大雪の備えは大丈夫?気になる食料備蓄の選び方とおすすめ食材5選

大雪の備えは大丈夫?気になる食料備蓄の選び方とおすすめ食材5選

ここ近年では大雪による被害が各地で起きています。道路が渋滞して物資が届かなくなったり、雪の重みで家屋が倒壊するなどのニュースを見たことがある方は少なくありません。

今回の記事では、大雪への備えで食料に焦点を当てて、選び方や備蓄に向いている食料品をくわしく解説しています。大雪による災害についてもまとめていますので、備蓄をお考えの方は最後までじっくり読んでくださいね。

大雪の備えとして備蓄する食料品の選び方

大雪が降ると、最悪家から出られないことも予想されます。食料品の備蓄は大雪の備えとして重要です。しかし、備蓄する食料品として何を選ぶか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。ここでは大雪に備えて備蓄する食料品の選び方についてくわしく解説します。

①備蓄しやすい賞味期限の長いものを選ぶ

災害級の大雪による被害に合って、自宅で過ごさなければならない状況で考えると、最長で1週間くらいの備蓄があれば問題ないでしょう。そう考えると、備蓄する食料品は「賞味期限が長いもの」の方が安心です。たとえ余ったとしても、賞味期限が長ければ早く食べきらなければならないこともありません。

②調理の必要がない食料品を選ぶ

備蓄する食料品は、調理の必要がないものを選ぶのもおすすめです。災害級の大雪の場合、水が凍結して使えないことや、停電になることも考える必要があります。

・水がなくても食べられるものであること

・開封したらそのままの状態で食べられるもの

こういった食べ物のほうが、ほかに備えるものを必要としなくて済みます。

③簡単に食べられる食料品を選ぶ

簡単に食べられる食料品を選ぶことも重要です。

・調理が必要な食材

・家電製品を使用しなければならない食料品

だと、停電になったときのことを考えると、食料品はあっても食べることができません。備蓄する食料品全てに当てはまるものを選ぶ必要はありませんが、簡単に食べられる食料品を備蓄品の中に入れておくことで、大雪の程度によって選択できる余裕は欲しいものです。

④常温でも保存可能な食料品を選ぶ

大雪が原因で停電になったときは、冷蔵庫が使えなくなります。また、備蓄する場所は部屋の片隅になるため、常温で保管できるものの方が管理しやすく置き場所に困ることもありません。また、非常時の持ち出しにも対応できるので、備えとして必要な食料品です。

大雪の備えとして備蓄する食料品5選

大雪の備えとして備蓄する食料品5選

それでは、前述した備蓄する食料品の選び方を参考に、大雪の備えとして備蓄する食料品についてくわしくご紹介していきます。非常時の場合、精神的にストレスを抱えていることもあります。ひょっとしたら不安が勝って食欲がなくなることも十分考えられます。

それでも人は食べないとどんどん体力を失ってしまうので、備蓄する食料品は自分の好きなもの、おいしいと感じるものの方が食べやすく、お腹が満たされれば少なからず安心できます。これらを参考にして、あなたに合った食料品を選んで行きましょう。

①賞味期限の長い食料品「乾麺」

カップラーメンや袋ラーメン、乾麺は、ラーメン、焼きそば、そば、うどん、パスタと種類も豊富で賞味期限が長いので、備蓄するにはおすすめの食料品です。あなたの好きなものを選ぶこともできます。とくに麺類は食欲がなくても食べやすいので、備えとしては入れておきたい食料品です。

②そのまま食べられる食料品「缶詰」

缶詰は、肉、魚、豆類があって不足しがちなたんぱく質を多く含みます。たとえば、サバの味噌煮、ミートソース缶、フルーツ缶など種類も豊富で長期保存も可能です。大きさも小さくてかさばらないので、数を多く備蓄したとしても場所を取らないので便利です。

そのまま缶を開ければ食べられる手軽さもあっておすすめの備蓄食料品です。大雪の被害状況で電気がストップしていなければ、調理して食べることもでき、幅広い食べ方ができるのもよいですね。

③常温保存もできる「根菜」

根菜は常温保存でき、日持ちしやすい野菜が多いのが特徴です。糖質を多く含み、ミネラルやビタミンが多く踏まれています。食物繊維が豊富でカラダを温める保温効果も期待できるので、冬の備えとしてはベストな食材です。保管方法は日当たりの良い場所を避け、風通しの良い暗所に保管しましょう。

④温めるだけで食べられる「冷凍食品」

冷凍食品の備えは、比較的軽い大雪の備えとして有効な食料品です。電子レンジを使えば簡単調理でおいしくて温かい料理が食べられます。冷凍食品であれば、大雪以外の普段の備蓄食料としても活躍してくれるので、備蓄しやすい食料品の1つとして考えるのが良いでしょう。

⑤簡単調理可能な「レトルト食品」

レトルト食品は、丼物、カレー、ハヤシライスなど、食事のメインとなるものが多く販売されています。調理不要で暖めずにそのまま食べられるレトルト食品もあります。湯銭するだけで簡単に食べられる手軽さと、賞味期限も長いので備蓄に向いている食料品の1つです。

災害級の大雪によって起こりうる4つの問題

災害級の大雪によって起こりうる4つの問題

もしも災害級の大雪に見舞われたとき、どんなことが起こるのか。実際に起こったときのことを想定した備え方を考えるのも大切です。ここでは災害級の大雪がもたらす問題についてくわしく見ていきましょう。

●ケース1「外出できなくなる」

災害級の大雪ともなると、積雪量が例年の倍以上降り積もることが予想されます。

「降り積もった雪に家が埋もれてしまい閉じ込められる」

「降り積もった雪の除雪ができなくて外出ができなくなる」

などの問題が生じる恐れがあります。こうなると、自宅で数日過ごさなければなりません。

断水や停電などの二次災害も予想されるので、

・電気が使えなくなったときの備え

・水道から水が出なくなってしまったときの備え

を必要とする場合があります。普段から雪の多い地域に住んでいらっしゃる方は、これらの備えも食料品と共に考えておきましょう。

●ケース2「コンビニやスーパーから商品がなくなる」

大雪のために交通渋滞が発生し、コンビニやスーパーに物資が届かない状況になることがあります。これは、都心部や普段雪の影響が少ない地域でも起こりうる現象と言えるでしょう。物資の供給が止まってしまうと、買い占めが発生して余計に混乱のもとになってしまうことも想定して考える必要があります。しかし、この状況であれば、

・停電や断水の心配はない

・物資の供給さえ回復すれば何とかなる

とも言えます。数日分の食料品を備蓄できていれば、物資の供給は回復される可能性が高いので、食料品を中心に備えておけば問題ありません。

●ケース3「大雪によって起こる停電被害」

大雪がもたらす停電の原因は、次のような現象によるものが多いです。

「電線の上に雪が降り積もり、雪の重さで電線が切れてしまう」

「雪が積もった電線が強風で揺れて、電線同士が接触しショートしてしまう」

「積もった雪の重さで木が倒れてしまい、電柱を倒したり電線に接触して切れてしまう」

これらは、たとえ積雪量がそんなに多くない状況下でも起こりうることです。雪が比較的多くふる地域の方は、雪による停電には意識しておいた方が良いでしょう。備えや対策としては、

・電気を使わずとも食べられる食料品の備蓄

・代わりの電力供給源や、電気の代わりになる熱源を用意する

などがあげられます。たとえば、ガスコンロとカセットガスの備蓄や、ポータブル電源を備えとして用意しておくことです。停電になったときは、食料品の備えだけでは不十分になることもあるので、備えの幅を広げる必要があります。

関連人気記事:大雪による停電に備えよう!絶対に用意すべき10の対策アイテムを紹介

●ケース4「水道が凍結して水が使えない」

大雪となる場合、気温も氷点下にまで下がり冷え込みが厳しくなります。氷点下の状態では水は凍ってしまうため、同じく水道管も凍ってしまうことも。水道管が凍結すると、当然水道が使えなくなります。大雪が発生すると「水が使えない」状況になる恐れがあるのです。水道管の凍結を防ぐには、

・水道管の保温:水道管や蛇口などに断熱材や気泡緩衝材を巻く

・水を少し蛇口から出しておく:凍結しやすい夜間に、水を蛇口から少量出しておく

などの処置をすると、凍結を防止する対策になります。とくに、水道メーター付近にある水道管はむき出し状態なので、凍結しやすい部分になります。早めに処置しておくと安心です。

大雪の備えとして災害対策も視野に入れておく

大雪の備えとして災害対策も視野に入れておく

大雪の備えを万全にするには、災害級の大雪による被害も視野に入れて考えることが大切です。食料品以外の装備品や備蓄する品など、揃えておくべきものと備蓄するものをくわしく解説します。

●大雪の影響で停電したときに使える調理器具を準備

大雪の影響で停電したときでも使える調理器具としては、カセットコンロが最適な装備品です。カセットガスを使用して手軽に火が使えるので、ご家庭に1台はあるのではないでしょうか。特徴は以下の通りです。

・カセットガスで動き携帯性に優れている(持ち運びもできる)

・室内で使い続けると一酸化炭素中毒の可能性がある

・コンパクトバーナーなど折り畳み式のものも用意しておくと避難するときに便利

使用しているのはガスなので、一酸化炭素中毒に気を付けるようにしましょう。カセットガスは、1本で大体3~4時間ほど火を使うことができます。この時間をもとにカセットガスの備蓄する本数を決めておくと良いでしょう。

●食料品以外にも飲料水や災害時の装備品を揃える

大雪の備えとしては、食料品以外にも飲料水や日用品などの備蓄も必要です。数日から1週間くらいの蓄えがあれば備えとしては十分です。装備品としては、

・使い捨てカイロ

・湯たんぽ

・予備電池

・懐中電灯

・燃料(灯油)

などの災害対策品や、寒さ対策品を準備しておくことです。とくに大雪の場合、停電になると電気で暖が取れなくなってしまいます。電気に代わる寒さ対策品の装備は忘れずに用意しておくことが大切です。

●停電時に活躍するポータブル電源は災害時に役立つ

大雪の影響で停電になることも踏まえれば、ポータブル電源を準備しておくことで、停電時でも電気が使えて不便なく生活を送ることができます。ポータブル電源は、大容量の電力を事前に貯めて、災害やアウトドアでも家庭用電源(AC100V)を供給できる大容量バッテリーです。停電によって動かなくなった家電製品を動かすことができるので、災害時にはとても心強い装備品となります。

非常時にも安心を!Jackeryポータブル電源で災害対策を万全に!

非常時にも安心を!Jackeryポータブル電源で災害対策を万全に!

ポータブル電源なら、災害対策推奨品でもあるJackery製品をおすすめします。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、

・コンパクトで持ち運びやすい。

・大出力で出力ポート数も複数を備えているので、複数の家電製品を同時に電力供給ができる

・本体を充電しながらでもほかの家電製品に電力供給ができる

などの特性を持っているので、大雪などの災害時に柔軟に使える電力供給源としておすすめです。

〇おすすめ1「Jackery Solar Generator 1000 Plus」

〇おすすめ2「Jackery Solar Generator 2000 Plus」

Jackery Solar Generator 2000 Plusの容量は2064Whで3000Wの定格出力を持っています。ポータブル電源では超大容量クラスと言えます。大雪による影響で停電が長期化しても、数日間充電なしで使えるだけの容量を持っています。この製品の特徴は、

・電気毛布を数日使い続けられる容量を持っている

・4つの家電製品を同時に電力供給が可能

・備えとして保管していても過放電しにくい

定期的な充電は必要となるものの、災害対策として使用せず保管していても過放電しにくい特性があり、いざ使いたいときにきちんと使える性能を持っています。停電時に十分な電力供給ができ、ソーラーパネルでバッテリー切れの心配もありません。まさに、災害に強いポータブル電源としておすすめの1台です。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

まとめ:大雪の備えとして食料品はローリングストックする

今回の記事では、大雪の備えとしての食料品の備蓄に関してくわしくまとめました。

大雪の備えとして備蓄する食料品の選び方

大雪の備えとして備蓄する食料品5選

・災害級の大雪によって起こりうる問題

・大雪の備えとして災害対策も視野に入れておく

など、食料品の備えだけでなく、大雪の影響による停電対策や、大雪に見舞われたときにおこる問題についてもくわしく解説しています。食料品は長期間保存できるといっても機嫌があるので、定期的に消化していきながら補充を繰り返すローリングストックを心がけることが大切です。

「いざ食べようと思ったら賞味期限が切れていた」ということがないように、備蓄品のチェックも忘れないように習慣化しておきましょう。