停電対策のおすすめグッズ8選!夏・冬用のアイテムや注意点も紹介
消費電力の高い電化製品を同時に使用すると起きる停電は、ブレーカーを上げれば解決ですが、災害による停電は復旧に時間がかかります。停電が長引くことで、暗闇の中で過ごすことになるだけでなく、冷蔵庫の中の食品の腐敗や外部と連絡が取れなくなる等の二次被害が起こるのです。
この記事では、万が一の停電対策として必要なグッズについて紹介します。夏場や冬季の停電対策で必要なグッズも解説するので、停電の備えを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
停電対策で準備しておきたいグッズ8選
達は普段の生活で電気の力は欠かせません。いざ停電が起きるとトイレの水が流れなかったり、温度調節ができなくなったりと電気の恩恵を改めて感じることでしょう。停電が起きても普段通りの生活を続けるためには、これから紹介する8つの停電対策グッズを準備する必要があります。
●ポータブル電源
停電で電気の供給が途絶えても、電気を供給し続けられるグッズがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大容量の電気を蓄え、電化製品に対してAC電源が供給できる持ち運びできる蓄電池を指します。停電時にポータブル電源があるメリットは次のとおりです。
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·エアコンやクーラーを稼働させ、温度調節ができる
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·ガス栓を閉めた状態でも電気ケトルでお湯を沸かして、体が洗える
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·電子レンジやオーブンを使用して加熱調理が行える
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·スマホを充電して、外部との連絡手段を確保できる
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●飲料水・生活用水
人間は食べ物がなかったとしても2〜3週間は生きられると言われています。しかし、水を一滴も飲まなければ4〜5日で命を落としてしまうのです。それほど重要な水は、停電になると確保が難しくなります。
大規模な停電によって浄水場が機能しなくなれば、水道水の供給が途絶えます。生命維持を最優先に考え、飲料水を確保しましょう。備蓄する量の目安は1人1日3リットル、7日分です。
また、断水するとトイレやシャワーの水も流れなくなります。生活用水も飲料水と合わせて確保しておくと良いでしょう。
●LEDライト
ガスや石油を使わず、充電又は乾電池による電気で稼働するLEDランタンは、停電時に重宝します。LEDランタンが停電時にあると便利な理由は次のとおりです。
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·燃焼時の一酸化炭素中毒や火災のリスクがない
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·LEDを光源としているため、室内全体を照らせる明るさを持つ
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·連続して使用できる時間が長い
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·予備のバッテリーや乾電池を用意していれば、数日間使用し続けられる
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●非常食
停電から2〜3時間が経過すると、冷蔵庫の冷えがなくなり、食品の腐敗が始まります。冷蔵庫の中身は食べられないことを想定し、家族全員分の非常食を備蓄しておくと良いでしょう。停電時の非常食に向いている食品は次のとおりです。
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·ツナ缶、サバ缶、トマト缶などの缶詰類
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·お菓子類
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·常温保存ができるトマト、キャベツ、じゃがいもなどの野菜
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·インスタント食品
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·乾パン
●携帯トイレ
停電が起きても断水が起きなければトイレの水は使えます。しかし、スペースを節約できるタンクレストイレを採用している自宅では、電磁弁という電気で動く蓋をしているため、停電時には水が流れなくなります。
そのため、便を入れる袋と吸水シート、凝固剤がセットになった携帯トイレを持っていると便利です。災害と同時に停電が起きた場合はごみの収集も停止していることがあります。便が入った袋を自宅に保管できるように下記の点に注意してください。
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·袋が破けて中身が出ない丈夫な素材
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·除菌・消臭効果がある
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·凝固剤が固まる速度が早い
●手回しラジオ
レバーを回すことで電気を蓄え、その電気でラジオを受信できるのが手回しラジオです。停電が発生すると、復旧の目処や被害状況に関する情報収集が欠かせません。電力が使えない状況でも使用できる手回しラジオがあることで、簡単に情報収集が可能になります。
ラジオの中には次のような停電時に役立つ機能があるタイプもあるので、参考にしてみてください。
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·照明代わりになるライト機能
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·SOSサイレンが鳴る機能
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·スマホなどを充電できるモバイルバッテリー機能
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●救急セット
停電時の傷や急病の応急処置として救急セットを準備しておくと便利です。夜に停電した場合や、数日間電気が復旧しない場合など、散乱した家財が見えずに傷を負ってしまうことも考えられます。また、自然災害による手傷を負っている可能性もあるでしょう。
停電や災害発生時は病院に患者が殺到することが想定され、すぐに治療を受けられるとは限りません。一通りの応急処置ができる救急セットを用意しておくことで、家族の安全を守れます。
●現金
地域一帯が停電している場合、普段頼っているキャッシュレス決済が使えません。いくら口座にお金が眠っていても、キャッシュレス派という人は停電時には無一文と同じです。
必ず停電が復旧するまで生活できるだけの現金を、自宅に用意しておきましょう。停電によって停止するサービスと被害は次のとおりです。
停電で停止するサービス | 被害例 |
ATM | 現金を引き下ろせない |
ICカード | 現金がないと電車に乗れなくなる |
クレジットカード | 現金がないと支払えない |
夏の停電時にあってよかったグッズ3選
暑い夏の時期に停電が起きた場合は、室内の気温が上昇し、熱中症の危険が高まります。夏の停電時に用意しておくべきグッズは次の3つです。
●ボディシート
停電によって冷房器具の稼働が止まると、暑さの余り汗が滴るでしょう。ボディシートで汗を拭くことで清涼感も得られます。また、体のべたつきによる不快感を解消できるので、復旧が長引くことによるストレスを軽減できます。
大規模な停電で断水が起きた場合は、シャワーやお風呂に入れないので、ボディシートで体を拭くことで清潔感を保てるでしょう。ボディシートは冷感効果や除菌効果があるタイプを選ぶと、長期間の停電生活でも安心です。
●冷却スプレー
暑くなった体を素早く冷やす方法として、冷却スプレーがあると便利です。冷却スプレーを使うと首や頭、腕などを瞬時に冷やせます。また、消臭効果があるタイプを選ぶと、汗の臭いを防ぐことも可能です。
冷却スプレーに配合されている成分の中でも、「メントール」「乳酸メンチル」が含まれていると冷涼感が増します。また、「柿渋エキス」「茶カテキン」といった消臭成分が含まれているかも確認しましょう。
●乾電池式ハンディファン
電気がなくても使用できる扇風機である乾電池式ハンディファンは、暑さ対策アイテムとして重宝します。扇風機の中でも乾電池式ハンディファンが停電時に最適な理由は次のとおりです。
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·予備の電池を準備していれば連続して稼働し続けられる
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·風を当てたい箇所にピンポイントで当てられる
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·持ち運びやすく、避難する際にも使用できる
冬の停電時にあってよかったグッズ3選
冬場の停電時には暖房器具が一切使用できなくなるため、寒さ対策が必要になります。加熱調理ができた方が体を芯から温められるでしょう。冬の停電時にあると便利なグッズは次の3つです。
●防寒着
電気を使用せずに体を暖めるには、着ている衣服で対策を取るのが最も容易です。停電が起きると洗濯機を使用できないため、復旧までに日数を要する場合、同じ防寒着を着まわすことになるかもしれません。衛生面に問題があるので、防寒着は複数枚用意するのがよいでしょう。保温効果の高いおすすめの防寒着は次のとおりです。
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·ダウンコート
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·ウインドブレーカー
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·ヒートテック
また、マフラーや手袋、厚手の靴下も複数枚用意しておくことで、手足の末端や首からの冷えを防げます。
●カイロ
停電中でも局所的に寒い箇所を温められるアイテムがカイロです。ポケットに入れておくことでいつでも取り出して手や首を温められる他、貼るカイロを背中や足腰に貼れば、体全体を温めることも可能です。
また、ガスや石油を使用しないので火災や一酸化炭素中毒の心配もいりません。低温火傷の危険はあるので、同じ箇所に長時間カイロを当て続けるのは控えたほうがよいでしょう。
●カセットコンロ
冬に停電して室内の気温が下がってくると、スープや鍋などの温かい汁物料理が冷えた体を温めます。オール電化でガスが使用できない場合や、地震が起きてガス栓を閉めている場合などはカセットコンロを使うことで手軽に加熱料理が可能です。
カセットコンロではカセットボンベを燃料としているため、予備のカセットボンベを複数用意しておくとよいでしょう。お湯を湧かせるので、夜は湯たんぽを使って快適に眠れるようになります。
停電対策グッズを準備する上での3つの注意点
停電に備える対策グッズを用意することも重要ですが、いざという時にすぐに使えるようにしておく必要があります。また、災害が発生したり、復旧が長引いたりした場合の避難を考慮する必要もあるでしょう。停電対策グッズを準備する上での注意点は次の3つです。
●すぐに使えるように一箇所にまとめておく
停電が発生しても、せっかく準備していた対策グッズが見つからないのでは意味がありません。停電対策用として買った物は普段使いはせずに一箇所にまとめておくと良いでしょう。
また、充電式のポータブル電源や扇風機などの電化製品は定期的に充電する必要があります。停電対策グッズは買ったら終わりではなく、管理もしっかりしましょう。
●ソーラーパネルを活用する
停電によってコンセントという電気の供給源をなくしても、太陽光を使えば電気を生み出せます。ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、自宅のコンセント代わりにすることが可能です。
複数のソーラーパネルを併用すると2時間ほどでポータブル電源をフル充電できる製品もあります。ポータブル電源には複数の出力ポートが備わっているため、あらゆる電化製品に給電できるのです。停電対策として準備したポータブル電源とソーラーパネルを組みわせて、コンセントからの電気を必要としない生活を実現してみてください。
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●災害による停電時の避難に備える
停電の原因が災害にある場合、早急な避難を要するケースがあります。いつでも避難しやすいように次のような対策を取っておくと、スムーズに行動できるでしょう。
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·停電対策グッズをリュックにまとめて収納しておく
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·避難時の行動リスト(※)を作成してグッズとセットでしまっておく
※:ガスと水道の元栓閉める、ブレーカーを落とす、プラグを外す等
停電時の非常用電源として重宝するおすすめのポータブル電源3選
停電が発生しても電気を供給できるポータブル電源。停電対策グッズとして普段通りの生活を送るためには、安全性が高く、高出力と大容量のポータブル電源を提供するJackery製がおすすめです。Jackery(ジャクリ)は、300万台以上の販売量と200以上のメディアに推奨されるほどの高い実績と信頼性があります。Jackery製のポータブル電源で、停電対策グッズとしておすすめなのは次の3機種です。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス
●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス
2042Whの大容量かつ3000Wの定格出力を備えた「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」と「ソーラーパネル 200W」をセットにした太陽光発電機Jackery Solar Generator 2000 Plus。
■商品の特徴:
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·3000Wの高出力により、消費電力の高い家電を同時に使用できる
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·ハンドル・キャスター付きのため、避難時にも持ち運びやすい
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·停電対策グッズとして365日保管しても、10%程度の自然放電に留められる
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·合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載しているため、停電の渦中においても安心して使用し続けられる
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·付属のソーラーパネルを接続して太陽光発電するなら、最速2時間でフル充電できる
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·最大12kWhまでバッテリーを拡張することで、復旧まで数日かかる場合も想定可能
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 | 2042(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ
1512Whの大容量と1800Wの定格出力を備えた「Jackery ポータブル電源 1500 Pro」と「ソーラーパネル 200W を組み合わせたJackery Solar Generator 1500 Proです。
■商品の特徴:
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·8基の温度管理システムと2つのスマートチップによる温度制御を搭載しているため、停電による気温の変動にも対応している
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·80%の電池残量で472日間も保管できるため、停電対策グッズに向いている
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·地震発生時に0.9mから3度落下しても問題ない
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·米国UL規格の最高「94V-0」を取得した耐火素材を採用している
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·LEDライトを105時間使えるので、停電時の照明代わりになる
製品名 | Jackery ポータブル電源 1500 Pro |
容量 | 1512Wh |
定格出力 | 1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
保証期間 | 5年間 |
まとめ|停電対策グッズを揃えて家族の安全を守ろう
停電が起きると、電気だけでなくガスや水の供給が途絶える場合もあります。万が一のケースに備えて、数日間は生活できるだけの食料や飲料水、現金を準備しておくのが望ましいです。また、ポータブル電源があることで停電が起きても電気の供給を続けられます。
この記事で紹介した停電対策グッズを揃えて、万全の備えをしておきましょう。
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