震度7はどれくらいの大きさ?過去に起きた震度7の被害事例や地震対策も紹介

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災害大国である日本に住んでいる以上、いつ震度7の大地震に襲われるか分かりません。これまで大地震を経験したことがない方は、震度7がどれくらいの規模なのかイメージがつかないでしょう。災害時に家族の命を守るためには、事前の備えが重要です。

 

本記事では、震度7がどれくらいの規模なのかについて解説します。震度7に備えるための対策や地震が起きた時に取るべき行動も掲載しているので、地震への備えを万全にしておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.震度7の地震はどれくらいの大きさ?

 

気象庁が定める10段階の震度階級のうち、最高レベルにあたる震度7。万が一、震度7の地震が起きた場合、観測地点の周辺で発生する揺れの現象や程度は、以下のとおりです。

・耐震性の低い建造物が傾いたり、倒れたりする

・耐震性の高い建造物でもまれに傾く

・耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物は頻繁に倒れる

・人がほとんど立っていられない 

震度7の地震が起きると、液状化現象が発生して道路の陥没や隆起が起きたり、電気設備が破損して大規模停電が起きたりと二次災害のリスクも高まります。

●震度とマグニチュードの違いとは

地震の尺度には震度以外にマグニチュードがあります。震度とは、観測地点でどれくらい揺れたかを示す尺度です。一方のマグニチュードでは、地震そのものの大きさ(規模)を表します。観測地点によらず、マグニチュードは常に一定値です。 

これまでに発生した震度7の地震におけるマグニチュードを見てみましょう。 

発生年

震源地

マグニチュード

2011年

三陸沖

M9.0

2016年

熊本県熊本地方

M6.5

2024年

石川県能登地方

M7.6

2.過去に起きた震度7の地震被害事例3選

 

過去に起きた震度7の地震被害

日本では、過去に震度7を記録した地震が計7回起きています。どの地震も建物や人に甚大な被害を及ぼし、多くの死傷者を出しました。過去に起きた震度7の地震被害事例は、以下のとおりです。被害規模を知り、備えの重要性を再認識しましょう。

●1995年「阪神・淡路大震災」

日本で最初に震度7が観測された地震。震源地は淡路島北部です。計6,402人の死者と約24万件の住宅被害を出しました。倒壊家屋等の解体・撤去工事では、粉じんやアスベストの飛散が問題になりました。地震直後に停電した家屋は約260万軒に上ります。

●2011年「東日本大震災」

戦後最大となったのが東日本大震災です。三陸沖を震源とし、マグニチュードは観測史上最大の9.0を記録しています。最大潮位9.3mを超える巨大津波が街に押し寄せ、19,747人の死者と2,556人の行方不明者を出しました。約466万戸が停電し、3日が経過しても20%の家屋では停電が続いていました。

●2024年「能登半島地震」

2024年の年始に石川県能登地方で起きた地震。1,545人の死傷者と約11万件の住宅被害を出しました。避難生活を余儀なくされた7,484人の被災者は、石川県にある372個の避難所で暮らしていました。約10万戸の断水や約4万500戸の停電が発生し、ライフラインにも大打撃を与えています。地震発生から9日経ってやっと、主要な避難所の停電が復旧しました。

3.震度7が予測されている「南海トラフ地震」とは

 

南海トラフ地震は、100〜150年間隔で繰り返し発生してきた大地震です。前回の南海トラフ地震からは約70年が経過しており、30年以内の発生確率は70~80%と言われています。 

南海トラフ地震がひとたび起きると、静岡県から宮崎県までのうちの一部が震度7を記録する可能性があります。10mを超える大津波の襲来も予想されており、早急な対策が必要です。

4.震度7に備えるための地震対策5選

 

震度7に備えるための地震対策5選

地震対策を万全にしているかどうかが、震度7の地震が発生した際に生死を分けると言っても過言ではありません。震度7では迅速な避難が求められるので、事前に準備していなければパニックに陥る可能性があります。震度7の地震対策は、以下のとおりです。

●家具の転倒防止対策を行う

地震で怪我をした人の約30〜50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。家具の転倒・落下・移動を防ぐために以下のような対策を行いましょう。 

・壁と家具類をL型金具でネジ止めする

・家具と天井の隙間に突っ張り棒を設置する

・家具の底面と床面の間に粘着シートを設置する

●ガラスの飛散防止対策を行う

地震の揺れで窓枠・窓ガラスが歪むと、窓ガラスが割れる恐れがあります。破片が飛び散ると怪我をする可能性があるので、飛散防止フィルムを窓ガラスに貼っておきましょう。万が一窓ガラスが割れたとしても、破片が飛び散らないので、怪我のリスクを軽減できます。

●避難場所・経路を確認する

震度7の地震が発生すると、通信が遮断されて避難場所・経路を確認できない恐れがあります。地域のハザードマップを入手して、適切な避難場所・経路を確認しておきましょう。 

特に海の沿岸にお住まいの方は、震度7の地震で大津波が押し寄せてくるリスクがあります。避難所を確認している間に逃げ遅れる恐れもあるので、事前の確認が欠かせません。

●家族との安否確認の方法を確認する

地震発生時には通信が遮断される恐れがあるため、事前に家族との安否確認の方法を確認しておきましょう。震度7の地震が発生した際におすすめの連絡手段は、以下のとおりです。 

・災害用伝言ダイヤル171

・災害用伝言板サービス

・災害用ブロードバンド伝言板web171 

「災害用伝言ダイヤル171」では、被災者の電話番号をキーにして音声を登録・確認できます。直接電話が繋がりにくい時は、こちらのサービスを利用するとよいでしょう。

●防災グッズを揃える

災害時に役立つ防災グッズを防災リュックの中にまとめておけば、震度7の地震が起きてもすぐに避難できます。最低限揃えておくべき防災グッズは、以下のとおりです。 

・飲料水

・食料品

ポータブル電源

・カセットコンロ

・現金

・救急用品

・衛生用品

・生理用品

5.地震が起きた時に取るべき行動とは

 

震度7の地震では、身動きが取れないほどの揺れが襲ってきます。特にマンションにお住まいの場合は、高層階になるほど揺れは大きくなるのが特徴です。 

家の中で無理に移動しようとすると、家具類が落ちてきて怪我をしかねません。地震が起きた際には、以下の行動パターンが取れるようにシミュレーションしておきましょう。 

1.倒れてくる家具や落下物に注意して頑丈な机の下に身をひそめる

2.揺れが収まったら、火の始末をして、ドアや窓を開ける

3.非常持出品を手元に準備する

4.ラジオなどで情報を収集し、必要であれば避難する

6.震度7の地震発生時に活躍するポータブル電源4選

 

震度7の地震発生時に活躍するポータブル電源

震度7の地震によって発生する停電は、3日〜7日間も続く恐れがあります。停電が長期化しても電気の供給を継続するためには、ポータブル電源が必要です。ポータブル電源とは、内部のバッテリーに大量の電気を溜め込み、いつでも電化製品を動かせる機器を指します。 

大地震による停電時にポータブル電源を常備しているメリットは、以下のとおりです。 

・エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる

・電子レンジや電気ケトルで、簡単に温かい料理が作れる

・家族との連絡手段や災害情報の検索に必要なスマホを常にフル充電にしておける

・冷蔵庫を稼働して、食品が傷むのを防げる

・避難所まで持ち運べば、気温対策や加熱調理が行えるようになる 

防災対策として使用するポータブル電源には、3日以上稼働できるだけの容量が必要です。業界を牽引するJackery(ジャクリ)は、大家族の3日分以上の電力を備えた大容量のポータブル電源を販売しています。 

創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇り、お客様満足度は98.9%の高評価です。防災製品等推奨品認証やフェーズフリー認証といった防災に特化した客観的な認証も取得しています。Jackery(ジャクリ)製品に共通した特徴を見ていきましょう。 

・長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載する

・UPS&パススルー機能搭載により、停電時に0.02秒未満で電気供給を切り替える

・緊急充電モードを使えば、最短1時間でフル充電できる

・ソーラーパネルを使うと、停電中でも太陽光から電気を自給自足できる 

それでは、震度7の大地震への対策としておすすめの機種を紹介します。

●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル 

Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、容量256Wh、定格出力300WのJackery ポータブル電源 240 Newと出力100Wのソーラーパネルのセットです。世界累計50万台以上を販売したJackeryの大ヒットモデル「240」が、定格出力300Wにパワーアップ。 

約3.6kgと軽量なので、震度7の地震が起きて迅速な避難を要する状況でも、気軽に外に持ち出せます。一人暮らしの防災対策に最適なモデルです。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット 

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、容量632Wh、定格出力800WのJackery ポータブル電源 600 Plusと出力100Wのソーラーパネルのセットです。本体とソーラーパネルは合わせて約10kgなので、避難する際にも持ち運べます。中容量により、二人暮らしの防災対策に最適なモデルです。

●Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネル 

Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネルは、大容量1070Wh、定格出力1500Wのポータブル電源 1000 Newと出力200Wのソーラーパネルのセットです。60万人に選ばれた大人気1000モデルの後継機器。定格出力は従来モデルから50%アップしています。3人家族の防災対策に最適なモデルです。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット 

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、大容量2042Wh、定格出力2200Wのポータブル電源 2000 Newと出力200Wのソーラーパネルのセットです。40%の小型化と34%の軽量化を実現し、2000Whクラスでは最軽量を誇ります。3人以上の家族で、3日以上の停電生活を想定されている方に最適なモデルです。

7.震度7はどれくらいかに関するよくある質問

 

最後に、震度7はどれくらいかに関するよくある質問を紹介します。震度7の地震は住んでいる建物の種類によらず、被害を及ぼすリスクがあります。震度7の危険性を改めて確認したい方は、ぜひ参考にしてください。

●震度7をマグニチュードに換算するとどれくらい?

震度は観測地点での揺れの程度を示す尺度なので、地震の規模を示すマグニチュードには換算できません。一般的に、マグニチュード8を超えると巨大地震と呼ばれます。震度7を記録した東日本大震災のマグニチュードは、9.0です。

●震度6弱から震度7までの揺れはどれくらい違う?

震度6弱から震度7までの揺れを比較した表は、以下のとおりです。 

震度

揺れの程度

震度6弱

・立っていることが困難

・耐震性の低い建物は傾くことがある

震度6強

・はわないと動けない

・耐震性の低い建物は傾いたり、倒れたりする

震度7

・耐震性の高い建物でも傾くことがある

・耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物が倒れる

●震度7の揺れに耐えられる家の条件とは?

住宅性能表示制度と耐震診断に基づいて定められた耐震性を評価する指標に、耐震等級があります。建築基準法で定められた耐震基準の1.5倍まで達している最高レベル等級3で建てられた建物は、震度7の揺れに耐えられる可能性が高いと言えるでしょう。

●タワマンを震度7の地震が襲うと起きる被害は?

地上20階以上、高さ60m以上のタワーマンションには厳しい建築基準が設けられています。そのため、タワマンを震度7の地震が襲ったとしても、倒壊するリスクは低いと言えるでしょう。ただし、高層階になるほど大きな揺れを感じます。

まとめ|震度7の地震への対策を万全にしよう

 

震度7の地震では、人がほとんど立っていられず、耐震性の高い建造物がまれに傾く程の揺れが発生します。2011年の「東日本大震災」では、観測史上最大のマグニチュード9を記録しました。震度7の地震発生時に冷静に行動するには、事前の備えが欠かせません。 

この記事で紹介した震度7の地震への対策を万全にして、家族の命を守りましょう。

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