防災用寝袋は必要か?寝心地に関わるマット・寝袋の選び方や防災グッズも紹介

シェア

災害時には避難所で共同生活を余儀なくされる場合があります。地面にそのまま寝るとなると、床の硬さと寒さで、とても安眠とはいきません。そこで、活躍するのが防災用の寝袋です。寝袋と併せてマットもあると、さらに快適な睡眠が実現します。

 

本記事では、防災用に寝袋は必要かについて解説します。防災用の寝袋・マットの選び方も紹介しているので、災害対策として今のうちから準備しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.防災グッズに寝袋は必要なのか?

 

世界で発生する20%以上の地震は日本で起きています。地震大国である日本に住んでいる私たちは、防災グッズの備蓄が欠かせません。実際に防災グッズを揃えていく中で、寝袋は必要なのか、という疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか? 

結論からいうと、防災グッズに寝袋は必要です。避難生活において、掛け布団の代わりになるので、外気の影響を遮断し、快適な睡眠をサポートしてくれます。ただし、寝袋はあくまでも掛け布団の役割を担うものであり、敷布団の代わりにはなりません。

2.避難生活で使う防災用寝袋の選び方3選

 

防災用寝袋

アウトドアとは異なり、災害時には、寝袋の持ち運びのしやすさが命運を分けます。また、季節に合っていない寝袋を選べば、ほとんど機能しません。そこで、避難生活で使う寝袋のおすすめの選び方を紹介します。

●季節に合った形状

寝袋によって、どの季節に適しているかが異なります。寝袋にはマミー型と封筒型という2つの形状があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。 

寝袋の形状

特徴

マミー型

・気密性が高い

・収納時にコンパクトに畳める

・秋、冬用に向いている

封筒型

・気密性が低い

・ファスナーを開閉できる

・春、夏、秋用に向いている

しかし、災害はいつ発生するか分からず、どの季節に合った寝袋を選べばいいか迷いますよね。そこで、秋・冬用のマミー型と春・夏用の封筒型の2種類を常備しておくのがおすすめです。

●コンパクトな収納サイズ

避難する際には寝袋以外にも、多くの防災グッズが必要です。寝袋のサイズが大きすぎると、避難に手間取ってしまい、逃げ遅れる危険もあります。

そこで、防災用の寝袋はコンパクトに収納できるタイプを選びましょう。理想的なサイズは直径15cm×30cm程度です。

●丸洗い可能

避難生活はいつまで続くか予想がつきません。長期間寝袋を使っていると、汗が染み込み、衛生的に問題があります。臭いがしてくると、周りの被災者の迷惑にもなります。

そのため、丸洗い可能なタイプを選びましょう。洗える素材には、水に濡れても乾きやすい化学繊維が使われていることが多いです。

3.防災用寝袋と併せてマットが必要な理由

 

寝袋さえあれば快適な睡眠が取れる!と勘違いしている方も多いのではないでしょうか? 

寝袋はあくまでも掛け布団の役割に過ぎないです。寝袋だけで寝ようとすると、地面の凹凸や冷気によってすぐに目が覚めてしまうでしょう。 

そのため、敷布団の役割を担うマットも併せて必要です。暑い季節であれば、むしろ寝袋はいらず、マットだけ必要になるかもしれません。

4.避難所で敷布団になるマットの選び方3選

 

避難所で敷布団になるマットの選び方

寝袋と併せて必須なマット。避難生活での寝心地に直結するので、マット選びは重要です。寝袋と同様に携帯性も重視する必要があるでしょう。避難所で敷布団になるマットのおすすめの選び方は、以下のとおりです。

●高いクッション性

寝心地を左右するクッション性は、防災用マットには欠かせない要素です。避難所のスペースが埋まっている場合、外での生活を余儀なくされる場合もあります。地面の硬さを吸収し、底つき感がないよう、クッション性に優れたマットを選びましょう。

●空気で膨らむエアーマット

迅速な避難が求められる災害時に、かさばるマットは適していません。空気で膨らませるエアーマットであれば、使用時以外はコンパクトに収納できます。マットの主な種類と特徴は、以下のとおりです。 

マットの種類

特徴

エアーマット

・コンパクトに収納できる

・空気を膨らませる

インフレーターマット

・サイズが大きい

・ウレタンフォームが入っている

・空気を膨らませる

クローズドセルマット

・かさばりやすい

・軽量

●断熱性と防水性を備える

災害時に屋外で寝泊りすることになれば、地面からの影響をできるだけ受けないマットを選ぶ必要があります。雨が降っていると浸水する恐れもあるでしょう。そこで、断熱性と防水性に優れたタイプを選ぶのがおすすめです。 

断熱性を測るためには、マットのR値(熱抵抗値)を確認してください。<どれだけ熱を通さないかを示すR値が、4.0以上のものを選ぶと底冷え対策になります。防水性は、TPUコーティングなどがされているマットだと安心です。

5.寝袋以外に必要なおすすめの防災グッズ7選

 

防災グッズJackeryポータブル電源1000New

災害時には、寝具以外にも揃えるべきアイテムが多くあります。日本は、いつ大規模災害に巻き込まれるか予想がつかない国です。あなたや家族の命を守るために、今のうちに以下のような防災グッズを揃えておきましょう。

●飲料水・食料

生命維持に必要不可欠な水と食料は、災害時にすぐに手に入るとは限りません。地割れや土砂崩れなどで道が損壊していると、支援物資の到着が遅れる可能性があります。最低でも3日分の家族全員分の飲料水と食料を常備しておきましょう。

●ポータブル電源

災害時に快適な生活を送るために欠かせないアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、災害時などのコンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。

災害時にポータブル電源があるメリットは、以下のとおりです。

・電気ケトルや電子レンジで簡単に調理ができる

・電気毛布や扇風機を使い、快適な気温で過ごせる

・エアーマットの電動空気入れを常に稼働できる

・車載冷蔵庫を稼働し、食品の腐敗を防ぐ

・LEDライトで夜の暗闇を照らせる

・情報収集や家族との連絡に使うスマホを常にフル充電にしておける 

災害時に使用するポータブル電源は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery製品がおすすめです。Jackeryのポータブル電源は、BMSとNCM機能を備えているので、災害時も安全に使用できます。

●携帯トイレ

災害によって水や電気といったライフラインが遮断されていると、トイレが使えない可能性があります。毎日の生活でトイレをせずに過ごすことはできません。携帯トイレを用意しておくことで、自宅や避難所で簡単に用を足せます。吸水シートや凝固剤の作用で水分を吸収するのが特徴です。

●携帯ラジオ

災害が発生すると、真っ先に避難したくなりますよね。しかし、誤って被害が大きい地域に向かってしまうと、二次災害に巻き込まれるリスクも高まります。 

そのため、まずは携帯ラジオなどで情報収集をして、正しい避難所と避難ルートを把握しましょう。手回しタイプの携帯ラジオであれば、電気などの燃料は必要ありません。

●LEDランタン

災害によって送電設備が破損すると、停電が起きます。停電の復旧には3日以上要する可能性もあるので、夜の暗闇を照らすためのLEDランタンが必要です。防災用のLEDランタンは、以下のようなタイプを選びましょう。

・ポータブル電源からUSB充電ができる

・テント内を照らせる150ルーメン以上の明るさを持つ

・コンパクトで持ち運びしやすい

●救急セット

怪我や発熱などの緊急事態に、救急セットがあれば、すぐに応急処置が行えます。災害時には、医療機関が機能していない恐れがあり、すぐに診療を受けられないかもしれません。救急セットの中には、以下のようなものを入れておきましょう。

・絆創膏

・消毒液

・包帯

・ガーゼ

・ハサミ

・常備薬

・市販薬(解熱鎮痛薬・胃腸薬・風邪薬)

●生理用品

女性は防災グッズとして、生理用品も必要です。避難所ではすぐに下着を洗濯できないかもしれません。また、体の汚れや臭いが気になる方もいるでしょう。生理用ナプキンやタンポン、ウェットシート、生理用ショーツなどの使い慣れた生理用品を揃えておくのがおすすめです。

6.避難生活の快適性を向上させるポータブル電源

 

大規模災害時には二次災害として、電気が止まっている可能性が高いです。また、避難所では電気が通っていても、使えない可能性もあります。そんな時でもポータブル電源があれば、どこでも電化製品を稼働させられます。 

災害時に使用するポータブル電源は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery製品がおすすめです。Jackeryのポータブル電源は、防災製品等推奨品認証やフェーズフリー認証を取得しているため、災害時の生活を支えてくれることは間違いありません。 

災害時に大活躍するおすすめのポータブル電源の機種を紹介します。 

●Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット 

Jackery ポータブル電源 300 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。コンパクトサイズなので、防災リュックに入れて災害時にすぐに持ち出せます。 

リュックに入れた状態で、スマホから遠隔操作も可能です。UL規格の耐衝撃性により、地震や避難時の揺れにも耐えます。一人暮らしの防災グッズに最適なモデルです。 

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

容量632Wh・定格出力800Wの.ポータブル電源と100Wのソーラーパネルのセットです。軽量コンパクトなので、避難時に気軽に持ち運べます。 

「緊急スピード充電」を使うと、自宅や避難所で最速1時間で満充電が可能です。自然放電を抑える「超ロングスタンバイモード」を使えば、バッテリーが1.5倍に長持ちします。2人家族の防災グッズにおすすめのモデルです。 

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルのセットです。AC出力やUSB出力などの計8つの多彩なポートから、家族全員分の気温対策や加熱料理が行えます。 

IBCセル技術を採用したソーラーパネルにより、電気が使えない状況でも約2時間でフル充電できます。高温耐性に優れているので、炎天下での使用も問題ありません。追加バッテリーで最大5kWhまで拡張できるので、3人以上の家族の防災グッズにおすすめのモデルです。 

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット 

Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルのセットです。AC5口、USB4口、シガーソケット1口を使い、計10台の家電を同時接続できます。 

約30dB以下の静音設計により、避難所でも稼働音が気になりません。キャリー付きなので、避難時もスムーズに移動できます。3人以上の家族で数日間の避難生活を想定されている方におすすめのモデルです。

まとめ|防災用寝袋はマットとセットで必要

 

防災グッズとして寝袋があると、睡眠時の体温を維持することが可能です。あくまでも寝袋は掛け布団としての役割なので、敷布団代わりになるマットもセットで用意しましょう。災害時は、迅速な避難が求められるので、寝袋とマットは携帯性が重要です。

この記事で紹介した防災グッズを揃えて、大規模災害からあなたや家族の命を守りましょう。

関連人気記事
サマーセール|Jackery Japan