家庭菜園の台風対策7選!ビニールハウスの対策や必要なアイテムも紹介

シェア

台風シーズンの夏。家庭菜園をやっている方は、台風による被害が心配な方も多いのではないでしょうか。丹精込めて育ててきた野菜や果物が、一瞬にして台無しになる可能性もあります。育てている野菜や果物を守るには、台風が接近する前に適切な対策が必要です。

 

本記事では、家庭菜園の台風対策について解説します。家庭用ビニールハウスの台風対策や必要なアイテムも紹介しているので、台風への備えを万全にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.台風が家庭菜園にもたらす被害とは

 

台風による強風や豪雨は、家庭菜園に甚大な被害をもたらします。時に家庭菜園の道具が凶器に変わることもあるでしょう。台風が家庭菜園にもたらす主な被害は、以下のとおりです。 

・強風で背の高い植物や弱い茎の植物が倒れる、または折れる

・ 強風で土が吹き飛ばされると、植物の根が露出し、乾燥を引き起こす

・プランターからこぼれた土が排水溝を詰まらせる

・植物の根が水に浸かり続けて、根腐れを引き起こす

・肥料が流され、植物の成長に悪影響を与える

・飛来物が衝突し、茎や葉が破損する

・植木鉢やプランターが飛んでいき、歩行者に怪我を負わせる 

このように台風の影響をもろに受けてしまうと、菜園は悲惨な状態になりかねません。家庭菜園の被害を最小限に食い止めるには、事前の対策が欠かせません。

2.家庭菜園の台風対策7選

 

家庭菜園の台風対策

家庭菜園の台風による被害を抑えるための対策は、全て簡単にできるものばかりです。台風の接近時期を正確に把握し、時間に余裕を持って以下のような対策を行いましょう。

●排水溝の掃除を行う

プランターからこぼれた土や葉っぱで排水溝が詰まらないように、排水溝の掃除を行いましょう。万が一排水溝が詰まると、以下のような被害がもたらされます。 

・ベランダが水浸しになる

・下の階や隣の部屋のベランダにも水が流れ込む

・家庭菜園が浸水して根腐れを起こす 

頑固な汚れや泥がこびりついている場合もあるので、ブラシでしっかりとこすり落としてください。

●防風ネットを設置する

強風被害を防ぐためには、防風ネットが効果的です。防風ネットで風上側から菜園を囲えば、ネットの約10倍の高さまで距離減風効果が期待できます。ただし、ネットを支える支柱には高い風圧がかかるため、地面にしっかりと立てていなければなりません。

●収穫可能なサイズなら収穫する

強風や豪雨による被害を何が何でも防ぎたいなら、早めに収穫してしまうのも一つの手です。トマトは赤く色付き始めたら、ナス・キュウリは小さくてもしっかり実がなっていたら収穫して問題ありません。台風の接近が予測される数日前から天気予報をチェックし、収穫のタイミングを計画しましょう。

●植木鉢は移動・固定・倒す

植木鉢は可能な限り、室内に移動させるのが望ましいです。室内に入らない場合には、ロープや金具などでフェンスとしっかり固定させましょう。固定も難しい場合は、強風によって倒れた時の衝撃をなくすために、あらかじめ倒しておくのも一つの方法です。雨風が当たらない位置に移動させて、鉢転倒ストッパーを取り付けるのもよいでしょう。

●支柱にしっかりと誘引する

支柱を立てていたとしても、植物が支柱にしっかりと誘引されていなければ、台風の強風に煽られて折れる恐れがあります。植物の主要な茎や枝を支柱に沿わせ、柔らかい誘引材で支柱に固定しましょう。茎や枝が曲がらないように、しっかりと固定するのがポイントです。

●支柱を補強する

支柱は、台風による強風から植物を支えるための要です。支柱を補強して、強度を高めましょう。支柱を地面に深く差し込み、風で抜けにくくします。また、斜めに支柱を渡して補強すると、風による被害を最小限にできます。支柱の根元は土や石で固め、安定感をさらに高めるのがおすすめです。

●株元に土寄せをする

植物が根元から折れたり、ぐらついたりするのを防ぐために、株元に土寄せをしておきましょう。強風で土が飛ばされると、根元が露出して倒れやすくなるのです。中耕して柔らかくなった表面の土を、枝分かれしている部分まで土を盛ります。この時、土が葉にかからないようにしましょう。

3.家庭用ビニールハウスの台風対策3選

 

家庭用ビニールハウスの台風対策

家庭でビニールハウスを使って栽培している場合は、以下のようなビニールハウス自体の台風対策が必要です。何も対策を行わなければ、作物の損害だけでなくビニールハウスのズレや破損に繋がります。

●外部と通じている部分を固定する

ハウス内に雨風の侵入を防ぐために、天窓、換気扇、出入り口などの外部と通じている部分を固定しましょう。施錠できる場合は、しっかりと鍵が閉まっていることを確認してください。風の通り道がある場合には、隙間を塞ぐ必要があります。

●施設の周囲に物を置かない

ハウスの周辺に置いている物は片づけましょう。農業資材が強風で飛ばされてハウスに当たり、破損する可能性が高まります。ハウスの中にまで飛来物が侵入すると、作物が折れたり損傷したりするリスクもあるでしょう。テーブルや椅子などの大型の物が置いてある場合には、固定するか屋内に移動させるのが望ましいです。

●ビニールハウスの点検を行う

台風による暴風・豪雨の被害を防ぐには、接近前にハウスの点検を行っておくことが重要です。普段から点検していないと、対応が間に合わない恐れもあるので、以下のような点検を定期的に行う習慣を身につけましょう。 

・フィルムの破れがないか

・接合部の緩みがないか

・樹脂製品の劣化がないか

・サビがないか

・地盤の緩みがないか

・理込み深さは適正か

・燃料タンクは十分固定されているか

・燃料コックは締まっているか

・燃料パイプは破損していないか

4.家庭の台風対策に必要なポータブル電源4選

 

家庭の台風対策に必要なポータブル電源

家庭菜園の台風対策は重要ですが、自宅で必要な防災グッズの準備も忘れてはいけません。台風の強風や大雨によって電気設備が損傷を受けると、長期間の停電を引き起こす恐れがあります。停電に備えて、非常用電源であるポータブル電源を用意しておきましょう。 

ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄えて、停電によってコンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。台風による停電対策としてポータブル電源を使うメリットは、以下のとおりです。 

・エアコンや扇風機、電気毛布を使って、快適な気温で過ごせる

・電子レンジや電気ケトルを使い、手軽に加熱調理が行える

・加湿器を稼働して、室内に退避させた作物が枯れるのを防ぐ

・冷蔵庫を稼働させて、食品が傷むのを防ぐ

・被害状況を調べるためのスマホを常に稼働できる

・夜の明かりとしてLEDライトを点灯し続けられる 

日常生活では電気の力に頼っている部分が大きく、いざ停電生活が始まると困ることが多く出てくるでしょう。業界を牽引するJackery(ジャクリ)のポータブル電源は、使う人数や用途に応じた幅広い容量バリエーションを展開しています。 

緊急充電モードに対応しているので、台風の接近が予測できれば、最短1時間でフル充電できます。また、ソーラーパネルと組み合わせれば、たとえバッテリーの電気がなくなったとしても、すぐさま太陽光発電による蓄電も可能です。 

UPSやパススルー機能も搭載しているので、停電時には0.02秒未満で電気供給源を切り替えます。防災に特化したフェーズフリー認証や防災製品等推奨品認証を取得しているので、災害時に役立つことは第三者機関からも認められています。 

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載により、10年以上も防災グッズとして活躍してくれることでしょう。それでは、家庭での停電対策に最適な機種を紹介します。

●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

容量256Wh、定格出力300WのJackery ポータブル電源 240 Newと出力100W ソーラーパネルのセットです。世界累計50万台以上を販売したJackeryの大ヒットモデル「240」が、定格出力300Wに進化しました。 

約3.6kgという軽量コンパクト設計なので、外に避難する際にも気軽に持ち出せます。一人暮らしの台風対策におすすめです。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

電気容量は632Wh、定格出力は800WのJackery ポータブル電源 600 Plusと出力100Wのソーラーパネルのセットです。本体とソーラーパネルは合わせて約10kgと、軽量かつコンパクトなので、電化製品を使いたい場所に気軽に持ち運べます。中容量モデルなので、2人暮らしの台風対策におすすめです。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

大容量1070Wh、定格出力1500Wのポータブル電源 1000 Newと出力100Wのソーラーパネルのセットです。60万人に選ばれた大人気1000モデルの後継機器であり、従来モデルから50%アップの定格出力1500Wを実現しています。3人家族の台風対策におすすめです。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

超大容量2042Wh、定格出力3000Wのポータブル電源 2000 Plusと出力200Wのソーラーパネルのセットです。365日自宅に保管していても、自然放電は10%程度に抑えられます。

約30dB以下の静音設計なので、睡眠を妨げません。24kWhまで自由拡張可能なので、4人以上の台風対策におすすめです。

5.家庭菜園の台風対策に関するよくある質問

 

最後に、家庭菜園の台風対策に関するよくある質問について紹介します。室内に植木鉢を収納する場所がない方や、あなたが育てている作物に合った対策が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

●台風がきても植木鉢をしまわないで済む方法は?

台風対策として植木鉢は屋内にしまうのが最善の方法ですが、植木鉢が大きかったり、ペットや子供がいて危なかったりと難しい場合もあるでしょう。屋内にしまえない場合は、動かないフェンスや柱、室外機などに紐で固定させるのがおすすめです。 

植木鉢の位置は、雨風が当たらない場所を推奨します。また、植木鉢の周囲に石やレンガなどの重しを置いたり、防風ネットを設置したりすれば、強風被害をさらに軽減できます。

●トマト・きゅうり・ナスの台風対策は?

台風が多くなる夏の時期には、夏野菜であるトマトやナス、キュウリを育てている方も多いのではないでしょうか。トマト・きゅうり・ナスの台風対策には、支柱の補強や支柱への誘引を行いましょう。 

支柱1本で支えている場合は、支柱の後ろにクロス状に組んだ支柱を立てると安定感が増します。組んだ支柱はしっかりと紐で結び、風でぐらつかないようにしてください。 

支柱を頑丈に固定していたとしても、誘引が正しくできていなければ意味がありません。手軽に誘引を行いたい場合は「誘引クリップ」もおすすめです。軽い力で簡単に取り付けられるので、女性や子供、お年寄りにも推奨できます。 

また、台風による被害を最小限に抑えるためには、早めに収穫してしまうのも一つの方法です。

まとめ|家庭菜園は台風による雨風対策が必須

 

家庭菜園は、台風の被害を受けると作物が損傷を受けて、台無しになる恐れがあります。植木鉢の飛来や排水溝の詰まりによって、近隣住民にも迷惑を及ぼしかねません。支柱の補強や誘引、土寄せ、防風ネットの設置などの対策を行いましょう。 

この記事で紹介した台風対策を実践し、これまで育ててきた家庭菜園を守りましょう。

関連人気記事
サマーセール|Jackery Japan