家電別で簡単な節電方法20選まとめ!すぐできる節電アイデアで家計を守ろう
「節電って言われても何から取り組めば良いかわからない」「かんたんに節電できて電気代を安くする方法ないかな」こんなことでお悩みではないでしょうか。
2023年6月1日から大手電力7社が電気料金(規制料金)を値上げ、平均で最大39.7%の値上げとなっています。今までと同じ生活をしていたら、値上げを受け入れて晩御飯のおかずを1品減らさなければなりません。そんなことにならないように、暮らしの中で節電の工夫を取り入れて電気代を節約しましょう。今回は電化製品別の節電方法と、暮らしの中で節電できる工夫を紹介して行きます。この記事を読んで、すぐできる節電方法を試してみてください。
エアコンの節電方法は温度設定がポイント
家庭の電力を節電するなら、まずはエアコンからです。
「家庭における家電製品の一日での電気使用料の割合」によると、エアコン使用率は、夏で34.2%・冬で32.7%ともっとも多い数値になっています。
エアコンの使い方を見直して節電できれば、電気代削減に大きな効果があるんです。
エアコンの節電方法は以下2つがあります。
●設定温度を変更する
●エアコンのタイマーを活用する
では、エアコンの節電方法について解説していきます。
①設定温度を変更
エアコンの設定温度を変更すると、節電になります。設定温度の変更による節電効果としては、夏・冬で以下のような効果があります
●夏:冷房の温度設定を1℃高くすると約13%(70W)の消費電力削減
●冬:暖房の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力削減
具体例をあげると70Wの消費電力を節電できたら、1日6時間エアコンを使うとして1ヶ月約390円も電気代を節約できます。(電力料金目安単価)
エアコンの設定温度を変更して、節電を心がけましょう。
③サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させる
サーキュレーターを使ってエアコンから出る空気を部屋全体に行き渡らせれば、設定温度を下げられて節電につながります。
空気には温度によって、以下のように一部分に溜まってしまう場所があります。
●冷たい空気:部屋の床にたまる
●暖かい空気:部屋の天井付近にたまる
空気の性質によって上記のような現象が起きるため「設定温度は低いけど、なぜか暑い」なんてことになりがちです。サーキュレーターで、部屋の空気をかき混ぜてあげるとエアコンから出た空気が部屋全体に行き渡ります。設定温度を変えずとも、心地よい室温を保てるわけですね。
エアコンはサーキュレーターと併用して、効率よく使いましょう。
➃フィルターはこまめに清掃する
エアコンのフィルターは、2週間に1回を目安に掃除しましょう。エアコンはフィルターが目詰まりしていると、空気の吸い込みが悪くなり運転効率が落ちてしまいます。運転効率が低くても、部屋の設定温度に近づけるためエアコンは頑張るため、余計な電力を使うわけです。
フィルターをこまめに掃除すれば、4%の消費電力削減になるというデータもあります。
(出典:環境省 家庭でできる節電アクション )
エアコンのフィルターはこまめに掃除してあげましょう。
⑤エアコンのタイマーを活用する
冷蔵庫の節電方法は食材の入れ方に注意
エアコンに次いで、2番目に家庭における家電製品の一日での電気使用料の割合の高いのが冷蔵庫。
冷蔵庫は、24時間365日フル稼働で働いてくれているためちょっとしたことでも節電効果が期待できます。
冷蔵庫の節電方法は以下4つがあります。
●温かいものは冷ましてから入れる
●詰め込みすぎない
●適切なスペースを開けて置く
●節電になる使い方
一つずつ解説していきます。
●温かいものは冷ましてから入れる
温かいものは冷ましてから冷蔵庫に入れてください。
冷蔵庫の中に温かいものを入れると、庫内の温度が上がってしまいます。上がった温度を下げるため冷蔵庫は電力を消費するんです。
温かいものを冷ましてから入れると、庫内温度の上昇が抑えられ節電につながります。
節電のために、カレーやシチューなど温かいものは冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
●冷蔵庫内に物を詰め込みすぎない
冷蔵庫内に物を詰め込みすぎると、電力を多く消費します。冷蔵庫内に物が多いと、冷気の流れを妨げられ庫内が冷えにくくなります。
冷蔵庫は庫内をもっと冷やそうと電力を消費してしまうわけです。
「冷蔵庫がいつもいっぱい」という方は、ジャガイモ・サツマイモや常温保存可能な缶詰などを無理して冷蔵庫に詰めていませんか?
冷蔵庫に入れなくても良いものと入れたほうが良いものを見極めて、冷蔵庫内の整理をしましょう。
●冷蔵庫の置き方は適切なスペースを
冷蔵庫は壁に密着していると、放熱がうまく行かずに冷えが悪くなります。冷えが悪くなると、冷蔵庫はムダな電力を消費してしまうんです。参考までにPanasonicの冷蔵庫には以下のような設置スペースが必要なようです。
●3ドア以上:上部50cm以上・左右5mm以上
●2ドア:上部30cm以上・左右2cm以上・背面7cm以上
●1ドア:上部10cm以上・左右2cm以上・背面10cm以上
上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合の電気代を比較すると、年間1,400円も節約になります。
(出典:資源エネルギー庁 )
メーカーによって違うので、説明書を確認しながら冷蔵庫の設置スペースを見直してください。
適切な設置スペースを開けて冷蔵庫を設置して、節電につなげましょう。
●冷蔵庫の使い方で節電
冷蔵庫の設定温度と開けている時間を短くするなど、使い方を工夫すれば節電になります。冷蔵庫は、設定温度を強から中にすれば、年間約1,910円の節約になります。
(出典:資源エネルギー庁)
周囲の温度に影響されるので、夏は強・冬は中のように使い分けしましょう。
また、ドアの開閉も回数が増えると庫内温度が上昇してしまい、余分な電力を消費します。
最小限のドア開閉+素早く物を取る意識を持って、生活をしましょう。冷蔵庫の使い方を見直し、節電してみましょう。
洗濯機は乾燥機能の使い方で節電
洗濯機の使用を2日に1回に抑えるなど、洗いをして乾燥機を動かす機会を減らすと節電になります。
例えば日立製作所の洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-NX120Fは、乾燥1回あたり1,130Whの電力を使います。
(出典:日立製作所 お客様サポート )
金額に直すと、1回当たり35円です。1年間365日毎日使うと約12,775円も電気代がかかります。2日に1回にすれば、約6,400円も電気代を節約できます。洗濯乾燥機の使用回数を減らして、節電しましょう。
トイレの温水洗浄便座フタを開きっぱなしにしない
温水洗浄便座で電力を使っているのが、便座を温める暖房機能。便座を開けっ放しにしないと節電につながります。
なぜなら、フタを開けっぱなしにして冷えた便座を温めるために電力を消費するからです。
フタを閉めた場合と、開けっ放しの場合では年間1080円の電気代も節約になります。
(出典:資源エネルギー庁 )
トイレは、便座を開きっぱなしにせずに節電しましょう。
照明は使わないかLEDへ交換して節電
家庭の照明は、
●必要ない照明は使わない
●LEDへ交換
すれば、節電ができます。
12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1時間短くすると、年間で4.38kWhの節電になります。金額にすると1灯あたり約140円です。
(出典:資源エネルギー庁 )
廊下と玄関と階段の3つの場所で蛍光ランプの使用時間を1日4時間短縮すれば、1,680円の節約になりますね。また、白熱電球からLEDに交換する節電方法もあります。54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換すると年間約2,790円の節約になります
照明は毎日使うものですので、ちょっとしたことが大きな節電効果を生みます。こまめ照明を消して節電しましょう。
使わない電化製品のコンセントは抜く
ポータブル電源で節電する方法
ポータブル電源を置き型のソーラーパネルで太陽光充電して使えば節電につながります。
ポータブル電源は、大容量のバッテリーを搭載して蓄電して様々な家電に給電する持ち運び便利なアイテムです。モバイルバッテリーの大容量版と思ってもらえればわかりやすいですね。
では、ポータブル電源と置き型ソーラーパネルを使った節電方法とおすすめの商品を紹介します。
●ポータブル電源で節電する方法①:夜間電力でポータブル電源を充電して使う
節電というより節約になりますが、電気代の安い夜間電力でポータブル電源を充電して、昼に使えば電気代を削減できます。
東京電力の「夜トクプラン:夜トク8」では、1kWhあたりの電力料金単価(税込)が、
●午後11時〜午前7時:31.84 円
●午前7時〜午後11時:42、80円
と10.96円も差があります。
昼間に使う扇風機やテレビ、パソコンなどを夜間電力で充電したポータブル電源で使えば節電になりますね。
ポータブル電源を夜に充電して、昼間に使う方法で電気代を浮かせましょう。
●ポータブル電源で節電する方法②:ソーラーパネルとセットで太陽光発電
ポータブル電源をソーラーパネルと接続し、太陽光発電で充電すれば「電気代0円」で電化製品を動かせます。「ソーラーパネルなんて屋根に載せてないよ」という方もご安心ください。
Jackeryのソーラーパネルは置き型のため、工事不要。晴れていれば庭やベランダに広げるだけでポータブル電源に太陽光充電ができます。ソーラーパネルと合わせて蓄電池の購入を検討されている方は、ポータブル電源+ソーラーパネルもおすすめです。工事不要で太陽光システムを手に入れ電気代まで浮かせらえるので、浮いたお金を他のことに使えちゃえますね。
環境とお財布に優しい節電方法を、ポータブル電源とソーラーパネルですぐに導入しましょう。
●ポータブル電源で動かせる家電
「ポータブル電源でどんな電化製品が動かせるの?」と疑問をお持ちの方もいますよね。
例えば、Jackeryポータブル電源2000Plusは、3000Wの高出力と2042Whの容量で以下のような電化製品が動かせます。
製品 |
消費電力 |
利用時間/回数 |
ブレンダー |
300W |
約4.7時間 |
炊飯器 |
330W |
約5.2時間 |
電子レンジ |
960W-1160W |
約1.5時間 |
エアコン |
1000W |
約2.3時間 |
コーヒーメーカー |
1500W |
約1.1時間 |
電気ケトル |
1200W |
約0.6時間 |
家にある電化製品はほとんど動かせますね。
ただし、ポータブル電源には定格出力というものがあります。定格出力を超える消費電力の電化製品は使えないのでご注意ください。
例えば、Jackeryポータブル電源400は定格出力200Wのため電子レンジやドライヤーなど出力の高い電化製品は動かせません。
ポータブル電源で動かしたい電化製品の消費電力をチェックして、ポータブル電源を選びましょう。
●太陽光発電ならJackery Solar Generatorがおすすめ
ポータブル電源+ソーラパネルならセットになっているJackery Solar Generatorがおすすめです。工事不要のソーラーパネルとポータブル電源のセットだから、購入後にすぐ節電対策としてお使いいただけます。
気になる充電時間は、ソーラーパネル6枚でJackeryポータブル電源2000Plusを充電した場合フル充電まで2時間という速さです。
「充電してないから今日は使えないな」という心配は入りません。朝7時に充電すれば、夏の電力消費がピークを迎える昼頃に間に合います。
Jackeryのポータブル電源は全て持ち運びを前提としておりコンパクト。ソーラーパネルも折り畳めば540mm×615mm×40mmと薄く収納もしやすい大きさです。雨の日などで、ソーラーパネルを使わない日でも収納場所に困る心配が少なく済みますね。
Jackery Solar Generatorで太陽光発電を導入して節電生活を始めましょう。
Jackery Solar Generator 2000 Plus
(ポータブル電源2000PLUS+ソーラーパネル200W)
容量:2042Wh
定格出力:2000W
フル充電:14時間(Solarsaga 200W×1枚)
Jackery Solar Generator 2000 Pro
(ポータブル電源2000Pro+ソーラーパネル200W)
容量:2160Wh
定格出力:2200W
フル充電:7.5時間(Solarsaga 200W×2枚)
Jackery Solar Generator 1500pro
(ポータブル電源1500Pro+ソーラーパネル200W)
容量:1,512Wh
定格出力:1800W
フル充電:11時間(Solarsaga 200W×1枚)
Jackery Solar Generator 1000 Pro
(ポータブル電源1000Pro+ソーラーパネル100W)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
フル充電:13.5時間(Solarsaga 100W×1枚)
Jackery Solar Generator 1500
(ポータブル電源1500+ソーラーパネル100W)
容量:1,534Wh
定格出力:1800W
フル充電:11時間(Solarsaga 100W×2枚)
Jackery Solar Generator 1000
(ポータブル電源1000+ソーラーパネル100W)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
フル充電:13.5時間(Solarsaga 100W×1枚)
Jackery Solar Generator 708
(ポータブル電源708+ソーラーパネル100W)
容量:708W
定格出力:500W
フル充電:11時間(Solarsaga 100W×1枚)
暮らしの中でかんたんにできる4つの節電方法
普段の暮らしの中からも、節電する方法が以下の4個あります。
●カーテンを閉める
●家で1人なら自分だけを快適にする
●寒いときは加湿・暑いときは除湿
●家族で集まって生活
一つずつ解説して行きます。
●カーテンを閉める
カーテンを閉めれば、窓からの熱損失を少なくできます。夏の冷房時で室外から入ってくる熱の7割が窓から入ってくるんです
カーテンを閉めておけば、
●外からの熱を入れない
●中の冷やした空気や温かい空気を逃がさない
というメリットがあります。エアコンの効きが良くなり、夏なら設定温度を1℃下げるための手助けになります。
カーテンを閉めて、家の断熱性を高め節電しましょう。
●家で1人なら自分だけを快適にする
家で1人だけで過ごすのに、部屋中を快適にするエアコンを使うのはもったい無いです。着る服や使う家電を工夫すれば、エアコン無しでも快適に過ごせます。例えば、
●夏なら薄着・冬なら厚着
●電気毛布を使う
●冷風機で自分だけを冷やす
●靴下を履く
などがあります。
快適に過ごせる範囲でエアコンを使わない工夫をすれば、節電につながります。
●寒いときは加湿・暑いときは除湿
湿度を調整すると体感温度が変わってエアコンの設定温度を変更できま、節電できます。
具体的には、
●湿度が高い→暖かく感じる
●湿度が低い→涼しく感じる
となります。快適な湿度と言われている、40%〜60%を目指して湿度を調整してみましょう。湿度の調整方法としては、夏は除湿機・冬は加湿器がおすすめです。
室温に加えて、湿度も管理して快適な体感温度を目指し、節電して行きましょう。
●家族で集まって生活
古い電化製品は買い替える!10年で家電が進化
古い家電を買い換えれば、節電につながります。
10年前のエアコンと最新のエアコンを、「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」で比較してみました。2013年製の7~10畳用エアコンと最新型のエアコンを比べたら、年間消費電力で132kWhも節電になるようです。電気代に直すと、4,090円とかなりお得ですね。
古い家電は買い替えた方が、節電になります。懐事情と相談しながら、買い替えも検討してみてください。
家電を買い替える場合、どの製品を買えばいいか迷っている方には、【ぐーちょ】商品情報紹介サイトがおすすめします。みんなが興味を持っている数ある商品やサービスの中からおすすめなモノを厳選してお届けします。 大手家電量販店で販売員やバイヤー・家電アドバイザー有資格者・メーカー商談を長年行なっているスタッフが所属しています。
まとめ
節電の方法は、
●家電ごとに使い方を工夫する
●ポータブル電源を活用する
●暮らし方で工夫する
●家電を買い替える
の4つに大別されます。
取り組みやすいところから節電をしてみて、暮らしの中で少しずつ改善していきましょう。
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