乾パンの衣で作るミラノ風カツレツ

キャンプやバーベキューなど、アウトドアでの調理といえば炭火を用いた料理が一般的ですが、もしも屋外にいながら自宅で作る時のような調理家電を使用した料理ができたら・・・それを実現してくれるのがポータブル電源です。大容量タイプであれば、ホットプレートやIH調理器などの家電調理器具も使用できます。作る料理は、イタリア料理の「ミラノ風カツレツ」。しかも衣に砕いた乾パンを使った新しいタイプのアウトドアごはんです。

せっかく屋外で調理家電が使えるので、今回はカツレツに挑戦することにしました。

しかも衣には、非常食の代表格である乾パンも使用していきます。長期保存のきく非常食として、乾パンを常備している人もいるのでは？ そんな中で賞味期限が近くなってきたときの消費方法として、そのまま食べるよりもひと工夫をしてみてはいかがでしょうか。

乾パンを砕いてパン粉にし、料理に使用します。もしご自宅に賞味期限の迫った乾パンがあれば、こういった使い方で消費して、新たに備蓄用を購入する「ローリングストック」を実践してみてはいかがでしょう。

ミラノ風カツレツといえば、子牛肉を叩いて薄くし、衣をつけて揚げるのが一般的なイタリア料理ですが、今回は、より身近な材料でトンカツ用豚肉を使います。

ラップで挟んだら、めん棒で叩いて薄くのばします。薄くのばすことで火の通りも早く、少量の油を使って揚げ焼きで仕上げることができます。

片付けも、キッチンペーパーでフライパンに残った油を拭き取るだけなので楽ちんです。

パン粉代わりに使用するのは、フードプロセッサーで砕いた乾パンです。普通のパン粉で作るのと変わらないサクッと美味しい仕上がりに。

乾パンのパン粉の中に粉チーズを混ぜ込むことで、チーズの良い風味とコクが出るので、調味料なしでも十分に美味しいです。

レモンをひと絞りしてもさっぱりと頂けますし、トマトソースやデミグラスソースなどをかけてもまた違った美味しさが楽しめます。

①乾パンは、フードプロセッサーに入れ、なるべく細かくなるまで砕く。

②トンカツ用豚ロース肉は、ラップとラップで挟み、めん棒で1.5倍の大きさになるまで叩いてのばし、塩コショウを両面に振っておく。

③①をバットにあけ、粉チーズを加えてよく混ぜ、粉チーズ入り乾パンのパン粉を作る。

④小麦粉と溶き卵もバットにそれぞれ入れ、小麦粉、溶き卵、③の順で衣をつける。

⑤フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、④を両面こんがりとするまで揚げ焼きにする。

⑥お好みでレモンやパセリを添えればできあがり。

※ラップ越しで直に肉には触れないので、ペグ打ち用に持参しているハンマーがあれば、それを使用しても構いません。

※角砂糖入りの乾パンの場合には角砂糖も一緒に入らないように取り除いてください。

賞味期限の近づいた乾パンは、パン粉にしてしまえば、フライにはもちろん、グラタンの上にまぶして焼いたり、ハンバーグのタネなど一気に幅広く活用でき、あっという間に消費できます。

また、レトルトカレーや包装米飯などの備蓄食料があれば、一緒に持ち出してカツカレーにするのもとても良いです。

※屋外で調理家電を使用する際は、対応する消費電力や電圧をお確かめの上ご使用ください。
※使用状況により、調理家電やポータブル電源の保証の対象外となる場合がありますので、取扱説明書や注意書きなどを十分ご確認ください。
※長時間使用時などで万が一安定的な電圧・電流が供給できなくなった場合、仕様通りの加熱ができない、または想定外の動作を起こす可能性があります。

＜ポータブル電源の充電の目安＞
Jackeryポータブル電源 1000をフル充電から使用した場合→調理時間1時間・およそ15％を使用
※使用する調理家電や環境によって消費電力は異なります。充電残量を十分ご確認の上、ご利用ください。

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