対策をしっかりとしておきましょう。地面からの冷気のせいで気温以上に非常に寒く感じるため、なかなか寝付けないなどのトラブルになり得ます。毛布などを重ねたり、インナーマットを敷いたりして対策しましょう。なおポータブル電源と電気毛布を用意しておけば、寒さで寝付けない心配はありません。
注意点②:早めに日暮れに備えた準備が必要
秋は夏よりもはるかに日没が早くなっているため、早めに日暮れに備えた準備が必要です。遅くとも15時~16時ごろの暗くなる前の時間から、料理などの用意を始めると良いでしょう。周りを照らすためのランタンなども多めに用意しておくのがおすすめです。
注意点③:焚き火の「火の粉」が化学繊維のアウターに当たらないように
焚き火の火の粉が化学繊維のアウターに当たらないように注意しましょう。ナイロンなどの化学繊維は熱に弱いため、少し火の粉がついただけで簡単に穴が空いてしまいます。コットンなどの天然繊維のアウターに切り替えたり、薪を減らして火の粉の量を減らしたりなど対策してみてください。
まとめ
秋は天候が夏よりも安定しており、混雑もなく安くキャンプができます。焚き火をしたり秋の味覚を堪能したり、紅葉を眺めたりして存分に楽しみましょう。
ただし秋キャンプならではの準備が必須。特に寒さ対策は重要で、十分な用意がないと体調を崩してしまうかもしれません。紹介した服装・持ち物・注意点をしっかり押さえておきましょう。「ポータブル電源」を用意すれば、寒さ対策をしつつ夜の楽しみが増えるのでおすすめです。
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