車に備蓄できる非常食セット3選|車で被災したときの対処法も解説

シェア

地震や台風など、自然災害が多くなっているなか、災害対策の関心が高まりつつあります。その中で、避難が必要になったときに車で避難をする場合、あらかじめ車にも非常食などの備蓄品を積んでおきたいと考える方は少なくありません。

 

しかし、車内は温度変化が激しく、非常食の保管には向いていない環境にあります。車に置いておける非常食ははたして存在するのでしょうか?今回の記事では、車に置いておける非常食についてくわしく解説します。そのほか、車に積んでおくと良い防災グッズも一緒にまとめていますので、車に装備可能な防災グッズについて知りたい方は最後までじっくり読んでくださいね。

目次

1.車に長期保存できる非常食ってあるの?

 

普段、自宅に非常食として備蓄できる賞味期限が比較的長い食料品を車内に置きっぱなしにすると、夏場はどうしても劣化してしまう危険があります。車に長期保存可能な非常食についてくわしく解説します。 

●車載OKかを判断するため目安「保管温度」

車はその構造上、外気温の影響を強く受けてしまいます。車載OKな非常食なのかはこの「保管温度」が重要です。車の車内環境は、夏場はときに外気温よりも高くなったり、冬場はかなり冷え切ってしまうのが特徴です。温度変化が激しい中で、非常食として備蓄可能かの判断は、まさにこの温度に耐えられる食品なのかが重要なポイントとなります。 

●車載用非常食の存在

防災意識が高まりつつある中で、車にも積んでおける非常食の需要も高まりつつあります。だから、最近では年間を通して車内備蓄が可能な非常食が販売されるようになりました。車積んでおく非常食としての重要な要素は、

・賞味期限が長いこと

・車内の温度変化に耐えられること

です。この2つの要素が絶対条件となる中で、これらを満たす食品が車載OKとなる非常食と言えるでしょう。本記事でも車載OKな非常食をご紹介していますので、参考にして検討してみてください。 

●車中泊装備や避難時の備えと共に装備

非常食以外にも、防災目的と言えば、車に寝泊まりできる装備をクルマに積んでおくと、もしものときに車の中に避難して一定の期間過ごすことが可能になります。

・車中泊ができる装備

・簡単な生活必需品

も車内に積んでおくと、災害によって自宅に被害がでたとき、一時的な避難場所として確保することができます。車中泊に必要な装備としては、「寝袋」・「マット」・「サンシェード」は最低限必要なので、この3つの装備は少なくとも積んでおいた方が安心です。

2.車に長期保存できる非常食を紹介

 

車に長期保存できる非常食を紹介

では、車に長期保存できる非常食として販売されている商品をご紹介します。これらの非常食は、長期的な保存食として、温度変化にも耐えられる保存食となっています。車にも防災グッズと一緒にもしものための非常食を積んでおきたい方は参考にしてください。 

●尾西食品の車載用防災ボックス

非常食と言えば、アルファ米を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。アルファ米は、カチカチに乾いたお米で、お湯や水をそそぐことで柔らかくしてたべることができるお米で、保存食に用いられることが多いです。このアルファ米を用いた長期保存食を販売しているのが尾西食品です。尾西食品の商品には「車載用防災ボックス」が販売されています。中身は、

・アルファ米

・携帯おにぎり

・長期保存水

・防災用携帯トイレ

など、防災グッズと非常食がセットになった防災ボックスです。特殊な断熱材で商品を包むことで夏場の車内環境でも備蓄を可能にしているので、年間を通して車の非常食としておすすめです。 

●The Next Dekade の長期保存食

車載用非常食として注目されているのがThe Next Dekadeの7年保存シリーズです。このメーカーの賞味期限は7年、10年とかなり長く、非常食として長期保存できる飲料水や保存食を販売しています。中でも、「車載用セット」の販売もしています。中身は、

・7年保存水

・7年保存レトルトパン

・7年保存レトルトクッキー

・ハンディトイレ

・LEDライト

など、防災道具とともに保存水&保存食がクーラーBOXの中に詰まっており、このBOXを車に積み込んでおくだけでOKです。耐温度域も-20℃~80℃までとなっているので年間を通して車に積みっぱなしでも問題ありません。車載用の非常食&防災グッズとしておすすめです。 

●株式会社ファシルの車載防災セット

主に学校向けの防災用品を手掛ける株式会社ファシルも、車載用の非常食をセットにした車載用防災セット「ボウサイブロック」を販売しています。中身は、

・7年保存水

・7年保存クッキー

・使い捨て携帯トイレ

・使い捨て簡易ライト

などが入っていて、-20℃~80℃の温度環境でも問題ない設計になっています。このボウサイブロックの最大の特徴は、一般社団法人防災安全協会推奨品になっていること。安心して車に乗せておける非常食&防災セットです。

3.車に備蓄する非常食・飲料水以外に必要な防災グッズ

 

車に備蓄する非常食・飲料水以外に必要な防災グッズ

車にある程度広さに余裕がある場合、防災セットを自分なりに揃えてみるのも良いですね。市販されている車載用防災セットに入っている内容では心もとないと感じる方もいらっしゃるでしょう。ここでは車に備蓄しておくと良い防災グッズをご紹介します。 

●暑さ(寒さ)対策グッズ

車内で雨風は防げたとしても、外気温の影響を強く受けるため夏場では“暑さ対策”、冬場は“寒さ”対策の装備が必要です。

・夏場の装備品:スポットクーラー、扇風機、冷感グッズ

・冬場の装備品:防寒具、湯たんぽ、電気毛布、電気ストーブ

などがあれば、暑さ対策&寒さ対策が可能です。季節によって車に備蓄するものを入れ替えるなどして装備しておくと、何かあったときの備えとして万全です。 

●簡易トイレ

防災グッズとして欠かせないものとしてあげられるのがこの簡易トイレです。簡易トイレとは、ダンボールなどの素材でできた小型トイレのこと。災害でライフラインが絶たれた場合、自宅同様公共施設のトイレも使用できなくなる場合もあります。そんなとき、簡易トイレを用意しておくと便利です。 

●衛生用品&応急処置道具

被災現場や避難所は衛生環境が悪くなることも予想されます。感染症予防のためにも、衛生用品の備えは必要です。また、被害を受けたときの怪我の応急処置も合わせて用意しておきましょう。必要なものは、

・衛生用品:アルコール、マスク、歯ブラシセット、除菌シート

・応急処置道具:三角巾、絆創膏、消毒液、常備薬

などがあればベストです。三角巾は、骨折時の固定や出血時の圧迫、マスク代わりにも使えて便利です。下痢や腹痛、急な発熱などのためにも常備薬も用意しておきましょう。 

●ポータブル電源

災害によって停電が発生した場合、電気が使えなくなると、とても不便な生活を余儀なくされてしまいます。連絡手段、情報入手手段としてのスマホも充電がなくなれば使用できなくなるでしょう。ポータブル電源があれば、モバイルバッテリーよりも容量が大きいため安心です。なによりも、家庭用電源が使用できる強みが停電時には大きな役割を果たします。ポータブル電源の魅力は、

・持ち運びができて屋外で手軽に充電&電力供給ができる

・停電時でもスマホやパソコン、家電製品が使えるようになる

・災害時の暑さ対策や寒さ対策が手軽にできる

などがあげられます。また、ポータブル電源の種類によっては冷蔵庫も稼働可能です。停電時でも食材の保冷ができるので、食料の保管もしやすくより安心できるようになります。ただ、夏場はポータブル電源を車内に置きっぱなしにすると、バッテリーが劣化し寿命を縮めてしまったり、故障の原因となるので注意が必要です。 

防災対策としてポータブル電源を選ぶなら、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源がおすすめです。

・累計販売台数400万台以上を誇る世界リーディングブランド

・一般社団法人防災安全協会の認証を取得

・長期保証と安心のサポート、アフターケアが充実

・必要な容量を選べる豊富な品揃え、ソーラーパネルとセットの製品も完備

など、災害時に役に立つ製品の品揃えが豊富です。世界最先端のテクノロジーを取り入れた高い性能を持つ、安心・安全に使用できるポータブル電源を提供してくれます。本記事で防災対策として車で使用するのに最適な製品をご紹介していますので、気になる方は参考にしてください。

4.車中泊や防災で活躍するJackeryポータブル電源

 

車中泊や防災で活躍するJackeryポータブル電源

防災対策として、車に車中泊ができる環境を整えておくことで、車を一時的な避難場所にできます。ポータブル電源も車内に積み込めば、車内でエンジンをかけずに電気が利用できるのでとても便利です。ここでは前述した防災対策としておすすめのJackery(ジャクリ)ポータブル電源をご紹介します。 

●ソーラーパネルとセットになったものを選ぶ

防災を意識してポータブル電源を選ぶなら、Jackery(ジャクリ)製品の中でもソーラーパネルとセットになったものを選ぶことをおすすめします。なぜなら、

・太陽光から電気をつくりだし、直接利用できる

・停電が長期化したとき、太陽光から本体を充電できる

からです。この2つの要素は災害の被害に合ったとき、とても役に立つ要素です。電気を蓄えられるポータブル電源も、その容量を使い切ってしまえば電気を利用することができません。そのため、停電が長期化したときでも繰り返し使えるように、太陽光から電気を蓄えられる手段があることで、長期的な電気の利用が可能となります。 

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、Jackery(ジャクリ)製品の最新モデルとして登場した従来品をさらに軽量化させた製品です。セットになったソーラーパネルも業界トップクラスの変換効率25%を実現した最高の組み合わせです。

「超ロングスタンバイモード」や「緊急充電モード」をたずさえて、防災に適したポータブル電源としておすすめの一品です。 

●Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源セット

Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 セットは、リン酸鉄リチウムイオン電池搭載型で長寿命なPlusシリーズに、車載用ソーラーパネルがセットになったポータブル電源です。ソーラーパネルはつけっぱなしでOKなので、太陽が出ているときなら走行中でも停車中でも本体を充電することが可能です。まさに、車の防災対策に最適でおすすめの製品です。

もっと多くの商品を見る

 

5.もしも車で移動中に被災したときの対処法

 

災害の中でも、地震は唐突に発生する災害です。クルマで移動中に災害に遭遇することも予想されるでしょう。また、自宅からやむなく車で避難をすることもあるかと思います。知識がないと、パニックを起こして冷静な判断ができず対処が遅れることもあります。ここでは事前に知っておきたい知識として、車で被災した場合の対処法をまとめています。 

●車の中で被災したときはまず情報収集

車を運転中に大地震が発生した場合、もしくは台風などの天災の影響で運転を続けることが困難と判断した場合は、まず安全に車を停車させなければなりません。

・ハザードを点滅させて周囲のクルマに減速&停車を伝える

・停車位置はなるべく道路の隅に停車させることを意識する

・すぐに車から飛び出さず、ラジオなどで情報を確認する

この3つを意識して行動しましょう。情報としては、交通情報、避難警告、地震情報などを入手することです。地震の場合、揺れがおさまるまでは車内に待機しておいた方が安全です。 

●車で避難をする場合の対処法

車で避難が可能な場合は、徒歩で避難するよりも荷物も運べ、かつ迅速に避難ができます。ただ、道路の陥没や冠水によって車が水没する危険性もあるので、最悪は車を乗り捨てる覚悟を持っておきましょう。車内に閉じ込められてしまうこともあるので、「緊急脱出用ハンマー」は車内に常備しておくと、いざというときに便利です。 

●車を乗り捨てて避難しなければならないときの対処法

車で避難、もしくは移動中に災害に遭遇したとき、そのまま車内に居ることが危険と判断される場合、車を乗り捨てて避難する決断をしなければなりません。車を乗り捨てる場合は、

・できるだけ道路の外に車を置く

・窓を閉め、エンジンを切る

・ロックはかけず、車のキーを置いていく

ことです。緊急車両などの通行の邪魔になる場合、緊急時に車を動かす必要があるためです。 

まとめ:車に非常食を備蓄しておけば防災面も万全

 

今回の記事では、車の非常食についてくわしく解説しました。車に常備する防災用品として、食料品や飲料水は、備蓄できないと考える人は多いのではないでしょうか。最近では、長期保存可能な食料品も開発され、季節の気温の影響を受ける車内でも年間を通して備蓄できる保存食が販売されるようになりました。 

ここ近年の地震や台風、集中豪雨などの災害が増えていく中で、防災対策は必要性が増してきています。車にも非常食を備蓄することで、防災面を万全するのも良い対処法です。

関連人気記事
サマーセール|Jackery Japan