【個人】火山の噴火対策3選!家庭に備えておくべき防災グッズも紹介

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自然災害の中でも、特に予測が難しいのが火山の噴火です。火山の活動度は分かったとしても、明確に噴火の可能性は予測できません。火山の噴火が起きると、大きな噴石が降ってきたり、火砕流が起こったりと生命に危険を及ぼします。

 

そこで本記事では、個人でできる火山の噴火対策を紹介します。火山の噴火による被害を理解した上で、必要になる防災グッズを揃えられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.日本は活火山が111個ある火山国

 

活火山が111個も存在する日本は、世界でも有数の火山国です。1902年に伊豆鳥島で発生した火山の噴火では、全島民が死亡しました。直近では、2014年に御嶽山で噴火が起き、噴石等によって63名が死亡しています。 

火山の噴火は予測できないばかりか、避難までの時間的猶予がほとんどないのが特徴です。そのため、活火山の近くに住んでいる方や、近くにお出かけする予定がある方は、噴火への対策が欠かせません。

2.火山の噴火によって起きる3つの被害

 

火山の噴火によって起きる被害

火山の噴火への対策を行うためには、どのような被害が想定されるのかを理解しておく必要があります。活火山の近くに住んでおらず、旅行などで偶然近くに行く予定の方は、火山の噴火の怖さを知る機会がありませんよね。 

まずは、火山の噴火によって起きうる被害を理解しておきましょう。

●大きな噴石

噴火によって火口から吹き飛ばされる岩石のことを、噴石と呼びます。直径約50cmを超える大きな噴石が降り注ぎ、家や人に甚大な被害を及ぼします。大きな噴石であれば、家の屋根を突き破るほどの威力です。 

火口周辺の2〜4km地点まで飛ぶので、登山をしていれば、噴石が直接当たって命を落とすこともあります。時間的猶予がないため、迅速な避難が重要です。

●火砕流

火山から放出された岩や高温の火山灰、火山ガスなどが混ざり合って、山の斜面を駆け下りてくる現象が、火砕流です。火砕流の速度は時速百km以上にも昇る場合があり、温度は数百℃になります。通り過ぎた場所をたちまち焼きつくす破壊力があり、巻き込まれて助かる見込みは少ないでしょう。

●融雪型火山泥流

雪が積もっている火山において、溶岩や火砕流の熱で雪が溶けて、大量の水が流れ落ちている現象が融雪型火山泥流です。水は土砂や岩石を巻き込んで泥流となります。融雪型火山泥流は、以下のような理由から、広い範囲の建物や道路を壊すのが特徴です。 

・土石流よりもスピードが速い

・山に積もってる大量の雪が、水に変わって押し寄せてくる

・谷沿いから遠くまで一気に流れ落ちる

3.火山の5段階の噴火警戒レベルとは

 

火山の活動状態に応じて、必要な警戒範囲や防災対応を気象庁が発表する指標として、噴火警戒レベルがあります。レベル1からレベル5になるにつれて、危険度は上がっていきます。噴火警戒レベルを見て、迅速に正しい行動が取れるよう、それぞれのレベルに応じた状況や対応を把握しておきましょう。

●レベル1|噴火予報

火山活動は平穏状態ですが、活火山であることに注意しなければなりません。場合によっては、火口から火山灰が噴出してくる恐れがあります。そのため、火口から500m以内には入らないようにしてください。火口付近への立ち入りが規制される場合もあります。

●レベル2・3|火口周辺警報

レベル2では、火口周辺に影響を及ぼすような噴火が発生している、もしくは発生が予想されています。火口から2km以内に入ってはいけません。状況に応じて、火口付近の規制範囲は変動します。 

レベル3では、移住地域の付近まで重大な影響を及ぼす危険があります。火口から4km以内に入ってはならず、4kmを超える範囲まで噴石が飛んでくる場合には、道路が規制されるのが特徴です。

●レベル4・5|噴火警報

移住地域に重大な被害を及ぼす危険がある特別警報が、レベル4・5です。レベル4では、市区町村や消防、警察の指示に従って、避難の準備を行う必要があります。レベル5では、実際に噴火が起きている、もしくは状況がひっ迫しているため、迅速な避難が必要です。

4.個人でできる火山の噴火への対策3選

 

火山の噴火による被害として生命にかかわる、噴石や火砕流、融雪型火山泥流。それ以外にも、数百キロ先まで飛来する火山灰による健康被害や家屋への影響も考えられます。個人でできる火山の噴火への対策は、以下のとおりです。

●ハザードマップを確認しておく

火山の噴火による影響が及ぶ範囲を地図上に示したハザードマップを確認しておきましょう。ハザードマップは、国や市町村が発行しています。例として、東京都が発行している八丈島のハザードマップを紹介します。

八丈島火山ハザードマップ

出典:八丈島火山ハザードマップ 

このように火山灰が積もる高さに応じて、色分けされているので、火山が噴火した際にどの方向に逃げればよいのかが一目瞭然です。

●噴火警戒レベルを定期的に確認する

気象庁はホームページで、全国の噴火警戒レベルを公開しています。レベル別に色分けして地図上に表示しているサイトもあるので、活火山の近くにお住まいの方は定期的に確認するようにしましょう。また、活火山の近くにお出かけする予定の方は、当日までに定期的に確認しておくと安心です。

●窓ガラスに飛散防止用フィルムを張る

火山が噴火すると、火口から発生する空気の振動によって、家の窓ガラスが破損する恐れがあります。窓ガラスに飛散防止用フィルムを張っておき、窓ガラスの破片が飛散することで怪我をするリスクを減らしましょう。活火山から離れた位置にいたとしても、風の強い日であれば、影響が及ぶ可能性もあります。

5.火山の噴火対策として備えるべきもの5選

 

火山の噴火対策として備えるべきもの

火山が噴火すると、早急な避難が求められます。避難中や避難生活で身の安全を確保するには、以下のような防災グッズが必要です。火山以外の災害時にも役立つグッズがあるので、早いうちに準備しておきましょう。

●ポータブル電源

噴石や火砕流などで送電設備が故障した場合、電気の供給が遮断される恐れがあります。故障個所の特定から復旧作業は始まり、数日間電気がない生活を送る可能性もあるでしょう。 

そんな時に活躍するアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄電しておき、コンセントが使えなくなった状況でも電化製品を稼働させられる機器を指します。火山の噴火対策としてポータブル電源があるメリットは、以下のとおりです。 

・停電が起きていても、電子レンジや電気ケトルなどで手軽に調理が行える

・扇風機や電気毛布、電気ストーブを使い、快適な気温で過ごせる

・火山の噴火による家族の安全確認で必要なスマホを、常にフル充電にしておける

・避難所や自宅でLEDランタンを点灯させて、夜の暗闇を照らせる 

数あるメーカー製品の中でも業界を牽引するJackery(ジャクリ)製品は、防災に関する防災製品等推奨品認証やフェーズフリー認証を取得した実績を誇ります。98.9%という高いお客様満足度を獲得しているので、火山の噴火対策として活躍することは間違いありません。

●火山灰対策ゴーグル

火山の噴火によって降り注ぐ火山灰が目に入ると、かゆみや充血を引き起こし、結膜炎になる恐れがあります。火山灰対策ゴーグルを着用すれば、高い密閉性で火山灰の侵入を防げます。頭部バンドで誰にでも合うように調節できるタイプがおすすめです。

●火山灰対策マスク

大量の火山灰を吸い込んでしまうと、呼吸器系に健康被害を与える場合があります。喘息や気管支炎などの持病を持っている方は、特に注意が必要です。火山灰対策マスクを着用し、火山灰を吸い込むリスクを減らしましょう。

●ヘルメット

屋根を突き破るほどの威力を誇る噴石。頭に当たればひとたまりもありません。また、火山灰が雨に濡れると滑りやすくなるので、転倒のリスクも高まります。軽量で頭にフィットする防災用ヘルメットで頭を守りましょう。

●救急用品

火山の噴火によって万が一怪我を負った際に、応急処置ができる救急用品があれば安心です。負傷者が多数いる場合は、すぐに医者の治療を受けられるとは限りません。以下のような救急用品を揃えて、負傷した際に傷の悪化を防ぎましょう。 

・包帯

・ピンセット

・はさみ

・絆創膏

・消毒液

・ガーゼ

・三角巾 

傷の手当以外にも、頭痛薬や胃腸薬、解熱鎮痛剤なども常備しておくことで、避難生活での発病にも対応できます。

6.防災グッズにおすすめのポータブル電源3選

 

防災グッズにおすすめのポータブル電源

火山の噴火でライフラインが寸断された場合や、避難所生活を送る場合には、場所を選ばずに電気を供給できるポータブル電源の存在が欠かせません。Jackery(ジャクリ)ポータブル電源は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇ります。 

大容量かつ複数のポートを備えているので、火山による停電時にも幅広い家電に給電できるのが特徴です。一般社団法人防災安全協会の認定を取得しているので、火山以外の防災グッズとしても活躍します。 

ソーラーパネルとセットになった「Jackery Solar Generator」であれば、避難した先でいつでも充電が可能です。火山の噴火対策におすすめのモデルを紹介します。

●Jackery Solar Generator 240 New 100Wポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery ポータブル電源 240 NewとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。小型のコンパクト設計なので、防災リュックに入れておき、火山の噴火による避難時にすぐに持ち出せます。一人暮らしの防災グッズや、家族全員分のスマホの充電用におすすめのモデルです。

24%の高変換効率を誇るソーラーパネルを使えば、コンセントが使えない状況でも約3.3時間で満充電が可能です。UPS機能を搭載しているので、噴石や火砕流による送電設備の故障で停電が発生しても、中断のない電気供給が実現します。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery ポータブル電源 600 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。UPS機能とパススルー機能搭載により、停電時にバッテリーにダメージを与えることなく、0.02秒未満で電気供給を切り替えられます。

火山の噴火による停電の復旧目途が分からない場合でも、バッテリー節約モードを使えば、バッテリー寿命を1.5倍に延ばせます。3人家族までの火山の噴火対策に最適なモデルです。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery ポータブル電源 1000 NewとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。火山の噴火によって停電が起きても、家電を稼働させて、快適な生活が送れます。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているので、10年以上も防災グッズとして活躍してくれることでしょう。

家族での数日間の避難生活を想定している方におすすめのモデルです。UPS機能を搭載しているので、電力供給をコンセントからポータブル電源に0.020秒以内に切り替えられます。

7.火山が噴火した際の正しい行動とは

 

火山が噴火している際には、噴火警報や噴火速報に注意を払い、迅速に避難しましょう。事前に確認したハザードマップで危険なエリアには近づかないようにしてください。その他にも、以下のような行動が望ましいです。 

・洗濯物を取り込んで、窓を閉める

・窓ガラスから離れる

・融雪型火山泥流が来ている場合は、流れに対して直角に逃げる

まとめ|火山の噴火対策を万全にしておこう

 

火山が噴火すると、火山灰が広範囲に散布されるだけでなく、大きな噴石や火砕流、融雪型火山泥流といった命を危険にさらす被害も起こりえます。噴火してから時間的猶予は少ないため、日頃からの対策が欠かせません。 

この記事で紹介した火山の噴火対策を参考に、あなたや家族の命を守りましょう。 

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