真冬の北海道から万全な寒さ対策を学ぶ!服装と住居の防寒ポイント

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北海道の冬は、寒さが厳しく最高気温ですら氷点下に近い気温になることもあります。今回の記事では極寒の北海道ならではの寒さ対策と、家や部屋を暖かくするための秘訣をくわしく解説します。暖かく過ごせる家に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

1.真冬の北海道から学ぶ住居の寒さ対策5選


近年、新しい家は断熱性能が向上しさまざまな工夫が施されており、極寒の北海道でも暖かく過ごせるようになっています。北海道に見られる家屋の特徴とその寒さ対策についてくわしく解説していきます。 

①断熱材の活用

北海道のように、マイナスを下回るような寒冷地には断熱材が不可欠です。中でも北海道では「北方型住宅」と呼ばれる高気密・高断熱を目指した住居が推奨されています。北方型住宅とは、北海道の気候・風土を熟知したプロによる、地域に調和した高性能で高品質な住宅のことです。

  • ・4つの基本性能:「長寿命」・「安心と健康」・「地域らしさ」・「環境との共生」
  • ・3つのしくみ:「BIS資格者による設計と施工」・「住宅履歴の保管」・「住宅性能の見える化」

をもとに高い水準のもとつくられた住居になっています。北海道の住居に使用されている断熱材は、「グラスウール」・「セルロースファイバー」などが使われており、高い断熱性、耐火性能を持っているのが特徴です。 

②ペアガラス、トリプルガラスの導入

北海道の住居はペアガラス、トリプルガラス構造が採用されていることが多いです。少し前までは、「二重窓」が主流でしたが、最近では熱伝導率の低い樹脂枠にガラス部分に空気の層を挟んだペアガラスを採用する住居が増えてきました太陽光を取り込み、熱を逃がさない仕組みになっています。 

③無落雪屋根による雪対策

北海道では瓦屋根や三角屋根はあまり見られません。逆に平らな屋根を見かけた方は多いのではないでしょうか。

  • ・スノーダクト式:隣に雪を落とさず中央に穏やかに傾斜がある屋根
  • ・フラットルーフ式:屋根の袖から雪水が流れ出る程度に緩やかに傾斜のある屋根

になっている家が多いです。どちらも落雪を防ぐ仕組みになっており、積雪の多い北海道ならではと言えるでしょう。 

④ロードヒーティング

氷点下が当たり前の北海道では、地面に埋設した機器を熱して雪を溶かし、凍結を防止する「ロードヒーティング」という設備を家庭の玄関や駐車場に使用されているケースも珍しくありません。 

雪かき作業の負担を軽減したり、交通事故や転倒のリスクを軽減する効果があり、雪の多い北海道には必要な雪対策設備と言えます。 

⑤風除室の設置

北海道では、玄関の周りをガラスで囲った「風除室」を設置している家も多く見られます。風除室の効果は、

  • ・冷気や雪が家の中に入り込むのを防ぐ
  • ・玄関の床が凍るのを予防する

などの効果があります。宅配の荷物置き場や除雪用品を置く物置としても利用されています。近年では代わりに“ロードヒーティング”の設備を取り入れる方も増えてきているため、風除室のない家もあります。

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2.真冬の北海道でも暖かく過ごせる寒さ対策設備4選


真冬の北海道でも暖かく過ごせる寒さ対策設備4選

北海道の冬を暮らしやすくする工夫として、暖房設備はいったいどのような設備が採用されているのか。北海道の寒さ対策でよく使われる室内の暖房器具についてくわしく解説していきます。

①FF式ファンヒーター

燃焼用の空気を給気して外に排出することで部屋を暖かくする仕組みのファンヒーターです。室内の空気をクリーンに保ち、定期的な換気が必要ないため、気密性の高い住宅との相性が良い暖房器具です。 

②床暖房

床下に熱源を設置して、床、室内を暖めます足元が暖かくなるのが最大の魅力。空気中のホコリやアレルギー物質が舞うことがなく、二酸化炭素も発生しないメリットがあります。ただ、暖まるまで時間がかかるのと。施工費用が割高な一面がある暖房器具です。 

③寒冷地エアコン

暖房能力が一般のものよりも高く、“寒冷地用”として凍結対策が施されているエアコンです。最低気温が氷点下になっても安心して使用できるので、雪国の北海道には適した寒さ対策と言えるでしょう。ただ、暖房能力が向上していることで、空気が乾燥しやすいデメリットもあります。 

④セントラルヒーティング

建物の一か所に暖房器具を設置して、温水や温風などを循環パイプで各部屋に送り、家全体を暖める暖房システムです。特徴は、

  • 安全性が高い
  • 空気が乾燥しない
  • 温度差が生じない

などのメリットがありますが、施工費用が高くランニングコストもかかるというデメリットもあります。温水式と温風式があり、熱源は電気やガス、石油など様々です。主に寒冷地を中心に発展した暖房設備です。

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3.真冬の北海道でも暖かく過ごす寒さ対策の注意点


真冬の北海道でも暖かく暮らすための寒さ対策のポイントをまとめています。

①部屋の気密性を上げる

家全体の気密性を高めることは、“暖かい家づくり“をするうえでとても重要です。家の気密性を上げることで、外の冷たい空気が家の中に侵入するのを防ぎ、家の中で暖めた空気をに逃がさない家になります。 

一方で、家の気密性を上げるほど室内の空気コントロールは難しくなります。よって、換気方法も一緒に考えないと、結露が発生しやすく壁や断熱材の劣化を早めてしまうので、注意が必要です。 

②適切な換気ができるようにする

“暖かい家づくり“をするうえで、換気は重要なポイントのひとつです。暖房器具による二酸化炭素を上手く排出させないと、家の中の空気はどんどんよどんでいきます。快適な家づくりをするためには、

  • ・換気の際に外気温の影響を受けにくくする
  • ・暖かさを保ちつつ換気が行えるようにする

ことが大切です。この2点を踏まえた設備、24時間換気システムなどを用いるのもおすすめです。 

③高断熱対策を施す

暖かく快適な家づくりをするためには、気密性のほかに高い断熱性が必要不可欠です。高断熱の家は、夏は外の熱気が室内に伝わりにくく、冬は外の冷気を遮断してくれます。家の断熱性を向上させるためには、壁や床、天井、窓ガラスやサッシの素材を熱伝導率の低い素材を使用することをおすすめします。 

④家の作りに合った暖房設備の導入

北海道のような寒冷地で快適に暮らしていくためには、上記で述べた気密性や断熱性の高い構造も必要不可欠ですが、家の作りに合った暖房器具を選択することもポイントのひとつです、たとえば、

  • ・家全体を暖めてくれるセントラルヒーティング
  • ・煙突を設置して薪ストーブを取り入れる
  • ・個室の多い間取りにはFF式ファンヒーター

など、家の構造と生活スタイルに合わせた暖房器具を選ぶことです。また、石油や電気などの熱源もまた、書く家庭の環境に合ったものを選択することで、ランニングコストを抑えられます。 

⑤積雪を考慮した屋根の形状

北海道では雪のことも考えなくてはなりません。北海道の積雪は、1日に50cm以上降り積もることがザラにあります。多いときは100cm以上の積雪量になることもあり、積雪対策は必須と言えるでしょう。積雪量に合わせて、前述している「スノーダクト式」や「フラットループ式」を取り入れた家の方が、屋根の雪下ろし対策を考えた家と言えるでしょう。50cm以上降り積もった雪下ろしでは危険が伴うため、対策は万全にしておきましょう。

関連記事:エアコン冬の設定温度は何度がいい?暖房の平均温度や節電方法

4.冬の北海道寒さ対策におすすめの服装

冬の北海道寒さ対策におすすめの服装

寒い冬の北海道は、平均気温が氷点下になる日も珍しくないため、服装のうえでも寒さ対策はしっかりやっておく必要があります。冬の北海道におすすめの防寒服をまとめていますので、参考にしてください。 

①防寒用素材のアウターはマスト

真冬の北海道では「ダウンジャケット」一択です。ロングコートはおすすめしません。また、地味に必要になるのがフードです。「雪」・「風」対策にフード付きのダウンジャケットがマストです。インナーはしっかりと身体に密着するデザインのものの方が保温効果は高いです。吸湿速乾や通気性に優れたインナーを着ておきましょう。下半身はインナーにタイツ、レギンスでしっかり内から保護しておくのがベストです。 

②滑り止めアリの靴を常用

冬の北海道では、雪道や凍結した路面を歩く時、グリップ力の高い滑り止めアリの靴を常用しています。また、足元が冷えると行動に支障が出てくるため、防寒性能も考慮した靴選びが求められます。足首をしっかりサポートしてくれるものや、暖かいインソールを備えたモデルが冬の北海道には必要です。 

③手袋&マフラー、ニット帽でサポート

フード付きのダウンジャケットを持っていなかった場合なども含め、ニット帽やマフラーは北海道では必須装備です。ニット帽は頭部を温めるだけでなく耳を冷気からしっかり守ってくれます。厚手のもの、防水しようのものがおすすめです。 

手袋は寒さ対策以外に、転倒したときに手を怪我しないためでも手袋は必需品となっています。凍結してカチカチになった地面にとっさに手が出てしまい怪我をすることのないよう、ダメージを芸減してくれる役割を持っています。

関連記事:暖房なしで冬を乗り切るグッズを紹介!節約と健康を両立する対策8選

5.北海道冬の防災や雪キャンプで役立つJackeryポータブル電源


冬の北海道では暖房設備は寒さ対策に欠かせないものです。大容量でありながら、コンパクトで持ち運びやすいJackeryのポータブル電源があれば、電源のないところでも安定した電力を電気毛布やファンヒーターなどの家電に供給できるので、もしものとき、停電になったときや、冬キャンプや車中泊などアウトドアでも暖房器具が使えて快適に過ごせます。

Jackeryポータブル電源製品の中で一番おすすめなのは、ソーラーパネルとセットした太陽光発電機「Jackery Solar Generator」です。理由は下記:

  • ●設置工事や複雑なメンテナンス作業する必要がなく、すぐに太陽光発電できる
  • ●コンパクトに折りたたんでどこへも持ち運びができるので、どこでもソーラー発電可能
  • ●電気代の節約や長期間停電、釣りやキャンプ、車中泊など様々なシーンで活躍
  • ●リン酸鉄リチウムイオン電池搭載で10年間以上使える長寿命など。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

まとめ:北海道での寒さ対策は住居と服装に対策を万全に 


今回の記事では、冬の北海道で快適な生活を支える住居の寒さ対策を中心に、暖房器具や服装での寒さ対策についてまとめました。寒冷地という特殊な環境でも快適な生活をするために、住居の性能アップや暖房設備の充実化など、北海道ならではの設備と言えますね。 

それだけ冬の北海道の環境は厳しく、しっかりとした寒さ対策が必須となります。これから北海道で移り住むのであれば、準備を万全にしておく必要があるでしょう。観光として北海道に訪れる際にも、服装の寒さ対策や雪道、凍結に対する対策を整えて、快適な生活を送ってほしいです。

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