【2023年度】冬季の電力不足は大丈夫?節電を余儀なくされたときの備え

【2023年度】冬季の電力不足は大丈夫?節電を余儀なくされたときの備え

冬が到来し、寒さを凌ぐために部屋に入ると暖房設備に手が伸びる方は多いのではないでしょうか。冬の寒さ対策の必需品ともなっている暖房器具や部屋の空調システムは、ほとんどのものが電気で動くようになっています。冬季の電力の需要が高まるのは必然と言えるでしょう。

「電力は足りているのか」

という不安を感じたことはありませんか?今回の記事では、冬季における電力不足についてくわしく解説します。また、節電を余儀なくされたときの冬の節電対策についてもまとめていますので、節電に対して興味のある方は最後までじっくり読んでくださいね。

【2023年】今年の冬の電力不足は大丈夫?

毎年、電気の使用量が増加する夏期と冬期には、場合によって電力不足による「節電へのご協力のお願い」が取り立たされることがあります。冬季は大雪警報が発令されたときなど、暖房設備の使用量が一気に増えるため、一部の地域で電力不足に陥ることも珍しくありません。

2023年の冬季は、電力不足になるのでしょうか。総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会(以下、小委員会)がまとめた調査結果に基づき、気になる電力事情をくわしく解説します。

●2023年度冬季の電力需要に対する予備率

小委員会がまとめた調査によると、2023年度冬季の電力需要に対する供給力の余力を示す予備率は、全エリアにおいて安定供給に最低限必要な3%を確保できているとのこと。

したがって、節電要請はしないとありました。ただ、確保している供給力の中には老朽化した火力発電所が含まれていることもあり、設備トラブルなどのリスクを踏まえると予断を許さない状況なのだそうです。このことから、発電事業者に対する保安管理の徹底と省エネ支援策を通じた需要対策が求められています。

参照元:経済産業省HP

●電力の予備率とは

電力の予備率とは、電力需要に関して安定した電力を供給できる余力がどれくらいあるかを示したものです。電力の需要にはみなさんの自宅で使用している電気量が一定ではないこともあってブレが生じます。そのブレが約3%くらいだそうです。

この3%以上の余力を確保できている状態が、必要最低限必要な電力量となります。もし、この予備率3%を下回った場合、電力供給量が不足することになります。

● 電気は備蓄できない

「電力は貯めておけないの?」

と、疑問に思う方はいらっしゃるかと思いますが、電気は大量に貯めておくことができません。本来、電気を備蓄するために必要なバッテリーは、個人やご家庭で使用する大きさのもの。たとえば、モバイルバッテリーやポータブル電源がそれに該当するものとして市販されていますね。

しかし、全国の人々が使用する電気を賄える量を備蓄できるバッテリーが存在しないのです。だから、全国で使用されている電気を逐次発電することによって賄っている状態です。

冬に電力不足が起きやすい4つの原因

冬に電力不足となる背景にあるもの

電気は大量に貯めておくことができないため、その都度発電し続けなければならないのが今の電力発電の状態です。では、冬の電力不足となる原因は、どんなものがあるのか。冬の電力不足が懸念される背景にあるものをくわしく解説します。

①発電所で電気をつくる資源が不足する

1つは発電所が電気をつくるために必要な資源の不足です。日本は電気をつくるために必要な資源のほとんどを海外からの輸入で賄っています。たとえば、火力発電に必要な天然ガスがその1つとしてあげられます。その天然ガスの輸入に関しては、

「資源確保は世界情勢に大きく影響してしまう」

ことが資源不足となる大きな理由となっています。2022年にロシアとウクライナの戦争で日本に世界のエネルギー情勢が変わりました。太陽光発電や風力発電は、天候に左右されて安定した電力を供給できないこともあり、現在の日本は原子力発電と天然ガス(LNG)による火力発電によって何とか持ちこたえている状況です。

②大寒波の影響で一気に電気の需要が高まる

寒いとき、暖房のスイッチを「ON」にして寒さを防ぎます。大寒波がやってくると、その分だけスイッチを入れる暖房器具の総量が多くなるのは言うまでもありません。電気を必要とする、

  • ・エアコンなどの空調設備

  • ・石油ファンヒーターなどの暖房器具

  • ・屋内で過ごす時間帯が増える

などの理由から、全国の電気需要が一気に高まると、電力不足になる可能性が高まります。とくに、夕方から夜にかけては日が沈み一気に気温が低くなる「魔の時間帯」です。大寒波がやってくると、頼りにしていた太陽光発電も、満足に発電できずさらに電力不足を悪化させる原因となります。

③エネルギー資源の価格の高騰

前述した世界エネルギー資源の情勢は大きく変わりました。資源を輸入しづらくなってしまったことも含めて、エネルギー資源の価格の高騰も電力不足となる原因になっています。

  • ・中国の石炭火力発電から天然ガス火力発電への大幅移行

  • ・ヨーロッパ諸国が力を入れている風力発電で賄えなかった分の火力発電の需要

など、クリーンなエネルギーとして活用されている天然ガスの需要が各地で高まったことが、エネルギー資源の価格高騰の引き金となっています。

④コロナの影響が緩和されたことによる需要の変化

ただ、冬の電力不足が懸念される中で、幸いしていることもあります。それは、コロナ沈静化による需要の変化です。「ステイホーム」を余儀なくされていた状況から、今年はコロナが沈静化したことによって外出される方が増えています。

「外出する機会が増え自宅の滞在時間が減った」

ことで、電気の需要が抑えられたことが、2023年冬季の必要な電力量を維持できている1つの理由となっています。

冬季電力不足が起きた際わたしたちができること3選

冬季電力不足が起きた際わたしたちができること3選

電気が使えなくなったとき、不便さを感じるのは言うまでもありません。電気のある暮らしに慣れてしまった私たちは、依存してしまっている状態です。しかし、このまま電力不足に悩まされながらの生活は不安ですよね。

もしものときのために、電力不足に陥ったときの対策や備えを準備することは大切です。災害時の停電対策にもつながりますし、この機会に冬季の電力不足に対する対策を考えてみましょう。

①電気の使用を極力抑えた寒さ対策を行う

電力不足に陥ったときのために、電気を使わない寒さ対策の準備をしましょう。もし、電気が使えなくなった時でも暖が取れるものを備えておくことで、電気の供給が滞ってしまったときや、使用制限がかかったときに使えます。たとえば、

  • ・体温を守るために重ね着ができる服を準備しておく

  • ・手軽に使えるカイロを備蓄しておく

  • ・電気を必要としない暖房器具(ガスヒーターや石油ストーブ)を用意する

などが対策としてあげられます。ガスヒーターは、カセットボンベで使用できる持ち運びができるものを用意しておくと、使いたい場所で使えて便利です。

②自家発電ができる環境を整える

電気の供給が絶たれたとしても、自家発電ができる環境が整っていれば電気を使うことができて不便なく生活が可能です。もっとも身近なものだと、

  • ・太陽光から電気をつくれるソーラーパネル

  • ・燃料で動く発電機

があげられます。自宅の屋根に設置するソーラーパネルは高価で準備するのに躊躇する方もいらっしゃるでしょう。手軽に準備したいのであれば、アウトドアや災害などで利用できるソーラー発電機Jackery Solar Generatorががおすすめします。

③停電になったときの備えを事前に準備しておく

電力不足に陥ったときの対策は、災害時の停電の備えとしても使えます。停電対策も踏まえた備えとして準備しておきましょう。たとえば、

  • ・カセットガスを利用したヒーターやガスコンロ

  • ・充電式の照明器具

  • ・スマホの充電や家電を使えるポータブル電源

などを自宅に災害対策として準備しておくと、もしものときのために利用できます。電気が使えなくなると家電製品は使えません。家電製品が使えなくなったことで不便さを感じるところから代替品や必要なものを考えると良いでしょう。

冬電力不足問題が起きた際に便利なJackery Solar Generator

冬電力不足問題が起きた際に便利なJackery Solar Generator

電力の需要が高まる傾向にある冬季にもし電力不足となったとき、一時的な停電や節電を迫られる可能性があります。その停電や節電の時間帯に別の電力供給源を持っていれば、不足している電気を賄うことが可能です。

Jackery Solar Generatorを持っていれば、太陽光から電力を発電し、電気を必要な家電製品に供給することができます。ここでは停電や節電対策におけるJackeryを使った対策についてくわしく解説します。

●Jackery Solar Generatorで節電&災害対策

Jackery Solar Generatorは、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった設置工事不要な太陽光発電システムです。太陽光の力で発電した電気は、ポータブル電源に蓄え家電製品に必要な電力を供給してくれます。

  • ・太陽光発電によってつくられた電気をポータブル電源に蓄え様々な家電に使える

  • ・災害時の停電の際には、事前に貯めた電気を必要な場所に持ち運び使えるようになる

など、節電対策としても、もしものときの災害対策として大いに期待できる製品です。また、Jackeryなら品揃えが豊富なので付属するポータブル電源の容量サイズを選ぶことができます。予算や大きさなどの都合で選べるバリエーションの広さも、Jackeryを選ぶうえでおすすめです。

●おすすめ製品「Jackery Solar Generator 2000 Plus」

製品名 Jackery Solar Generator 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●おすすめ製品「Jackery Solar Generator 1000 Plus」

Jackery Solar Generator 1000 Plusの容量は1264Whの大容量と2000Wの定格出力を持っています。自宅で普段使用している家電製品は、消費電力が高いものでも1500Wくらい。2000 Plusと同様にほぼ全ての家電製品が使えるポータブル電源がセットになった製品です。1000 Plusの特徴は、大容量の割にコンパクトに設計された持ち運びやすさです。

  • ・持ち運びができる重さ(約14.5kg)で災害時の避難するときに持っていける大きさ

  • ・容量に物足りなさを感じるときは、最大3基まで補助バッテリーを増設できる

  • ・合計4つのUSBポートで家族分のスマホを同時に充電可能

災害時の連絡手段や情報収集など、スマホは欠かせないものとなります。ソーラーパネルは折りたたみ式なので、使わないときにはコンパクトに収納できます。持ち運びも手軽にできるので、ぜひセットで備えておきたい製品です。

製品名 Jackery Solar Generator 1000 Plus

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

まとめ:電力不足になっても生活できる備えが必要

現在の日本では、電力事情は厳しいものがあります。年々電気代も上がっていることから、電力不足も含めて節電することで電気代の節約にも意識を向けて行かなくてはなりません。

「今が大丈夫ならそれでいい」

という考えはとても危険です。後悔しないためにも電力不足や災害によって不便な暮らしを強いられることがないよう、備えは少しずつでも準備していきましょう。

今回の記事では、冬季の電力需要と供給事情、電力不足になる可能性についてまとめ、皆様に節電の意識と対策の重要性についてまとめています。近年の異常気象による災害対策も含め、備えは必要だという認識を持っていただけたら幸いです。


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