バックアップ電源とは?家庭にも必要?非常時におすすめのポータブル電源を紹介

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みなさんは「バックアップ電源」という言葉をご存じでしょうか。災害への備えとして、食料や飲料水、防災グッズなどを常備している家庭は多いと思いますが、バックアップ電源はその名の通り、地震や台風などの災害で停電が発生した時に、通常の電源に代わって電化製品に電力を供給する電源装置です。本記事は、バックアップ電源の種類やそれぞれおすすめの使い方、おすすめのバックアップ電源製品を詳しく紹介します。

目次

1.バックアップ電源とは?家庭用と業務用の違いは?

バックアップ電源とは?家庭用と業務用の違いは?

バックアップ電源とは内部にバッテリーを持ち、停電や断線といった突然の電源トラブルに対応するための電源装置です。家庭用から業務用まで幅広い用途で使われています。 

家庭用と業務用のバックアップ電源では、容量や機能、設置方法などさまざまな点で違いがあります。主な違いは以下のとおりです。

● 業務用:大規模な電力供給を想定して設計され、大容量で建物に固定設置される据え置き型が主流

● 家庭用:バッテリーは小〜中容量で、持ち運びがしやすいポータブルタイプが中心

業務用バックアップ電源は確実な電力供給が求められるため、安定して電力供給ができる製品が活用されています。

家庭用バックアップ電源は災害時や非常時の備えでの利用が多く、使いやすさや管理の手軽さが重視される点です。近年、小型で高性能なバックアップ電源が登場し、設置や運用の手軽さから一般家庭でも導入しやすくなっています。家庭に合ったバックアップ電源を準備して、災害に備えましょう。

2.バックアップ電源の種類とおすすめの使い方

バックアップ電源の種類とおすすめの使い方

家庭用バックアップ電源には、ポータブル電源や発電機、太陽光発電システムなどがあります。それぞれのバックアップ電源には特徴があり、用途や環境によって最適な選択肢が異なります。以下では、バックアップ電源の主要な種類とおすすめの使い方を詳しく解説します。

●バッテリー式蓄電池(ポータブル電源)|騒音が気になる場所でも活躍

バッテリー式蓄電池(ポータブル電源)|騒音が気になる場所でも活躍

バッテリー式蓄電池【ポータブル電源】は、充電式のリチウムイオンバッテリーを搭載した携帯可能なバッテリー電源です。静音性が高く、排気ガスも出ないので、マンションやアパートなど近隣への配慮が必要な住環境でも安心して使用できます。

一般的なポータブル電源は300W〜3,000W程度の出力に対応しており、スマートフォンの充電からエアコンや冷蔵庫の運転まで、幅広く使えます。事前に充電しておけば、いざという時すぐに使用できる点も魅力です。

ソーラーパネルと組み合わせると、長期の停電時でも持続的に電力を確保できます。持ち運び可能で、どこでも使えるバックアップ電源を探している人に良いでしょう。

関連人気記事:非常用ポータブル電源おすすめ9選!選び方や災害での使い道も解説

●燃料を使用した発電機|消費電力の大きい家電に対応

燃料を使用した発電機|消費電力の大きい家電に対応

燃料を使用した発電機は、ガソリンや軽油、LPガスを使って電力を生み出す機器です。大きな出力が特徴で、エアコンや電子レンジなど、消費電力の大きな家電製品も使用できます。

一般家庭向けの発電機は2000W〜3000W程度の出力が一般的で、燃料がある限り連続して運転が可能です。ただし、排気ガスが発生するため、屋外で使用しなくてはいけません。また、定期的なメンテナンスや燃料の備蓄も必要です。

騒音も発生しやすい機器が多く、使用時間帯や近隣への配慮もいるため、使用できる家庭は限られます。

関連記事:【徹底比較】発電機VSポータブル電源

●太陽光発電システム|長期的な停電時に活躍

太陽光発電|長期的な停電時に活躍

太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを電気に変換する環境にやさしい電源です。晴れた日中であれば継続的に電力を得られ、蓄電池と組み合わせると夜間も電力を使用できます。

一般的な家庭用太陽光発電システムは4kW〜6kW程度の容量があり、家全体の電力をまかなうことも可能です。

ただし初期投資が100万円前後と比較的高額であり、避難所への持ち出しはできないデメリットもあります。自宅以外でも使えるバックアップ電源がほしいなら、バッテリー式の蓄電池と、小型のソーラーパネルを組み合わせて使うのがおすすめです。

●車を利用したバックアップ電源|車中泊で活躍

車ではシガーソケットにインバータを接続すると、バックアップ電源として活用できます。 

車のバッテリーを使用するため、ガソリンが残っている限り電力を確保できます。しかし、車のバッテリー上がりを予防するため、連続使用時はエンジンをかけっぱなしにしなければいけません。 

近年では、ハイブリッド車や電気自動車の普及によりコンセントが設置された車が増えています。ハイブリッド車などは電気容量が大きいですが、ガソリン車は電気の容量が小さいため、スマホの充電など小型家電の使用に適しています。

関連記事:ソーラーパネル蓄電池は持ち運び型がベスト!据置型との違いやおすすめ商品を紹介

3.停電の時に1日耐えられるバックアップ電源の容量はどれぐらい?

停電の時に1日耐えられるバックアップ電源の容量はどれぐらい?

家庭用バックアップ電源を購入する際、どの程度の容量が必要なのか悩む人も多いでしょう。バックアップ電源を決めるときには、停電時に最低限必要な電力を考えることが大切です。

停電発生時に使うことができず、特に困るのが冷蔵庫。仮に夏場に停電が起きた際は保存している食材がすぐに傷んでしまい廃棄しなければなりません。また、停電発生時は避難場所や物資供給といった情報収集のためにテレビを使いたい、という方が大変多いです。

では、実際に1日停電したときに3人家族で最低限必要な容量を試算してみました。

用途 利用時間 1日あたりの消費電力
夜間の照明(10W相当×1灯) 5時間(17〜22時) 50Wh
32インチ液晶テレビ 1時間 50Wh
炊飯器 1日1回 160Wh
冷蔵庫 1日 600Wh
スマートフォンの充電(3人分) 1日2回 180Wh

 

これらが使えれば、一時的な停電はしのげると仮定すると、3人家族で1日の停電をやり過ごすために必要なバックアップ電源の容量は1,040Whとなります。

南海トラフや台風などの災害により停電が長引くことを想定すると、ソーラーパネルで充電できるバックアップ電源がおすすめです。太陽が出ている昼間に繰り返し充電できるので、長期間の停電も安心です。

4.バックアップ電源におすすめのポータブル電源ソーラーパネル4選

バックアップ電源におすすめのポータブル電源ソーラーパネル4選

バックアップ電源として使える製品の中でも、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせが一番おすすめです。 ポータブル電源はコンパクトで持ち運びやすいように設計されており、保管やメンテナンスにも手間がかからず、誰でも簡単に使えます。太陽光で発電するため燃料はいらず、発電機のような排ガス問題や、車のバッテリー上がりを気にする必要もいりません。

Jackeryのポータブル電源・ソーラーパネルは軽量タイプの製品が多く、女性でも持ち運びが楽にできます。コンパクトで保管場所を取らないので、賃貸マンション・アパートなどのバックアップ電源にもおすすめです。容量タイプもさまざまな種類があるので、それぞれの家庭に合った製品を見つけましょう。

Jackery Solar Generator 1000 New 100Wポータブル電源ソーラーパネル|2~3人家族防災におすすめ


Jackery Solar Generator 1000 New 100Wポータブル電源ソーラーパネルは、大容量でありながらコンパクトで軽量、停電時も普段と遜色ない快適な生活をキープできるバックアップ電源を準備したい方におすすめです。

付属のソーラーパネルは、なんと発電効率が業界最高レベルの25%。一見発電できないと思われるような曇りの日でも電気を生み出せます。

Jackery Solar Generator 2000 Newポータブル電源 セット|3~4人家族におすすめ


Jackery Solar Generator 2000 Newポータブル電源 セットは、最大7デバイスへ同時に給電できるため、大人数の家族でも快適に使える製品です。3〜5人家族の場合、3日程度の緊急電力を供給できます。災害時に生活家電や調理家電も活用して、電気で困らず快適に過ごしたい方に良いでしょう。

Jackery ポータブル電源 3000 Newセット|4人以上の家族や業務用バックアップ電源におすすめ


Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル|一人暮らしやアウトドアにおすすめ


Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルはポータブル電源本体が約3.6kgと軽量コンパクトで、持ち運びしやすいサイズです。災害時にバックアップ電源を避難所などに持ち運ぶときなど、女性や高齢者の方でも簡単に移動できます。 

コストパフォーマンスの良さも当商品の特徴です。蓄電池とソーラーパネルをそろえるには数十万円~数百万円の費用がかかりますが、こちらは67,600円と10万円を大きく下回っています。ポータブル電源を使いたいけど価格が気になる方におすすめです。 

関連記事:【最新版】ポータブル電源を普段使いする方法は多彩!製品を選ぶコツも紹介

まとめ

日本ではここ数年、異常気象や地震の多発により、災害の危機がこれまで以上に高まっています。このような中、災害による停電が発生しても、電気を使うことができるバックアップ電源が注目され、その需要を伸ばしています。

実際にバックアップ電源を導入された方々の中にも、「災害に見舞われて停電した際に助かった」と言った声が多く見られます。私たちが家庭で安心して生活するためにも、いつ起こるか分からない災害への備えとしても、ポータブル電源は必須アイテムと言えるでしょう。

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