台風の備えを万全にするための買い物リスト21選|お役たつ防災グッズも紹介
天気予報で台風情報を耳にすると、「またこの季節が来たんだな」と感じる方は多いでしょう。それくらい日本では台風がよく接近する地域と言えますね。ただ、実際に台風に対する予防対策、備えをしている方は少ないですよね。
今回の記事では、台風の備えを万全にするための買い物リストをご紹介しています。一緒に防災グッズも提案していますので、この機会に台風について備えを検討してみてはいかがでしょうか。目前的な不安を解消し、普段の生活にも節約できる工夫も載せていますのでじっくり最後まで読んでくださいね。
台風の備えが必要なのはなぜ?4つの理由
●日本は台風が襲来する回数が多い国
日本は台風上陸回数の多い国として知られています。調べによると世界で3番目の上陸回数でした。ちなみに、
・1位:中国
・2位:フィリピン
・3位:日本
・4位:アメリカ
・5位:メキシコ
※参考元:http://www.fudeyasu.ynu.ac.jp/education/lec/wnc/world-v1.pdf
という統計があります。それだけ日本は台風上陸がしやすい地域と言えるでしょう。私たちは無意識にもそれを感じていて、台風が接近してくる季節になると「またか…」と思う方は多いはずです。恒例行事のようになっている台風ですが、台風による被害は大雨・洪水・土砂崩れ・停電など多岐に渡ります。これらの被害にあったときのためにも、対策は必要です。
●断水や停電による被害の対策が必要
主に台風による大雨のせいで土砂崩れが発生すると、断水や停電被害も引き起こされます。土砂崩れでの被害の復旧は即座に改善することはなく、数日から数週間と長期にわたる場合もあります。
たとえば、平成29年7月の台風3号による北九州地方では記録的な大雨となり、土砂崩れによって大きな被害をもたらしました。この台風による被害で、北九州地方では42名の方が亡くなっています。断水や停電も広範囲の地域で被害が出たことで、多くの方が不自由な生活を強いられました。
被害に巻き込まれてからでは後悔しか残りません。最小限に抑えるためにも事前対策は必要と考えるべきではないでしょうか。
●数日間不自由な生活に耐える備蓄が必要
台風によって引き起こされる土砂崩れは、最悪「陸の孤島」になってしまう恐れもあります。数日間耐えられるだけの備蓄は用意しておいた方が良いです。なぜなら、台風の速度によって復旧作業も上手く進まない状況になった場合、救助が来るのが遅れることも考えられるでしょう。
「救助も支援もなかなか来ない」
「復旧作業が難航している」
こうなったとき、不安は募るばかりです。精神的にも大きな負担となってしまいますよね。不安を少しでも解消するためにも、備蓄を習慣化しておくと何かあったときの対策になります。
●被害を最小限に抑える対策が必要
台風の備えとしての買い物リスト21選
ここでは台風の備えとして買っておくと良い備蓄をご紹介します。おすすめは安売りしているときを狙って買うことです。ことが起こってから動いていると、すでに買い占められていることが多いです。
人って不安が募ると必要以上に買い込んじゃいますよね。だから、余計に多くの人に行き渡らなくなります。普段から習慣化しておけば節約にも繋がりますので、事前に備えて無駄を省きましょう。
●台風備えとしての買い物リスト1:食料品
食料の確保は最優先で考えておくべきですね。長期保存できるものがベストです。しかし、あまり食べ慣れないものを用意すると返って賞味期限がきたときに捨てる羽目になってしまいます。「我慢して食べる」のも気が引ける方もいらっしゃるでしょうから、できれば普段食べているもので選んだ方が無難です。たとえば、
・カップラーメン
・レトルト食品
・缶詰
・ビスケットや乾パン
などがおすすめです。目安は3~5日間くらいですが、1週間分備蓄できれば不安はかなり軽減できるでしょう。それだけあれば、何らかの支援が受けられるはずです。
●台風備えとしての買い物リスト2:飲料水
台風の影響で断水すると、飲み水の確保が難しくなってしまいます。何気に使用用途の多い水はできる限り確保したいところですね。家族の分を想定するなら目安は20リットルくらいあれば数日は持ちます。1人の場合だと3~5リットルあれば数日凌げますよ。
同時にアウトドア用で使う「携帯浄水器」を用意しておけば、雨水や川の水から飲み水を確保できるので便利です。
●台風備えとしての買い物リスト3:生活用品(日用品)
生活用品を普段から備蓄している方は多いと思いますが、防災を想定するならストックするものを区分した方が良いです。
●ローリングストック:定期的に消耗品として入れ替える(1か月周期)
●スリーピングストック:もしものときの備えっぱなしにしておくもの(1年周期でチェック)
具体的な備蓄品は下記の通りです。
〇ローリングストックとして考える備蓄生活用品
・ティッシュ・トイレットペーパー
・キッチンペーパー
・生理用品
・アルコール除菌
・常備薬(救急箱)
〇スリーピングストックとして考える備蓄生活用品
・乾電池
・使い捨て食器
・ジッパー付袋
・制汗シート
・使い捨てマスク
・調理用ポリ袋
あれもこれも備蓄してしまうと返って邪魔になってしまうので、必要なものを考えて備蓄することをおすすめします。
●台風備えとしての買い物リスト4:携帯用トイレ
台風によって断水してしまうと、トイレも迂闊に使用できませんよね。携帯用トイレがあると、水の使用量を大幅に減らすことができるのでとても便利です。ぜひ用意しておきましょう。
台風の接近に合わせて、お風呂に水を貯めておくのも良い方法です。飲み水としては使えませんが、洗濯やトイレに使用できるので便利です。
●台風備えとしての買い物リスト5:簡易調理器具
台風の備えとして役立つ防災グッズ5選
では、台風の備えとして何が必要なのか役立つ防災グッズを5つご紹介します。この5つを揃えておけば、もしものとき、不安を抱えることなく復旧までの期間を過ごすことができます。精神的なストレスは、カラダにも影響を及ぼしてしまいます。被害を受けた二重のショックを抱えることがないように、対策は万全にしておきたいものです。
①防災グッズ1:ポータブル電源&ソーラーパネル
台風被害の備えとして停電が数日間続いてしまう可能性を考えて、非常用電源を用意する必要があります。電力を確保するときに真っ先に頭に出てくるのはモバイルバッテリーですよね。
しかし、モバイルバッテリーでは家庭用コンセントから動く電気製品を動かすことはできないため、生活家電を稼働できるポータブル電源を用意することをおすすめします。
●ポータブル電源って何?おすすめする理由
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも大きな容量を持ち、家庭用コンセント(AC電源)仕様の家電が使えるようになる持ち運びできる大容量電源です。大体のAC電源で動く家電は消費電力も高く、定格出力もあるため野外で使うことはできません。
ポータブル電源があると、それが使えるようになるので、電気が使えなくなる停電時にあるととても便利です。そのほかにもポータブル電源のメリットは、
・様々な媒体(USBやC-Type、AC電源)で複数同時に充電及び稼働可能
・コンパクトで持ち運びができる
・普段から使用することで電気代の節約ができる
など、一家に一台あると大活躍してくれます。停電対策以外にも、アウトドアやキャンプ、屋外でのDIY作業時に電気ドリルの使用も可能になります。ソーラーパネルと一緒に購入しておけば、晴れた日に太陽光で電力を生み出し充電できるので電気代の節約にも繋がりますよ。
●安心の信頼性と耐久性を持つ「Jackery」製品とは
ポータブル電源は色んなメーカーが販売していることもあり、どれが良いのかわからないと感じる方もいらっしゃるかと思います。そんなときは、世界的にも有名な「Jackery(ジャクリ)」製品を購入しておけば安心です。安心の理由は長い保証期間を始め、耐衝撃性、耐熱性と最大4,000回充電しても劣化を防ぎ70%以上のパフォーマンスを維持してくれます。
特におすすめは、「Jackery Solar Generator 2000 Plus」です。
Jackery Solar Generator 2000 Plusは超大容量(2042wh,最大12kwhまで拡張可能)と高出力(3000w)のJackeryポータブル電源2000Plusと太陽光変換効率がトップクラスのソーラーパネル200Wを組み合わせた製品で、ソーラーパネル付きであれば、たとえポータブル電源の容量を使い切っても太陽光から充電できるので、1週間くらい長期化の恐れがある台風停電被害でも安心です。
「電子レンジが使える」高定格出力(3000w)も持っており、ほぼ全ての家電を稼働できるので、食料品の備蓄にも幅が広がりますね。
「Jackery ポータブル電源2000 Plus」は約4,000回もの繰り返し利用に耐えることもあり、1台購入すれば約10年は使えるので、一家に一台は欲しい防災グッズです。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大24kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
②防災グッズ2:カセットコンロ
台風被害にあったとき、電気、ガス、水道全てが遮断されてしまう恐れがあります。また、洪水被害になると、大切な自宅が浸水して使えなくなってしまうことも考えられますよね。そんなときに屋外で使えるカセットコンロがあれば便利です。冬場にこたつの上でお鍋を囲んだりするときにも重宝するので、ひょっとしたらすでにお持ちの方もいらっしゃるでしょう。比較的安価でお手頃なので、ぜひ初めの段階で準備しておきたいものです。
持ち運びを気にする方であれば、カセットコンロよりシングルバーナーを準備しておくと便利です。同じカセットボンベで使用でき、折り畳み式でコンパクト設計になっているので、防災リュックに入れてもかさばりません。
③防災グッズ3:簡易照明器具
停電中の夜に必要になるのが照明器具です。懐中電灯などは一部しか明るくならないこともあり、広範囲を照らす照明器具があると安心できます。暗がりは不安を上長させてしまいますよね。明かりがあると不思議に安心感があるので、照明器具はあった方が良いです。
できれば充電式のタイプで長時間使用できるものを選びましょう。数日の夜に耐えるものが望ましいですが、ポータブル電源など充電ができるものがあるなら1晩持つタイプでも十分です。
➃防災グッズ4:養生テープとダンボール
台風の接近に伴う警戒すべき点は、大雨・強風です。台風が直撃した場合、風速25m/s以上の強風に備えなければなりません。強風によって窓ガラスが割れると怪我をしてしまう恐れがありますし、修理費もかさんでしまいますよね。
窓ガラスが割れないようにする対策もそうですが、割れたときに飛散を防ぐために養生テープとダンボールで窓を塞ぐのも効果的な方法です。ガムテープだと剥がすのが大変だったり、跡が残ってしまうことがあります。その点養生テープであれば剝がすのも簡単で跡が残らないので、後始末のことを考えると養生テープは準備しておいた方が良いアイテムです。
⑤防災グッズ5:防災リュック
避難が必要になったとき、予め防災リュックを準備しておくことで、簡単な準備で即座に対応できるので便利です。最近ではスマホから地震や台風で被害が出る恐れがあると、避難勧告アラームが鳴ることがあります。様子見をする方がほとんどですが、近くの川が氾濫したとき、水が迫ってくるのは予想外に早いです。浸水が始まってから避難していると手遅れになってしまうので、早急に動くことをおすすめします。ポイントは2つです。
●防災リュックに詰めるもの、既に詰めてあるものをメモして貼り付けておく
●防災リュックの重さは2~3kgにおさえる
防災リュックに詰めるものや、既に詰めてあるものなどをメモしておくことで、準備の手間を抑えられます。ただ、気を付けなければならないのは防災リュックの重さです。必要最低限のものにして、避難しやすい(行動に支障をきたさない)程度に留めておきましょう。
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まとめ:「備えあれば憂いなし」予防対策で安心を買う
今回の記事では、台風による被害を想定した備えとしての買い物リストをまとめました。
●台風被害による備えの必要性
●台風被害に備えるための買い物リスト
●台風被害に備えるための防災グッズ
を中心に用意しておいた方が良いものをご紹介しています。
「備えあれば憂いなし」
予測できない被害を考えると、不安を抱えることになりますよね。不安を安心に変える準備と起こった時にパニックにならないためにも、予防対策できることはしておいた方が安心につながります。
日本は台風が接近する可能性の高い国です。ここ最近では勢力の大きい台風が接近することが増えてきているので、予防対策は昔以上に必要と考えます。苦のない予防対策の秘訣は、普段の生活の一部に便利グッズとして活用することです。ポータブル電源を利用した電気代の節約などもその一例として、ご紹介していますので参考にして頂ければ幸いです。