1.【100均でも揃う】災害時に役立つ猫用グッズおすすめ17選
環境省がまとめた人とペットの災害対策ガイドラインを参考に、猫用災害グッズを以下17つご紹介します。
・療法食・薬
・ペットフード・水
・キャリーバッグやケージ
・予備の首輪・リード
・ペットシーツ
・排泄物の処理用具
・トイレ用品
・食器
・飼い主の連絡先・飼い主以外の連絡先
・ペットの写真
・ワクチン接種状況や通院情報
・タオル・ブラシ
・ウエットタオルや洗浄綿
・ビニール袋
・お気に入りのアイテム
・洗濯ネット
・ガムテープやマジック
猫が快適に過ごすためにはどれも欠かせないアイテムばかりです。中には100均で手に入るものもあるので、手軽に準備を始められます。猫の災害対策に参考にしてみてください。
●優先順位①猫の健康や命にかかわるもの
最も優先すべき災害グッズは、「猫の健康や命にかかわるもの」です。具体的には以下の8つが該当します。
アイテム |
必要な理由・活用シーン |
療法食・薬 |
持病がある猫の健康を管理する |
ペットフード・水 |
食料や水の確保が困難な時に猫の健康を守る (最低5日分、できれば7日分用意) |
キャリーバッグやケージ |
避難時に安全に猫を運ぶ。逃げ出し防止にも役立つ |
予備の首輪・リード |
避難所での管理や迷子防止に役立つ |
ペットシーツ |
避難所でのトイレの代わりとして役立つ |
排泄物の処理用具 |
排泄物処理用の袋やシャベルなど。猫や周囲の清潔を保てる |
トイレ用品 |
猫のストレスを軽減できる |
食器 |
ストレスなく食事ができる |
フードや排泄処理は猫が生きるために欠かせません。特にフードや水は少なくとも5日分、できれば7日分を準備しておくと、災害で数日間ライフラインが止まっても安心です。
持病がある猫は病院で多めに薬を処方してもらい、ローリングストック(※)で新鮮な療養食を保ちましょう。キャリーバッグやケージは避難時の移動に、リードは逃げ出し防止に役立ちます。これらを揃えておけば避難時も安心して過ごせるでしょう。
※ローリングストックとは、日持ちする食品や日用品を多めに備蓄し、古いものから順に使いながら新しいものを補充していく方法です。薬や療法食も長期間保存が可能なため、ローリングストックの対象にすることができます。
●優先順位②猫や飼い主の情報
次に必要なものが猫や飼い主の情報です。
アイテム |
必要な理由・活用シーン |
飼い主の連絡先・飼い主以外の連絡先 |
緊急時の連絡手段に使用。飼い主と信頼できる第三者の連絡先を記載しておく。 連絡先を首輪につけておけばすぐに連絡がとれるのでおすすめ。 |
ペットの写真 |
逃げ出した猫を探すために使用。猫の全身や特徴的な模様が映った写真を用意しておく。 |
ワクチン接種状況や通院情報 |
避難所で感染症になった際の治療や他の動物とのトラブルを避けるために所持しておく。 治療や診察をスムーズに行うためにも必要。 |
猫が逃げ出した際の対応策を準備しておくのは非常に重要です。連絡先や写真は逃げ出した時に役立ちます。
避難所には多くの人や他の動物が集まる可能性があり、感染症にかかりやすい状況です。そのような中でワクチン接種の証明書を持参していれば、「この猫はきちんとワクチンを接種しているので安心です。」と周囲に示せばトラブルを防ぐことができます。
通院情報は治療時に必要です。もしも避難所で猫の具合が悪くなった時に、通院情報があればスムーズに治療を受けられます。
猫の安全を守りつつ、周囲の人に迷惑がかからないよう、必ず揃えておきましょう。
●優先順位③ペット用品
最後はペット用品です。
アイテム |
必要な理由・活用シーン |
タオル・ブラシ |
猫の体を拭く時やブラッシングでリラックスさせる時に使う |
ウェットタオルや清浄綿 |
汚れや傷を拭き取る際に使う |
ビニール袋 |
排泄物やゴミを処理する際に使う |
お気に入りのアイテム |
猫の遊び道具。ストレス軽減としても活用できる |
洗濯ネット |
避難時に猫を安全に運ぶ際や落ち着かせる時に使う |
ガムテープやマジック |
避難所での荷物やペットの情報のラベル付けや、簡易的な補修に活用する |
ペット用品は優先度は低めですが、猫が避難所で快適に過ごすために欠かせません。猫は清潔な生き物なので、タオルやブラシを用意し清潔さを保ちましょう。
また猫はストレスを感じると狭い場所に隠れたがるため、洗濯ネットのように体にフィットして持ち運びやすいアイテムがあると便利です。
さらに普段使っているグッズやお気に入りのアイテムも用意しておくと、ストレス予防になり避難所でも猫と飼い主が安心して過ごせるでしょう。
ガムテープやマジックは、グッズの補強やペット情報をキャリーケースに貼る際に使います。これらのアイテムを揃えて避難所でも快適に過ごせる環境を準備しておきましょう。
2.災害時に愛猫が快適に過ごせるための防災対策7つ
災害時に猫が快適に過ごせるための防災対策を7つご紹介します。
・家具の転倒防止を行う
・停電対策を用意する
・環境の変化に対応できるよう普段からしつけをする
・ワクチンや予防接種を受けておく
・マイクロチップを装着して迷子対策をする
・避難所や避難ルートを事前に確認しておく
・猫の預け先を確保しておく
順番に見ていきましょう。
●家具の転倒防止を行う
地震が起きると家具が転倒する恐れがあります。倒れた家具に当たって猫が怪我をしないためにも、家具には転倒防止器具を取り付けましょう。
特にキャットタワーや本棚など、猫が近寄りやすく高さがある家具はしっかり固定することが大切です。
●停電対策を用意する
災害時には停電が起こる可能性があるため、停電対策も準備しておきましょう。懐中電灯や電池式のランタンは必須のアイテム。手元や周囲を明るく照らし、猫の世話がしやすくなります。
また可搬型蓄電池「ポータブル電源」があればコンセントが必要なライトも使えておすすめです。容量・出力が大きなタイプのポータブル電源を選べば冷暖房も使えます。夏や冬でも猫と一緒に快適に過ごせるでしょう。
●環境の変化に対応できるよう普段からしつけをする
災害時には避難所への避難や停電などで環境が大きく変わり、猫にとって大きなストレスとなることが多いです。そのため普段からキャリーに入る練習や、さまざまな音や人の動きに慣れさせることが大切です。練習をしておけば、いざ災害が起きた際もパニックを起こしにくくなり、猫も飼い主も落ち着いて行動できるでしょう。
●ワクチンや予防接種を受けておく
避難所では他の動物と接触する可能性があるため、感染症対策として定期的なワクチン接種を行いましょう。他の飼い主とのトラブルを避けやすくなります。
接種記録も用意しておくのが大切です。万が一具合が悪くなった際にも、スムーズに診てもらえます。猫の健康管理とトラブル防止のためにも、ワクチン接種や証明書をしっかり準備しましょう。
●マイクロチップを装着して迷子対策をする
マイクロチップには猫と飼い主の情報が含まれています。災害時に猫が逃げ出してしまってもマイクロチップが装着されていれば、保護された際に迅速に飼い主のもとへ返される可能性が高くなります。
ペットショップやブリーダーから購入した猫にはマイクロチップが義務付けられていますが、保護猫には入っていない可能性が高いです。マイクロチップは動物病院で装着できるため、迷子対策のためにも必ず登録しておきましょう。
●避難所や避難ルートを事前に確認しておく
避難所によってはペットの受け入れが制限されることがあります。猫を連れて避難する際には、ペット同伴可能な避難所を事前に確認しておくことが大切です。
また愛猫とスムーズに避難できるように、事前に避難ルートを調べておきましょう。キャリーケースに入れて避難する練習をしておくのもおすすめです。
●猫の預け先を確保しておく
避難所がペット不可の場合や、災害後に一時的に猫を預けなければならない場合に備えて、信頼できる預け先を確保しておいてください。ペットホテルや親戚・親しい友人にお願いすれば、緊急時でも安心して猫を預けることができます。
以上7つの事前準備をしておくことで、災害が起きてもすぐに対応可能です。猫も飼い主もストレスを最小限に抑えて生活ができるでしょう。
3.猫の災害対策にポータブル電源が必要な3つの理由
猫の災害対策としてポータブル電源の準備をおすすめします。その理由は以下の3つです。
・照明や冷暖房を確保できる
・自動給餌器や給水器を使える
・持ち運んで好きな場所で使える
猫は変化に敏感なため、普段と同じ環境を整えることが大切です。ポータブル電源を使ってどこでも快適な空間を作り、猫のストレスを減らしましょう。
●照明や冷暖房を確保できる
災害時に停電が起こると、暗闇の中で過ごさなければならず、夏や冬の厳しい気候では過酷な温度に耐える必要があります。
このような環境変化は猫にとって大きなストレスとなり、熱中症や低体温症といった健康被害を引き起こす恐れがあり危険です。しかし、ポータブル電源があれば、照明で部屋を明るくし、夏は冷風機、冬はヒーターを使って快適な温度を保てます。猫が快適に過ごせる環境を整え、健康リスクを減らすことが可能です。
●自動給餌器や給水器を使える
災害時には長時間家を空けたり避難生活が続いたりするため、猫を自宅に残す場合餌や水の供給が問題になります。
餌 |
まとまった量をあげた場合一度に食べてしまう 餌が劣化する 不足する |
水 |
新鮮な水を飲めない 不足する |
こうしたリスクは猫の健康に悪影響を及ぼす恐れがあり非常に危険です。
しかしポータブル電源を使って自動給餌器や給水器を稼働させれば、猫に安定した食事と水を供給でき普段と変わらない環境を保てます。長時間家を空けても安心して過ごせるでしょう。
●持ち運んで好きな場所で使える
ポータブル電源はコンパクトで持ち運びやすく避難所にも持参できます。避難所では温度管理が十分でない場合もありますが、ポータブル電源があれば冷暖房を使用することが可能。どこでも猫に快適な環境を整えることができます。
4.猫の防災グッズにおすすめなポータブル電源とソーラーパネル3選
猫の防災グッズとして「Jackery(ジャクリ)のポータブル電源」がおすすめです。コンパクトで持ち運びが簡単なため、避難所にも問題なく持ち込めます。ソーラーパネル付きで太陽光発電も可能なので、長引く停電でも電力不足の心配がありません。
ここからは災害時に役立つJackery(ジャクリ)のポータブル電源を3つご紹介します。愛猫の健康管理に最適な1台を見つけてください。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 ソーラーパネル セット:2,042Whの大容量でエアコンも照明も使用可能!
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、「Jackeryポータブル電源 2000 New」と200Wのソーラーパネルがセットになった最上位モデルです。ペットヒーターマット(30w以下)は約50時間稼働可能で寒さ対策も万全です。
ソーラーパネルで充電すれば、太陽光で充電した電力を夜に使えます。朝と夜の寒い時間帯でも暖かく過ごすことが可能。自宅避難を選ぶ人には大容量タイプの2000 Newがおすすめです。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル:リン酸リチウムイオンで毎日使っても10年間使用可能!
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、「Jackery ポータブル電源 1000 New」と100Wのソーラーパネルがセットになったモデルです。ソーラーパネルは業界トップクラスの25%の発電効率。背面からも発電できるため曇りの日でも効率よく発電できます。1,070Whの大容量にもかかわらず、重さわずか約10.8kgで非常に軽量です。避難所に持ち運んで暖房・冷房器具を使うこともできます。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット:わずか7.3㎏の超軽量!屋内屋外どこでも移動可能!
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、「Jackery ポータブル電源 600 Plus」と100Wのソーラーパネルがセットになったモデルです。
サイズは約300x219x197mmで小型電子レンジほどですが、300Wの出力が可能。小型炊飯器が使えるため、フードが切れても家の材料で猫のご飯を作れます。パススルー機能で、停電時でも自動給餌器や給水器が稼働し、愛猫の食事と水分補給をサポート。飼い主が不在でもいつも通りの食事が可能です。
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まとめ
災害時に必要な猫の防災グッズは以下の17つです。
・療法食・薬
・ペットフード・水
・キャリーバッグやケージ
・予備の首輪・リード
・排泄物の処理用具
・トイレ用品
・食器
・飼い主の連絡先・飼い主以外の連絡先
・ペットの写真
・ワクチン接種状況や通院情報
・タオル・ブラシ
・ウエットタオルや洗浄綿
・ビニール袋
・お気に入りのアイテム
・洗濯ネット
・ガムテープやマジック
命にかかわるものから優先して準備し、停電対策としてポータブル電源も一緒に揃えると便利です。コンセント付きの照明や冷暖房が使え、どこでも猫に快適な環境を提供できます。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源であればコンパクトで避難所にも持ち運び可能です。愛猫がストレスなく過ごせるよう、しっかり備えておきましょう。