【イベントレポート】FUJI ROCK FESTIVAL '23にブース出展しました
2023年7月23~28日の3日間にわたって新潟県の苗場リゾートにて「FUJI ROCK FESTIVAL '23」(以下、フジロック)が開催されました。人数や声出しの制限があった4年の期間を経て、久々の「制限なし」での開催となった今回の来場者数は前夜祭を含めて11万4,000人と、昨年のほぼ倍の人数が訪れました。Jackery(ジャクリ)が、無料でスマホ充電ができるエネルギーチャージブースを初出展した、同イベントについてレポートします。
前夜祭から盛り上がる会場
4年ぶりに制限なしで開催された今年の「FUJI ROCK FESTIVAL '23」にポータブル電源・ソーラーパネルのJackery Japanが初めてブース出展を行いました。
前夜祭が行われる23日に現地入りした我々は、手前の駐車場ですでに長蛇の列ができている会場の熱気に圧倒されながら、入場ゲートそばの「イエロークリフ」に設置された特設ブースに到着しました。
事前に送っておいた大容量のポータブル電源をブースに設置し、レイアウトを決めていきます。さらに来場者のために用意した、扇風機とスピーカーの取り付けを行いました。
このスピーカーからは、事前にJ-WAVEで収録したオリジナルのポッドキャストを流す予定です。内容は、フジロックの3日間を1日ずつ時間帯ごとに4つに分けて、おすすめのグルメスポットから、どの時間にどのアーティストを見るのかを話し合うなど、来場者のこれからの動きに役立つ、細かい情報が満載の全12種のオリジナルコンテンツを用意しました。
すでに前夜祭の時点で約3万人の人が集まり、夜になると「REDMARQUEE」とオアシスエリアが開放され、来場者が次々に入口ゲートへと向かいます。
我々はその手前にあるイエロークリフに出展したこともあり、訪れた方々がブースの近くまで来てサービス内容を確認し、「いつでも充電できますか?」などの質問を受けたり、「明日来ます!」と声をかけていただくことが多く、初出展の不安が吹き飛んで、温かい気持ちになりました。
前夜祭は花火や盆踊りなどの演出が用意されていましたが、皆さん明日からのエネルギーを残すつもりなど無いほどにエネルギッシュに楽しんでおり、そのあまりの熱気に本番はどうなってしまうのか、と思いながら、翌日を迎えました。
ブースオープン前から長蛇の列
いよいよ本番の日となりました。果たしてどれだけの人が来てくれるのか、と思いながらブースに向かうと、すでに長蛇の列ができています。
Jackeryブースでは、30分ごとの整理券を用意し、希望の時間の札を取ってもらい、時間入れ替え制にすることで待ち時間を減らす方法で運営を行いました。
30分前倒しで開場すると、次々にブースに入り、早速スマホの充電を行う来場者のみなさん。最初は少し減った分を充電する、という感じでしたが、時間を追うごとに電池残量が減っていったためか、「助かりました」「ありがとうございます」という感謝の声をいただくことも増えてきました。
次第に分かってきたのが、来場者は大きく分けて2パターンおり、1つ目は近隣のホテルなどの宿に泊まっている方。こちらは宿に戻れば充電ができますが、もう1つの会場内でテント泊をしている方々にとって、Jackeryブースは充電ができる貴重なスポットとなっていたのです。
その結果、1回だけではなく、何度もブースを訪れる人がいるほど、Jackeryブースは大盛況となりました。
高速充電に対応したJackeryのポータブル電源
今回ブース運営に使用したのは持ち運びやすさと大容量を両立した「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と超大容量モデルと拡張機能で話題の「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」。
充電に使用したのが、最大200Wの出力ができるソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」でした。
炎天下ということもあり、来場者の汗が止まらなかった一方で、ソーラーパネルは絶好調。ポータブル電源が高速充電対応モデルということもあり、減ってしまったポータブル電源の電力をしっかりと充電していきます。
スピーディーに回復していく電池残量を見ながら、太陽の力で発電するという、クリーンエネルギーを使ったサービスの提供を行うことで「世界一クリーンなフェス」を謳う、フジロックに少しでも貢献ができたように感じました。
今年はアフターコロナということもあり、海外からの来場者も多く、様々な国から来られた方が扇風機に当たりながらリラックスして、同じ場所で充電をしている様子が今年のフジロックを象徴しているようで非常に印象的でした。
ブース以外でもJackeryの電力を活用
今回のフジロック出展にあたり、Jackeryは少しでも来場者のお役に立ちたいと2ヵ月前の5月に実施された、フジロックのボードウォーク修繕のボランティアにも参加させていただきました。
約200人が参加したボランティア活動には、地元の湯沢の方々や毎年フジロックに足を運んでいるベテランのフジロッカーのみなさんなどが参加し、汗を流して当日の来場者が通る道を修繕しました。
そうした活動を見ていると、フジロックがいかに多くの方の支えで成り立っているか、またなぜ皆さんが協力をするのかといえば、1997年の第1回目から、フジロックがどれだけの特別な時間を来場者の皆さん、そして地元の方々に提供してきたのか、その「恩返しのサイクル」のようなものを感じました。
今回我々は初めて出展をさせていただきましたが、この特別なフジロックという存在に対して、ブース出展以外でお役に立てることがないか、ということを話し合う中で決まったのが「環境協賛」でした。具体的には会場内の「ごみゼロステーション」の夜間ライトアップの電力やボードウォーク横のピアノの電力としてポータブル電源を使用していただきました。ガソリンなどの燃料が不要で、環境にやさしく音も静かなポータブル電源は、音楽を楽しむフジロックにもぴったり。
「ごみゼロステーション」以外にも、フジロックの電力の「インフラ」として、ブース運営など一部の電力を担わせていただきました。
来場者の楽しみを支える存在に
前夜祭、片付けも含めると5日間のフジロック会場の滞在と3日間のブース運営を通して、来場者の熱気とバイタリティーには本当に驚きました。
広い会場を歩き回り、疲れ果てていても、大好きなアーティストのステージを見ると、エネルギーが復活するようで、また笑顔で会場を歩き続ける皆さんの姿をずっと見てきました。
このエネルギーが無尽蔵に沸いてくるようなフジロックの中で、「充電させてください」「ありがとうございました!」という来場者の皆さんの声を聞くと、この特別のイベントのサービス向上に少しでもお役に立てたのではと感じました。
また、今回は電気を得る方法が限られた場所でのポータブル電源とソーラーパネルの果たす役割について、改めて考える機会になったイベントでもありました。
最終日の翌日、ブース撤去のために会場に残った我々は、寂しさを引きずりながら、ブースの後片付けを行い、記念撮影をして会場を後にしました。車に乗り込み、カーブを曲がって会場を後にする時、まるで野球少年がグランドにお辞儀をするように「フジロック、ありがとう」と心の中で感謝を伝えていました。
Jackeryでは「グリーンエネルギーを世界中の、すべての人に」と掲げて企業活動を行っています。この特別な5日間の経験を活かしながら、これからも様々な人々のエネルギーをチャージできるように、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
Jackery Greenについて
ポータブル電源とソーラーパネルを製造・販売するJackeryは、ソーラーパネルやポータブル電源の活用だけにとどまらず、「できること、すすめよう。for Green!」をキャッチコピーに、2022年度から環境に関する企業活動を推進していくため、「Jackery Green」というプロジェクトを開始しました。
キャッチコピーの通り、環境問題に対して、まずは小さくてもできることから、企業として何に取り組むことができるのかを考えながら一歩一歩実現していき、やがて大きなエネルギーになることを目標として活動を続けていきます。