1.スマホの電池(バッテリー)の寿命は2~3年|平均使用年数は4.4年
使い方や気温などの環境に左右されますが、スマホの電池の平均寿命は2~3年です。また、内閣府の推計によると、スマホを含む携帯電話は約4.4年で買い替えられています。主な買い替えの理由と比率は以下のとおりです。
・故障:38.7%
・上位品目への移行:30.6%
・その他:30.7%
新しい機種の発売よりも、スマホの故障で買い替える人が多いようです。次は、スマホのバッテリー寿命を診断する方法を見ていきましょう。
参考:内閣府「消費動向調査(令和5 (2023)年 12 月実施分)調査結果の要点」
関連人気記事:スマホの電池の減りが早い原因と対策|バッテリーを長持ちさせる9の方法
2.スマホの電池の寿命劣化を診断する6つの方法

スマホのバッテリー寿命劣化を診断する方法は、以下の6種類です。
・電池の持ちが悪くなっている
・電池の最大容量が80%以下になる
・電池の膨張や発熱が起こる
・スマホが操作を受け付けにくくなる
・電源が突然消えたり再起動ししたりする
・アプリやOSの更新・インストールができなくなる
iPhoneやAndroidスマホが壊れる前兆を見逃さないように、寿命が劣化する兆候を押さえておきましょう。
①電池の持ちが悪くなっている
「スマホの電池の持ちが悪くなった?」と感じたら、寿命が劣化している兆候です。フル充電してもすぐに電池が減ったり、購入時よりも充電回数が増えたりする場合は、機種の買い替えかバッテリー交換時期の目安といえます。
②電池の最大容量が80%以下になる
バッテリーの最大容量が80%以下になったら、スマホの電池の寿命が尽きかけているサインです。最大容量は次の手順でチェックできます。
・「設定」をタップする
・「バッテリーの状態と充電」をタップする
・「最大容量」が何%かチェックする
電池の寿命が気になる人は、最大容量を確認してみてください。
③電池の膨張や発熱が起こる
寿命が近づくと、電池の膨張や発熱などの不具合が起きやすくなります。異常を放置したままスマホを使い続けては、爆発や火災事故につながりかねません。不具合に気づいたらすぐに使用を止めて、バッテリーを交換してください。
参考:独立行政法人国民生活センター「リチウムイオン電池及び充電器の使用に関する注意」
④スマホが操作を受け付けにくくなる
電池の寿命が縮むと、処理能力が落ちてスマホを操作しにくくなります。タップの反応が鈍くなったりアプリの動作が重くなったりしたら、電池の寿命が劣化している可能性があります。
⑤電源が突然消えたり再起動したりする
スマホの電源が突然落ちたり再起動したりする症状は、バッテリーの寿命が近い兆候です。操作中に電源が落ちるとスマホ内のデータが破損し、仕事や買い物に支障が出る可能性があります。スマホの使い心地に違和感を覚えたら、すぐにキャリアのサポート窓口に相談しましょう。
⑥アプリやOSの更新・インストールができなくなる
アプリやOSの更新・インストールには電力が必要なため、ダウンロード・アップデートが途中で終了する恐れがあります。
とくに、OSの更新ができなければセキュリティ面が弱くなるため非常に危険です。ウイルスに感染して、スマホの電池の寿命が早まる原因になります。
関連人気記事:スマホに必要な寒さ対策5選!誤った対策や冬のスマホ操作で役立つグッズも紹介
3.【買い替え推奨!】スマホを同じ電池のまま5~10年以上使うのは危険
スマホを同じ電池で5~10年以上使うのは、以下のように大きなリスクを伴います。
・電池の減りが早くなる
・OSやアプリを更新できなくなる
・電池の発熱・膨張などの不具合が起きやすくなる
平均寿命の2~3年を大幅に超えると、電池の劣化は避けられません。また、OSを更新しなければウイルス感染の可能性が高まります。スマホを安全に使うためにも、不具合を発見したら携帯会社の公式サービスに相談しましょう。
4.スマホの電池交換・買い替え時のの注意点4選

スマホの電池を交換するときは、4つの点に注意しなければなりません。
・データのバックアップを取る
・保証期間内か確認する
・SIMロック解除が必要か確認する
・アプリやサブスクなどのデータを引継ぎする
スマホは仕事やお金の支払いに欠かせない必需品です。生活に支障を出さないためにも、確実に押さえておきましょう。
①データのバックアップを取る
バッテリーの交換前に、データのバックアップを取りましょう。交換作業で部品が破損し、スマホが使えなくなる恐れがあります。
とくに、自力での交換や非正規修理店でのバッテリー交換は要注意です。携帯会社の保証サービスが受けられなくなり、電池以外の部品が壊れた場合も有償になるリスクがあります。
②保証期間内か確認する
バッテリー交換費用を抑えるためにも、保証期間内か確認しましょう。保証サービスで交換費用は8,000円ほど変わる場合があり、キャリアによっては無料で済むケースもあります。
③SIMロック解除が必要か確認する
携帯キャリア以外で買い替えるときは、SIMロックが解除されている「SIMフリー」状態のスマホを選ぶ必要があります。
SIMロックとは、スマホが特定のSIMカード以外で動作しないように制限する機能です。買い替え先のスマホがSIMロックされていると、旧スマホのSIMカードを差し込んでも端末を使えません。
2021年8月に法改正され、現在では新品のスマホは基本的にSIMロック解除された状態で販売されていますが、中古の端末は継続している可能性があります。SIMロックの有無はスマホの設定から確認可能です。ただし、設定画面に確認項目がない場合はキャリア会社に直接確認しましょう。
④アプリやサブスクなどのデータを引継ぎする
スマホを買い替えてからアプリやサブスクを継続できるように、データを引継ぎしておかなければなりません。ログインID・パスワード・二段階認証の情報などを忘れると、アプリを利用できなくなる恐れがあります。データの引継ぎを簡単に済ませる方法として、ログイン情報を一括管理できるアプリがおすすめです。
なお現在ではiPhoneの場合、「クイックスタート」機能を活用するか、「iCloud」を経由することで全データをまるごと移行できます。ほとんど手間がかからず、データの移行漏れが発生する心配もないでしょう。ただし「クイックスタート」を使うには、移行元の端末が正常に動作している必要があります。また「iCloud」は無料版だと5GBしか使えないため、データ量が多い場合は有料版の契約が必要です。
5.スマホの電池の寿命を延ばす5つのコツ
スマホのバッテリー寿命を延ばすコツは以下の5種類です。
・画面設定を暗めにする
・高温・低温の環境を避ける
・メーカー推奨のアダプターを使う
・バッテリー残量がなくならないようにする
・電池の消耗が激しいアプリ・設定を見直す
それぞれ詳しく解説します。
①画面設定を暗めにする
画面を暗くするとスマホの電力消耗が軽くなり、電池の寿命を延ばせます。逆に明るくしすぎると消耗が大きくなるため、日中の時間帯や明るい環境では画面を暗くしましょう。
②高温・低温の環境を避ける
スマホの電池の寿命を延ばすコツは、高温・低温の環境を避けることです。とくに、夏の車内や直射日光が当たる窓際などは、スマホが発熱して部品が壊れる可能性があります。バッテリー寿命を延ばすためには、以下の気温での使用がおすすめです。
・使用時:0~35℃
・保管時:-20~45℃
参考:産業保安ポータルサイト さんぽのひろば「猛暑〜人もスマホも熱中症〜【注目の化学災害ニュース】RISCAD CloseUP」
電池の膨張・発熱が続けば爆発事故が起きるかもしれません。加熱を抑えるためにも、会社や学校の机にスマホを置かないようにしましょう。
③キャリア推奨のアダプターを使う
キャリア推奨のアダプターでの充電は、スマホのバッテリー寿命を保つ方法の一つです。非正規品のアダプターを使うと、バッテリーに大きな負荷をかけて破損する可能性があります。
実際に、非正規品の充電器により発火する事故が起きています。非正規・模造品による故障は、保証サービスの対象外です。出費や事故を避けるためにも、必ずキャリアが販売しているアダプターを使ってください。
参考:経済産業省「『低価格・高リスク』の非純正バッテリーに注意」
④バッテリー残量がなくならないようにする
電池の寿命を延ばすためには、バッテリー残量がなくならない状態を維持しなければなりません。残量が0%の状態を続けると、負担が増大して電池の寿命が縮みます。
外出時に充電できる機器としてモバイルバッテリーがあげられますが、20,000mAhの機器でも充電回数は4~5回ほどです。「旅行や出張でバッテリー切れの心配をしたくない!」という人には、心許ないのではないでしょうか。
このような不安の解消に、当社Jackery(ジャクリ)のポータブル電源「Jackery Explorer 100 Plus」をおすすめします。ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも大容量の携帯型バッテリー装置です。Explorer 100 Plusはスマホを約8回充電可能で、手乗りサイズの約1kgという軽さが特徴。さらに、容量が99Whに収まっているので飛行機に持ち込み可能です。(※)
※リチウムイオン電池搭載機器は、100Whを超えると持ち込み制限されます。
スマホの利用時間が多い人やバッテリー切れを減らしたい人は、ポータブル電源を活用しましょう。
⑤電池の消耗が激しいアプリ・設定を見直す
電力消耗が大きいアプリや設定を見直すと、スマホの電池の寿命を延ばせます。電力を抑えられる例は以下のとおりです。
・自動ロックにかかる時間を短縮する
・ナビアプリの位置情報自動取得を停止する
・バックグラウンドでデータを更新するアプリを停止する
電力消耗の割合はスマホの設定から確認できます。普段使っているアプリを見直して、電池の消耗を軽くしましょう。
関連人気記事:気になるスマホのバッテリーの寿命。長持ちさせるコツもご紹介
6.【キャリア別】スマホの電池(バッテリー)交換費用の目安
スマホのバッテリー交換費用の目安を、キャリア・非正規修理店ごとにまとめました。
・ドコモ
・ソフトバンク
・au
・非正規修理店
保証サービスの加入・未加入別にまとめているので、参考にしてみてください。
●ドコモ
ドコモのバッテリー交換には以下の費用がかかります。
サービス名 |
加入者 |
未加入者 |
月額 |
smartあんしん補償 |
上限3,300円 |
9,000~13,000円 |
330~1,100円 |
「smartあんしん補償」にはバッテリー交換の他にも、スマホの不正決済やドコモ指定の機器故障を補償する特典もついてきます。
●ソフトバンク
一例としてiPhone 16 Pro Maxの場合、ソフトバンクでは以下の費用でバッテリーを交換できます。
サービス名 |
加入者 |
未加入者 |
月額 |
あんしん保証パック with AppleCare Services |
● 過失なし:0円 ● 過失あり:3,700~12,900円 |
● 購入から1年未満:0円 ● 購入から1年以上:19,400円 |
740~1,740円 |
保証期間はスマホの「設定→情報」の順にタップして確認可能です。なお、電池の最大容量が80%以上の場合は、バッテリー交換は有料になります。出費を抑えるためにも、交換前にスマホの設定から容量をチェックしておきましょう。
●au
auのバッテリー交換費用は以下のとおりです。
サービス名 |
加入 |
未加入 |
月額 |
故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+ |
● 購入から3年以内で過失がない場合:0円 ● 過失がある場合:5,500円 |
● 購入から1年以内で過失がない場合:0円 ● 過失がある場合:5,500~33,000円 |
1,189~1,740円 |
Webからの申し込みなら、コンビニや宅配受取ロッカーに届けてもらえます。
●非正規修理店
非正規修理店とは、メーカー・キャリアから認定されていない業者です。バッテリー交換費用は1,000~12,000円ほどと安価ですが、非正規の部品を使ったり業者の技術に差があったりするリスクがあります。
非正規修理店での作業後に不具合が起きた場合、携帯会社の保証サービスから外れるかもしれません。スマホのバッテリーは、できる限りキャリアに交換してもらいましょう。
7.どこでもスマホ長時間充電OK!Jackery Solar Generatorで快適スマホライフを
スマホの寿命を長持ちさせたい人は、ポータブル電源とソーラーパネルセットがおすすめです。Jackery(ジャクリ)最小サイズの「Jackery Explorer 100 Plus」でも、スマホの充電回数はモバイルバッテリーの約2倍です。また、ソーラーパネルとをセットで使うと、コンパクトな太陽光発電システムとして使えます。太陽光で繰り返しポータブル電源に充電できるので、長期間の停電や連泊キャンプでもスマホの電池切れに心配がありません。コンパクトな太陽光発電システムとして使えます。
ただし、Explorer 100 PlusはAC電源(コンセント)の家電に接続できません。エアコンや電子レンジなど、さまざまな家電を使いたい人はAC出力対応のモデルを購入しましょう。AC出力対応のポータブル電源なら、災害時の非常用電源・アウトドアの快適化など、幅広いシーンに対応可能です。
災害時の避難生活 |
釣り・車中泊・キャンプなどのアウトドア |
● 冷蔵庫で食材を保管できる ● 電気ケトルでお湯を沸かせる ● 電子レンジでレトルト食品を加熱できる ● 扇風機や電気毛布・エアコンで暑さ・寒さをしのげる |
● 小型冷蔵庫で野菜や肉を傷めずに持ち運べる ● 車のバッテリーに頼らずスマホやタブレットを充電できる ● 投光器を使って魚を集められる ● 炊飯器で炊きたてのご飯を食べられる |
夏の暑さや冬の寒さをしのぐためには、冷暖房での体温調節や電子レンジによるレトルト食品の加熱が欠かせません。ソーラーパネルがあれば、地震や台風で停電が長く続いたときも家電を継続して使えます。
当社Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、13年間で500万台以上も使われている製品です。購入者の98.9%が友人におすすめするほどの満足度を誇ります。信頼性の高いポータブル電源をお探しの人は、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源をお試しください。
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8.まとめ
スマホの電池の寿命が劣化すると、電池の最大容量減少・電源の突然の再起動・電池の膨張や発熱などの不具合が現れます。不具合を避けるためには、以下の方法で電池の寿命を延ばすことが大切です。
・画面設定を暗めにする
・高温・低温の環境を避ける
・メーカー推奨のアダプターを使う
・バッテリー残量がなくならないようにする
・電池の消耗が激しいアプリ・設定を見直す
スマホは仕事や買い物、公共料金の支払いなどに欠かせない必需品です。日常生活を不便にしないためにも、この記事の対策とポータブル電源でバッテリー寿命を安定させましょう。
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